競輪YouTuberDスケの競輪予想が参考になるかどうか本気出して考えてみた

競輪YouTuberDスケの競輪予想が参考になるかどうか本気出して考えてみた

UPDATE:2021.01.13
ブログ・ユーチューブ競輪コラム

競輪を楽しむ方法はいろいろあります。特に、インターネットが発達した2020年現在においては、その多様化はとどまるところを知らないというべきでしょう。

ネットを駆使した広報戦略において、競輪は競馬や競艇(ボートレース)も含めた「3競」の中では後れをとった存在でした。

いち早く健全な娯楽化とスポーツ化を果たした中央競馬(JRA)、ネット投票の波に乗って劇的に収支を改善していった地方競馬(NAR)、イケメンレーサーや美女レーサーにフォーカスを当てて新たなファン層への訴求を狙ったボートレース(競艇)に比べ、競輪は推し方を見つけられていませんでした。

しかし、近年になって、ようやく競輪も巻き返しのときが訪れつつあります。その一環として劇的に進んだのが、投票プラットフォームの増加と、YouTubeを中心としたライブ配信の強化でした。

そのライブ配信強化の過程で進められたのが、競輪をアピールする新規タレントの発掘であり、今回紹介するYouTuber「Dスケ」になります。

YouTuberとして飛び抜けた再生数があるわけではないDスケの車券師としての魅力、さらにはDスケの競輪予想が使えるか否かといった情報に触れながら、競輪予想を取り巻く現状を解説します。

競輪YouTuberDスケ概要

競輪YouTuberDスケ概要

2020年は、競輪YouTuberがその活動を拡大した年でした。それは競輪が庶民の娯楽として生き残るため、本格的な新しい分野への挑戦を始めた年であったと言い換えることもできるでしょう。

もともと、YouTubeにおける競馬予想活動、ならびにボートレースの情宣活動に比べ、競輪に関係した動画も配信も、比率としては劇的に少ないほうでした。

競輪は、そもそもが複雑な競技です。ギャンブルとしての楽しみがたっぷり詰まっているぶんだけ、ある程度は形として整った予想として提示するのは困難を極めます。競馬のように適当に単複、ボートのように適当に3連単というわけにもいかないでしょう。

敷居が高いならば、低くすればいい。競輪を統括するJKA、ひいては競輪の車券販売事業を委託された各民間事業者は、強くその事実を認識していました。

とりわけ民間の血は、公益財団法人であるJKAよりも世間の流行に敏感でした。YouTubeという世界規模のモンスター動画プラットフォームの威力に目をつけ、そこで活躍するYouTuber、ひいては配信を定期的に行うライバーの発掘を開始します。

前置きが長くなりましたが、Dスケはそうした中で発掘され、2020年12月現在の今もなお毎日のように配信を実施している競輪YouTuberとなります。アップロードしている動画はライブ放送のアーカイブが主体となるため、カテゴリとしてはライバーに近くなるでしょう。

Dスケの活動はなんと2011年から

Dスケの活動はなんと2011年から

そもそも、競輪がネット販売におけるポテンシャルにすぐれたことを示したのは、YouTubeよりも別のサイトのほうが先でした。ニコニコ動画が国産の動画配信サイトとして隆盛を極める中、ユーザーが自由に放送できるプラットフォームとしてニコニコ生放送が始まります。

1991年度の売り上げをピークに、競輪はその3分の1ほどまでに規模を縮小していました。競輪場の廃止が各地で相次ぎ、競輪という文化そのものが消えてしまうことがささやかれていました。

そんな情勢の2011年、JKAは起死回生の策として、ほかのどの競技もやっていないミッドナイト開催に踏み切ります。観客なし、本場での車券販売なし、インターネットでのみの販売の拡充といった施策に、上記のようなニコニコ生放送の「みんなで楽しむライブ感」がずばりハマりました。

競輪はまさにこの時に息を吹き返し、生き残る道を見つけたといえるでしょう。そして、この2011年、すでにYouTubeという動画コンテンツプラットフォームの面白さに目をつけていたのが、今回紹介するDスケです。

Dスケが現在運営している「【チャリロト・Dスケ激闘編】」は、2011年からスタートしています。まだまだ誰もがライブ配信という形態に手探りだった時代、興味本位からとりあえず作っただけとはいえ、先見の明がありました。

Dスケはチャリロトと契約している

チャリロト公認YouTubeチャンネル

2020年、大手競輪投票プラットフォームの「チャリロト」(運営:株式会社チャリ・ロト)は、複数名のエンターテイナーと配信契約を締結しました。

吉本興業に所属するお笑い芸人の「ストロベビー」、恵比寿マスカッツのメンバーである神崎紗衣、黒沢美怜、吉澤友貴の競輪好き組「恵比寿チャリカッツ」らが名を連ねる中、Dスケもまた契約対象として選抜されます。

彼の活動が、プチインフルエンサーとしての影響力を保持していると認められた瞬間でした。

そもそも、毎日ほぼ休まずに配信するのは大変です。しかも、固定の視聴者をしっかりつけているならば、これはよほどの偉業ともいえるでしょう。そんな継続を達成していたDスケにもたらされた、必然的な恩恵だったといえるかもしれません。

2020年12月現在の事実として、先ほど挙げた芸能人であるストロベビーや恵比寿マスカッツより、Dスケのチャンネルのほうが登録者数が多い状況です。定期的な配信が固定ファンを作る好例です。

Dスケは家族持ちYouTuber

Dスケは家族持ちYouTuber

Dスケは家族持ちであることを公表しており、実際にYouTubeやツイッターのアイコンにも、彼の子どもが登場しています。また、ツイッターのプロフィールには配偶者がいる事実が明かされており、しっかり家庭生活を営んでいるようです。

とはいえ、深夜まで競輪配信をしている様を見て、気分が良い人はそうそういないでしょう。「嫁に隠れてやる競輪サイコー」とのことですが、果たしてどこまで隠しきれているものでしょうか。

YouTuberDスケの競輪予想へのポジティブな評価

YouTuberDスケの競輪予想へのポジティブな評価

際立ったカリスマこそないものの、とかく競輪が好きなことが伝わるDスケには、良い評価と悪い評価がそれぞれ付きまといます。そうした評判について、両面から確かめていきましょう。

この評価の中から、Dスケが競輪予想において何を重視しているか、彼の予想は実際に車券戦略の参考になるかどうかが浮かび上がってきます。

とんでもない買い目でも当ててくる

Dスケは思い切った買い方が多く、時にはトリガミ上等で大きく手を広げます。荒れそうと推理したからには、少ない点数で妥協することなく、ワイドな視野で複数の展開を予想するタイプといえるでしょう。

一方で、その予想理論は決してロジカル一辺倒でもありません。かなり直感を大切にするところが強く、サブチャンネルで「オカルトDスケ競輪」を持っている程度には、見えない力を大切にしています。

そうした思考と感覚の積み重ねとして生まれる買い目は、常識に囚われないものとして結実します。

穴車券、とりわけ万車券がなぜ生まれるかというと、レース展開が多数派の競輪ファンの想定を軽々と超えてくるからといえます。「常識的に考えて、こんなことにはならないだろう」という思い込みを打ち砕いてくるからこそ、とてつもない配当が飛び出てくることは、今さら説明されなくてもわかっている方は多いでしょう。

しかし、頭ではわかっていても、実践するのは容易くありません。Dスケはそうした理性によるブレーキをに対し、感性によるアクセルで踏み越えるパワーを持っています。結果として、凡百の予想では当てられない出目まで勝ち取る可能性を秘めています。

親しみが持てる人柄

親しみが持てる人柄

Dスケには、芸能人のような輝きがあるわけではありません。あくまでも、発信好きな競輪ファンという属性が、現時点では最も適切な形容詞です。

しかし、その発信を続けられるだけの継続力と、好きなことには精力を傾ける真摯さだけは、誰もが認めるところでしょう。また、いくら好みの行動であっても、飽きるパターンは往々にしてあります。

心理学でいうアンダーマイニング現象は、大好きだったはずのものから興味を失わせることにもつながりかねません。最初は好きで配信を始めたのに、再生数やコメントの活発度を重視しすぎるあまり、動機が「好きの実現」から「数字の獲得」に移ってしまいます。

結果として、数字の伸びが鈍ってきた段階で、好きだったはずのものへの興味さえも消えていきます。競輪のみならず、ほかの分野の動画においても、そうした燃え尽き配信者をいくらでも見られるでしょう。

Dスケはそこを乗り越え、純粋に楽しみだけを追い求めています。競輪が好き、競輪を予想するのが好き、それをYouTubeで配信する行為が好きという心が、配信からも感じられます。これもまたひとつの人柄といえるでしょう。

YouTuberDスケの競輪予想へのネガティブな評価

YouTuberDスケの競輪予想へのネガティブな評価

YouTuberとして長く活躍を続けるDスケには、好意的な評価ばかりが集まっているわけではありません。人気があれば、それを否定する層が出てくるのは避けられないからです。人は、なぜ評価されているのかわからないものに対して、嫌な気分を覚えるものです。

Dスケは何が評価すべきでない、そんなにバリューは存在しないと考えられているのでしょうか。インターネットで散見された内容を見ていきます。

放送がつまらない

極端な話をしてしまえば、YouTuberの配信は素人の放送番組です。ずば抜けたトークスキルがあるわけでもないし、芸能人オーラなんてさっぱり出ていません。スタジオの設営技術も未熟ですから、余計にみすぼらしく見えることもあるでしょう。

その臨場感、生活感が良いという意見もありますが、テレビという優れた文化媒体に慣れた人ほど、YouTubeの配信内容の安っぽさに強いギャップを覚えてしまうようです。

Dスケもまた素人放送の典型であり、トークスキルで場をつなぐようなことも期待できないため、苦言を呈する人がいるのは確かです。

車券の買い方がめちゃくちゃ

ほかの人の車券予想を見る楽しみのひとつとして、自分とは違うロジックに触れられるというものがあります。まるで考えもしなかったような鋭い知恵に接すると、自分の車券力が伸びる効果も受けられるため、その内容が理路整然としていればいるほど高評価を得やすくなります。

いわゆる知識や知育の解説番組が、高視聴率や高アクセス数を確保しているのは、人間の知識欲に始まる欲望にリーチしているからにほかなりません。

しかしながら、先にも述べたとおり、Dスケは結構な頻度でオカルトに頼ります。理論でも何でもない買い方を披露するケースも多く、「この7番選手は3着になりそうだから、3着固定の全-全-7」などという思考停止に見える多点買いも平気で実行します。

もちろん、こういう理由があるから、3着固定で買うんだよという説得力があれば、ネガティブな意見は低減したかもしれません。ただ、そこまでロジカルなところを見せないため、いきあたりばったりの感覚がとても強くなってしまっています。

競輪YouTuberDスケの配信は競輪のひとつの楽しみ方

競輪YouTuberDスケの配信は競輪のひとつの楽しみ方

競輪YouTuberのライブ配信は、競輪の楽しみをさらに大きくする方法といえます。素人っぽさが逆に良い雰囲気を醸し出し、まるで長い付き合いの友人と競輪を堪能しているかのような状況が作れるでしょう。

とはいえ、それが合わない人がいるのも間違いありません。無理をして見る必要はなく、まして、わざわざ嫌いな相手のことを考えるのは時間の無駄です。

競輪をより楽しむためのコンテンツは、次々に生まれています。もしかしたら、この記事をご覧になっている方ご自身が、発信する側に立つかもしれません。今や、それが夢物語などではない時代になりました。

成功の道の先々を見てみれば、良い競輪予想に代表される発信をすることによって、Dスケのようにチャリロトと契約できるかもしれません。また、ほかの事例としても、ティップスター(TIPSTAR)がVTuber(バーチャルユーチューバー)を使って猛アピールをした例もありました。

競輪の楽しみ方はさらに広がりつつあり、それがまた誰かを傷つけず、むしろ楽しくさせる素敵な循環が生まれています。その循環のどこから入るにせよ、大いに楽しむ場や機会が増えていることは、素直に喜ぶべきでしょう。