2021年(令和3年)で最初のG1は、まさしく熾烈な戦いとなるのにふさわしい条件がそろいました。S級S班も東京五輪を理由に不参加の2名を除いた7名が結集し、レースレベルは現在考えうる最上級に達しています。
さらに、川崎競輪場での久々のG1競走開催ということもあり、地元の神奈川勢や南関東勢が奮起するのは間違いないでしょう。
本記事ではこれらの内容を概観し、読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の予想攻略に必要な情報を取り上げ、皆様が良い車券を勝ち取れるお手伝いをしてまいります。
目次
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の詳細情報
https://youtu.be/m0NimJtMrHI
読売新聞社杯全日本選抜競輪2020(豊橋競輪G1)は、山口の清水裕友選手が番手から抜け出しての勝利をもぎ取りました。猛追する埼玉の平原康多選手、ならびに佐賀の山田英明選手を退けてのG1初制覇です。
中国地区の盟友、松浦悠士選手が前を走ってのレースでした。戦い抜いた松浦悠士選手は直線で落車する激しい流れでしたが、清水裕友選手を優勝に導く会心の走りを見せたといえるでしょう。
山口支部にとって、G1勝利は1957年の高松宮記念杯(当時は高松宮妃賜杯)を優勝した西村亀選手以来2人目、63年ぶり戴冠の快挙でした。それほどにG1タイトルは重く、遠いものです。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の開催期間
2021年2月20日(土)~2月23日(火・祝)
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の出場選手
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)に出場する選手の一覧です。S級S班はナショナルチームの脇本雄太選手と新田祐大選手の2名を除き、7名が順調に進んできました。
ほかにも全国各地から有力選手が大集合。G1競走の格にふさわしい面々が勢ぞろいしています。2021年の最初の3ヶ月の中で、最もレベルが高い競走になることは疑いようもありません。
級班 | 地区 | 選手名 | 期別 |
SS | 北日本 | 守澤 太志 | 96 |
SS | 北日本 | 佐藤 慎太郎 | 78 |
SS | 関東 | 平原 康多 | 87 |
SS | 南関東 | 和田 健太郎 | 87 |
SS | 南関東 | 郡司 浩平 | 99 |
SS | 中国 | 松浦 悠士 | 98 |
SS | 中国 | 清水 裕友 | 105 |
S1 | 北日本 | 菊地 圭尚 | 89 |
S1 | 北日本 | 永澤 剛 | 91 |
S1 | 北日本 | 新山 響平 | 107 |
S1 | 北日本 | 佐藤 友和 | 88 |
S1 | 北日本 | 竹内 智彦 | 84 |
S1 | 北日本 | 大槻 寛徳 | 85 |
S1 | 北日本 | 菅田 壱道 | 91 |
S1 | 北日本 | 和田 圭 | 92 |
S1 | 北日本 | 阿部 力也 | 100 |
S1 | 北日本 | 内藤 宣彦 | 67 |
S1 | 北日本 | 伏見 俊昭 | 75 |
S1 | 北日本 | 佐々木 雄一 | 83 |
S1 | 北日本 | 成田 和也 | 88 |
S1 | 北日本 | 山崎 芳仁 | 88 |
S1 | 北日本 | 渡邉 一成 | 88 |
S1 | 北日本 | 小松崎 大地 | 99 |
S1 | 北日本 | 高橋 晋也 | 115 |
S1 | 関東 | 武田 豊樹 | 88 |
S1 | 関東 | 芦澤 大輔 | 90 |
S1 | 関東 | 杉森 輝大 | 103 |
S1 | 関東 | 吉田 拓矢 | 107 |
S1 | 関東 | 長島 大介 | 96 |
S1 | 関東 | 坂井 洋 | 115 |
S1 | 関東 | 木暮 安由 | 92 |
S1 | 関東 | 宿口 陽一 | 91 |
S1 | 関東 | 河村 雅章 | 92 |
S1 | 関東 | 鈴木 竜士 | 107 |
S1 | 関東 | 志村 太賀 | 90 |
S1 | 関東 | 柿澤 大貴 | 97 |
S1 | 関東 | 諸橋 愛 | 79 |
S1 | 南関東 | 成清 貴之 | 73 |
S1 | 南関東 | 中村 浩士 | 79 |
S1 | 南関東 | 鈴木 裕 | 92 |
S1 | 南関東 | 岩本 俊介 | 94 |
S1 | 南関東 | 根田 空史 | 94 |
S1 | 南関東 | 内藤 秀久 | 89 |
S1 | 南関東 | 松坂 洋平 | 89 |
S1 | 南関東 | 東 龍之介 | 96 |
S1 | 南関東 | 松谷 秀幸 | 96 |
S1 | 南関東 | 和田 真久留 | 99 |
S1 | 南関東 | 松井 宏佑 | 113 |
S1 | 南関東 | 萩原 孝之 | 80 |
S1 | 南関東 | 岡村 潤 | 86 |
S1 | 南関東 | 深谷 知広 | 96 |
S1 | 南関東 | 渡邉 雄太 | 105 |
S1 | 中部 | 金子 貴志 | 75 |
S1 | 中部 | 笠松 信幸 | 84 |
S1 | 中部 | 吉田 敏洋 | 85 |
S1 | 中部 | 近藤 龍徳 | 101 |
S1 | 中部 | 志智 俊夫 | 70 |
S1 | 中部 | 浅井 康太 | 90 |
S1 | 中部 | 柴崎 淳 | 91 |
S1 | 中部 | 坂口 晃輔 | 95 |
S1 | 中部 | 北野 武史 | 78 |
S1 | 近畿 | 渡辺 十夢 | 85 |
S1 | 近畿 | 村上 義弘 | 73 |
S1 | 近畿 | 稲垣 裕之 | 86 |
S1 | 近畿 | 村上 博幸 | 86 |
S1 | 近畿 | 山田 久徳 | 93 |
S1 | 近畿 | 山本 伸一 | 101 |
S1 | 近畿 | 三谷 竜生 | 101 |
S1 | 近畿 | 東口 善朋 | 85 |
S1 | 近畿 | 椎木尾 拓哉 | 93 |
S1 | 近畿 | 稲毛 健太 | 97 |
S1 | 近畿 | 稲川 翔 | 90 |
S1 | 近畿 | 神田 紘輔 | 100 |
S1 | 近畿 | 松岡 健介 | 87 |
S1 | 中国 | 筒井 敦史 | 85 |
S1 | 中国 | 岩津 裕介 | 87 |
S1 | 中国 | 柏野 智典 | 88 |
S1 | 中国 | 河端 朋之 | 95 |
S1 | 中国 | 取鳥 雄吾 | 107 |
S1 | 中国 | 西岡 拓朗 | 97 |
S1 | 中国 | 桑原 大志 | 80 |
S1 | 四国 | 香川 雄介 | 76 |
S1 | 四国 | 小倉 竜二 | 77 |
S1 | 四国 | 阿竹 智史 | 90 |
S1 | 四国 | 原田 研太朗 | 998 |
S1 | 四国 | 小川 真太郎 | 107 |
S1 | 四国 | 太田 竜馬 | 109 |
S1 | 四国 | 島川 将貴 | 109 |
S1 | 四国 | 渡部 哲男 | 84 |
S1 | 四国 | 橋本 強 | 89 |
S1 | 四国 | 松本 貴治 | 111 |
S1 | 九州 | 坂本 健太郎 | 86 |
S1 | 九州 | 園田 匠 | 87 |
S1 | 九州 | 田中 誠 | 89 |
S1 | 九州 | 北津留 翼 | 90 |
S1 | 九州 | 山田 英明 | 89 |
S1 | 九州 | 山田 庸平 | 94 |
S1 | 九州 | 井上 昌己 | 86 |
S1 | 九州 | 山崎 賢人 | 111 |
S1 | 九州 | 中川 誠一郎 | 85 |
S1 | 九州 | 松岡 貴久 | 90 |
S1 | 九州 | 松川 高大 | 94 |
S1 | 九州 | 中本 匠栄 | 97 |
S2 | 関東 | 小林 泰正 | 113 |
S2 | 関東 | 黒沢 征治 | 113 |
S2 | 関東 | 鈴木 庸之 | 92 |
S2 | 南関東 | 簗田 一輝 | 107 |
S2 | 近畿 | 寺崎 浩平 | 117 |
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の賞金
着順 | 賞金 |
1着(優勝) | 2,850万円 |
2着 | 1,467万円 |
3着 | 957万円 |
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の優勝賞金は、G1競走としての風格を備えた2,850万円に達しています。また、2日目には初日の成績優秀者によるスタールビー賞が催され、準決勝への確定勝ち上がりとともに、1着賞金が82.8万円もの高額に設定されています。
ほかの競技と対比してみましょう。同じく高額の優勝賞金で知られる競艇(ボートレース)の場合、3月のSG競走であるボートレースクラシック(鳳凰賞競走)は3,900万円が優勝賞金で、こちらは競輪より上です。しかし、同じ3月のG1競走の太閤賞は900万円。一概に格付けはできないでしょう。
また、競馬の日本ダービーは優勝賞金2億円ですが、これは陣営に与えられる全体での賞金です。例えば、2020年は後に無敗の三冠馬となったコントレイル号が優勝しましたが、このうち80%はオーナーである馬主が取得し、管理する池江泰寿調教師は10%の2,000万円、騎乗した福永祐一騎手は5%の1,000万円が取り分です。
競輪と競艇(ボートレース)が世界レベルに稼げる競技といわれるゆえんが、こうした賞金体系にもあるでしょう。もちろん、自転車やボートを整備する技術から、悪質な走行へのペナルティまで、背負っている責任も巨大なものです。ハイリスクへのハイリターンが、偉大なアスリートたちに与えられていると考えるべきでしょう。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の無観客開催決定について
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)は、神奈川県川崎市にある川崎競輪場で開催されます。
川崎競輪場は、アクセスの良さもあって多くの観客でにぎわうバンクですが、今年は残念なことに無観客開催が決定しました。新型コロナウイルス(COVID-19)に対する緊急事態宣言が期間延長されたことを受け、断腸の思いでの決断です。
このため、来場しても中には入れません。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために必要な措置ですので、一丸となって協力していきましょう。
また、無観客開催となったため、入場抽選に当選された方は残念な気持ちになっていると思われます。これに関連し、川崎競輪公式から補填となるサービスのアナウンスが実施されていますので、参考記事に目を通すことをおすすめします。
参考サイト:読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)特設サイト
参考記事:全日本選抜競輪入場許可証をお持ちの方へのサービスについて – 川崎競輪場
川崎競輪場の住所・電話番号・メールアドレス
住所 | 神奈川県川崎市川崎区富士見2-1-6 |
電話番号 | 044-233-5501 |
メールアドレス | 川崎競輪場メールアドレス |
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)のレース展望
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)のレース展望について、公式の特設サイトに詳細なものが公開されていました。今開催における各地区の勢力比を見抜くのに重要な情報です。引用して確かめてみましょう。
戦力充実する南関勢
川崎で55年ぶりに開催されるGIで地元の郡司浩平が燃えないはずがない。今年は2年連続のS班。11月競輪祭でのGI初優勝をはじめ、昨年はグレードレースで目覚ましい活躍を見せていた。選手として一番脂が乗った状態で迎える地元ビッグで狙うはGI連覇だ。グランプリでも郡司とタッグを組んだ和田健太郎は今年から栄光の1番車を身にまとって1年間を戦い抜く。実力が拮抗したGレースでは位置取りも重要。南関勢にとっては大きなアドバンテージであると同時に、スジの目標が豊富な和田にとってもGI初優勝のチャンスだ。ヤンググランプリを制した松井宏佑に昨年後半はGIIIで2Vを挙げた岩本俊介もいるが、機動型で最も注目を集めるのは静岡籍として再出発する深谷知広だ。今大会は脇本雄太、新田祐大の東京五輪内定組が不在なら、磨きをかけたスピードで圧倒的なパフォーマンスを見せても不思議はない。
ナショナルチームが不在だった昨年前半戦をリードしたのは松浦悠士、清水裕友の中国コンビだ。今年も脇本、新田が不在のシリーズでスタートダッシュを決めるか。昨年大会の覇者である清水は前半戦こそ良かったが、後半戦で失速してしまった感は否めない。それだけに得意な冬場でしっかりと立て直しを図りたい。松浦は昨年、ウィナーズカップ、オールスターを制覇。準決勝で失格した競輪祭をのぞく全ての開催で決勝に進出するなどキャリアハイの成績を残した。どちらが前でも機能するラインは他地区にとって脅威で、岩津裕介、小倉竜二ら一人でも多くの追い込み型を連れて勝ち上がり、決勝で数的優位を作りたい。
2年連続でビッグ優勝できなかった平原康多は今年こそ。試行錯誤を続けながらも、毎年安定した成績を残している輪界屈指のオールラウンダー。吉田拓矢、吉澤純平ら前を任せる機動型も育ってきていて、3年ぶりのGI制覇は十分にありそうだ。吉田は12月佐世保で記念初優勝を飾るなど、ひと皮むけた印象。今年はビッグレースでも優出の機会が増えそう。諸橋愛も差し脚上位の実力者。スジの目標がそろったここもチャンスだ。
新田が不在でも菅田壱道、新山響平に渡邉一成と北日本勢にはそれを補ってあまりある機動型がそろっている。佐藤慎太郎、守澤太志のS班もいるだけに、かみ合えば他地区にも負けない勢力となることは間違いない。グランプリでは佐藤が3着、守澤が4着に強襲するなど差し脚は好調。地区別では最多3名の選手をグランプリに送り込んだ選手層の厚さは今年も健在だ。
中部勢では浅井康太の存在感が際立っている。昨年は記念4Vの実績を残したが、今年はビッグレースでも輝きを放てるか。共同通信社杯の落車から年末に復帰した柴崎淳もここに向けて調子を戻してくるはずだ。
近畿勢は脇本、古性優作が不在のシリーズをどう戦い抜くか。今年こそタイトルを狙う山田英明や山崎賢人がいる九州勢は少数でも侮れないメンバー構成だ。
出典:レース展望 – 読売新聞社杯全日本選抜競輪2021特設サイト
川崎競輪場で55年ぶりに開催されるG1競走ということで、南関東の各支部所属の選手たちに注目が集まっています。
また、南関東は話題や人気だけの存在ではありません。今年からG1ウィナーである深谷知広選手が愛知支部から静岡支部へと移籍し、中部地区と南関東地区の力関係が大きく変動しました。
自力型でここまで強い存在の移籍ですから、多くの場面で南関東地区の選手にとっては追い風が吹くでしょう。もちろん最後の直線ではライバルになる間柄でも、道中は結束して戦うのが競輪の魅力です。
和田健太郎選手というKEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)ウィナーを輩出し、いよいよ南関東地区の黄金期の到来が見えてきました。
さらに、南関東地区の神奈川支部の所属であるS級S班の郡司浩平選手が、同じく公式の特設サイトでインタビューに答えました。その内容も引用します。
川崎で全日本選抜をやるって決まってから、全日本選抜を獲るっていうことを目標にしてきた。ホームバンクの川崎でGⅠを走れるのは、競輪人生で最初で最後かもしれない。そういう気持ちで一戦、一戦、悔いのないように、1着を目指して戦っていきたい。もちろん最低でも決勝には乗るつもりでいます。そのなかでしっかりと優勝を狙えるように準備をしていきたい。
まずは全日本選抜にピークをもっていきたい。そこまでに走りながらコンディショニングを含めて、自分の感覚を突き詰めていきたい。できる限りのことをやって、本番を迎えたいですね。
出典:レース展望 – 読売新聞社杯全日本選抜競輪2021特設サイト
競輪人生において、ホームバンクでのG1開催は誰もが憧れる晴れ舞台です。まして、郡司浩平選手は優勝候補の一角であることに疑う余地はありません。ぜひともこの最高の場所での決勝進出、そして最良の結果を望んでいるでしょう。
そうした観点から読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)を捉えていくと、また違った風景が見えてくるかもしれません。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)が行われる川崎競輪場の特徴
川崎競輪場は、大レースが実施されるのにふさわしい1周400mの標準的なバンクです。しかし、かつてのバンクはレムニスケート曲線で直線が短い「せんべいバンク」で、カーブの癖も強く、選手の評判もまちまちといった環境でした。
しかし、その状況から複数回の改修を経て、極端な特性の緩和に成功しました。近年では2014年3月にウォークトップを塗り直したことで、走路の凹凸が改善し、軽さを増しています。
反面、客席の取り壊しによって風が吹き込む環境になり、バックでの追い風がよく吹くようになりました。これにより、3コーナーから4コーナーにかけての加速がスムーズに行えたラインに有利に働き、後方からも充分に届く余地のあるバンクになったといえるでしょう。
また、バンクの外側、イエローライン付近が伸びるポイントとして知られているため、穴目の選手の外強襲も期待できます。脚質的に狙える選手がいた場合、たとえ人気薄であっても一考に値しますので、予想の検討に役立てましょう。
本サイトでは、こうした川崎競輪場の特徴を詳細に解説した記事を公開しています。あわせてご覧いただき、2021年最初のG1級ビッグレースである読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の攻略に活用してください。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の予想で重要な選手紹介
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)において、特に注目したい選手を紹介していきます。今回は地元南関東から3名、近隣の関東から1名、中部から1名、中国から1名、四国から1名というチョイスになりました。この7名は車券予想で軽視してはならない存在です。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の郡司浩平こそ語らねば
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)における「主役」を考えたとき、地元の大エースたる郡司浩平選手こそが真っ先に挙げたい名前でしょう。朝日新聞社杯競輪祭2020(小倉競輪G1)で念願のG1初Vを達成し、KEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)でも激戦を繰り広げました。
年明け以降も鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)、金亀杯争覇戦2021(松山競輪G3)と記念競輪戦線で決勝進出を果たし、S級S班としての存在感を確固たるものにしています。
充実期にある30歳が、2つ目のG1制覇を地元開催で達成する。これは神奈川支部、ひいてはそのファンが強く願うシナリオでしょう。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の和田健太郎には不安要素が
KEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)の覇者、千葉の和田健太郎選手もまた、今開催のV候補として数えるべき存在です。年明けの岸和田キング争覇戦in和歌山(岸和田競輪G3)でも2勝を計上して決勝も3着。順風満帆でした。
しかし、前節の春日賞争覇戦2021(奈良競輪G3)の準決勝で落車し、最終日は途中欠場でした。これが2月13日の出来事ですから、2月20日から始まる今回のG1開催となると、コンディション面での心配が大きく感じられます。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)では深谷知広の激走に期待
南関東の3人目、強く注目したいレーサーとして、深谷知広選手をチョイスしました。言うまでもなく、31歳にしてすでに特別競輪を5つも勝っている名選手です。
この記事に加えて、ちぎり賞争奪戦2021(豊橋競輪G3)の特集記事でも触れたとおり、「南関東の深谷知広」が2021年から戦いを始めています。2ヶ月ぶりの実戦は決勝まで進出したものの、3着2着2着9着という結果でした。
3回の3連対と考えれば大したものですが、深谷知広選手のポテンシャルを考えれば、さらにすばらしい戦いをしてほしいと欲が出てしまいます。そして、そのための舞台として、読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)は充分すぎる存在でしょう。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)における平原康多の絶対的な安定感
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)、東日本発祥倉茂記念杯2021(大宮競輪G3)と記念競輪を連勝した平原康多選手は、玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)でも決勝に進出して2着まで猛追しました。体の動きは上々で、良いパフォーマンスを発揮できる状態です。
とにかく体幹の強さは全競輪選手でもトップクラスであり、平原康多選手こそ競輪選手中の競輪選手といえるでしょう。スピード競輪による競技化が進むかと思われた中にあって、平原選手の活躍は多くの競輪ファンの心を熱くしてくれています。
最後のG1勝利は、まさしくこのタイトルでした。読売新聞社杯全日本選抜競輪2017(取手競輪G1)以来、8回目のG1制覇を目指し、平原康多選手が進撃します。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)は浅井康太のための舞台になりえるか
KEIRINグランプリを2度制した経験あり。再びS級S班の座に返り咲きを狙っているのが、三重の浅井康太選手です。GPは2勝、G1は3勝。こちらも現役の中では屈指の実績を持ち、なおかつ現在も優勝候補になるだけの実力者といえるでしょう。
前節の第6回水都杯争奪戦CTC賞(大垣競輪F1)は安定の走りで優勝。力の違いを見せつけました。調整は万全。いよいよこのG1タイトルを獲るため、川崎に乗り込んできます。直近4ヶ月の勝率は53.8%。ほかの地域ばかり見ていたら、これほどの力を持った浅井康太選手さえも、ダークホースになりえるでしょう。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)では好調の松浦悠士が外せない
年明けから好調でいえば、こちらも負けていないのがS級S班の松浦悠士選手です。岸和田キング争覇戦in和歌山2021(岸和田競輪G3)に続き、玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)も平原康多選手を退けての優勝となりました。
今年すでに2つの記念競輪を制し、読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)を3つ目のG1タイトルとするため、東へと遠征してきます。
2節前のちぎり賞争奪戦2021(豊橋競輪G3)が決勝で2着、そして前節の玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)がオール2連対での優勝なので、状態に文句はつきません。あとは同じS級S班で、読売新聞社杯全日本選抜競輪2020(豊橋競輪G1)の覇者である清水裕友選手との連係でどこまで輝けるかでしょう。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の松本貴治は若さと勢いで大注目
松本貴治選手は、地元の記念競輪であった金亀杯争覇戦2021(松山競輪G3)で番手まくりを決め、見事に記念初制覇を達成しました。まだ27歳、伸び盛りの中での嬉しいタイトル獲得です。
2着は橋本強選手、3着は渡部哲男選手で、地元愛媛の選手がワンツースリーというこれ以上ないホームバンクの歓喜という形で、金亀杯争覇戦2021(松山競輪G3)は幕を閉じました。
本サイトでも金亀杯争覇戦2021(松山競輪G3)の特集記事をアップしたものの、松本貴治選手についてはレース展望で軽く触れた程度で、注目選手としてはピックアップできませんでした。ここまでの調子の良さであれば、今回は漏らさずに触れねばならないでしょう。
ヤンググランプリ2019(立川競輪G2)の覇者として、2020年はさらなる飛躍が期待されましたが、それに応えることができませんでした。忸怩たる思いを抱いて迎えた2021年の嬉しい地元での記念初Vです。
勢いは衰えず、春日賞争覇戦2021(奈良競輪G3)でも決勝に進出し、2着まで奮戦しました。記念初Vに続き、アウェイとなる地でも結果を残したとなれば、今回のビッグタイトルたる読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)でも大物食いを見られるかもしれません。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)をスマートな車券予想で攻略せよ
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)の車券攻略に必要な要素を、さらにふたつ加えましょう。川崎競輪場の決まり手データです。
逃げも残るし、まくりも決まる。もちろん、差し追い込みも充分に戦える。選手が存分に力を発揮できる舞台、それが川崎競輪場のバンクといえるでしょう。努力が実り、久しぶりにG1競走が開催される場所としてふさわしい条件が整いました。
この情報のエビデンスとなるのが、要素のふたつ目です。こちらは桜花賞・海老澤清杯2018(川崎競輪G3)の最後の直線からゴールまでです。神奈川の29歳(現在32歳)、小原太樹選手が千葉の山中秀将選手の番手から抜け出し、4分の1車輪差での栄冠を勝ち取りました。
桜花賞・海老澤清杯2018(川崎競輪G3)の決勝には、当時S級S班に在籍していた三重の浅井康太選手や山口の桑原大志選手も参加しており、レベル的には充分な段階に達していたといえるでしょう。
また、当時24歳の松本貴治選手も6番車で参加していました。好調から穴人気をしていて、同じ舞台での因縁を感じさせます。そうした川崎バンクとの縁という観点から鑑みて、車券予想を組み立てるのも悪くないかもしれません。負けの記憶は、勝ちの記憶によって払拭されるものです。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)のまとめ
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)は、有力選手のコンディションが鍵になる開催です。特に、バンクに全身を叩きつけられる落車は、それまでの好調を帳消しにするほどの深いダメージを負わせる可能性があることを、改めて認識したほうがいいでしょう。
命懸けで走る選手たちには、命懸けで稼いだお金を、命懸けで考え抜いた予想でもって投入する。こうしたプロセスを経てこそ、納得のいく車券の勝ち負けが生まれるのかもしれません。
読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)は、強めに勝負を張っていきたい開催です。ぜひとも大いに楽しみ、大いに感動するためにも、車券予想で大いに勝ちましょう。このサイトの記事が、勝利の手助けになるよう願っています。
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