ロードレースから競輪選手に転向する生まれ持った才能と技術がある選手特集!

ロードレースから競輪選手に転向する生まれ持った才能と技術がある選手特集!

UPDATE:2019.09.11
競輪コラム競輪マメ知識

みなさんがロードレースと競輪の違いはハッキリ解りますか?

自転車の競技は沢山ありますが、ロードレースで活躍していた選手が、競輪に転向してくる事もあります。

今回は、ロードレースからの転向した選手や、競輪とロードレースの違いについて紹介したいと思います。

そもそも競輪とロードレースは違うの?

ロードレース 競輪 転向 違い

日本では自転車競技というと競輪を思い浮かべる人がほとんどだが、ヨーロッパなどでは自転車競技=ロードレースで、サッカーの次くらいの人気がある競技です。

自転車競技にも、トラック競技で競輪という種目があるが、競輪とはルールが若干異なります。

トラックレーサーはブレーキは付いてなく、固定式の一枚ギアのみだが、ロードレーサーにはブレーキ、18~20段の変速ギアがついています。
 
ロードレースは本来は公道を使って行うが、日本では交通規制の問題で公道をほとんど使用出来ない為、主にサーキットコースを使う事になります。
 
競輪などのトラック競技はバンクで行われます。

バンクには1周250m、333m、400m、500mがあり、国際レースでは250mのバンクで行われます。

簡単に陸上でいうと、ロードレースはマラソンで、ケイリンは100メートル走みたいな感じと言えばわかりやすいですよね。

ロードレーサーが競輪選手に転向する理由

ロードレースは、ワールドカップのクラシックレースでは1日に250㎞以上走ります。

またツールなどのステージレースは200㎞前後になります。

競輪に転向する選手は、サーキットなどのアップダウンがある場所で、200キロ以上のレースをした経験から強靭なスタミナを持っている為、スプリント系の競輪に転向しても活躍出来る選手が多く、ロードレーサーから競輪に転向して稼ぐ方も少なくありません。

そもそも、ロードレーサーの経験があれば、転向する事は考える人も多いと思います。

しかし、以前までは長距離で戦っていた選手が、いきなり短距離になるのは相当な努力とセンスが要求されます。

その為、現在は転向して競輪選手として活躍している選手は、どちらにも適している為、万能型の選手と言えますね。

ロードレースとは?

ロードレースとは 競輪 転向

自転車競技は風との戦いでもあり、速度に比例して空気抵抗も増してくる競技です。

先頭を走ると、もろに風を受け体力を大幅に消耗してしまうが、集団の中に入れば、風の抵抗をほとんど受けなく、体力を温存できるので、集団でびっしりくっついて走ります。

その為、要所要所では熾烈なポジション争いなどが行われ、選手同士の駆け引きやチーム戦略によってレースは展開されます。

ロードレースには、ツールのよう長期間にわたって行われるものばかりではなく、1日のみのレースで勝敗が争われるものがあり、2日間以上にわたって開催されるものをステージレース、1日のみ開催のものをワンデイレースと呼び大きく2つに分類します。

また、この2つのロードレースはそのレースの重要度によって、いくつものランキングによって分けられます。

またステージレースではステージ毎の個人タイムの合計し、総合時間で順位を競います。

代表的なステージレースは、ジロ・デ・イタリア(イタリア1周)、ツール・ド・フランス(フランス1周)、ヴエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン1周)が、ワンデイレースでは、ミラノ~サンレモ、パリ~ルーベ、ツール・デ・フランドルなどの別名クラシックレースと呼ぶものがあります。

こうしたレースが春から秋にかけてのシーズン中に、毎週のようにヨーロッパを中心に世界各地で開催されています。

また、クリテリウムという競技があり、これは一瞬にして街を走り抜けてしまうステージレースに対して、街中などの周回コース(1周1㎞ちょっとをだいたい80km走る)を走ることによって観衆が 繰り返し楽しめるように設定されたロードレースも存在します。

競輪は他競技からの転向選手が多い

ロードレース 競輪 転向 他競技

競輪は「他の競技から競技転向者が一番多い種目」とも言われています。

また、自転車競技本場の欧州では、スピードスケート出身の選手が自転車競技へと転向する例も少なくありません。

スピードスケートではオフシーズンに自転車でのトレーニングが取り入れられているほどです。

そこで、様々な競技からトラック競技/競輪へと競技転向した選手について紹介していきます。

ロードレーサーと二足のわらじの渡辺正光選手

ロードレース 競輪 転向 渡辺正光選手

続いては、個性的な経歴を持つ群馬グリフィンの渡辺正光選手です。

渡辺正光選手は、日本最高峰シリーズ「Jプロツアー」などにも出場していて、二足のわらじで活動を行う競輪選手です。

ロードレースと対極に思われる競輪選手として活躍しながら、Jプロツアーに参戦しています。

渡辺正光選手のプロフィール

渡辺正光選手は福島県出身の31歳です。

95期に競輪選手としてデビューし、現在はS級2班で活躍しています。

現在までに通算6回の優勝、1着は100回以上入っているかなり実力のある競輪選手です。

ロードレースでは昨年、エリートカテゴリーのチームLink TOHOKUに所属し、平坦レースを中心に好リザルトを獲得しました。

そして、今年から群馬グリフィンの一員となり、Jプロツアーに参戦し始めました。

一般的には、短距離種目の競輪に対し、長距離種目のロードレースは対極にあるとされ、選手の体つきや走り方も全く異なります。

しかし、Jエリートツアーのロードレースでも上位に入り、海外のプロ選手も参加するジャパンカップクリテリウムでの完走するなど活躍をしています。

渡辺選手はどのようにレースに対応しているか、練習環境や私生活について気になりますね。

ブラッドリー・ウィギンスは自転車競技からボート競技へ

ロードレース 競輪 転向 ブラッドリー・ウィギンス

続いての選手はロード/トラック選手として自転車界の歴史に名を刻んできたブラッドリー・ウィギンス選手です。

ロードレースではツール・ド・フランス優勝、タイムトライアル世界選手権&リオオリンピックで金メダル獲得と、かなりの功績を残してきた選手です。

トラック競技においてはオリンピックで7個ものメダル獲得(金4、銀1、銅2)、UCIトラック世界選手権では12個ものメダルを獲得し、8度も世界王者へと輝いている強者です。

2016年に自転車競技からの現役引退を発表した後、ボート競技へと転向しました。

ボート競技での東京オリンピック出場を目標にトレーニングに励んでいましたが、昨年2018年にオリンピック出場を断念し、引退となってしまいました。

自転車競技からボート競技の為にトレーニングを重ね、競技転向後は体重が30kgも増えたというので驚きですね。

ブラッドリー・ウィギンス選手は長距離選手らしい極限まで絞れた身体が特徴的でした。

ボート競技に転向してからはトレーニングによって体格が大きく変化しました。

転向し、競技が変わっても肉体改造ができるのはトップアスリートの才能があってこそなのでしょうね。

ブラッドリー・ウィギンス選手のプロフィールは?

ブラッドリー・ウィギンス選手の簡単なプロフィールを紹介します。

名前 ブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins)
生年月日 1980年4月28日
出身 イギリス
所属 引退→ボート競技
種目 ・ロードレース
・トラック中/長距離

主な実績
・ツール・ド・フランス総合 優勝(2012)
・タイムトライアル世界選手権 優勝(2014)
・リオオリンピック チームパシュート金メダル
・ロンドンオリンピック タイムトライアル金メダル
・北京オリンピック 個人パシュート金メダル、チームパシュート金メダル
・アテネオリンピック 個人パシュート金メダル、チームパシュート銀メダル、マディソン銅メダル
・シドニーオリンピック チームパシュート銅メダル
・その他UCIトラック世界選手権 メダル総獲得数12個

素晴らしい功績を残してきた選手が自転車競技から離れてしまったのは残念ですが、今後も何かしらの競技で活躍できることを期待しましょう。

過去の競技は様々!競輪に転向した選手達

競輪選手になるのは、絶対にロードレース選手だった人がなるわけではありません。

いろんなスポーツ選手が転向して競輪選手になっている人もいますので、今回は過去に全然違う畑にいた選手達を紹介します。

それでは有名な選手達を見ていきましょう。

松井宏佑選手はスピードスケートから転向した!

ロードレース 競輪 転向 松井宏佑選手

松井宏佑選手はスピードスケートから競艇へと転向した選手です。

日本ナショナルチーム短距離のルーキーながらも、ロシア遠征では初めての国際大会で優勝を飾った松井宏佑選手です。

松井宏佑選手はもともと、小学校から大学4年まではスピードスケートを専門とし、日本代表として国際大会にも出場した経歴を持っています。

競輪に転向して、デビューから1年足らずでS級特昇を果たすなど、今後もトラック競技/競輪での活躍に大きな期待を持てる選手の一人です。

松井宏祐選手のプロフィール

松井宏祐選手の簡単なプロフィールを紹介します。

名前 松井宏祐
生年月日 1992年9月24日
出身 日本・神奈川県
所属 競輪(神奈川・113期)/日本ナショナルチーム
種目 トラック短距離/競輪
主な実績 モスクワGP2019ケイリン 優勝
転向前競技 スピードスケート

スピードスケートから転向!ロリーヌ・ファンリーセン

ロードレース 競輪 転向 ロリーヌ・ファンリーセン

短期登録選手として日本でもお馴染みのロリーヌ・ファンリーセン選手です。

2010年バンクーバー冬季オリンピックスピードスケート1000mにて銅メダル獲得の経歴を持つメダリストです。

2014年に自転車トラック競技に転向し、2016年リオ・オリンピックに出場します。

2018年からはテオ・ボス率いるBEAT CYCLING CLUBに所属しているオランダ屈指のスプリンターです。

スピード選手の彼が、自転車競技に転向しているに再度別の競技でオリンピックに出るのは、信じられないですよね。

それほどの運動神経が高いのでしょう。

ロリーヌ・ファンリーセン選手のプロフィール

ロリーヌ・ファンリーセン(Laurine Van Riessen)の簡単なプロフィールを紹介します。

名前 ロリーヌ・ファンリーセン(Laurine Van Riessen)
生年月日 1987年8月10日
出身 オランダ
所属 BEAT CYCLING CLUB
種目 トラック短距離
主な実績 2018-19UCIトラックワールドカップ第1,3戦ケイリン 優勝
転向前競技 スピードスケート

まとめ

ロードレース 競輪 転向 まとめ

「競輪」には自転車競技以外から転向してきたスポーツのエリートが、数多く活躍しています。

もとロードレースの競技に携わっていた選手達が、競輪選手として新しい人生を歩んでいく事は本当に凄い事だと思います。

また、過去に違う競技で活躍した選手まで競輪の選手の転向するのは、もはや才能でしょう。

今後も、違う競技の選手が競輪に転向して来て凄い成績を残す時代が来るかもしれませんね。