3分でわかる!競輪ルールとルールを使った戦法を紹介

3分でわかる!競輪ルールとルールを使った戦法を紹介

UPDATE:2020.08.26
初心者の方へ

競輪や競艇は知っているけど、なんだ競輪はルールが難しそうと思っている初心者の方も多いのではないでしょうか?

確かに、競輪は競艇や競馬と違ったルールも様々ありますが、覚えてしまえば競艇をさらに楽しく見ていく事ができます。

そこで、こちらの記事では初心者の方へ向けて競輪のルールを紹介していきます。

3分でわかる競輪のルール

初心者の方へ向けて、競輪のルールについて簡単に説明してきましょう。

競輪は他の競馬や競艇の様な公営競技と同じ競走方式で、ゴールラインを通過した着順を競う競技です。

的中車券の判定は簡単ですが、多数の違反行為や戦略による駆け引きが存在し、ルールを知れば知る程奥が深くなってきます。

「競馬や競艇をやった事があるから大丈夫」という方でも競輪のルールはきちんと把握しておかないと、効率よく予想を考え、稼いでいくことはできないでしょう。

初心者に向けた競輪ルールの基礎知識を一つ一つみていきましょう。

  • 競輪の出走数
  • 競輪の競走コースと周回
  • スタートと先頭誘導員
  • 内側
  • イエローライン
  • レース終盤

競輪の出走数

競輪 初心者 ルール 出走数

競輪は1レースにつき9人まで出走できます。

最小の人数は5名でミッドナイト競輪とA級チャレンジ戦および一部のA級1・2班戦では7名によって争われます。

優勝者を決める大会の場合、選手のパワーバランスによるマッチメイクが平等になるように編成が行われた上で予選を行い、上位者が準決勝・決勝への駒を進めていきます。

その他の競走では一部で選手のランクに偏りを出した企画レースが行われることもあり、ランクが低い選手でも一定数は上位を目指せるようなレースが組まれるように調整されています。

競馬やオートレースのようなハンデキャップ競走はないので、底辺の選手は年間数十戦して1回も勝てないケースも良くあります。

競輪の競走コースと周回

競輪 初心者 ルール コース

競輪ではバンクと呼ばれるコースで競争を行います。

バンクの長さは競輪場ごとに異なり、500m、400、333mの3種類があります。

大半のレースは2,000m前後になる距離で行われ、500m×4周、400m×5周、333m×6周が標準的な距離です。

KEIRINグランプリでは400mバンク7周(2825m)など、一部のレースでは2,000mより1~2周多い設定になることもあります。

1周の距離が変わるとライン取りやバンクの活用方法が変わってくるため、選手ごとに距離の適正があります。

競馬だと芝とダートで得意・不得意が分かれるように、選手によって得意なコースが決まりますが、レース全体の距離に大きな違いはないので、多少の違いを問題にしない選手もいます。

スタートと先頭誘導員

競輪 初心者 ルール 先導誘導員

競輪で最も特注なルールは、先頭誘導員がいることです。

先頭誘導員を残り1周半までは追い抜いてはいけない、というルールがあります。

つまり、先頭誘導員が離れてからの、後半1周半からが勝負となってきます。

3パターンのコースがあるので、実際の所は333m×1.5周の約500mから500m×1.5周の750mの攻防で勝敗が決まります。

なぜ、先頭先導員がいるのかというと、競輪は70kmを超える様なスピードで走ることもあり、先頭を走る選手は空気抵抗を受けて不利になってしまいます。

そのため、風よけの役目で先頭先動員が存在しているのです。

なので、競馬や競艇の様に好スタートを決めれば有利になる訳ではなく、選手の得意な脚質や戦法に応じた理想的なポジションを作れるかが重要となってきます。

スタートは車番の順番で内側から1直線で並び、「パンッ」と音のなる機械の合図でスタートしますが、ポジション争いによって牽制し合うスロースタートになるケースが多いです。

ロケットスタートを切れば有利になるとは限らないのが競輪ならではの特徴でしょう。

2019年5月31日から先頭誘導員のルールが改正

2019年5月31日に競輪のルール「先頭誘導員」が改正されましたので簡単に改正ポイントをまとめます。

  • 早い段階で先頭員を追い抜い抜けない
  • 先頭員の安全がさらに確保されるようになった
  • 暴走のような早期スパートの規制が厳しくなった

参考元:競技規則等の一部改正について

内側

内側の選手は外帯線の内側を前走選手に対して内側への差し込みや内側からの追い抜きは行ってはいけません。

つまり強引に内側に差し込み落車などを起こしたら失格となります。

イエローライン

先頭を走る選手の追い抜きでバンクの中段の黄色い選「イエローライン」の外側を走行して良いのは2秒以内です。

内側に2秒以内に戻らなければ失格となります。

レース終盤

競輪 初心者 ルール レース終盤

レース終盤の残り1周半になると先頭誘導員が離脱し、打鐘(ジャン)が鳴って選手が仕掛け始めます。

残り1周半と、長くない距離でも先頭を走ると風の抵抗を受け不利になってしまいます。

またバンクを上手に使うことで加速して選手を追い抜かすことも可能で、ライン取りや選手同士のポジション争いによって勝敗が大きく変わります。

競輪は最後のコーナーで順位が大きく入れ替わることが多く、レースの最後まで結果が分からないのも魅力でしょう。

1位になるのは力がないと難しいですが、1位の選手の後ろに付ければ実力が低い選手でも2位に入って穴車券が発生するケースもあるので、非常に楽しめます。

競輪のルール違反

競輪 初心者 ルール違反

競輪のルールには以下の違反行為が定められています。

  • 斜行(他の選手を妨害するライン取り)
  • 押圧(外側から選手を内側へと幅寄せする)
  • 内側追い抜き(外帯線内側を前走する選手を内側から追い抜いてはいけない)
  • 押し上げ(意図的に相手の選手を外側へ追いやる

違反行為を行って選手は失格となってしまいます。

さらに、悪質な違反と認められた場合には、出場停止になるなど厳しい処分を受けます。

また、失格になると級班を決める評価点から失格点が減点されるペナルティも加わります。

失格レースが発生する頻度は全体の3~5%ほどで、開催2日に1レースの割合で失格者が現れる計算です。

競輪とはどんな競技?

競輪 初心者 ルール

競輪は肉体を限界まで鍛え上げた選手らが激しく競い合うスポーツです。

定められたバンクの距離を自転車のペダルを己の力だけで踏み抜いて、誰よりも速くゴールを目指す競争です。

しかも、スポーツだけではなくギャンブルとしても楽しむ要素も持っています。

そして、自転車競技法という法律に基づいて、地方自治体が主催する公営の自転車競技で、その収益は、選手の賞金など必要経費を除いて、すべて社会福祉、体育事業など、公共事業のために役立っています。

競輪が「競走」ではなくて「競争」なのは、速く走るだけではなく他の選手を押しのけてでも自分が優位に立とうとする競争の要素がより強いためです。

競輪の魅力はスピードの速さ!

競輪 初心者 ルール

競輪の魅力を挙げるとすれば、なんと言ってもレース中の迫力あるスピードではないでしょうか。

トップクラスの選手となってくると、ゴール手前の速度は時速時速70kmにもなり、迫力ある攻防戦を繰り広げます。

また、着順予想は選手の実力だけでなく登録地・卒業期さらには選手の心理状態までも考慮するまさに「頭脳戦」でもあります。

肉体の強さは勿論のこと、頭脳戦も非常に楽しめるでしょう。

ルールの中で様々な戦法がある

競輪では、横で併走する選手や後ろから来る選手に対して進路を妨害してはいけませんが、真後ろを走る選手をブロックするのはルール違反ではありません。

他にも隊列の組み方やライン取りなど、競輪はルールの範囲内で幅広い戦法があります。

どの戦術がルール違反になるのかなど判断できると競輪観戦がさらにおもしろくなってくるでしょう。

そこで、競輪で使われる主な戦術について紹介していきます。

主な戦法

競輪 初心者 ルール 戦法

【逃げ】
打鐘前後(ラスト1周半)から先頭を走ってそのまま逃げ切る、空気抵抗を全て受けるので相当の力差がないと勝ちきれない。

【かまし先行】
レース序盤は中盤以降に待機し、打鐘前後から一気にスパートしていきなり先頭になってそのまま逃げる。

【抑え先行】
後方から自分より前にいる他のラインの先行タイプの選手の所まで上がってきて抑え、ゴールまで逃げ切れそうなタイミングで駆け出す。

【つっぱり先行】
逃げている中で外側のラインから仕掛けが入ったタイミングで再スパートをかけて内側の優位を活かして外側ラインを抑えて逃げ切る。

【まくり】
ラスト1周の1コーナー以降で一気にスパートして抜き出す。

【番手まくり】
逃げた選手の番手から捲くること

【差し】
決勝線到達寸前で前の選手を抜く

競輪選手の主な脚質や細かい戦法

競輪 初心者 ルール 脚質

競輪選手の脚質は大きく分けると2つあります。

・長い距離をスピード落とさずに走るのが得意な地脚タイプ
・トップスピードに持って行くまでの加速力やトップスピードが速いスプリンタータイプ

逃げや先行ができるのは地脚タイプ、差しや番手まくりはスプリンタータイプが得意にしています。

このほかにも、他の選手の力を利用したり相手の出方によって臨機応変に対応する細かい戦法が多数存在します。

代表的な戦法をご覧ください。

【追い込み】
ラインを組んでいる前の選手を直線で抜く

【捲り追い込み】
最終4コーナーあたりから仕掛ける追い込み

【マーク】
直前まで相手の後ろにはりついてゴール前で抜く

【切り替え】
先行や逃げをしている中で後続に抜かれ、抜いた選手の後ろにつく戦法。もしくは逃げた選手を捲くりにいった選手の後ろにいたが抜けないので逃げた選手の方につく

【イン待ち】
打鐘前まで1番先頭で走り、自分では逃げずに飛び出す選手を待って自分がその選手の後ろに単独で付く

【イン粘り】
イン待ちをして、その後の逃げ選手の後ろのポジション争いを他の選手と繰り広げた結果、目的のポジションを掴む

【競り】
ある一定の選手の後ろを2車又は3車並走して位置を奪い合う、基本はイン側選手が有利

ラインのルールを使った戦法

競輪 初心者 ルール ライン

競輪は単独で動くよりも複数の選手とラインを組むことによって有利に進められます。

実際の所は単独走行を取るとラインを組んだ他のグループに対抗できないため、選手はラインを組まざる得ない状況になります。

ラインを組む中で、先頭の選手がラインのコントロールをするとともに、そのラインの2番手以降を走る番手選手は、幅広い戦法で他のラインに対抗しています。

ラインの中の選手らがどの様にレース展開を広げていくのか、戦法を見ていきましょう。

【ブロック】
後方から追い上げてくる選手を番手選手がブロックする

【先頭と車間をあける】
車間をあけることでラインの中での2人が空気抵抗を受けるデメリットがありますが、後続選手が先頭を抜かすまでの距離を増やせます。

【競り合う】
他の選手の力を利用する場合、もっとも有利なのが強い選手の後ろに付くこと、すでに完成しているラインの番手に割り込む行為

【切り替え】
レース状況に応じて隊列に入るラインを切り替える

競輪選手はレース前に複数の選手と共謀してラインの組み方を決めることはありません。

しかし、同郷や同じ支部など普段から一緒に入る選手はお互いの癖や実力、得意分野を把握しているのでラインを組んで協調しやすく、必然的に関係が近い同士の選手でラインを組むものです。

強い絆で結ばれている中でも、切り替えをしたら裏切りになるといったことはありません。

なかには一部の選手が自分は勝たなくてもいいという思いで先行や番手の役割を受けることもあります。

これは選手の価値観によって、強い相手の場合は勝つのは難しいけど戦術によって上位入賞できればいいと思っているからです。

重賞の予選になると1位と2位で大きな差ができるので、全選手が1着を狙いにいきます。

選手がどのような思いでラインを組んだり、同じラインの選手と協調しているのかを理解すると競輪予想の精度がより高くなるでしょう。

まとめ

競輪 初心者 ルール

今回は初心者の方へ向けて競輪のルールについて紹介しました。

ルールが分からなくて、競輪観戦をするのを避けていた方も是非、この機会にルールを覚えてみてください。

ルールさえ覚えてしまえば初心者の方でも十分に競輪を楽しむことができるでしょう。