競輪の上がりタイムで予想は出来る?白熱する決勝線までの最後の250M!

競輪の上がりタイムで予想は出来る?白熱する決勝線までの最後の250M!

UPDATE:2019.09.11
競輪コラム競輪予想ノウハウ

皆さんは競輪の上がりタイムという言葉を聞いた事ありますでしょうか。

競輪の中で、一番スピードが出る部分は、最後の250Mと言われています。

その部分を測定したタイムが記録され、競艇場のレコードなどになっています。

その上がりタイムについて、予想される部分や特徴を紹介します。

上がりタイムとは何か?

競輪 上がりタイム 予想
上がりタイムとは、最終周回バック・ストレッチ・ラインから決勝線までの半周タイム(500mバンクであれば最終の250mのタイム)です。

タイムを測定するにあたっては、レースタイムが表示されるセンターポールからのレース映像を使用しています。

各選手ごとに、決勝線に前輪前端が到達した時点のタイムから最終周回バック・ストレッチ・ラインに前輪前端が到達した時点のタイムを差し引くことで、上がりタイムが導き出されます。

タイム測定する役割を担う計時員は、レース終了後、VTR機器を使って、録画されたレース映像をそれぞれの選手が最終周回バック・ストレッチ・ライン及び決勝線に到達した時点に合わせながら、上がりタイムを測定しています。

上がりタイムの調べ方

競輪 上がりタイム 予想 調べ方

KEIRIN.jpなどのサイトを使えば、選手ごとに過去レースの上がりタイムを見ることができます。

「上り」の欄が上がりタイムの事で、この数字が大きいとラストで失速したということが分かり、この数字が小さいとラストで加速したことが分かります。

上記の画像で説明するとと、1番車の脇本選手はHとBがついているので、ラスト一周時点やラスト半周時点では先頭にいたことが分かります。

ですが、1番車の脇本選手は上がりタイムが「11.4」と遅いので、ラストスパートで失速しています。

その脇本選手をすぐ後ろから差した7番車の中川選手(上がりタイム「11.1」)が1着をとり、後方から加速して捲った2番車の新田選手(上がりタイム「10.8」)が2着をとったということですね。

各競輪場にはバンクレコード(上がりタイム)が存在する

競輪 上がりタイム 予想 バンクレコード

バンクレコードとは、残り半周(競輪場によって166m強から250mまで)のバックストレッチラインからゴールラインまでのラップタイムにおける最速記録のことであり、このラップタイムは競馬同様に「上がり(タイム)」と通称されています。

競輪場は周回長(333.3・335・400・500m)、直線距離、バンクの軽重が場によって異なることから、バンクレコードは個別の競輪場ごとに記録されます。

現在の記録は1着選手のバックストレッチラインからゴールまでのタイムを測った「個人上がり」となっていましたが、かつてはバックストレッチラインを最初の選手に通過した瞬間から1着選手のゴールまでを測る「レース上がり」を採用していた競輪場もあり、記録としての公平性に問題があったことから、1990年4月1日より全国の競輪場で「個人上がり」を記録とすることで統一されました。

なお上がりタイムの最速記録であっても、競走における展開(スリップストリーム)の有利不利が働くことにより2着以下の選手のほうが速い記録を出すことがあるため、1着選手の記録のみバンクレコード更新の対象となっています。

上がりタイムでレコードがあり、各競輪場で自分の名前が残せるので選手も名誉ですね。

バンクレコードの関する細かいルール

競輪 上がりタイム 予想 細かいルール

バンクレコードを更新した選手に対して当日、主催者(開催執務委員長)から敢闘賞が与えられることがあります。

平成20年度の場合、記録賞や優秀選手賞と同様に金額の範囲が定められ、敢闘賞は「2万3000円以内」となっていました。

2013年のフランソワ・ペルビス(前橋)には1万円、2014年のボティシャー(小田原)には2万3000円が支給されました。

タイ記録でも敢闘賞が贈られることがあり、2015年と2017年の深谷知広(川崎)には1万5000円が支給されたことがあります。

元選手で競輪評論家の山口国男は、従来60km/h程度だった競輪における最高速度は、近年の競走の「大ギヤ化」によって5km/hほど上がっていると指摘しています。

かつて吉岡稔真が各所でバンクレコードをたたき出していた頃は、軽いギヤ倍数で同じ速度を出すにはペダルの高回転が必要となり、現代とは少し違いますね。

大ギヤ化で落車事故も増えたといわれるが、「大ギヤでかつクランクが長くなった場合、かかる力が大きくなり、少し接触しただけでも大きくはじかれて転びやすくなる」という、ある選手の意見もあります。

さらに現役トップ選手(2013年当時)の後閑信一によると75km/もでています。

スピードを追求するためにプロテクターを着けずに競走に臨む選手も多いといい、落車時の危険性を懸念する声が多く存在します。

競輪の上がりタイムは気温と直接関連性があります。

気温が高いほど上がりタイムが速くなる傾向にあるようです。

冬季の12月〜2月に記録されたバンクレコードは全場で一つも無いことから明らかな結果になっています。

2014年からギア比のルール変更

競輪界でギア比に関して、ルールが変更されました。

2014年12月30日のGP、そして12月29日~31日の開催を最後に、12月31日初日の開催から現在の4.58から4倍未満に規制が引き下げられます。

これによって、55×14の3.93が事実上のマックスになります。

自動車でもスピードが上がればギヤを上げると燃費が良くなります。

自転車でも一定のペースでスピードが上がったのであればギヤを上げれば燃費、すなわち脚を使わなくてすむ事になるでしょう。

選手は勝負前の周回で脚を使う事を嫌がるゆえ当然の大ギヤ化であったと言えますね。

その大ギヤ化が競輪に与えた影響は大きく、レースを一変させます。

多くの選手がギヤを踏みこなしているのではなく、他の選手に合わせている様にも感じます。

これはギヤ比が自分と他の選手がかけ離れていると加速曲線が違ってき、踏み込むタイミングも合わせづらくなってくる事などが要因です。

それは上りタイム自体が以前と変わらない事になります。

確かに踏みこなした選手や、ツボにハマった時の選手はスピードが出ます。

それが多くのバンクレコードを生み出しているのだと思います。

現在のバンクレコードは余程の事がない限り破られない、永遠のバンクレコードになったと言えるでしょう。

車券的にもたまたまいい位置にいた選手、スピードに脚を使わず乗せてもらった選手が伸びて来て3着までに入る事が大ギヤでは多かった事です。

それが3連単での配当の高さにつながっているのだろうと思います。

しかしこのギヤ規制でそれも減少してしまう可能性があります。

単純にギア比の数字が大きいとそれだけパワーが必要になります。

数字が小さければ回転力が必要になります。

例えば4.00だとペダルを1回転すると4メートル進みます。

4.00で400メートルを走るのにペダルを100回転すれば良いのですが3.57だと約112回転させなければなりません。

選手が個々の能力・脚質・その日の状態・予想されるレースの流れで決めています。

大ギヤ規制の理由は、落車のダメージの軽減

競輪 上がりタイム 予想 軽減

本来の目的は大ギヤ化での落車の怪我の大きさ軽減にあります。

大ギヤを踏みこなすために選手の身体も大きくなっていきます。

スピードの違いに対応しにくく、そこから起こる落車事故の多さが主にギヤ規制の要因でしょう。

しかしながら、今回の規制は一部の選手からギヤ規制に反対する意見もあったが、関係者からは歓迎の声が高いのです。

また、大ギヤ化で選手寿命が一気に伸びることが想像できます。

物事の発展に活性化は重要な事ですね。

いくら科学が進化し身体の解明が急加速しても、この競輪界の選手寿命は異常とも思えます。

大ギヤで練習が楽になったと言う選手は非常に多くなりました。

単純に考えて、同じタイムで同じ距離なら運動量はギヤの小さい方が多くなります。

大ギヤに対応するために身体を大きくした選手達にとって少し苦労しますね。

ギヤ規制が始まれば最初は今までの実績や顔で並びなどには影響しないだろうが、夏を迎えるころにはメンバーもレース形態も徐々ではあるが様変わりしていると思います。

この規制により、上位レースでは選手の活性化とラインで決まるレースが確実に増えるでしょう。

ゆえに、位置取りは重要になります。

一発狙いの捲り勝負も決まりづらくなるでしょう。

確実にレースを進めて行く選手と組立がしっかり出来る選手が活躍するようになります。

現在のギア比で予想方法は?

競輪 上がりタイム 予想 ギア比

上記で説明した通り、2014年より規制が変わり現在まで3.93で競走をしてきましたが、そこで上がりタイムから予想する方法はどんなものでしょうか。

しかし、ギヤが下がれば色々な事が出来きます。

みんなが出来る様になれば戦法がなければ勝てなくなるという事象は起きてしまいますね。

まずはこの3つを軸に予想すると良いでしょう。

■選手の序列
■ 選手の戦法
■ 選手の過去タイム

上がりタイムは出走表で公開されています。

それぞれの選手が最後の250メートルに勝負を仕掛けて来ますが、これにはしっかりした戦術と、最後に追込む脚力が存在します。

それでは、近年でバンクレコードを塗り替えた選手を紹介します。

太田竜馬が特昇&バンクレコード更新

競輪 上がりタイム 予想 太田竜馬

これは、2016年の8月14日の内容になります。

競走は、【FⅡ】ミッドナイト競輪Kドリームス杯/玉野競輪場 第7R(A級チャレンジ決勝)の出来事です。

卒記チャンプの太田竜馬(徳島・109期)が14日(日)玉野競輪場にて行われたチャレンジ決勝で1着を取り、3場所連続完全優勝を達成したため、A級2班への特別昇班を決めました。

レースは、神奈川勢が前を押さえて打鐘を迎えます。

5番手から平川雅晃(長野・107期)が単騎でカマシにいくと、つっぱり先行の奥原亨(神奈・103期)ともがき合いました。

最終周回バック、6番手から太田が捲くり発進します。

あっという間に後続を引き離し堂々の1着でゴールしました。

高松、別府、玉野と3場所連続の完全優勝を決めています。

109期からの特別昇班は、酒井拳蔵(大阪・109期)、竹内翼(広島・109期)、小林令(山梨・109期)に続いて4人目となりました。

また、決勝の上がりタイムで10秒5を出し、玉野競輪場のバンクレコードが更新されています。

玉野競輪場におけるバンクレコードの更新は、平成11年11月15日に記録された松田治之(大阪・73期)の10秒7以来となる出来事です。

ボスが上がり10秒5のバンクレコード樹立

競輪 上がりタイム 予想 ボス

2019年の8月20日に、四日市競輪で行われた、準決11Rでテオ・ボスが上がりタイム10秒5のバンクレコードを樹立しました。

これまでの記録は07年7月に前田拓也が出した10秒6でした。

ボスはレース終了後すぐに「オレの上がりタイムは何秒だった?」と聞くほど、自信がある走りだったとコメントを残しています。

コンマ1秒でも、速く走ればレコードになるという世界なので、速く走るという事に命を掛けている事がわかりますね。

まとめ

競輪 上がりタイム 予想 まとめ

今回は、競輪の上がりタイムについて予想の難しいさや、ルールを説明しました。

上がりタイムの最後の250メートルは、競輪の一番白熱する部分でしょう。

しかし、ここで選手が捲りを決めるのかと予想するのは難しいですね。

過去のレースなどを見て、その選手の戦術の特徴を知る必要があります。

ぜひ、その部分を踏まえて上がりタイム予想をしてみてください。