競輪といえば賞金額の高い公営競技とも知られており、年末に開催されるKEIRINグランプリでは1億円という夢のような賞金額となっています。
その額を聞くと、多くの競輪選手が大金が稼いでいるようにも思えますが、階級によってもその金額は異なります。
そこで、当記事では競輪選手の収入や2018年の賞金ランキングを紹介していきます。
目次
競輪選手は実力で年収が変わる
競輪選手は鍛えた身体を使ってレースの1着を目指し、その成績によって年収の差がうまれてきます。
もちろん、レースの着順やレースの大きさによってもらえる賞金もことなりますが、レースに出走するだけでもれる手当も存在しています。
たとえばレースの成績に関係なく出走すればもらえる「出走手当」、天候が悪く走行が危険な際にもらえる「雨敢闘手当」、年始に出走するともらえる「正月手当」があるのです。
競輪選手の平均年収について
競輪選手の平均年収はレースの成績だけでなく、所属する階級によっても異なります。基本的に階級が高い選手は、賞金の高いレースにも出られるため必然的に年収も高くなるのでしょう。
例えば、階級が一番上位のS級S班になると、賞金が最も高いKEIRINグランプリなどにも出場できるため、年収1億円を超える選手も少なくありません。
しかしガールズケイリンの選手は、男子の選手のような賞金の高いレースが少ないため、平均年収も600万円ほどで低い傾向があります。
レースのグレードで大きく変わる賞金額
レースで優勝した際の賞金額はレースのグレードによっても大きく変わってきます。
グレードは下からFII・FI・GIII・GII・GI・GPとなっており、1億円もの賞金がでる競輪最高峰のレース「KEIRINグランプリ」はGPのレースです。
基本的に1着にならなければ高額な賞金を手にすることは難しいですが、KEIRINグランプリに限っては出場して最下位だったとして500万円もの賞金が手に入るため、サラリーマンの年収とさほど差はありません。
このように単発のレースでも稼げるようになりたいからこそ、選手らは上位の階級を目指すのです。
競輪のグレード別の賞金額を紹介!
上記では、競輪選手の年収について簡単にお話しましたが、レースのグレードによってどれほどの賞金の差があるのでしょうか?
競輪のレースは上位のレースになればなるほど賞金額も高くなり、大金を手にすることができます。
そこで、こちらではグレードごとにどの程度の賞金が手に入るのか紹介していきましょう。
GP
GPに属するレースは男子競輪の頂点を決める「KEIRINグランプリ」です。毎年12月30日に行なわれる実力者同士の激しい戦いに競輪ファンは大盛りあがりです。
そして、このKEIRINグランプリの優勝者には約1億円の賞金が出ます。この額は競輪に限ってだけではなく、さまざまな競技と比較しても圧倒的な高さを誇っています。
G1
有名なG1のレースは「読売新聞社杯」「日本選手権競輪」「オールスター競輪」「全日本選抜競輪」などがあります。
GPほど賞金額が高くはありませんが、それでも優勝賞金は2500万円~6000万円ほどにもなります。
またG1レースの出場権はS級選手のみなので、技術や能力のある選手同士の戦いも見逃せません。
G2
G2の有名なレースは「サマーナイトフェスティバル」「ヤンググランプリ」「ウイナーズカップ」「共同通信杯」などがあります。
こちらの優勝賞金額は325万円~1940万円ほどなので、優勝すればサラリーマンの年収ほどは簡単に稼げてしまうでしょう。
G3
G3の有名なレースは「国際自転車トラック競技支援競輪」や競輪場を記念する記念競輪などがあります。
賞金額は215万円~300万円ほどで少なめですが、そこそこ開催数があります。
F1
F1はS級選手とA1班とA2班が出場するレースです。
S級の優勝賞金額は約100万円~150万円、A級の優勝賞金額は約30万円~40万円ほどです。
F2
F2はA級選手だけが出場するレースです。
毎日行なわれているレースのなかで一番開催数が多いものです。
優勝賞金額はA1・A2であれば約35万円、A3であれば約15万円程度出ます。金額は少ないですが回数を重ねてコツコツと稼いでいくイメージでしょう。
賞金ランキング2018を紹介!
上記では競輪選手がどのように収入を得ているのか、どの程度収入をもらっているのかを理解して頂けたと思います。
そこで、2018年にはどのくらいの賞金をッカ疎くしてきたのか、2018年の賞金ランキングご紹介します。
2018年男子賞金ランキング2018
まずは、2018年の男子賞金ラキングトップ30を紹介します。
- 1位 三谷 竜生:255,313,000 円
- 2位 脇本 雄太:148,773,000 円
- 3位 浅井 康太:140,962,000 円
- 4位 平原 康多:105,246,400 円
- 5位 村上 義弘:87,907,000 円
- 6位 村上 博幸:63,277,600 円
- 7位 新田 祐大:57,783,800 円
- 8位 清水 裕友:57,714,000 円
- 9位 武田 豊樹:57,194,300 円
- 10位原田 研太朗:49,800,500 円
- 11位古性 優作:47,752,000 円
- 12位山田 英明:46,216,000 円
- 13位渡邉 一成:45,796,000 円
- 14位菅田 壱道:44,889,800 円
- 15位香川 雄介:44,304,200 円
- 16位松浦 悠士:44,286,800 円
- 17位佐藤 慎太郎:42,542,500 円
- 18位中川 誠一郎:42,251,000 円
- 19位中村 浩士:41,475,500 円
- 20位木暮 安由:40,571,000 円
- 21位和田 健太郎:40,404,000 円
- 21位和田 健太郎:40,404,000 円
- 22位山崎 賢人:39,406,800 円
- 23位郡司 浩平:38,088,500 円
- 24位諸橋 愛:38,032,200 円
- 25位吉澤 純平:38,020,500 円
- 26位柴崎 淳:35,478,000 円
- 27位椎木尾 拓哉:35,204,800 円
- 28位和田 圭:35,179,400 円
- 29位山中 秀将:35,021,400 円
- 30位渡邉 雄太:34,696,100 円
このランキングを見ても分かるとおり、ランキング上位はS級S班の選手で占められています。
また、2018年のKEIRINグランプリを見事に制した三谷竜生選手が2位の脇本 雄太選手に1億円もの差を付けて一位を獲得しています。
やはり賞金が高い「KEIRINグランプリ」を制する選手が、その年の賞金王として君臨するのです。
2018年ガールズケイリン賞金ランキング2018
続いて、2018年のガールズケイリンの賞金ランキングトップ20を紹介します。
- 1位児玉 碧衣:27,184,000 円
- 2位石井 寛子:15,800,000 円
- 3位石井 貴子:15,431,000 円
- 4位高木 真備:14,056,000 円
- 5位尾崎 睦:13,483,700 円
- 6位鈴木 美教:13,308,000 円
- 7位奥井 迪:12,869,000 円
- 8位長澤 彩:12,802,000 円
- 9位山原 さくら:12,663,000 円
- 10位梶田 舞:11,967,000 円
- 11位小林 莉子:11,858,500 円
- 12位梅川 風子:11,492,000 円
- 13位細田 愛未:11,330,700 円
- 14位荒牧 聖未:10,507,600 円
- 15位内村 舞織 :8,888,000 円
- 16位東口 純: 8,777,600 円
- 17位石井 貴子:8,677,000 円
- 18位坂口 楓華:8,646,000 円
- 19位小坂 知子:8,605,000 円
- 20位大久保 花梨:8,578,000 円
2018年の賞金女王として君臨したのは、デビューから3年しか経っていない児玉 碧衣選手が選ばれました。
児玉 碧衣選手は「KEIRINグランプリ」と同時期に開催された、女子競輪の頂点を決める「ガールズケイリングランプリ2018」で見事に優勝を果たしました。
この時の賞金額は1,000万円ほどだったので、2018年の獲得賞金の約3分の1も占めているのです。
また男子競輪と比べても10分の1程度の賞金額のため、今後さらにガールズケイリンファンが増えて売上が上がれば、ガールズケイリンの賞金額も高くなるのでは?と考えられます。
まとめ
以上、当記事では競輪選手の収入についてや2018年の賞金ランキングを紹介しました。
男子競輪選手の賞金王に輝いたのは2億円を超えた三谷竜也選手が1位に輝きました。この金額を見ると夢のあるような職業に思えますよね。
またガールズケイリンは男子競輪と比べても賞金金額が低くなっていますが、最近ではガールズケイリンの人気も高まっているため、今後KEIRINグランプリのように賞金の高いレースが出てくるかもしれません。
これからの賞金金額が上がるのか、下がるのかも気になるところなので毎年動向を気にしておきましょう。