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【川崎74周年】「桜花賞・海老澤清杯2024(川崎競輪G3)」はリニューアルで快速化した点に注目!

UPDATE:2024.01.31
レース記事

川崎競輪場に、冬桜の季節がやってきました。記念競輪「桜花賞・海老澤清杯2024(川崎競輪G3)」の開幕です。2022年10月初めから2023年9月末まで続いていた改修工事が完了し、美しくリニューアルされた川崎バンクで開催される74周年記念競走は、いかなる結末を迎えるのか。

当記事、当サイト、そして当サイト推奨の優良サイトの見解や予想を軸として、良い車券予想へとつなげていってください。

この記事でわかること

  • まさかの決勝同着!前回の桜花賞の劇的結末をおさらい
  • 今年もダブル優勝選手がやってきた!松浦悠士はグランプリ以来の2024年開幕戦だ
  • 川崎競輪場はリニューアル後で初めての記念競輪開催!それでも傾向に変化はなしか

「桜花賞・海老澤清杯2024(川崎競輪G3)」の詳細情報

開催年 優勝選手 所属支部
2017年 郡司 浩平 神奈川
2018年 小原 太樹 神奈川
2019年 郡司 浩平 神奈川
2021年 郡司 浩平 神奈川
2022年(同着) 郡司 浩平 神奈川
2022年(同着) 松浦 悠士 広島

「桜花賞・海老澤清杯」は、川崎競輪場の開設を祝う記念競輪です。競輪競技の創設に尽力し、南関東自転車競技会の副会長も務めた「海老澤清(海老澤清文)」氏の功績を称え、「桜花賞」と並んで「海老澤清杯」として顕彰されています。

何より目立つのは、近年の地元神奈川勢の大活躍。特に、神奈川支部にして川崎競輪場をホームバンクとする郡司浩平選手は、過去5回のうち4回で優勝する大暴れっぷりです。

ただ、それに待ったをかけたのが、前回開催(73周年記念)の決勝だったと言えるでしょう。広島の松浦悠士選手との同着は、「写真判定を見ても同着としか判断できない」という見事な結末でした。

<前回決勝回顧>「桜花賞・海老澤清杯2022(川崎競輪G3)」は同着優勝!郡司浩平と松浦悠士がともに栄冠を掲げた

車番 氏名 所属
1 郡司 浩平 神奈川
2 吉田 拓矢 茨城
3 守澤 太志 秋田
4 小川 勇介 福岡
5 東口 善朋 和歌山
6 小森 貴大 福井
7 松浦 悠士 広島
8 恩田 淳平 群馬
9 松谷 秀幸 神奈川

並びは「松浦-小川」の西日本混成ライン、「郡司-松谷」の地元神奈川ライン、「守澤」が追い上げ奇襲含みの単騎、「吉田-恩田」の関東ライン、「小森-東口」の近畿ライン。これぞ典型的な「細切れ戦」と紹介できる、展開の読みにくい決勝になりました。

「桜花賞・海老澤清杯2022(川崎競輪G3)」表彰式/優勝ボードを協力して掲げる松浦悠士と郡司浩平

そして、終わってみれば「郡司浩平の3連覇達成」と「打倒神奈川勢で乗り込んできた松浦悠士の宿願」がいずれも満たされる1着同着優勝。ホームの利や同時期の「勝ち味」では郡司選手に軍配が上がっていたものの、松浦選手がうまく東口選手の番手発進に乗ったことによって、至上の接戦にまで持ち込むことができました。

111期の32歳、小森選手の攻める競輪を利した東口選手が3着に入る好配当決着。1-7-5の3連単は3,630円、7-1-5の3連単は4,670円の払い戻しという結果に。3連複の1-5-7でも11番人気の3,030円でしたから、近畿勢が総じて不利と見られていたことがよくわかります。

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想&注目選手

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想&注目選手

先にも後にも書いているとおり、川崎競輪場がリニューアルして初めての記念競輪です。しかし、形状が変わるなどの改修ではなく、全体的なコンディションの最適化であることを考えれば、むしろ実力者がきっちり勝ち残りやすくなったと捉えるのも可能でしょう。

シリーズ展開として、最も有力なのは当然に南関東勢です。精強な地元神奈川勢に加え、今年からS級S班に復帰した静岡の深谷知広選手まで配しており、V態勢は盤石なようにも思えます。

ただ、それ以上に注目したいのが中国勢ではないでしょうか。「KEIRINグランプリ2023(立川競輪GP)」を制した松浦悠士選手、地元記念6連覇を成し遂げS級S班復帰を勝ち取った清水裕友選手。この超強力タッグが再び全国の記念競輪で暴れまくりそうです。

  1. 松浦悠士(広島)
  2. 清水裕友(山口)
  3. 郡司浩平(神奈川)

かくして、優勝が望める注目選手としては、この3名をチョイスしました。深谷知広選手もすばらしい力を発揮してくれるものと思いますが、今回は神奈川開催ということもあり、いつも以上に「華を持たせる競走」に徹するのではないかなと予想します。

ファン目線でいえば、新生S級S班の眞杉匠選手の怪我が発覚し、今節の出場を取りやめたことが残念かつ心配な点でしょうか。また、眞杉選手の力を利することも考えられた関東勢、さらに近郊の北日本勢などは、一転して苦しい戦いを強いられそうです。

出場選手の競走得点でいえば、福島の佐藤慎太郎選手が力強い数字を有しています。ただ、こうした状況も鑑みて、ピックアップは避けました。とはいえ、このような逆境をいくつも跳ね返してきた佐藤選手なので、それはそれで楽しみがあるとも言えそうです。

シリーズ注目選手①/松浦悠士(広島)

シリーズ注目選手①/松浦悠士(広島)

5年連続5度目のグランプリ挑戦での悲願達成。このような文言が、2023年12月30日、ならびに翌日の大晦日のメディアを駆け抜けました。広島の松浦悠士選手による「KEIRINグランプリ2023(立川競輪GP)」優勝は、副賞を含む優勝賞金1億3,700万円を手にしたのみならず、「苦しい1年を乗り越えての、あらゆるものが報われる優勝」でもありました。

再びグランプリの舞台に、同地区の盟友である清水裕友選手が帰ってきた5度目のグランプリ。展開を読む力が求められる流れにあって、松浦選手は最も卓越した判断力を発揮したと評価すべきでしょう。

8月の「オールスター競輪2023(西武園競輪G1)」では肩甲骨と鎖骨を骨折し、「人生で1番キツかった」というほどのダメージを受けます。それでもグランプリ出場を決めた松浦選手は、なんと当月の別府記念「オランダ王国友好杯2023(別府競輪G3)」のS級決勝でも落車してしまい、さらにコンディション面での不安が募りました。

ただ、本人曰く、その落車よりはグランプリ直前に扁桃腺炎が出てしまったことが、万全での臨戦でない不安を抱かせていたとのこと。それでも頂点を勝ち取れたのは、競輪選手にとって最も大切な「もがく」精神が磨き抜かれていた証左なのかもしれません。

「KEIRINグランプリ2023(立川競輪GP)」優勝選手表彰式/松浦悠士となかやまきんに君が「パワー」のポーズをあわせる

表彰式では、メインゲストとして来場していた「なかやまきんに君」さんと勝利の「パワー」ポーズ。祝福の瞬間、歓喜の連続。その力強さは、2024年の活躍をも予感させてくれるものでした。

シリーズ注目選手②/清水裕友(山口)

シリーズ注目選手②/清水裕友(山口)

KEIRINグランプリに出ることは誉れであり、競輪選手にとっての憧れであり、そこで走った誰もが英雄とも言えます。S級S班への返り咲きを決めた山口の清水裕友選手も、確かにその場では9着に終わりましたが、番手の松浦選手が時機を見て勝ち筋に乗る展開に寄与しました。これはラインの先頭を託された選手にとっての喜びです。

競輪界の力関係というものは容易に変わるものではありませんが、それでも人間にはフィジカルでもメンタルでも上下があるからには、栄枯盛衰は必ず訪れるものです。当サイトの過去記事でも、2020年の獲得賞金ランキングを掲載していますが、この時も先に紹介した松浦悠士選手が第2位、そして清水裕友選手が第6位に入っていました。

あれから数年。清水選手は一度はS級S班から陥落しながらも、再び「赤パン」を履く資格を手に入れました。時として、中国地区の「盟友」である松浦選手は清水選手の前で走ることもあります。

映画『最強のふたり』のように、互いに高めあうS級S班コンビの復活は、2024年の競輪における主軸のひとつになりえるでしょう。同時に、それはこの2024年桜花賞・海老澤清杯においても、いきなり発揮されるかもしれないのです。

なんといっても、前節「東日本発祥倉茂記念杯2024(大宮競輪G3)」で優勝。地元埼玉支部の5車ラインを粉砕し、平原康多選手を4分の3車身差で打ち倒す内容ですから、「今年は清水がグランプリ」さえもやってのけるかもしれません。

シリーズ注目選手③/郡司浩平(神奈川)

シリーズ注目選手③/郡司浩平(神奈川)

郡司浩平、まさかのS級S班からの陥落。これほどの選手がトップ9から脱落するのも、また競輪の怖さかもしれません。「朝日新聞社杯競輪祭2023(小倉競輪G1)」がS班維持のラストチャンスでしたが、準決勝4着となった時点でその権利を喪失しました。

ですが、それは「前向きな陥落」と呼べる準決勝の4着でした。デビュー当初から「ラインに尽くす選手」として名の知られた郡司浩平選手は、この時も自らの役目を全うし、ゆえに自らの「勝ち上がり」を逃した一面もありました。

「郡司浩平は、郡司浩平なのだ」

そんな想いが、競輪ファンの胸のうちにはあったかもしれません。もちろん、「早々に前へ踏んでくれれば、この車券が当たったものを」という恨みつらみも同時に湧いてくるのも、当然に競輪です。

2023年は地元開催の「日本選手権競輪2023(平塚競輪G1)」の準決勝で落車し、大きく流れが変わった感があった郡司選手。ですが、その力が衰えていようはずもないことは、直近のG1である競輪祭で示したばかりです。

今年2024年には、またも平塚で「オールスター競輪2024(平塚競輪G1)」が開催されます。誰かのために戦う郡司選手が再び報われる舞台として、このオールスターがふさわしい一方で、無類の強さを誇る年明けの「桜花賞・海老澤清杯」で快走するというのも、また「粋」なものではないでしょうか。

川崎競輪場のバンクの特徴/2023年10月に走路リニューアル!

決まり手 1着率 2着率
逃げ 12.6% 13.9%
まくり 35.1% 19.3%
差し 52.6% 31.8%
マーク 35.3%

川崎競輪場は、2023年10月7日に晴れてリニューアルオープンを果たしました。2022年10月からのぴったり1年間で、予定どおりの作業によって良き日を迎えた形です。

今回の工事の目玉は、ずばり「バンクの全面改修」。非常に走りやすくなった走路は選手からも好評で、千葉支部の根田空史選手などは地区プロのレースで屋外1ハロン(200メートル)タイムの自己新記録を樹立したそうです。

参考記事:【川崎競輪・バンクリニューアル記念NIPPO杯】根田空史「新バンクは走りやすいですよ」 – 東スポWEB

そうしたリニューアルして初めての川崎記念「桜花賞・海老澤清杯」なだけに、これまでの傾向が通用するかどうかはわかりませんが、少なくとも「快速を出せる選手の有利さが増した」と判断できるでしょう。

となると、上記に示した「2014年から2022年までの桜花賞を始めとしたG3競走」の決まり手統計を見る限り、やはりまくりが打てる選手が強いと見るべきです。

前回のS級決勝にしても、番手まくりの東口善朋選手が快走を見せました。そこをさらに松浦悠士選手と郡司浩平選手が猛追するという、「競輪らしさ」も表れた二転三転するレースが繰り広げられたのです。川崎は今もなお、そうした展開に向いている面はありそうです。

しかしながら、上がりタイムが出やすいということは、先んじて抜け出した選手が残る可能性も視野に入れなければなりません。特に、スプリント力に定評のあるタイプならば、いつも以上に重視して予想に組み込みたいですね。

無料で使える無料で稼げる優良競輪予想サイト3選

結論!優良な競輪予想サイトはあります!

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ここではあらゆる面で優れた予想サイトのみを3つに厳選して紹介していきます!

  • 競輪総合サイトオリンピア
  • 競輪カミヒトエ
  • 競輪の王道

おすすめ①:競輪総合サイトオリンピア

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おすすめ②:競輪カミヒトエ

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競輪カミヒトエは他サイトと比較して血縁関係者まで取材と徹底した情報取集に強みがあります。 競輪カミヒトエは3連単10点予想を提供していますので、検証結果をまとめました。

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おすすめ③:競輪の王道

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「桜花賞・海老澤清杯2024(川崎競輪G3)」まとめ

「桜花賞・海老澤清杯2024(川崎競輪G3)」まとめ

川崎74周年記念競走「桜花賞・海老澤清杯2024(川崎競輪G3)」。2022年秋から1年間続いていたリニューアルが問題なく終わり、すばらしいバンクコンディションを手に入れた川崎における、「お披露目記念」ともなる開催です。

前回は地元川崎の絶対的な存在である郡司浩平選手に対し、翌年末には念願のグランプリ覇者となる松浦悠士選手が同着優勝。まさしくこのシリーズから、「大輪の花」を咲かせたと言えるでしょう。

今回はまさに寒桜の季節に行われますが、次回開催は2024年度開催の頭に予定されています。すなわち、今回の2024年1月の桜花賞に続き、2024年4月にもまた川崎の桜花賞がやってくるわけです。今年の川崎の桜は、なかなか盛大に咲き誇ることになりそうです。

川崎競輪場のアクセス

川崎競輪場のアクセス

1949年(昭和24年)4月21日、川崎競輪場は神奈川県川崎市に開設しました。神奈川県内には他に平塚競輪場と小田原競輪場がありますが、21世紀の初めまでは花月園競輪場も存在し、県内に4つもの競輪場がある競輪大国でした。

2010年3月、残念ながら神奈川県競輪組合が解散し、花月園競輪場が廃止となってしまいます。それでも、川崎競輪は平塚および小田原とともに公営競技人気の再度の浮揚まで生き残り、2024年現在を迎えています。

住所 神奈川県川崎市川崎区富士見2丁目1-6
電話番号 044-233-5501
最寄り駅 JR東海道本線「川崎駅」
※無料送迎バス(東口/21番乗り場)
TIPS:セブンイレブン川崎駅東口店・至近
最寄りIC 首都高速湾岸線「殿町出入口」
首都高速湾岸線「東扇島出入口」
首都高速横羽線「大師出入口」
首都高速横羽線「浅田出入口」
※国道15号線(第一京浜)経由アクセスも良好
無料駐車場 有(230台)
公式サイト 川崎競輪場