競輪を予想するときに周回予想を軸にレース展開を想像しながら車券を検討するかたも多いと思います。
たしかに、競輪予想ではどの選手はどのような動きをするのか?今日の風だったら先行が有利だから前のラインを買うのか?など様々な妄想が膨らみます。
しかし、その展開予想が少しでも狂ってしまうと、簡単に結果は変化してしまい的中させることができないでしょう。
そこで、この記事では周回予想の重要性とレース中の選手の戦略について説明します。
日頃から競輪予想で悩んでしまう方や、負けが続いている方はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
競輪は2000mで起きるドラマを予想する
競輪は各競輪場で異なる1周333m~500mあるバンクを合計2000m走って着順を決める公営競技です。
その2000mの中には選手たちの駆け引きや戦法が入り乱れています。
当然にことですが、どの選手も1着でゴールすることを目指して競走しますが、1つ攻め方を間違えると、簡単に他の選手に抜かされてしまう厳しい世界です。
そんな難しい駆け引きが起こっているレースを、競輪ファンは事前にどんな競走になるのかを予想するのが競輪の醍醐味とも言えます。
競輪ではレース中に起こる選手の動きや、当日の風、戦術などを踏まえて考える展開予想が
とても重要なファクターです。
そんな周回予想をまとめて紹介します。
競走の流れを掴んで予想する方法
競輪では、他の公営競技と違ってよーいどん!のタイミングから個人的なレースが始まるものではありません。
競輪にはラインが存在しており、最後の2周付近までは選手たちが直列に並んでレースが進行する少し変わった競走でしょう。
そこでレースの流れを掴むには、事前に確認しておくポイントが存在しますので、説明します。
出走表を確認して選手を厳選する
競輪の周回予想をするときに重要なのは、事前に出走表を確認して選手をチェックしておくことです。
出走表では、選手の脚質、競走得点、ラインなどが把握できるので、どの位置で走行するのかある程度の予想が立ちます。
その予想を軸に最後の2周を踏まえて予想するのがセオリーな考え方でしょう。
当日の風や天候を考慮する
競輪は自転車を人間の力で動かす競技ですが、風や天候の影響でレース展開が大きく変わってしまいます。
ラインで直列で並んで走行しているときは、先動員がいるため風のを抑えてくれますが、最後の1周半では先動員も外れて、一斉に加速します。
しかし、風が強かったり、バンク内が雨で濡れていると思ったように加速できず、予想外の事象が起こる場合があります。
そのため、天候や風は周回予想でも重要なファクターです。
先行ラインの重要性を頭に入れておく
競輪選手の中では、捲りが得意な選手や差しが得意な選手など脚質が異なっていますが、先行に走っている選手の方が有利な展開になりやすい研究があります。
あくまで研究なので絶対的な要素ではないですが、競輪では前を走っている選手の方が後方から抜こうとする選手の位置を確認できる要因などから有利と言われています。
そのため先行の重要性は忘れてはいけません。
競走内容は一気に変化する残り1周半
上記で説明したように、競輪は最後の1周半まで縦一線にラインで並んで競走をします。しかし、競輪が一番面白いのはここからです。
ラインも分散して各選手は自分の戦術をもとに一斉に動き出し、1着を狙って本気に走り出します。そのときに事前にチェックしていた選手はどんな動きをするのかによって、車券が的中に直結するでしょう。
先行の選手は必死で逃げ、捲りの選手はゴールギリギリで抜きに掛ります。
この部分の展開も予想ができてこそ、競輪予想の質と回収率が向上するでしょう。
競輪選手のそれぞれの脚質を理解する
ここまでの説明である程度の周回予想は把握できたと思います。しかし、各選手の脚質をしっかり理解しなくては、正確な周回予想はできないでしょう。
そこで、競輪選手のそれぞれの脚質を詳しく説明します。
各選手に脚質を理解することで、レースの質や回収率も向上して、今よりも理想の予想ができるでしょう。
そのためには、脚質の理解が必須です。
周回予想をするときに出走表を確認して、下記で紹介する脚質にも着目してレースを考えてみましょう。
逃げ型の選手
逃げに方の選手とは、ラインが外れた瞬間から全速力で前に進み、後続の選手を引き離そうとする戦術をもっている脚質です。
しかし、逃げの選手にはスタミナが一番重要で風の抵抗を受けながら、後続を引き離す逃げを、疲れが出てくる最後の1周半で行うのは、それなりに大変です。
そのため、若い選手や脚質が強い選手などには要チェックです。
先行型の選手
上記でも先行型の選手は有利だと少し説明しましたが、競輪では後ろから抜く方が難しいと言われています。
もちろんラインで、上位で走行してる選手の中に先行と捲りの選手が混在していても、最後の1周半で有利に働くでしょう。
そのため、出走表で先行や逃げなどの前を走る選手は事前にチェックしておくことが重要です。
差し・捲り型の選手
差しや捲りの選手は文字通り、最後で先行に走っている選手を抜きさる戦術を持っている選手です。
単純に考えて、一番疲れが蓄積してくる最後で一番早いスピードで仕掛けなくては抜けないでしょう。
しかも前を走る先行型の選手は、ブロックしたりポジショニングを上手く動かして、抜かれないようにします。
そのため、安易に抜けないのは現実でしょう。
まとめ
この記事では、周回予想の重要性と選手の脚質について解説しました。
結論を言うと、周回予想は競輪のレース展開をじっくり予想するために様々な要因を事前に考えるということです。
競輪ではレースは始まってしまえば、どんな結果になるのか誰にもわかりません。
しかし、事前に周回予想をしっかり行っておけば、予想していた選手を予想からもらしてしまうリスクを軽減できます。
そのため、周回予想は重要ということです。
また各選手の戦術、能力、天候や風などを意識することで予想の質も向上するでしょう。
ぜひ、細かい部分にも着目して周回予想をしてみて下さい。