オランダ王国友好杯 2023 73周年記念 別府競輪 別府記念
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【別府73周年】「オランダ王国友好杯2023(別府競輪G3)」は今年も遠征勢が魅力!松浦悠士と新田祐大は間違いない破壊力だ

UPDATE:2023.12.08
レース記事

別府競輪の73周年を祝う記念競輪、「オランダ王国友好杯2023(別府競輪G3)」が開催されます。開催期間は2023年12月7日(木)から12月10日(日)まで。日本が誇る温泉地である別府から、ホッカホカの戦いが全国へと発信されます。

そもそも、なぜ別府競輪の記念競輪の名前がオランダ王国友好杯なのか。今回の開催では、どういった選手が車券の軸になりうるのか。これらの情報を余すところなく網羅しました。開催前から開催後まで、いつでも楽しめる内容をお届けします。

この記事でわかること

  • 大分とオランダの絆は関ヶ原の戦い以前から4世紀以上もの歴史あり!その詳細と前回決勝を振り返る
  • 今回もS級S班が中心!来年も赤パンの松浦悠士が前回に続いて決勝進出濃厚だ
  • 別府は差しが強い……はずだった!最近の別府バンクがちょっと違う特徴を持っている件について

「オランダ王国友好杯2023(別府競輪G3)」の詳細情報

開催年 優勝選手 所属支部
2016年 岡村 潤 静岡
2017年 田中 晴基 千葉
2019年 松井 宏佑 神奈川
2020年 浅井 康太 三重
20212年 守澤 太志 秋田

「オランダ王国友好杯」は、別府競輪の開設を祝う記念競輪です。大分県とオランダ王国は、「リーフデ号(漂着)事件」から400年以上におよぶ交流の歴史が始まりました。まだ大分が豊前国であったころであり、それから大きな歴史のうねりを経て、現在の交友につながっています。

とりわけレース名の由来となったのは、1998年の日蘭交流400年事業での出来事でした。オランダは今も昔も自転車競技が盛んであり、記念催事のために大分へ来訪したオランダ王国駐日大使のナウハウス閣下(当時)と、平松大分県知事(当時)が懇談。

2023年12月現在はオランダ王国の国王であるウィレム=アレクサンダー陛下(当時は皇太子)が自転車競技に強い関心を持ち、またオリンピックの正式種目に「ケイリン」が採用されたこともあって、「オランダ王国皇太子杯」が開催されることになりました。

やがて、第20回開催の節目の年にして、元号が平成から令和になった2019年。別府市とオランダ王国大使館の協議のもとで、晴れて「オランダ王国友好杯」が記念競輪の名称となったのです。

<前回決勝回顧>「オランダ王国友好杯2023(別府競輪G3)」はS級S班の破壊力が炸裂!

車番 氏名 所属
1 松浦 悠士 広島
2 北津留 翼 福岡
3 郡司 浩平 神奈川
4 園田 匠 福岡
5 山口 拳矢 岐阜
6 中本 匠栄 熊本
7 大槻 寛徳 宮城
8 村上 博幸 京都
9 守澤 太志 秋田

2021年6月8日に行われた、前回のオランダ王国友好杯のS級決勝。もっとも、今年3月の「ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)」が「オランダ王国友好杯」も掲げているため、正確にはこちらが前回となりますが。ここはあくまでG3開催としての前回、2021年のほうを紹介します。

さて、決勝です。北津留翼選手が引っ張る九州ラインが唯一の3車で、あとは神奈川秋田の東日本連係、岐阜京都の中日本連係、広島宮城の混成ラインという、なかなか稀有な形の4分戦になりました。

2021年6月8日「オランダ王国友好杯2021(別府競輪G3)」S級決勝/ゴールの瞬間

競走得点から本命と見られていたのは、神奈川の郡司浩平選手と秋田の守澤太志選手、S級S班2人による東日本ライン。対抗格として、やはりS級S班の広島の松浦悠士選手、および宮城の大槻寛徳選手の混成ラインが考えられていました。

ただ、のちにG1競走を勝つことになる山口拳矢選手が、この決勝で唯一のS級2班ながらも気迫を見せます。外から迫る松浦悠士選手のまくりに激しく抵抗し、結果としてそれを好機とした郡司浩平選手がまくり一撃。後ろから北津留翼選手が追いかけ、さらに番手の園田匠選手が抜け出してくるものの、前を捉えるには至りません。

結果、郡司浩平選手の番手から絶好の抜け出しを決めた守澤太志選手が優勝。守澤選手はグレードレースの決勝まで乗りつつもなかなか勝てないことが続いていましたが、ここで嬉しい至高の1着を獲得しました。この2人が2023年までS級S班をつとめ、そして2024年からはS級1班で復権を狙う立場になる……そこにもまた不思議な味わいがあります。

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

とかく遠征勢が連続して制しているのが、オランダ王国友好杯です。「あれ、そうだっけ?」と思われた方は、ぜひ前の項目をご覧ください。九州地区の選手の名前が見当たりません。決勝までは進んでいるものの、優勝の誉れは他地区が勝ち取っているのです。

  1. 松浦悠士(広島):まだまだ安定の広島の勇者!今回も間違いない優勝候補
  2. 新田祐大(福島):賞金ランキング第11位!来年のタイトル奪還を目指して別府激走へ
  3. 北津留翼(福岡):地元九州が誇る「翼」!前回の悔しさを晴らす時が来た

そのような前提もありつつ、上述の3名がシリーズを引っ張るであろうと考えました。現在のS級S班2名に、九州のS級1班1名。人気も実力もトップクラスの3選手であり、全員が「朝日新聞社杯競輪祭2023(小倉競輪G1)」からの参戦です。それぞれの属性について、各項目で見ていきましょう。

シリーズ展開予想①/松浦悠士(広島):まだまだ安定の広島の勇者!今回も間違いない優勝候補

シリーズ展開予想①/松浦悠士(広島):まだまだ安定の広島の勇者!今回も間違いない優勝候補

2023年賞金ランキング第5位。年末の「KEIRINグランプリ2023(立川競輪GP)」への切符を勝ち取ったのが、広島の松浦悠士選手です。11月末までに稼いだ額は約1億1300万円。グランプリにはもちろん良いコンディションで向かいたいところでしょうが、それでも高いパフォーマンスを期待せざるを得ません。

前回開催でも決勝まで勝ち進みましたが、ここで岐阜の山口拳矢選手の激しい抵抗を受けたために失速し、9着という結果に終わりました。当時からすでにS級S班になりうるポテンシャルを見せていた山口選手も、今年ついに「日本選手権競輪2023(平塚競輪G1)」を制覇し、グランプリ出場の権利とS級S班の栄光を獲得しました。

もとより松浦選手は自在型ですが、若手ナンバーワンの山口拳矢選手と自力でも引けを取らないあたり、さすがに万能戦士の貫禄があります。2023年も「サマーナイトフェスティバル2023(函館競輪G2)」を制しており、さらなる進化を遂げているようにさえ感じられるほど。

前節の競輪祭でも一次予選1走目から決勝までオール3連対。小倉のG1競走でこの安定感があるならば、別府においても良い走りをし、ついに年末の立川へ向かう。そんな青写真が見えてきます。

シリーズ展開予想②/新田祐大(福島):賞金ランキング第11位!来年のタイトル奪還を目指して別府激走へ

シリーズ展開予想②/新田祐大(福島):賞金ランキング第11位!来年のタイトル奪還を目指して別府激走へ

2022年はすべてのG1競走制覇、グランドスラムという偉業達成の栄誉に包まれました。そんな新田祐大選手が、まさかS級S班から陥落するとは。競輪の恐ろしさを感じさせてくれます。2023年11月末時点での賞金ランキングは第11位。あと2つの順位が遠い結果となりました。

何しろ前節の競輪祭でも、一次予選1走目と2走目で連続1着。文句なしの勝ち上がりで、シード戦となるダイヤモンドレースでもまくりきって1着の3連勝。松浦悠士選手や古性優作選手といった面々を従えて、競輪祭制覇を感じさせる快進撃を続けます。

ところが、迎えた準決勝。深谷知広選手や脇本雄太選手の後塵を拝し、7着に敗戦。至上命題であった決勝進出は成らず、S級S班からの陥落が決定しました。

しかし、それが直ちに新田選手の価値を毀損するはずもありません。これまで積み上げた実績が、また競輪祭を始めとして数々の競走で見せてきたポテンシャルが、実際に作り上げた第11位という結果が、捲土重来の予感を覚えさせます。今回の別府記念が、新たな”始まり”となるかもしれません。ぜひとも見定めましょう。

シリーズ展開予想③/北津留翼(福岡):地元九州が誇る「翼」!前回の悔しさを晴らす時が来た

シリーズ展開予想③/北津留翼(福岡):地元九州が誇る「翼」!前回の悔しさを晴らす時が来た

福岡支部の人気者、小倉競輪のアイドル、そして競輪界屈指のスプリント力を持つ北津留翼選手。前回開催でもS級S班2車を猛然と追いかけて4着。ライン2番手の園田匠選手を3着、3番手の中本匠栄選手を5着へと導きました。ただ、それは立ち遅れた結果とも捉えられてしまうでしょう。

さらに、6月の久留米記念、「中野カップレース2023(久留米競輪G3)」の特集記事はご覧いただいたでしょうか。こちらにも書いたとおり、2023年の北津留選手は「やってもうた」な出来事を起こしてしまいました。

それは決して後ろ暗くはないとはいえ、重めの失格判定だったことは事実。北津留選手は今まで以上に真摯に競技へ向かうことによって、この汚名返上を目指す戦いを続けています。

前節の競輪祭決勝進出は、その点からも見事でした。3節前の「サテライト宮崎20周年記念C(武雄競輪F1)」でも1着3本の完全Vを達成しているように、一撃必殺の突破力があります。別府記念のタイトルを地元九州勢が死守するなら、やはり北津留選手がその一番手になりうるでしょう。

別府競輪場のバンクの特徴

決まり手 1着率(%) 2着率(%)
逃げ 26.8 19.7
まくり 30.4 13.5
差し 41.7 22.6
マーク 42.8

別府競輪場は、基本的に「差し」が有利。すなわち番手以降の選手が勝ちやすい周長400mバンク……というのが定説でした。実際、当サイトで特集した記事も、その前提に沿って作成されています。コース形状からも当時の数字からも、まったくもって妥当な評価でした。

ところが、上記の1着決まり手と2着決まり手をご覧ください。周長400mバンクで差しが強いとなると、本来はその1着割合が50%ほどあっても良いところ、最近では41.7%となっています。

反対に、みなし直線59.9mもあるとは思えないほど「逃げの1着率が上がっている」点には気をつけたほうがいいでしょう。この統計は2022年初めから2023年11月末までの合計1591レースのものとなっているため、十分に考慮に値するものといえます。

とはいえ、2022年12月初めから2023年2月末まで、すなわち前回の冬季に限ると「差し1着率は45.8%まで上昇する」ので、この季節はデータの揺り戻し期間に入るかもしれません。これらのポイントや優良おすすめサイトの情報も踏まえて予想していくことで、力強い的中を勝ち取ることにつながるでしょう。

「オランダ王国友好杯2023(別府競輪G3)」イベント情報

「オランダ王国友好杯2023(別府競輪G3)」イベント情報

ようやく現地でのイベントが再開している公営競技。今回のオランダ王国友好杯も同様であり、多くのステージイベント等が予定されています。全国区の芸人である「U字工事」さん、元サッカー日本代表選手の「前園真聖」さん、競輪界が誇るレジェンドである「佐々木昭彦」さん、「内林久徳」さん、「山口幸二」さん、「吉岡稔真」さんなど、現地へ足を運びたくなるビッグネームが勢ぞろい。

「オランダ王国友好杯2023(別府競輪G3)」催事/キングスデーフードandキングスデーストリート

誰もが楽しめるフード関係の出店や、子どもまで楽しめるポニー乗馬体験も充実。家族連れで来場した際にも、1日だけでは足りないくらいのコンテンツがそろっていると言えるでしょう。

日付 場所 内容 備考
12月10日 スポーク広場特設ステージ お笑い芸人ステージ U字工事
12月9日 スポーク広場特設ステージ 限定ライブ
12月10日 スポーク広場特設ステージ 大分支部新人選手トークショー 脇あかり/稲村亜美
12月9日 スポーク広場特設ステージ ステージトーク 前園真聖
12月7日-10日 競輪レジェンド展望会&トークショー 佐々木昭彦/内林久徳/山口幸二/吉岡稔真
12月7日-9日 大分支部選手トークショー
12月7日-10日 大道芸パフォーマンス Mr.BUNBUN/大道芸人ひろと/変面&マジック 深夜アキ/おんぷらんと
12月7日-8日 ベリーダンス ジャスミンジェナ/ベリーダンススタジオ アマーニ
12月9日-10日 キッズダンス 別府アリーナダンスクラス/TOMOMI CHEERDANCE PLACE OITA
12月10日 別府溝部学園短期大学 ハンドベルリンガーズ
12月7日-10日 スポーク広場 キングスデーフード 路地裏サワー/おしゃべりなスプーン/韓国苑/Parterre/メリッサ/フーディーズ
12月7日-10日 メインスタンド南側 キングスデーストリート アンブレラスカイ
12月9日-10日 メインスタンド南側 キングスデーストリート 白馬に乗って王さま気分!(ポーニコ)/オープンカフェ(オリジナルブリトー hug)

「オランダ王国友好杯2023(別府競輪G3)」まとめ

「オランダ王国友好杯2023(別府競輪G3)」まとめ

400年に及ぶ歴史的な交流から生まれた、別府競輪場の記念競輪である「オランダ王国友好杯」。開設73周年記念となる今回も、冬の寒さを吹き飛ばす熱戦が待っています。

現在の別府競輪場のバンク特性を考えても、自在型として何でもできる松浦悠士選手は、やはり不動の優勝候補です。楽しいイベントももりだくさんの別府記念。2023年の師走を存分に楽しむならば、この開催はもってこいのアミューズメントになるでしょう。

たとえ現地に行けないとしても、今や全国どこからでも気軽に車券を購入できます。さらには、有用な情報がインターネットを通じて手に入るのです。当記事や当サイトのみならず、当サイトがおすすめする優良サイトの力も借りて、温泉以上にホカホカなお財布をつくりあげる。良い車券予想ができれば、それは「自分史」に残る素敵な記憶と記録になるはず。

暗い世相に光を灯す、明るいほうへと手を伸ばす。そんなきっかけになる、競輪がある。いつも楽しんでいる方も、これまで競輪をやってみたことがない方も、ぜひおひとついかがでしょうか。

別府競輪場のアクセス

別府競輪場のアクセス

大分県別府市にある別府競輪場。1950年5月16日に開場し、70年以上ものあいだに渡って地域経済を支え、そして今はその豊富な開催スケジュールによって全国のファンに愛されています。

別府温泉で有名な別府市は革新的な取り組みを実施している自治体ですが、競輪事業もまた例外ではありません。個性豊かなCMを制作し、幅広いPRを展開することで、「温泉のおまけ」と呼ばせない美点の獲得に成功していると言えるでしょう。

住所 大分県別府市亀川東町1-36
電話番号 0977-67-5578
最寄り駅 JR日豊本線「別府駅」
※別府駅東口→路線バス「照波園バス停」
JR日豊本線「亀川駅」
※亀川駅前→路線バス「照波園バス停」
最寄りIC 東九州自動車道「別府IC」
※九州横断道路・県道11号線等 約20分
無料駐車場 有(1,300台)
公式サイト 別府競輪場