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【2021年情報有】2020年の競輪選手賞金ランキングベスト10から「車券予想でも勝てる」選手がわかる!

【2021年情報有】2020年の競輪選手賞金ランキングベスト10から「車券予想でも勝てる」選手がわかる!

UPDATE:2021.06.11
競輪コラム競輪選手

競輪は、稼ぐ選手が強い選手である。大レースで勝てば勝つほど、上の着順を取れば取るほど多くの賞金をもらえる競輪では、これは絶対的な法則と考えていいでしょう。

2021年6月現在、すでに2020年で好調だった選手が同じく上位に進んできており、この考え方が間違っていないことを証明してくれています。

そこで、2021年も折り返しが見えてきた今、改めて競輪賞金ランキングの2020年版トップ10を紐解くことで、車券戦略に大いに役立ちます。それは無駄な予想を削減し、より研ぎ澄まされた賢さを与えてくれるでしょう。

競輪獲得賞金ランキング!2020年のベスト10はこの選手たち!

競輪獲得賞金ランキング!2020年のベスト10はこの選手たち!

強いから稼げる、稼げるから強い。明白な強さを示す数値としての競走得点、そして獲得賞金。勝負の世界のわかりやすい基準であり、ここ一番での大勝負に勝てる強心臓の持ち主であることを示す、最適な指標です。

2020年は新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行の始まり、3ヶ月に近い開催中止期間、そして東京五輪の1年の延期など、実に苛烈な1年でした。

それでも、競輪選手、そして関係者の努力によって、熱戦は帰ってきました。9車立てメインから7車立てメインになり、多くの無観客開催なども行われましたが、それでも競輪というすばらしいエンタテインメントが戻ってきたことは、うれしく明るい話題でした。

多くの困難を乗り越え、賞金と勝利という栄誉を積み重ねた10人の俊英は、以下のとおりになっています。

第1位:和田健太郎(87期/千葉)

第1位:和田健太郎(87期/千葉)

千葉の和田健太郎選手は、本当に苦労して戦ってきました。この位置にたどり着くまで、どれほど苦しかったでしょう。

しかし、初めてのKEIRINグランプリ出場で、乾坤一擲の差し切り優勝。1億340万円のビッグボーナスを獲得し、累積賞金額でも最後の最後に差し切って1位の誉れをもぎ取りました。

ホームバンクである千葉と同じ地区に属する、神奈川の平塚競輪場が決戦の舞台でした。準ホームと言っても差し支えないようなバンクでこの偉業を達成できたのは、果敢なる戦いがあったからにほかなりません。

千葉競輪場は、収益悪化による存廃問題が発生し、一度は廃止が決定したほどの状況でした。しかし、国際的な250バンクへの改修や諸々の条件によって逆転存続が決定し、その後からミッドナイト競輪を中心としたネット戦略によって、競輪の売上に追い風が吹き始めました。

生まれ故郷が閉鎖される危機を乗り越え、ついに栄誉を掴み取った。それが和田健太郎選手です。

第2位:松浦悠士(98期/広島)

第2位:松浦悠士(98期/広島)

2020年を通じて主役であり続けたのは、広島の松浦悠士選手でした。ウィナーズカップ2020(福井競輪G2)およびオールスター競輪2020(名古屋競輪G1)の2つの特別競輪タイトルを制覇。新型コロナウイルス(COVID-19)の流行にも負けない、卓抜した脚力を見せつけました。

賞金ランキングは常に1位を走り続けましたが、最後の最後、賞金王決定戦ともいえるKEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)で、和田健太郎選手の1億340万円プラスでまくられた形です。さながら競輪の展開そのもののような流れでした。

しかし、2021年に入っても、松浦悠士選手は絶好調。2021年6月上旬現在までの計算でも、すでに1億2,000万円を稼ぎ出しています。4節連続優勝は、日本選手権競輪2021(京王閣競輪G1)までも含む超ハイレベルな記録です。「今年も競輪界は松浦悠士を中心に回る」と断言できる存在でしょう。

第3位:脇本雄太(94期/福井)

第3位:脇本雄太(94期/福井)

ナショナルチームの看板選手であり、日本代表の屋台骨ともいえるのが、福井の脇本雄太選手です。その先行力、回転力、爆発力は他の追随を許しません。

2021年、延期された東京オリンピックが開催されるかどうかの瀬戸際にきています。代表選手としては開催を前提として行動しなければならないので、脇本雄太選手も自転車競技のほうに集中しています。

無事に開催の運びとなったならば、その世界レベルの脚力が最高水準で発揮されることを願いましょう。

第4位:郡司浩平(99期/神奈川)

第4位:郡司浩平(99期/神奈川)

神奈川の郡司浩平選手は、2020年に華々しい躍進を遂げました。もともと一流選手ではありましたが、朝日新聞社杯競輪祭2020(小倉競輪G1)で初G1制覇を成し遂げたことは、郡司選手の競輪レーサーとしての格を大いに押し上げたといえるでしょう。

事実、読売新聞社杯全日本選抜競輪2021(川崎競輪G1)では、「地元開催で必ず勝ちたい」「だからこそ周囲のマークもきつくなる」という状況で、見事に2つ目のG1制覇を成し遂げました。

「南関東地区の黄金時代が来る」。今年から静岡支部に移籍した深谷知広選手との好連係は、そう思わせるに十分の結果をもたらしました。

なおも特別競輪、記念競輪で安定して上位に来る郡司浩平選手は、松浦悠士選手ともども競輪界をけん引する存在として常に目立つ存在であり続けるでしょう。

第5位:平原康多(87期/埼玉)

第5位:平原康多(87期/埼玉)

関東の総大将、絶対的な柱石といわれるのが、埼玉の平原康多選手です。2020年も図抜けた総合力で第5位の賞金額を稼いだのみならず、2021年も年明けからそのポテンシャルが炸裂。記念競輪を連勝し、「平原康多ここにあり」を強く印象づけました。

平原康多選手の最大の特徴は、関東圏でのパーフェクトともいえる安心感です。競輪選手というカテゴリでいえば、まさしくタテヨコ兼備の平原選手こそが最高傑作でしょう。先頭でも番手でも、ラインの力を存分に引き出すその競走は、2021年も輝き続けています。

第6位:清水裕友(105期/山口)

第6位:清水裕友(105期/山口)

山口の清水裕友選手は、S級S班では最年少の存在です。中国地区の山口支部所属ということもあり、同じ中国地区である広島の松浦悠士選手とは連係するシーンが多くなっており、特に顔をそろえやすいビッグタイトルではよく見る名物ラインになっています。

基本的には年下の清水選手が先頭で踏むことが多いですが、同じく自力で戦える松浦悠士選手が前で戦うこともあり、どちらのパターンでも強いのが至高の中国ラインの魅力です。2021年もすでにウィナーズカップ2021(松阪競輪G2)を制し、現役トップクラス、超一流の脚力を存分に披露しています。

第7位:佐藤慎太郎(78期/福島)

第7位:佐藤慎太郎(78期/福島)

福島の佐藤慎太郎選手は、円熟味を増すほどにすさまじい差し脚と番手の仕事を発揮するベテランレーサーです。KEIRINグランプリ2019(立川競輪GP)の覇者でもあり、S級S班として力強く君臨し続けているといってもいいでしょう。

強面な一方でトーク力抜群と、非常に個性に満ちた存在です。「人間力」という面では、競輪界でも随一の存在といえるのが佐藤慎太郎選手かもしれません。知れば知るほど愛すべき要素が見えてきて、いつしかファンになっている。そんな不思議な存在です。

第8位:守澤太志(96期/秋田)

第8位:守澤太志(96期/秋田)

秋田の守澤太志選手は、若くして堅実な競走が持ち味です。自力も追い込みもできる自在型で、「気づいたら守澤も来ていた」というパターンは数知れず。決して派手な選手ではありませんが、S級S班としての風格を身につけたレーサーです。

2021年もオランダ王国友好杯2021(別府競輪G3)を制するなど、着実に賞金を積んできています。ランキング戦線での右肩上がりのペースは衰えることなく、今年も9名の精鋭に残ってくる気配を強く放っています。

第9位:新田祐大(90期/福島)

第9位:新田祐大(90期/福島)

福島の新田祐大選手は、豪快なフォームでのまくりが冴える自力型選手であり、ナショナルチームの看板選手でもあります。東京五輪の準備のために自転車競技のほうに集中していますが、国際大会で大いに成績を残しているため、「さすが」という声が絶えません。

2021年6月現在、なおも東京五輪の無事の開催が不透明ではありますが、自転車競技における日本代表の星として、輝ける活躍が見込まれるでしょう。同じナショナルチームの脇本雄太選手と比較したとしても、容易に甲乙をつけられない傑物です。

第10位:諸橋愛(79期/新潟)

第10位:諸橋愛(79期/新潟)

ランキングとしては切りが良く、しかし、9つしかないS級S班の席を考えると悔しいのが、第10位という数字です。2020年は、そこに新潟の諸橋愛選手がランクインしました。切歯扼腕、これほどに悔しい結果もないでしょう。

ただ、多額の賞金を勝ち取ってきたのは事実であり、一流の競輪選手であることを疑うファンはいません。2021年もベイサイドナイトドリーム2021(四日市競輪G3)で平原康多選手をかわしての優勝を勝ち取っており、賞金戦線の上位に食らいついています。

2021年6月8日現在のランキングはこのとおり

2021年6月8日現在のランキングはこのとおり

順位 選手名 期別 所属支部 獲得賞金額
第1位 松浦 悠士 98 広島 120,740,000円
第2位 郡司 浩平 99 神奈川 82,923,000円
第3位 清水 裕友 105 山口 51,906,000円
第4位 佐藤 慎太郎 78 福島 41,676,000円
第5位 平原 康多 87 埼玉 38,377,000円
第6位 浅井 康太 90 三重 31,399,000円
第7位 武藤 龍生 98 埼玉 28,612,000円
第8位 守澤 太志 98 秋田 27,823,000円
第9位 和田 健太郎 87 千葉 27,299,200円
第10位 古性 優作 100 大阪 26,911,000円

2021年6月8日現在の賞金ランキングは、上記のとおりです。まだ折り返しに差し掛かってさえいないのに、松浦悠士選手はすでに1億円を獲得しています。驚異的なペースといえるでしょう。

何しろ4月下旬からは大楠賞争奪戦2021(武雄競輪G3)、日本選手権競輪2021(京王閣競輪G1)、五稜郭杯争奪戦2021(函館競輪G3)、全プロ記念競輪(広島競輪F2)と4節連続での優勝を達成しています。

しかも、日本選手権競輪、いわゆる「競輪ダービー」を制してダービー王になったものまで含まれており、もはやアンストッパブルと呼ぶにふさわしいでしょう。また、全プロ記念競輪は格付けこそF2ですが、集められる選手は最上級。実質的なG1に近い短期決戦ですので、この結果は衝撃としか言えません。

これから夏がやってきて、一気に賞金争いも加熱してきます。今回ベスト10に入っていない選手も差はわずか。ビッグタイトルを勝ち取れば、一気に浮上する可能性も高い状況です。特に、2020年のベスト10にいながら、今は第11位以下に甘んじている選手には、「勝負駆け」の要注意マークをつけておくべきでしょう。