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大阪・関西万博協賛競輪 2022

大阪・関西万博協賛競輪2022(岸和田競輪G3)を完全予想!

UPDATE:2022.07.29
レース記事競輪コラム

大阪・関西万博協賛競輪2022(岸和田競輪G3)。まだ聞き慣れない方も多いであろうこのレースは、今年2022年は8月4日(木)から8月7日(日)までの日程で開催されます。

今回が第3回の開催となる大阪・関西万博協賛競輪は、いったいどんな競走なのか。

「『第3回』とあるが、もう2回も開催していたのか?」

そんなふうに思われる競輪ファンの方もいらっしゃるかもしれません。まして、今回の舞台である岸和田競輪場では、先日「高松宮記念杯競輪2022(岸和田競輪G1)」が開催されたばかりです。

この記事では「大阪・関西万博協賛競輪とは何か?」「あのミャクミャク(ミャクミャク様?)も関係があるのか?」という疑問から簡単に解決するとともに、本競走がグレードレースにふさわしい陣容であることを示しつつ、予想に役立つ情報を満載でお届けしていきます。

この記事でわかること

  • 大阪・関西万博協賛競輪ってなんだ?実はこれが第3回なんです!
  • 大阪の万博なら大阪勢が強いか?大阪支部の有力選手に他地区プラスワン!
  • 改装で大きく変わった岸和田バンク!これまでよりディープな情報教えます

大阪・関西万博協賛競輪2022(岸和田競輪G3)の詳細情報

開催年 優勝選手 所属支部
2021年(福井) 柴崎 淳 三重
2022年1月(向日町) 長島 大介 栃木

今回が第3回となる大阪・関西万博協賛競輪。その名のとおり、2025年に開催予定の大阪・関西万博に協賛し、収益の一部が事業整備に使われることが公表されている競走です。

第1回は2021年6月に福井競輪場で行われ、三重の柴崎淳選手が優勝しました。第2回は今年2022年1月に向日町競輪場で開催。こちらは栃木の長島大介選手が優勝しています。なお、第2回は格付けとしてはF1開催であり、開催期間も3日、番組編成も7車立てでした。

「おや?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。この大阪・関西万博協賛競輪、近畿地区内を持ち回りで2回行って岸和田までやってきたわけですが、なんとここまで近畿地区の選手ではなく、他地区の選手が優勝を勝ち取っているのです。

うっかり勘違いされがちですが、競輪の地区分けにおいては、「三重支部は中部地区」であることを忘れてはいけません。栃木はもちろん関東地区です。

さらに、各回の決勝の2着3着まで広げても、第1回の2着は福岡の野田源一選手、3着は熊本の合志正臣選手。第2回の2着は北海道の菊地圭尚選手、3着でようやく近畿地区、兵庫支部の松岡健介選手。6名中1名のみが地元近畿地区という状況です。

第3回もこの流れが続くのか。それとも、「近畿最大の格式高いバンクである岸和田開催だけは落とせない」と、地元大阪勢を始めとして奮起するのか。以降の項目で、そのあたりを確かめていきましょう。

ちなみに、今回の開催期間中、3日目の8月6日(土)と最終日の8月7日(日)は「ミャクミャクが来場予定です」とアナウンスされています。あまりにも攻めたデザインゆえに、ネット上で大いに話題になった「ミャクミャク(様)」。果たしてどのような登場をするのかという意味でも、開催に注目したいところです。

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

「もしかして、今回も近畿勢全滅がありうるの?」

前の項目をご覧になった方は、そのような声をあげてしまったかもしれません。しかし、ここはハッキリとNOを唱えていいでしょう。今回は地元大阪支部が、その選手層の厚さを見せつけてきました。

S級S班はみな、この開催直後の「オールスター競輪2022(西武園競輪G1)」に出場するために不在です。しかしながら、ここに臨場したのは、「G1競走での決勝進出を複数回経験したメンバー」なのです。大阪支部の懐の深さが、その根幹にあります。

  1. 決め脚ズバリの南修二!大阪支部きっての名マーカーだ
  2. 38歳にして絶好調!伊藤信が大阪支部と近畿地区を高みへ押し上げる
  3. 今回のタイトルは九州のモノ!?松岡辰泰がG3初制覇を狙う!

G3優勝経験もある南修二選手。競輪ファンなら誰もが知る「ヨコの動きがすさまじい選手」の筆頭格であり、今回の大阪支部のまとめ役とも言えるベテランです。この南選手に近況好調な伊藤信選手の存在を考えれば、大阪支部、ならびに近畿地区が有利な状況が生まれやすいでしょう。

ただ、ここまで他地区勢が躍動してきたのも事実。さらに、「活きの良い好調レーサー」が、遠征組にいるのもまた事実です。そのなかから、熊本の松岡辰泰選手をピックアップしました。それぞれ、どういった属性を持っているのかを解説していきます。

シリーズ展開予想①/決め脚ズバリの南修二!大阪支部きっての名マーカーだ

シリーズ展開予想①/決め脚ズバリの南修二!大阪支部きっての名マーカーだ

熊本の109期、当時26歳の瓜生崇智選手は、かつてこう語りました。

「最終バックストレッチで南さんと目が合ってしまい、仕掛けられなかった。ヘビに睨まれたカエル状態ですよ」

眼光鋭いマーク屋の代表格。ヨコの動きは絶品で、タテの戦いも十二分。それが大阪の南修二選手です。1981年9月7日生まれの40歳。しかし、その脚力はいささかも衰えを知りません。

近走はほとんどで決勝まで進出しており、そこには「水戸黄門賞2022(取手競輪G3)」や「不死鳥杯2022(福井競輪G3)」といった記念競輪が含まれています。また、「高松宮記念杯競輪2022(岸和田競輪G1)」にも出場し、安定した脚力とマークのしぶとさで、存分に暴れまわりました。

かくて迎えた今回の舞台。ホームバンクの岸和田で、その力はいよいよMAXまで解放されることになるでしょう。己のラインを引き締め、ライバルとなるラインに睨みをきかせる、輪界屈指のマーク屋。その存在ひとつで客が呼べる意味を、あらゆる層のファンが知ることになります。

シリーズ展開予想②/38歳にして絶好調!伊藤信が大阪支部と近畿地区を高みへ押し上げる

シリーズ展開予想②/38歳にして絶好調!伊藤信が大阪支部と近畿地区を高みへ押し上げる

大阪支部の伊藤信選手。1983年10月28日生まれの38歳ながら、今なお自力型として戦っています。

しかも、今年はノリにノッているのが、成績面の輝きにあらわれました。2022年の勝率は50.0%、3連対率も62.5%。間違いなく一流の数字です。

実際、「スポーツニッポン杯争奪戦(函館競輪F1)」は見事に優勝。前節の「九十九島賞争奪戦2022(佐世保競輪G3)」でも一次予選と二次予選を連勝し、準決勝でも2着。決勝進出を果たしました。

この好調を後押ししているのが、2021年から新生した千葉競輪場で始まったPIST6。よほど伊藤選手と相性が良かったのか、2022年は15-2-0-1の優勝4回、勝率83.3%、3連対率は94.4%と、「PIST6の脇本雄太状態」、あるいは「伊藤信無双」とでも形容すべき激アツパフォーマンスが繰り広げられています。

勝ちもまた人を育てるもの。この好調のままにホームバンクへ帰ってきて、大阪支部や近畿地区の仲間たちを、どこまでも力強く勝利へ導いていってくれるでしょう。さらに、彼自身もまたその勝利の輪のなかに入れるだけのポテンシャルが、今まさしく輝いているのです。

シリーズ展開予想③/今回のタイトルは九州のモノ!?松岡辰泰がG3初制覇を狙う!

シリーズ展開予想③/今回のタイトルは九州のモノ!?松岡辰泰がG3初制覇を狙う!

熊本の117期、松岡辰泰選手。2020年5月29日に小倉競輪場でデビューし、同年8月にはA級2班へ特別昇班。さらに2021年1月にはS級2班へ特別昇級を果たし、ついに今年2022年7月1日にS級1班へとたどり着きました。

身長こそ165.5cmと大きくないのですが、胸囲は94.0cm、太ももは62.5cm、背筋力は186.0kgと、パワフルとしか言いようがないスペックを有しています。

高校から自転車競技を始め、2014年には全国高校総体のスクラッチで優勝、日体大時代の2017年には全日本学生選手権のケイリンで2位。養成所でも高い能力を発揮し、プロデビューを果たしました。

よく勘違いされますが、熊本支部の松岡孔明、松岡貴久、松岡孝高の3兄弟選手とは血の繋がりがありません。ただ、本人は「四男坊キャラで売っていこうと思います」とユーモア満点のコメントをしたことも。

1996年8月14日生まれの25歳。「松岡辰泰」と書いて「まつおか・たつやす」と読まれてしまうこともありますが、正しくは「まつおか・たつひろ」選手です。そんな松岡選手はまだまだ荒削りな一面もあるものの、若くしてS級1班へ上り詰めた実力は本物。2節前の「不死鳥杯2022(福井競輪G3)」では決勝3着、表彰台入りを果たしました。

第1回の2着3着は九州勢。であれば、今度は1着をかっさらうかも。そのような考えが、決して夢物語ではないと感じさせてくれる魅力が、松岡辰泰選手にはあります。

岸和田競輪場のバンクの特徴

岸和田競輪場のバンクの特徴

岸和田競輪場については、当サイトでは以前から総合的に解説した記事を公開してきました。こちらは幅広いジャンルで網羅しているため、きっと車券力向上や競輪愛増幅の役に立つことでしょう。

そのうえで、岸和田競輪場にはまだまだ解き明かされていない「特徴」があります。下記の2つは、特にそうでしょう。

  1. 長く脚を使え!新生岸和田は総合的なタフネスが重要
  2. ホームから動ける積極性重視!岸和田における先頭選手の重要性

今年6月には高松宮記念杯競輪がこの岸和田で開催されたため、同レースの特集記事においても、岸和田バンクにおいては濃密に解説しました。それは直近で行われた改修情報も含めたもので、より実際のコンディションに近い内容としてまとめられています。

そのうえで、まだまだ「新生岸和田バンク」には知っておきたい要素があるのです。ぜひとも以下の項目をご覧ください。

特徴①/長く脚を使え!新生岸和田は総合的なタフネスが重要

特徴①/長く脚を使え!新生岸和田は総合的なタフネスが重要

岸和田競輪場は周長400mのオーソドックスなバンクで、基本的なデータはいずれも平均的であることを示しています。強いて言うなら、見なし直線距離が「56.7m」あるため、平均よりは少し長いほうという程度でしょうか。

こうした背景もあって、1着決まり手は「逃げ25%・まくり31%・差し44%」という比率になっています。

ただ、改装を経た岸和田については、特に重要なのが4コーナーです。ここの加速がよりつきやすくなったため、後方ラインのまくり追い込みや、2番手3番手の選手の強烈な差し込みが決まりやすくなりました。

このことは、番手以降を主戦場とするレーサーにとっては追い風でしょう。とりわけ、先の項目で紹介したマーク屋中のマーク屋である南修二選手のような存在にとって、こうした特性は確実にプラスになるはずです。

特徴②/ホームから動ける積極性重視!岸和田における先頭選手の重要性

特徴②/ホームから動ける積極性重視!岸和田における先頭選手の重要性

他方、先行選手にとっても4コーナーからホームにかけて加速がつきやすいことの恩恵があります。すなわち、ホームからカマシをかけられるような積極的な選手が、快速もそのままに逃げ切るコンディションが生まれやすくなったということです。

事実として、逃げは1着決まり手25%、2着決まり手が22%と高い数字を維持していますが、まくりは1着決まり手31%に対し、2着決まり手は13%にまで急減しています。十分にスピードが乗った積極性の高いラインは、バック側で捕まえられないとまくり切るのが相当に難しいという証左でしょう。

勝負どころをじっくりと待つのが好みの選手にとっては、いささか厳しい改修になったともいえます。裏を返せば、ラインのために己の身を投げ出せるような「貢献度の高い」自力選手は、そのまま残る波乱の目が生まれます。予感を覚えたら、ぜひとも「買い」印を回しましょう。

大阪・関西万博協賛競輪2022(岸和田競輪G3)のまとめ

大阪・関西万博協賛競輪2022(岸和田競輪G3)のまとめ

かつて「人類の進歩と調和」をテーマに開催されたのが、1970年の大阪万博でした。そのときに建てられた「太陽の塔」は、理想のレガシーとして、半世紀以上その強い存在感を保持し続けてきました。

2025年の大阪・関西万博は、私たちに何を残してくれるでしょうか?

少なくとも、今回の大阪・関西万博協賛競輪を楽しむことによって、競輪という魅力的な競技を通じての濃密な思い出ができあがるのは間違いありません。岸和田バンクを舞台に行われる、昇り龍の選手たちによるグレードレース。それは「オールスター競輪の前座」ではなく、「『あの』第3回大阪・関西万博協賛競輪」として記憶されることになるかもしれません。

岸和田競輪場のアクセス

住所 大阪府岸和田市春木若松町22-38
電話番号 072-422-4846

大阪支部のホームバンクにして、関西、ひいては全国有数の集客力を誇るのが、大阪府岸和田市にある岸和田競輪場です。

いわゆる泉南地域の中核都市であり、激しい祭礼として知られる「岸和田だんじり祭り」が行われる岸和田市が誇る施設でもあります。

ゆえにと言うべきでしょうか。ここで行われるレースもまた、ファンの熱気も含めて激アツなものが多くなっています。

電車・ローズバスでのアクセス

電車・ローズバスでのアクセス

岸和田競輪場へは、複数の公共交通機関によるアクセスが可能です。最もメジャーかつ安価に済むのは、最寄り駅の南海電鉄南海本線「春木駅」を利用し、そこから徒歩で移動するルートでしょう。春木駅から本場までは、徒歩で約6分ほどの道のりです。

このほか、JR阪和線・関西空港線の「下松駅」や「久米田駅」からローズバスに乗り、「競輪場前」バス停まで移動する手段も取ることができます。ローズバスは岸和田市が運営している巡回バスのため、無料ではありません。他方、大人なら170円の先払いで、距離に関係なく乗車することが可能です。

自動車でのアクセス

自動車でのアクセス

岸和田競輪場には、約2,800台を収容可能な無料駐車場が用意されています。自家用車で来場された場合、ぜひとも利用したい設備といえるでしょう。

本場へアクセスしやすいインターチェンジとしては、阪神高速4号湾岸線「岸和田北IC」、および近畿阪和自動車道「岸和田和泉IC」からの利用が適しています。