競輪における全プロとは何か!?競輪初心者にも分かりやすく全プロを徹底解剖!

競輪における全プロとは何か!?競輪初心者にも分かりやすく全プロを徹底解剖!

UPDATE:2020.08.26
競輪コラム競輪マメ知識

競輪ファンの中には「全プロ」を楽しみにしている方も少なくないでしょう。

しかし、「全プロ」は単純に一流のS級選手が出場する大きなレースという認識の方も少なくないかもしれません。

しかし、全プロは単純に大きなレースという括りだけではなく、復興支援も兼ねている競輪界には非常に重要なレースとなっています。

そこで、本記事では全プロとは何か、全プロの歴史、全プロの選抜方法などを紹介していきます。

また、2020年に6月に豊橋競輪場で開催されることが決まっているので、豊橋競輪場の簡単な特徴やコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

全プロとは?

競輪 全プロ とは

まず、全プロとは何か知っていますか?

全プロは、全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪(ぜんにっぽんぷろせんしゅけんじてんしゃきょうぎたいかいきねんけいりん)は略称のことで、全日本プロ選手権自転車競技大会の直前に開催される競輪のFII競走です。

最近では、復興支援レースとして開催され、S級在席選手から選抜されるなど、競輪ファンだけではなく、各地で親しまれているレースとなっています。

また、「全プロ記念競輪」・「全プロ記念」・「全プロ競輪」と競輪ファンからは呼ばれていたりもし、毎年白熱したレースを見せてくれます。

全プロの歴史

競輪 全プロ とは

実は全プロには深く、長い歴史があります。

全プロの歴史を遡っていくと、1990年にKEIRINグランプリ’89の代わりに行われた「スーパープロピストレーサー(SPR)賞」が基となっています。

「スーパープロピストレーサー(SPR)賞」は、競輪ファンであれば知っている寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメントの前身でもあり、全プロと共に開催されていました。

その後、寛仁親王牌のGI昇格と伴って開催時期が変更されると、全プロのみで行われていた過去もあるのです。

そして、平成7年5月13日に全プロの発祥とも言えるレースが名古屋競輪場で開催されました。

これは、平成7年1月7日に発生した阪神淡路大震災の復興支援のために「兵庫県南部地震災害復興競輪」として開催されたレースで、「日本プロ選手権自転車競技大会」の前日のレースとして行なわれ、競輪界も被災地の復興支援の一部を担うことになったのです。

そして、その形が翌年以降も続く形となっため、現在の全プロと復興支援が深く結びついています。

翌年の1996年からはレース名が「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪が変わり、それ以降は競輪ファンからは「全プロ」という名前で親しまれているのです。

当初は全プロの前に一日だけ大会が開催される形でしたが2005年の大会からは開催期間が二日間となりました。

また、2001年からは国際競輪に参加した外国人選手も出場していたのですが、2006年は国際競輪の制度変更などがあり日本人選手人で争われるようになったのです。

ちなみに、平成17年には「新潟県中越地震復興支援競輪」、平成23年には「東日本大震災復興支援競輪」、平成28年には「熊本県地震復興支援競輪」として行われ、「被災地支援競輪」として活躍しています。

全プロ出場選抜の選抜方法

全プロには、強い選手ばかり出場しているイメージが強い方もいるかもしれません。

その通りで、全プロに出場できるのは開催時において、S級に在席している選手から選抜されます。

毎年行われる全プロごとに、若干選抜方法は異なりますが、基本的に以下の選抜基準により、正選手99名、補欠選手8名を選抜します。

選考期間…前年9月~当年2月(6ヶ月)
選考月…3月
最低出走回数…24出走

上記で選抜された選手以外は平均競走得点上位者から順次選抜され、補欠選手は全プロに出場予定の選手のうち、平均競走得点上位者からさらに順次選抜されます。

全プロのレース概要

競輪 全プロ とは

全プロでは、まず27名による選抜優秀戦が3レース行われます。

そして、それぞれのレースの上位3名の合計9名が二日目に行われるスーパープロピストレーサー(SPR)賞の出場権を獲得し、4〜9着の合計18名はワンダーステージへ出場します。

また、優秀戦に出場できなかった選手は、初日に開催れる特選や選抜に出場し、上位になった選手は二日目のダイナミックステージに出場できるようになっているのです。

全プロの過去開催会場

こちらでは、全プロが過去にどこの競輪場で開催されていたのか紹介していきます。

1990(平成2)5月14日 前橋競輪場 「1990世界選日本大会記念レース」
1991(平成3)5月12日 前橋競輪場 「メーン」スーパープロ・レース

【全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪】

1995(平成7)年:5月13日 名古屋競輪場「阪神大震災復興協賛競輪」(S級10レース)
2001(平成13)年:一宮競輪場
2002(平成14)年:京王閣競輪場
2003(平成15)年:青森競輪場競輪場 「第1回ワールドグランプリ」
2004(平成16)年:四日市競輪場 「第2回ワールドグランプリ」
2005(平成17)年:松戸競輪場
2006(平成18)年:松山競輪場
2007(平成19)年:いわき平競輪場
2008(平成20)年:奈良競輪場
2009(平成21)年:花月園競輪場
2010(平成22)年:函館競輪場
2011(平成23)年:防府競輪場(東日本大震災被災地支援競輪として実施)
2012(平成24)年:前橋競輪場(東日本大震災被災地支援競輪として実施)
2013(平成25)年:岸和田競輪場(東日本大震災被災地支援競輪として実施)
2014(平成26)年:取手競輪場(東日本大震災被災地支援競輪として実施)
2015(平成27)年:別府競輪場(東日本大震災被災地支援競輪として実施)
2016(平成28)年:伊東温泉競輪場(平成28年熊本地震被災地支援競輪・東日本大震災被災地支援競輪として実施)

この開催地会場を見てもらっても分かる通り、毎年違う競輪場で開催されているので毎回同じレース傾向があるわけではなく、予想が難しくなっています。

過去の全プロ優勝者

競輪 全プロ とは

全プロと言えば、一流のレーサー達が白熱したレース展開を見せてくれるレースですが、過去に誰か優勝したのか知っていますか?

こちらでは、過去の全プロ優勝者の一覧を紹介していきます。

■スピードプロピストレーサー(SPR)賞

・1995年(平成7年度) 名古屋競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:遠澤健二

・1996年(平成8年度) いわき平競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:山田裕仁

・1997年(平成9年度) 弥彦競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:神山雄一郎

・1998年(平成10年度) 千葉競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:後閑信一

・1999年(平成11年度) 広島競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:小橋正義

・2000年(平成12年度) 弥彦競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:太田真一

・2001年(平成13年度) 一宮競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:神山雄一郎、太田真一

・2002年(平成14年度) 京王閣競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:神山雄一郎

■全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪

・2006年(平成18年度) 松山競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:小野俊之

・2007年(平成19年度) いわき平競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:武田豊樹

・2008年(平成20年度) 奈良競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:武田豊樹

・2009年(平成21年度) 花月園競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:伏見俊昭

・2010年(平成22年度) 函館競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:村上博幸

・2011年(平成23年度) 防府競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:海老根恵太

・2012年(平成24年度) 前橋競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:伏見俊昭

・2013年(平成25年度) 岸和田競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:新田祐大

・2014年(平成26年度) 取手競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:浅井康太

・2015年(平成27年度) 別府競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:武田豊樹

・2016年(平成28年度) 伊東温泉競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:武田豊樹

・2017年(平成29年度) 和歌山競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:古性優作

・2018年(平成30年度) 青森競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:平原康多

・2019年(令和元年度) 松山競輪場
スピードプロレーサー(SPR)賞優勝者:太田竜馬

上記の優勝者の通り、毎年開催される全プロで連続して優勝する選手は少なくなっています。

毎年競輪場が異なるため、選手の得意不得意によってレース展開が変わっているのかもしれませんね。

車券予想する際は、去年も勝ったから今年も勝つだろうと安易な予想では、当然的中させることは難しいので車券予想は念入りに考え出しましょう。

2020年の全プロは豊橋競輪場で開催

競輪 全プロ とは

2020年の第67回全日本プロ選手権自転車競技大会は、2020年6月1日に豊橋競輪場で開催されることが決まりました。

豊橋競輪場での全プロの開催は初めてなので、どのような展開になるのか楽しみですね。

しかし、初めての開催ということはレース傾向があまり分からないのが現実でしょう。

そこで、豊橋競輪場の簡単な特徴について覚えておくことで、2020年の全プロで勝つことができるかもしれません。

ぜひ、豊橋競輪場の特徴を覚えて予想に役立ててください。

豊橋競輪場の特徴やクセ

豊橋競輪場のバンク距離は400mとなっており、クセの少ない一般的なバンクです。

そのため、400mバンクには多い「差し」「捲り」による決まり手が多くなっている傾向がありるので、「差し」や「捲り」を得意とする選手を狙うのが良いかもしれませんね。

しかし、そんな脚質が勝ちやすい傾向がある豊橋競輪場ですが、実は400mバンクの中では「逃げ」の勝率が高い傾向も持っています。

400mバンクでは珍しいですが、自力脚質が27%と333mバンク並みの勝率があるので、大穴狙いにも面白い競輪場となっているのです。

手堅くいくか、大穴を狙うかは自身の予想スタイルによっても変わるかもしれませんが、2020年の全プロ予想には必要不可欠なポイントとなるので、覚えるようにしましょう。

まとめ

競輪 全プロ とは

当記事では、「全プロ」とはいったい何なのか、全プロの歴史、開催会場・優勝者などを紹介しました。

全プロは、国内で行われるレースの中では復興支援も兼ねている非常に重要なレースです。

出場する選手も、基本的にS級に在席している選手から選抜されるので、レース自体も一流の展開が見れ、非常に面白いものとなっています。

2020年6月1日は初めて豊橋競輪場で開催されることも決まっているので、開催される前に豊橋競輪場の特徴やクセを覚えて2020年の全プロを思う存分楽しんでください!