競輪選手と言えば、かなりの太さの太ももを持っています。
いったいどんなトレーニングを積めば、鍛えることができるのか気になりますよね。
そこで、今回の記事では競輪選手に必要な筋肉の種類や筋力トレーニングのメニューについて紹介していきます。
競輪選手が日頃からいかに過酷なトレーニングを積んでいるのかが分かるかと思います。
また、競輪選手のような太い太ももになりたいという方も是非参考にしてみてください。
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目次
競輪選手はどの様なトレーニングを積んでいるのか
競輪選手たちはレースで勝つために、日々のトレーニングを欠かす事はできません。
日々の練習を積み重ね、毎日行うことで成果を上げられる選手となってきます。
競輪選手の太ももの太さはその証とも言えるでしょう。
しかし、限界まで鍛え上げられた筋肉は少しでもトレーニングを怠ってしまうだけで、すぐに落ちてしまうので日々のトレーニングを欠かす事はできません。
では、競輪選手たちはそれらの強い筋肉を維持するためにはどの様なトレーニングを積んでいるのでしょうか。
競輪選手のトレーニングは簡単に分けると、大きく2つに分けられます。
一つ目は、個人で行うトレーニングです。
師匠やトレーナーの支持に従いながらトレーニングを行います。
もう一つは、グループトレーニングです。
これは先輩や後輩たちとチームを組み練習に励みます。
上記の2つのトレーニングは競輪場を走行して練習するだけではなく、室内でウェイトトレーニングも行われています。
競輪選手専用の施設ではウェイトトレーニングを行い、脚を中心に体全体を鍛えています。
その目的としては、基礎体力や持久力を付けるのが目的です。
基礎体力や持久力を付けたら、競輪場のトラックでのトレーニングで瞬発力やスピードを高め、ウェイトトレーニングで必要な筋肉に負荷をかけて強化するというように、それぞれの練習場所で違うメニューをこなし、効率的にトレーニングを行っています。
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競輪選手に必要な筋肉
競輪選手の筋肉と言えば、やはり太ももに注目してしまいますよね。
彼らは自転車を漕いでいるだけのトレーニングで強靭な大腿部を作ったのでしょうか?
そうではありません。
競輪選手は競技練習以外にも筋トレメニューをしっかりと行い、きちんと計算されたトレーニングを行っています。
そして、競輪のレースで自転車を速く走らせるためには当然下半身の筋肉が重要となってきます。
また、競輪選手は周回を重ねるために持久力のある遅筋と最後の勝負どころでの爆発的なダッシュ力を生む速筋の両方がしっかりと鍛えられている必要があります。
遅筋は主に自転車を長時間漕ぐ競技練習で鍛えられますが、速筋は筋トレをしないと鍛えられません。
自転車に乗っている最中の姿勢の維持には体幹や背筋の力も必要になります。
このようなことからも競輪選手たちは日々全身の筋肉のバランスを考えてトレーニングしています。
こちらでは、競輪選手が速く走る為に必要な筋肉の部位を紹介していきます。
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上半身の筋肉
競輪選手が速く走る為には上半身の筋肉のトレーニングも重要です。
まずは、競輪選手が自転車を漕ぐ際に使っている上半身の筋肉について解説していきます
大胸筋について
大胸筋は胸の部分についている大きな筋肉です。
鍛え上げられた大胸筋って憧れますよね。
胸の筋肉なんて競輪に関係ないように思われますが競輪の際は自転車を漕いでいるときの上半身のブレなどを抑えるために使われています。
競輪選手であっても大胸筋は大切なわけです。
このため最低限の大胸筋の力は必要になってきます。
競輪のプロ選手でも1流選手たちは皆100kg以上のベンチプレスを余裕でおこなえるそうです。
広背筋について
広背筋は背中の大きな筋肉です。
腕を上から下に引き下げるときや腕を前方から後方に引く動きのときに主に働く筋肉です。
競輪で最後のスパートのときなど脚でペダルを漕ぐ動きにプラスして広背筋の力でハンドルをカラダのほうに引きまくっています。
最後のダッシュ力に関わってくる筋肉です。
三角筋について
三角筋は肩の筋肉です。
三角筋は前部、横部、後部に分けられます。
肩の筋肉も大胸筋と同じように自転車を漕ぐ際の上半身のブレなどを抑えるために使われています。
体幹部について
体幹部の筋肉では特に脊柱起立筋、腹直筋、腹斜筋が重要です。
自転車を漕いでいる最中は常に脊柱起立筋が緊張して姿勢を維持しています。
またペダルを漕ぐときは左右に力を入れていくため身体にひねりが生じます。
このときに働いているのが腹斜筋です。
腹斜筋が弱いと身体が左右に流れてしまい、力がうまく伝わらなくなってしまいます。
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下半身の筋肉
やはり、競輪選手は下半身の筋肉が一番重要となってくるでしょう。
そこで、次は下半身の筋肉について解説していきます。
大腿四頭筋について
大腿四頭筋は太ももの前側の筋肉です。
膝を伸ばしたり、太ももをあげるときに使う筋肉です。
競輪選手にとっては自転車を漕ぐための一番の原動力になっている筋肉です。
大腿四頭筋が弱くては自転車を速く漕ぐことはできません。
ペダルを押し込むときに強く使います。
ハムストリングについて
ハムストリングは太ももの裏側の筋肉です。
大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋から構成されています。
膝を曲げたり、脚を後ろに蹴りあげるときに使う筋肉です。
こちらも競輪選手が自転車を漕ぐときに非常に重要な筋肉です。
ペダルを引き上げるときに使います。
大臀筋について
大臀筋はお尻の筋肉です。
大腿四頭筋と同じようにペダルを押し込むときに多く使います。
一流の競輪選手で大臀筋が貧弱な選手は絶対にいません。
そのくらい自転車を早く漕ぐためには重要な筋肉です。
下腿三頭筋について
下腿三頭筋はふくらはぎの筋肉です。
腓腹筋とヒラメ筋の2つの筋肉から構成されています。
主な働きはつま先を伸ばすこと、足関節の底屈です。
ペダルを押し込むときに使われる筋肉です。
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競輪選手の筋トレメニュー
ここまでで、競輪選手に必要であろう筋肉について紹介していきました。
では、具体的にどのようなトレーニングを積んでいるのか紹介していきましょう。
スクワットのやり方
バーベルを僧帽筋の上にかついで立ちます。
足幅は肩幅程度に開いてつま先は少しだけ外側に向けておきます。
背中が丸まらないよう背筋を真っ直ぐにしたまま膝と股関節を曲げてゆっくりと腰を落としていきます。
太ももと床が平行になる位置までしゃがみましょう。
この状態からゆっくりともとの位置までもどります。
大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリングなど下半身の筋肉はスクワットだけでほぼ全て鍛えることが出来ます。
競輪選手には必須の筋トレメニューですね。
最後のラストスパートで誰にも負けないスピードを得るためにスクワットをやりこみ強靭な下半身を作りましょう。
デッドリフトのやり方
バーベルを足元にセットしバーベルのセンターに立ちます。
両脚のスタンスは腰幅程度にし、つま先は少しだけ外に向けます。
膝と股関節を曲げ上体を前傾させてバーを肩幅くらいの広さで握ります。
この状態から上半身が直立するまで背中全体(脊柱起立筋、広背筋、僧坊筋)とハムストリングの力でバーベルを持ち上げていきます。
動作中は常に背筋を伸ばしたままにします。
背筋が丸まってしまうと下背部に負荷が集中してしまい腰を痛める原因になってしまうので注意してください。
背面の筋肉をほとんど鍛えることが出来る非常に優秀な筋トレメニューです。
競輪では競技中の姿勢を保つときに使われる脊柱起立筋や最後のダッシュのときのペダル漕ぎに重要なハムストリングを鍛えられます。
カーフレイズのやり方
両手にダンベルを持ち台につま先で乗ります。
カカトがおちた状態からつま先立ちの状態まで足関節を底屈させていきます。
ふくらはぎがしっかり収縮したら元の位置までゆっくり戻します。
ペダルを強く漕ぐにはふくらはぎの筋肉も忘れずに鍛えましょう。
慣れてきたらダンベルをどんどん重くして強度を上げていきましょう。
ベントオーバーローイングのやり方
バーベルを肩幅より少し広めに持ちます。
膝を軽く曲げた状態を維持したまま前傾姿勢を作ります。
前傾の角度は45度~60度くらいを目安にしてください。
自転車に乗っているときの個々人の身体の前傾角度に合わせると良いでしょう。
このとき背中はまっすぐな状態を保ち決して丸まることがないよう注意しましょう。
これがスタートポジションです。
体の前傾を保ったまま肩甲骨を寄せ肩を後方に引きながらバーベルをみぞおち辺りに引き付けます。
背中の筋肉が強くなることで自転車を身体に引き付ける力が強くなり大きな推進力を得ることが出来るようになります。
ベンチプレスのやり方
ベンチプレス台に仰向けで寝ます。
肩幅よりも広めの手幅でバーを握り、胸を張って肩甲骨を寄せます。
胸の真上にバーベルが来るようにバーをラックからはずしましょう。
胸の一番高い位置にバーをゆっくり下ろしていきます。
通常は剣状突起あたりに下りるようになるでしょう。
胸に付くまでしっかりとバーを下ろしたら肘を伸ばしていき元の位置まで戻します。
大胸筋、三角筋の前部、上腕三頭筋を鍛えることが出来ます。
競輪選手に大事なのは脚だから下半身だけと思われがちですが、上半身も実は大切なんです。
全力でペダルを漕いでもぶれない上半身作りには欠かせない筋トレメニューです。
脚と上半身がうまく連動してこそスピードが出せるわけです。
ツイスト・シットアップのやり方
シットアップベンチに仰向けに寝ます。
手は頭の後ろで組むようにしましょう。
体をひねりながら右ひじは左ひざに左ひじは右ひざにつけるような感じで体を起こしていきましょう。
このときに顎を引き、背中をしっかりと丸めて腹筋を収縮させることを意識してください。
腹直筋や腹斜筋などの体幹部の筋トレです。
この部分が強くなることで競輪中の姿勢が安定しますし左右にペダルを漕いでいるときのブレがなくなります。
簡単に出来る場合は傾斜をつけて強度をあげておこないましょう。
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まとめ
今回は競輪選手に必要な筋肉やそのトレーニング方法について紹介しました。
競輪選手と言えば太ももの筋肉だけあれば良いと思われがちですが、全身の筋肉が必要な競技になっています。
競輪のレースで選手を見る時にも、どれだけ大変なトレーニングを積んだのかを考えながら選手を見るのも面白いかもしれませんね。