競輪 決まり手
PR

競輪における決まり手は予想に非常に重要な要素!競輪場ごと決まり手なども一挙公開!

UPDATE:2020.08.26
競輪コラム競輪マメ知識

競輪以外にも「決まり手」という言葉は公営競技でよく耳にしますよね。

そして、競輪の決まり手には競輪独自の「決まり手」の種類や意味があります。

競輪では、「逃げ」「捲り」「差し」「マーク」という決まり手が存在します。

各決まり手にはそれぞれの特徴や意味があります。

また、全国各地にある競輪場にはそれぞれの特徴を持っています。

その特徴によって、決まりやすい決まり手も変わってくるでしょう。

そkで、今回の記事ではそれらの決まり手の種類やそれぞれの意味についてや各決まり手が決まりやすい競輪場について詳しく解説していきます。

競輪の決まり手ってなんのこと?

競輪 決まり手

まずは、「決まり手」とはどの様な意味のある言葉なのでしょうか。

競輪の決まり手とは、競輪選手が1着、もしくは2着にどのような方法でゴールをしたのかを表す言葉です。

この決まり手は、単に勝因を伝えるだけのものではなく、決まり手は出走表にも各選手のデータとして記されているほど重要な情報としての要素を持っています。

さらに競輪は、空気抵抗や風圧などが勝敗を大きく左右させてきます。

そのため、空気抵抗を一番受ける先頭を走る選手がどのタイミングで勝負。仕掛けるかなど、競輪のレースにおいて勝敗を決める鍵となってきます。

出走表に書かれている「決まり手」はそれぞれの選手がどのような戦法を使った決まり手をしてくるのかをイメージしてレースを展開するのかが競輪の見どころの一つとなっています。

そして、「逃げ」「捲り」「差し」「マーク」と各決まり手ごとに勝負する位置なども変わってきます。

それぞれに長短があったり、得意とするコースもあったりします。

次は、それぞれの決まり手の特徴について解説していきます。

競輪の決まり手のそれぞれの意味は?

競輪の決まり手の種類ですが、基本的には下記の4種類に分けられます。

・逃げ
・捲り
・差し(追い込み)
・マーク

上記4つの決まり手がどのような決まり手なのか、それぞれの決まりての意味や特徴について見ていきましょう。

決まり手「逃げ」の意味や特徴

競輪 決まり手 逃げ

まず、「逃げ」という決まり手はいったいどの様なものなのか解説していきます。

「逃げ」と呼ばれる決まり手は、レースの最後の1週の段階で先頭にいる選手が、そのまま後続で走る選手らに追い抜かれずにゴールを通過する戦法です。

「逃げ」という名前の通り、先頭を走り続け逃げ切る戦法のことですね。

逃げて先頭を走っている間は、もちろん自分より前を走る選手はいません。

そのため、他の決まり手と比べても進路妨害されにくいのがメリットです。

逆にデメリットとなってしまう部分は、先頭を走っているため風の抵抗を一番受けてしまうことではないでしょうか。

風の抵抗に負けず、先頭を走りきれる脚力を持っている選手でなければできない決まり手です。

また、後続からは、より脚力を温存している選手が1着争いを仕掛けてくるので、最後の直線が長いバンクでは不利になることがあります。

一見、先頭を走っているだけで良い簡単な戦法にも思えてしまいますが、2番手の選手が後続を牽制するかどうかや後続のラインが仕掛けてくるタイミングなどの駆け引きが重要となる、奥の深い決まり手です。

決まり手「捲り(まくり」の意味や特徴

競輪 決まり手 まくり

次は「捲り(まくり)」とはいったいどのような戦法なのか見ていきましょう。

「捲り」とは、ラスト1周の時点で前を走っている複数の選手たちが走るラインの先行選手を、4コーナーまでの間に、外側から回って先頭を奪い1着になる決まり手のことを言います。

捲りは、後方から一気に先頭に抜き出る戦法のため、「捲り」を使う選手には特にトップスピードの速度とダッシュ力の高さが求められます。

しかも、後ろから先頭に抜けるまでの間に、進路を妨害されるリスクも伴います。

ただ、「逃げ」に比べて脚力を温存できるため、「逃げ」よりも1着を取りやすい決まり手と言えるかもしれません。

決まり手「差し(追い込み)」の意味や特徴

競輪 決まり手 差し

「差し」とは、先頭を走る選手の後ろにつく選手が4コーナーを通過後の直線で一気に先頭選手を抜き去る決まり手のことを言います。

ラスト1周の最終盤面まで、先頭の選手を風よけにして走るため、最後の最後まで脚力を温存できるのがメリットです。

しかし、前を走る選手が抜かれてしまうと、後ろにつく自分まで負ける可能性が高まります。

したがって、後ろから別のラインが仕掛けてくる「捲り」の進路妨害をするなど、先頭選手との一時的な協力をするなどの駆け引きもある決まり手です。

決まり手「マーク」の意味や特徴

マークとは、マークしていた選手に対する追い込みが失敗し、2着で決勝線を通過した際に用いられる決まり手です。

競輪のレースには決まり手を見ることが重要

上記で紹介したそれぞれの決まり手は競輪のレースを予想する上で非常に重要な要素となってきます。

競輪予想をする大抵の人であれば、競輪場や場外車券売場などで、無料で配布されている出走表を参考にするでしょう。

出走表には、出場するそれぞれの各選手が1着もしくは、2着に入った決まり手の数を記載している項目があります。

それを見ることで、狙っている選手がどの決まり手でゴールしているのかどうかが、ひと目で分かるようになっています。

決まり手の項目から選手の戦術を予測したり、傾向を分析したりして

「毎回差しで勝っている選手だから、この選手の捲りならブロックしてそのまま1着か2着にはなれるだろう」

「捲りでの勝率が高い選手だから今回のレースも捲りで決めてくれるだろう」

などと、レース展開を予測し、車券予想をすることができるようになるでしょう。

そのことからも、選手の決まり手は車券予想する際に非常に重要な情報と言えます。

競輪場ごとに決まり手の傾向が変わってくる

競輪 決まり手 傾向

競輪場のバンクには、それぞれの競輪場ごとにいろいろな特徴があります。

直線が長めだったり、カントの角度がキツかったりと、バンクによって出やすい決まり手の傾向が変わってくるでしょう。

例えば、「逃げ」の決まり手は最後の直線が長ければ長いほど、後続を走る選手に追い抜かされてしまう可能性が高くなり、追いの選手のほうが有利な傾向になってきます。

このように、競輪場のバンクの特徴や特性によって、出やすい決まり手というものに違いがでてきます。

競輪場の公式ホームページには、それぞれの各競輪場の特徴や、過去のレースにおける1着・2着の決まり手の割合など、さまざまなデータを公開しています。

バンクによって、勝ちやすい選手の決まり手の傾向も変ってくるので、選手の実力だけでなく、競輪場のバンクの特徴も併せて車券予想をする事が大切となってきます。

「逃げ」「差し」「まくり」が決まりやすい競輪場

競輪場の特徴や特性によって決まり手が変わってくる競輪です。

「逃げ」「差し」「まくり」が、それぞれどの競輪場で決まりやすいのか、ランキング形式に紹介します。

逃げの決まりやすい競輪場

競輪 決まり手 逃げ

まずは、「逃げ」が決まりやすい競輪場を紹介していきます。

1位:防府競輪場:27%
2位:松戸競輪場・奈良競輪場:25%
3位:前橋競輪場・富山競輪場:24%
4位:伊東競輪場・佐世保競輪場:23%
5位:西武園競輪場・大垣競輪場:21%

「逃げ」が決まりやすい競輪場の特徴を見ていくと、上位はどれも300mバンクの短い直線をもつ競輪場となっています。

特に高い確率で逃げの選手が勝っている防府競輪場なら、「逃げ」のような先行選手を狙っていくのが良いかもしれませんね。

自力で逃げる先行型の選手は、1着になれなくても2着・3着に残ることが非常に多くなっています。

なので、1着固定の流しで考えるよりも、抜け目がないようにフォーメーションで抑えていくことが有効です。

差しが決まりやすい競輪場

競輪 決まり手 差し

次は、「差し」が決まりやすい競輪場を見ていきましょう。

1位:宇都宮競輪場:66%
2位:千葉競輪場・大津競輪場:64%
3位:大宮競輪場・熊本競輪場:62%
4位:豊橋競輪場・川崎競輪場・小松島競輪場・武雄競輪場:60%
5位:宇都宮競輪場:59%

「差し」が決まりやすい競輪場の特徴を見ていくと、上位はどれも500メートルバンクの長い直線を持つ競輪場ばかりです。

上記の競輪場では「逃げ」のような自力タイプのような選手の勝率が著しく低い傾向にあるので、「逃げ」の選手を軸にするのはやめておいたほうが良いかもしれません。

そして、差しタイプの追い型は、番手選手に多く見られる脚質です。

これらの競輪場の1着は番手の追い型固定でまずは考えて見るのがおすすめです。

まくりが決まりやすい競輪場

競輪 決まり手 まくり

最後は捲りが決まりやすい競輪場を紹介していきます。

1位:富山競輪場:40%
2位:奈良競輪場:33%
3位:松戸競輪場・静岡競輪場:32%
4位:前橋競輪場・福井競輪場・小田原競輪場:31%
5位:防府競輪場・岸和田競輪場・名古屋競輪場・四日市競輪場・京王閣競輪場:29%

上位の競輪場を見ていくと、「逃げ」が決まりやすい競輪場と同じ300メートルバンクという事が分かります。

これは自力の逃げタイプ選手同士が競い合い、逃げとまくりが連発しているためかもしれません。

上記の競輪場で車券予想するのであれば、まくり選手を追うよりも、逃げタイプかつ持久力のあるレーサーを押さえるのがポイントです。

まとめ

今回の記事では、競輪における決まり手の種類や特徴、レース予想における重要性、各決まり手が出やすい競輪場の紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

決まり手は競輪の車券予想をする上で非常に重要な要素ですが、予想の役に立つだけではなく、激しいレース展開を生み、レース自体を盛り上げてくれる存在です。

そして、各競輪場の特徴を知り、それにあった決まり手の選手を車券に組み込んでいけば的中率アップも夢ではないでしょう。

また、競輪のレースを繰り返し見ていくと、自分の好きな決まり手が出てくるかもしれません。

各選手の決まり手による戦術を理解すれば、競輪のレース展開を予測する事ができ、さらに競輪を楽しく見る事ができるかもしれません。