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【2024年G1開幕】「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」を巡るドラマと有力予想情報

UPDATE:2024.01.31
レース記事

競輪のG1競走のなかでも、明確に全国持ち回りであるゆえに多彩なバンクで開催される「読売新聞社杯全日本選抜競輪」。

今年2024年の開催は、競走名に「読売新聞社杯」だけでなく、「令和6年能登半島地震復興支援競輪」の名称も添えられました。元日(1月1日)に震度7を記録し、平穏なお正月を打ち壊した悪夢のような天災、2024年(令和6年)能登半島地震。1年の幸先が悪いと見る向きもありますが、それでも人は乗り越えていかねばなりません。

一方で、被災した地域では大小の悲劇が今なお継続しており、それは長い年月を経て続くことになるでしょう。よって、「復興支援競輪」として、今開催の収益金の一部が被災地の復興支援のために寄付されることが決まっています。

また、全日本選抜競輪に先立って行われる静岡競輪場の記念競輪、「たちあおい賞争奪戦2024(静岡競輪G3)」でも同様の取り組みが発表されました。今節以降のグレードレースにおいても、2月1日から7月30日までは「復興支援競輪」として収益の一部が寄付されるよう、JKAや各主催者との調整が続いています。

冬の寒さが被災者を襲うだけでなく、交通ルートの限られた能登半島での壊滅的な打撃は、特に救援物資そのものを運ぶ手段がないという苦しみをも生み出しています。

「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」における選手たちの熱い走りが、1つは被災者の方々を勇気づけ、もう1つはファンの心を熱くして車券の購入へと結びつき、良好な形での義援金になることを願うばかりです。

そして、その貢献の頂点に立つのは、やはり「同一G1競走3連覇」を狙う大阪の古性優作選手なのでしょうか。新生S級S班が全員集まった今節だからこそ、そういった「難問」を前提としてシリーズを展望し、車券に役立つ情報と優良予想サイトの推奨をお届けします。

この記事でわかること

  • 日本各地でやるからこそ総合力が求められるG1!それでも古性優作が2連覇中
  • 2024年S級S班9名が全員出走!最も若い眞杉匠の状態やいかに
  • 山口拳矢の地元バンク!ホームバンクでなくとも劇的な優勝歴あり

「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」の詳細情報

開催年(開催地) 優勝選手 所属支部
2019年(別府) 中川 誠一郎 熊本
2020年(豊橋) 清水 裕友 山口
2021年(川崎) 郡司 浩平 神奈川
2022年(取手) 古性 優作 大阪
2023年(高知) 古性 優作 大阪

他のG1競走が概ね開催される地区、時としてまったく同じバンクに固定して行われるのに対し、「全日本選抜競輪」に関しては完全に全国持ち回りで実施されています。

今回が第39回と若めのG1競走ではありますが、前身にあたる競走の「全国都道府県対抗争覇競輪」が1951年から1968年まで開催されていました。なお、1964年には別の名前に改称していますが、これこそが今の”競輪ダービー”こと「日本選手権競輪」です。

一方、改称や廃止にいたる騒動などもあって、都道府県選抜での対抗競輪の存在意義は失われていきました。「実用車部門」「軽快車部門」といったものもなくなり、いよいよ日本選手権競輪との差別化が困難になってきたのです。

そして、1969年に甲子園競輪で予定されていた開催が争議によって中止になり、存在意義を失った特別競輪では「次に開催したい」という競輪場も現れず、シリーズそのものが廃止となりました。

ただ、同競走の廃止から16年の歳月が流れた1985年。この頃になると、競輪は他の娯楽や公営競技の人気に押され始め、厳しい情勢があらわになってきます。そうした状況の打開策として設立されたのが、この「全日本選抜競輪」でした。

新しい特別競輪を開催するにあたって、どのようなコンセプトにするか。そこで白羽の矢が立ったのが、かつての「全国都道府県対抗争覇競輪」でした。当時は夏に大きな売上の見込めるレースが存在しなかったため、「夏の地方を盛り上げる特別競輪」として生まれることになったのです。

佐々木昭彦選手の引退式

第1回の「全日本選抜競輪1985(前橋競輪)」を優勝したのは、佐賀の「闘将」こと佐々木昭彦選手。「身長162cm」と騎手やボートレーサーのほうが活躍できそうな小柄な体格ながら、同じ九州の中野浩一選手(福岡)や井上茂徳選手(佐賀)にも打ち勝ち、盟友たる滝澤正光選手(千葉)ともタイトルを争ったすばらしい競輪選手です。

その後も競輪界は売上的に厳しい時期を迎えますが、全日本選抜競輪の冬開催への時期移動などを含めた番組改革や、インターネットを用いた販売戦略などで急激に再成長を遂げている2024年現在、「全日本選抜競輪」の格式は確固たるものとなりました。

優勝賞金も年々上がり続けており、コロナ禍が始まった2020年開催には副賞とあわせて3,040万円だったのが、今年2024年には「優勝賞金3,800万円」と760万円もの増額を果たしています。

<前回決勝回顧>「読売新聞社杯全日本選抜競輪2023(高知競輪G1)」は古性優作が圧巻の連覇達成

車番 氏名 所属
1 脇本 雄太 福井
2 新田 祐大 福島
3 浅井 康太 三重
4 吉澤 純平 茨城
5 成田 和也 福島
6 香川 雄介 香川
7 古性 優作 大阪
8 三谷 竜生 奈良
9 守澤 太志 秋田

そんな熱い歴史に、堂々とその名を刻んでいる選手。それが2022年に続き、前回開催であるこの2023年の高知全日本選抜まで制した、大阪の古性優作選手です。

「脇本雄太-古性優作-三谷竜生」。全員が「KEIRINグランプリ優勝選手」という豪華すぎる近畿ラインに対し、ナショナルチームでしのぎを削った新田祐大選手を先頭とした北日本ラインが対抗。結果的に古性選手が勝利し、ライン3番手の三谷選手が3着でしたが、古性選手まで1車輪差と迫ったのは北日本ライン2番手の守澤太志選手でした。

ただ、古性選手が言うには、近畿1人の単騎で勝ちきった2022年に比べて、安心感があったとのこと。新田祐大選手のイン粘りにも外から押し込んで番手を死守し、連覇へのウイニングロードを駆け抜けたわけですから、古性優作選手のすごみが垣間見える2023年の決勝だったと言えるでしょう。

かくして、今年は3連覇の権利を有して、岐阜競輪場へとやってくるのです。

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想&注目選手

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想&注目選手

2024年のS級S班が全員そろう「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」のシリーズ展望ですが、当然メンバーに非の打ち所なし。近年は苦戦が続いていた中部地区も山口拳矢選手が赤パンを手にしましたし、S級S班がいない九州地区も高品質の活躍を続ける若手が多く、決して軽視できたものではありません。

でも、しかし、それでもなお。

主役となるのは、S級S班9名の誰かではないでしょうか。もちろん、競走得点ベース、何よりも実力ベースで言えば、S級1班でも神奈川の郡司浩平選手や埼玉の平原康多選手などが存在します。この2名をS級1班として挙げる日が来たのが、実に不思議な感覚ではありますが……。

  1. 眞杉匠(栃木)
  2. 古性優作(大阪)
  3. 山口拳矢(岐阜)

選ぶなら、この3人。2023年に6つのG1競走を独占し、賞金ランキング上位3つを専有した3人でもあります。2024年最初のG1の注目選手として、間違いない実力と妥当性を有していると言えるでしょう。

シリーズ注目選手①/眞杉匠(栃木)

シリーズ注目選手①/眞杉匠(栃木)

1999年2月1日生まれの24歳。今回の「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」の開催前に25歳になるとはいえ、現S級S班のなかでは最も若い選手です。

昨年2023年に「オールスター競輪2023(西武園競輪G1)」でG1初制覇を果たしたのみならず、「朝日新聞社杯競輪祭2023(小倉競輪G1)」でも見事なV。文句なしの強さを見せつけてくれました。

年末の「KEIRINグランプリ2023(立川競輪GP)」でも3着。堂々たる成績です。当然、2024年も年明けから劇的な活躍が期待されたわけですが、アクシデントが眞杉選手を襲いました。練習中に怪我を負ってしまったのです。

このため、「東日本発祥倉茂記念杯2024(大宮競輪G3)」「桜花賞・海老澤清杯2024(川崎競輪G3)」「たちあおい賞争奪戦2024(静岡競輪G3)」と、出走を予定していた3つの記念競輪を立て続けに欠場することが発表されました。

よって、今節の「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」が復帰初戦、ぶっつけ本番となるわけです。これはとてつもない不安です。ファンにとってはもちろんですし、本人にとっても試練のレースが待つわけですから。。

“逆境”。それは超一流のアスリートにも容赦なく襲いかかる、恐るべき魔物です。眞杉匠選手にとっては、今回の岐阜全日本選抜こそ生き残るための戦いであり、今後の行く末を決める復帰初戦となるのかもしれません。

ならば、その戦いぶりを見届けましょう。本当であれば、堂々たる優勝候補の筆頭格なのですから。

シリーズ注目選手②/古性優作(大阪)

シリーズ注目選手②/古性優作(大阪)

2023年、3つものG1を制した大阪の古性優作選手。「読売新聞社杯全日本選抜競輪2023(高知競輪G1)」「高松宮記念杯競輪2023(岸和田競輪G1)」「寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント2023(弥彦競輪G1)」と豪華絢爛です。

先の項目でも、また上記の文でも触れたとおりですが、何度でも繰り返しましょう。古性優作選手は前回の全日本選抜競輪(高知)の覇者にして、前々回(取手)覇者でもあります。同一G1競走2連覇から、超絶なる3連覇を目指す戦いとなるわけです。

どんな競技においても、それは偉業です。例えばこの全日本選抜競輪に限ったとしても、連覇したのは1988年の第4回(青森)と1989年の第5回(前橋)で優勝した中野浩一選手だけです。

「伝説」をつくるための戦い。古性優作選手にとっても、その成否を見届けるファンにとっても、忘れられない4日間になるでしょう。

昨年末はKEIRINグランプリの2勝目こそ成らなかったものの、年明けの「和歌山グランプリ2024(和歌山競輪G3)」では圧巻の優勝。状態に心配はありません。前節の「いわき金杯争奪戦2024(いわき平競輪G3)」こそ準決勝4着で決勝へ進めませんでしたが、最終日の特別優秀競走は貫禄の1着でした。

誰もが優勝候補とはいえ、「最も勝つであろう存在」となると、やはりこの古性優作選手を挙げるのが適切と考えられそうです。

シリーズ注目選手③/山口拳矢(岐阜)

シリーズ注目選手③/山口拳矢(岐阜)

2023年、競輪ダービー。すなわち「日本選手権競輪2023(平塚競輪G1)」を制し、親子2代でのG1ウィナーとなったのが、岐阜の山口拳矢選手です。その勝利は同年の眞杉選手の台頭とあわせて、”新時代”の到来を告げることとなりました。

競輪選手として数々の記録を打ち立ててきましたが、すべてが順風満帆だったわけではありません。同レースの表彰式では、インタビュアーとして当地に来場していた「ヤマコウ」こと山口幸二さんが、「みんなに迷惑かけて」と父親なりの厳しさと優しさを見せたほどです。

また、その山口幸二さんはスタンドを指差し、「12年前、俺のグランプリ、あそこで見とったんやぞ」と息子に語りかけました。まさしく「KEIRINグランプリ2011(平塚競輪GP)」のことであり、「グランプリ史上最年長制覇記録保持者」の山口幸二さんらしい語りかけです。

なお、今節も出場する福島の佐藤慎太郎選手が「KEIRINグランプリ2019(立川競輪GP)」を制しましたが、こちらは当時43歳1ヶ月。2011年優勝時の山口幸二選手は43歳5ヶ月ということで、なおもこの記録は破られていません。

「KEIRINグランプリ2011(平塚競輪GP)」/ゴール後に同じ中部地区でラインを組んだ浅井康太選手と喜びを分かち合う山口幸二選手
「KEIRINグランプリ2011(平塚競輪GP)」/ゴール後に同じ中部地区でラインを組んだ浅井康太選手と喜びを分かち合う山口幸二選手

そんな偉大な父に追いつけ追い越せと、さらなる飛躍を誓う山口拳矢選手ですが、ダービー制覇後は苦しいレースがたびたびありました。今節も競走得点は「111.85」とS級S班のなかでも最低であり、S級1班とあわせても、復権を狙う郡司浩平選手(117.76)はもちろんのこと、競輪学校117期の同期である福井の寺崎浩平選手(114.68)にも抜かれています。

それでも、数字が走るわけではありません。競走得点は車券予想の大きな要素ですが、それを覆す活躍があるからこそ、波乱というものは生まれます。人間は、「もがく」ことができるのです。

加えて、山口拳矢選手と岐阜競輪場の特別なかかわりについて、このあとの項目で触れていきます。それは車券予想にもつながるとともに、今回の全日本選抜にもうひとつのドラマを添える内容です。ぜひその”味わい”を楽しんでください。

岐阜競輪場のバンクの特徴/2024年1月リニューアルオープン直後情報

決まり手 1着率 2着率
逃げ 13.6% 14.3%
まくり 38.0% 19.7%
差し 48.4% 31.4%
マーク 35.2%

まず最初に、上記のデータは「2014年から2023年まで、岐阜競輪場で開催された”S級9人制レース”の決まり手」です。これは新型コロナウイルス(COVID-19)の大流行以前によく行われていた、9人制のF1開催も含んでいることを意味します。

知る人ぞ知る「金華山」のふもとにある岐阜競輪場。かつての名前は「稲葉山」と言いました。すなわち、戦国時代には斎藤道三が小説で言うところの『国盗り物語』を果たし、そして織田信長が岐阜城を築いた「岐阜の魂」とも言える山を、岐阜競輪場は背負っています。

そんな岐阜競輪場の工事が完了したのが、今年2024年に入ってからのこと。2022年末から始まったこの工事のメインは選手管理棟でしたが、改修後はバックストレッチ側にきらびやかな建物が誕生しました。

清潔感と開放感を大切にしたデザインであるとともに、昨今のガールズケイリンの隆盛を受けた設計が重視され、「国内初の女子選手専用宿泊ルーム・浴場・シャワールーム・トイレ」が設けられています。このような取り組みは、今後ほかの競輪場でも増えていきそうですね。

リニューアル直後の「中スポ・CTC・HPCJC杯(岐阜競輪F1)」は3連単最低人気が出現の超荒れ

2024年1月に岐阜競輪場の新しい選手管理棟でテープカットを行う関係者

「バンク特徴の項目に関係ないよね」と思われたかもしれませんが、ここからが本題。バックストレッチ側の環境が変わり、風の影響などの影響が読めない部分があります。こればかりは走ってみないとわからない部分が強く、選手も手探りな面はありそうです。

この岐阜で開催再開にあたって、最初のシリーズになったのが2024年1月25日(木)から1月27日(土)まで行われる「中スポ・CTC・HPCJC杯(岐阜競輪F1)」でした。ただ、コロナ禍以降はF1開催で7人制が主流のため、データとしての参考度は薄いかも知れません。

それでも、開催初日の決まり手から面白い傾向が出てきました。以下、12R分の回数をご覧ください。

決まり手 1着数 2着数
逃げ 3回 4回
まくり 2回 3回
差し 7回 2回
マーク 3回

なんだか異様にまくりが決まっていない、というのが正直な感想です。もちろんデータのゆらぎもあるでしょうし、7人制かつF1開催ゆえにという部分もあるでしょう。それでも、「もしかしたら」と感じる内容です。

何より驚くべきことに、第12Rの初日特選に至っては驚愕というほかない結末が待っていました。

村上博幸選手(京都)が落車。河野通孝選手(茨城)が失格。何より、当地の51歳、志智俊夫選手(岐阜)が3番手から突き抜けて1着。3連単は210番人気の311,130円という払い戻しです。

ええ、皆さん。思い出してみましょう。「場合分け」の問題です。はい、7車立ての3連単は210通りです。なんと「すべての組み合わせで最も人気のない並び」が出てしまいました。

車番 氏名 所属
1 吉田 有希 茨城
2 志智 俊夫 岐阜
3 桑原 大志 山口
4 河野 通孝 茨城
5 松井 宏佑 神奈川
6 中川 誠一郎 熊本
7 村上 博幸 京都

S級S班経験者と「これからS級S班を狙える若い選手」がずらりそろった好メンバー、そんな「中スポ・CTC・HPCJC杯(岐阜競輪F1)」の初日第12R、初日特選にふさわしい番組でした。

並びは「572/14/63」で、混成ラインながらも昨年ぎりぎりのところでS級S班を逃した松井宏佑選手が人気を集めています。ライン先頭とはいえ、3車なら言うことはありません。あって小波乱だろうというのが概ねの見方でした。

さあ、それが大変。終わってみれば「2-1-6」です。信長公も驚きの決着と言えるでしょう。

1着になった地元岐阜の志智俊夫選手は、御年51歳ながらS級1班に在籍し、今なお人気も実力も衰え知らずの名選手です。ファンは興奮したか愕然としたか。オッズを見る限りでは、「志智の頭はないよ」という正直な意志が浮かび上がってきます。たとえ松井選手が失速しても、村上博幸選手が志智選手の前にいると考えるのが予想の基本になるでしょうから、致し方ありません。

2車単は42通りのうちの41番人気、32,720円。3連単は先ほども申し上げたとおり、210通りのうちの210番人気で311,130円の払い戻し。

競走得点ぶっちぎりの松井宏佑選手が絡まなかったことで、とんでもない夢配当になりました。そうした前提をもって、再度ここまでの項目を読み返していただきたいと思います。「競走得点はあくまで予想の有力要素のひとつに過ぎない」と、心に刻まれるはずです。

追加として、もうひとつの面白いサンプルを提供しましょう。注目選手の1人としてピックアップした、山口拳矢選手。彼がいかにすごい存在かを示すレースの紹介です。

特別競輪サンプル「共同通信社杯2021(岐阜競輪G2)」/山口拳矢がデビュー史上最速のG2競走優勝

特別競輪サンプル「共同通信社杯2021(岐阜競輪G2)」/山口拳矢がデビュー史上最速のG2競走優勝

2021年9月20日。月曜日にして祝日、すなわち秋分の日に、競輪界の記録がまたひとつ更新されました。地元岐阜支部所属のゴールデンルーキー、かつて「最強の支部長」と呼ばれた山口幸二さんの息子である山口拳矢選手が、デビュー史上最速の早さでG2競走を制したのです。

地元開催の「共同通信社杯2021(岐阜競輪G2)」で快挙を成し遂げ、2023年には見事に「日本選手権競輪2023(平塚競輪G1)」さえも勝ち取った事実。才能がついに磨き上げられた成果です。

なお、それまで「デビュー史上最短でのG2競走優勝記録」を保持していたのは、こちらも今年2024年にS級S班に舞い戻った深谷知広選手でした。深谷選手はデビューから1年159日、山口拳矢選手はデビューから1年114日と、両者の激烈な力を感じる記録の並びとなっています。

決まり手 1着率 2着率
逃げ 8.8% 11.8%
まくり 35.3% 5.9%
差し 55.9% 44.1%
マーク 38.2%

さて、そんな「共同通信社杯2021(岐阜競輪G2)」の決まり手データがこちらです。たった1開催なので偏っている面は気にしたほうがいいでしょうが、それにしても「まくり」と「差し」の強さが光ります。「大レースで逃げ切るのは相当きつい」という事実を再確認できるくらいでしょうか。

先の項目でも述べたとおり、今回岐阜は新しくて綺麗な選手管理棟がオープンしました。しかし、そこにはもともとバックスタンドがあったので、どこまでバンクへの影響の変化があるかは不透明です。

先日行われた「いわき金杯争奪戦2024(いわき平競輪G3)」では、山口拳矢選手は当サイトが注目していた山田庸平選手と二次予選で激突。山口拳矢選手(2着)と山田庸平選手(3着)がともに勝ち上がる結果となりました。

ただ、準決勝では別々のレースとなったこの二者。山田庸平選手は決勝進出を達成したものの、山口拳矢選手は地元で負けられない新田祐大選手を前に7着敗退となってしまいました。

この結果をどう見て、どのように今節の予想に活かすべきでしょうか。その後、「いわき金杯争奪戦」は、新田祐大選手が地元の誇りでもって優勝しています。ならば、ホームではないとはいえ、地元の利が今度は山口拳矢選手の側にやってくるのか。予想と分析の捗るポイントになりそうです。

無料で使える無料で稼げる優良競輪予想サイト3選

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このように悩んでる人って多いですよね。。。

ここではあらゆる面で優れた予想サイトのみを3つに厳選して紹介していきます!

  • 競輪総合サイトオリンピア
  • 競輪カミヒトエ
  • 競輪の王道

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おすすめ②:競輪カミヒトエ

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おすすめ③:競輪の王道

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競輪の王道はその名前の通り競輪予想サイトです。

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「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」まとめ

「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」まとめ

紆余曲折を経て今の形となったG1競走「読売新聞社杯全日本選抜競輪」。「令和6年能登半島地震復興支援競輪」ということで、収益金の一部が被災地に寄付されます。

人生、喜びもあり、涙もある。

しかし、すべては健康と温かさがあってこそであり、悲劇に寄り添いすぎて自らも心身を崩してしまうことは、ぜひとも避けなければなりません。

さながら壁のように反り返るバンクを全速で駆け抜ける競輪選手たちは、「もがく」大切さを教えてくれます。それは人生という過酷な旅路を戦い抜くうえで、最良の応援歌のようですらあります。

2024年の全日本選抜競輪で、最も「人生の苦難を乗り越える強さ」を見せてくれるのは誰か。装いも新たになった岐阜の地にて、「天下布武」を唱える選手が決まります。そして、何よりもこの全日本選抜競輪こそが、「来年のS級S班最初の当確者」を決める戦いでもあるのです。

岐阜競輪場のアクセス

岐阜競輪場のアクセス

岐阜競輪場が「織田信長ら有名武将の歴史とともにある」施設であることは、すでにバンク特徴の項目などでも解説してきました。リニューアル工事によって現代の事情に対応した岐阜バンク。今年、待望された「地元所属のS級S班」がいるからには、現地観戦で熱狂を味わう価値も高まりそうですね。

住所 岐阜県岐阜市東栄町5丁目16-1
電話番号 058-245-3161
最寄り駅 JR東海道本線・高山本線「岐阜駅」
※無料送迎バス 約10分
名鉄各務原線「田神駅」
※徒歩 約15分
最寄りIC 名神高速道路「一宮IC」
※約30分
東海北陸自動車道「各務原IC」
※約10分
無料駐車場 有(1,350台)
公式サイト 岐阜競輪場