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【いわき平73周年】「いわき金杯争奪戦2024(いわき平競輪G3)」はS級S班5名集結も波乱あるぞ

UPDATE:2024.01.24
レース記事

2024年の競輪が始まり、早くも各地で激戦が繰り広げられています。すでに3つの記念競輪が終了したわけですが、「東日本発祥倉茂記念杯2024(大宮競輪G3)」はS級S班に返り咲いた清水裕友選手が勝利し、「和歌山グランプリ2024(和歌山競輪G3)」は古性優作選手が貫禄勝ちと”赤パン”勢がやはり強く。

しかしながら、「桜花賞・海老澤清杯2024(川崎競輪G3)」では清水裕友選手と松浦悠士選手の最強中国地区S級S班2名を抑えて、今年はS級1班での戦いとなった地元の郡司浩平選手が優勝。これで同シリーズ4連覇となりました。南関東地区5車ラインの勝利とも言えそうです。

記憶に残る熱戦から始まった2024年、令和6年の競輪シーズン。1月のグレードレースのラストを飾るのが、「いわき金杯争奪戦2024(いわき平競輪G3)」です。S級S班が5名も参戦するこのシリーズを、当記事、当サイト、そして優良おすすめサイトの情報で戦い抜いていきましょう。

この記事でわかること

  • 「空中バンク」いわき平記念はよく荒れる!前回開催はその代表格
  • 北日本勢と近畿勢が中心のメンバー構成!注目選手をピックアップ
  • いわき平の記念競輪では逃げだと厳しい?「まくり」と「差し」も含めて数字で確認

「いわき金杯争奪戦2024(いわき平競輪G3)」の詳細情報

開催年 優勝選手 所属支部
2015年 岩津 裕介 岡山
2016年 稲垣 裕之 京都
2017年 渡邉 一成 福島
2020年 山崎 芳仁 福島
2021年 鷲田 佳史 福井

「いわき金杯争奪戦」は、いわき平競輪場の開設を祝う記念競輪です。1851年の開設当初は「平競輪場」という名称でしたが、1991年になって「いわき平競輪場」という名称へ変更されました。

福島の浜通りの南端にある立地ながら、青森や富山などと違って降雪等の影響が少ないため、通年で開催を行っています。北日本地区を代表する競輪場と申し上げていいでしょう。

そして、「ベテラン勢が良い味を見せるのが『いわき金杯争奪戦』」とも表現していいのかもしれません。とりわけ、前回の決勝はその極致とも言える展開になりました。

<前回決勝回顧>「いわき金杯争奪戦2021(いわき平競輪G3)」は鷲田佳史がプロ18年目で記念初制覇!

車番 氏名 所属
1 飯野 祐太 福島
2 森田 優弥 埼玉
3 鷲田 佳史 福井
4 庄子 信弘 宮城
5 河野 通孝 茨城
6 西岡 正一 和歌山
7 隅田 洋介 栃木
8 朝倉 智仁 茨城
9 村田 雅一 兵庫

いわき平競輪場はビッグタイトルの誘致がよく行われていることもあり、記念競輪の開催が飛び飛びになっています。また、2011年の東日本大震災の折には、援助物資の集積地としての役割をまっとうするために本場での開催が中断されるなど、「人のための競輪」を体現した活躍を見せました。

そうした歴史を経て開催を重ねてきた、いわき平競輪場の激戦。前回の2021年開催(70周年記念)についても、当サイトでは特集記事を制作していました。

この記事で最注目としたのは、埼玉の森田優弥選手。当時22歳だった森田選手は、すさまじい勢いでS級の舞台でも勝ち星を重ねており、一気に記念初制覇まで駆け上がるものと思われていました。

実際に決勝まで勝ち進んだうえ、同地区で後輩の朝倉智仁選手(茨城)も決勝に乗っていたため、関東3車ラインの2番手に入るという最高の位置を得たのです。

ところが、競輪というのは面白く、そして恐ろしいもの。関東ライン3車が警戒を集めたうえ、同じ関東地区の隅田洋介選手(栃木)が単騎を選択しており、勝ちにこだわる動きを見せます。

大乱戦を制したのは、決勝の9選手のなかでは最も勝率の低かった福井の鷲田佳史選手。何しろF1開催でも優勝がないところ、プロ生活18年目、37歳にして見事に記念競輪の初制覇を成し遂げました。2着には宮城の庄子信弘選手、3着には和歌山の西岡正一選手。

37歳、42歳、43歳の3-4-6で決まったものだから、さあ大変です。2車複ですら3=4は11,080円の万車券。2車単3-4は32,630円。3連複3=4=6ですら36,110円なうえに、3連単3-4-6は385番人気の327,290円の払い戻しとなりました。走り続ける限り、常に可能性はそこにあることを感じます。

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想&注目選手

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想&注目選手

端的な戦力比較として、まずS級S班が5名参戦し、その内訳が北日本2名、中部1名、近畿2名となっています。

地区 選手氏名
北日本 新山 響平
北日本 佐藤 慎太郎
中部 山口 拳矢
近畿 脇本 雄太
近畿 古性 優作

こういう並びですね。このうち、山口拳矢選手は近走苦戦ぎみ。中部勢もS級1班は西村光太選手と皿屋豊選手のみの臨戦で、果たしてどこまでポテンシャルで「何とかする」ことができるかといったところです。

必然的に、今回の「いわき金杯争奪戦」は”北日本勢vs近畿勢”というシリーズ展望が見えてきます。しかし、こういう時に「思わぬ伏兵」が現れるのが競輪であり、かつ「いわき金杯争奪戦」ならありえる話でもあり。

元S級S班かつ近走も結果を残している茨城の吉田拓矢選手もいますが、関東勢は総合的な戦力としては厳しい情勢ですね。加えて、いつもなら連係が多い北日本勢の援護は望めず、南関東勢もあまり目立ちません。

ここでギラリと輝くのが、最も遠い九州地区から遠征してきた面々。S級1班が6名いるのですが、これがいずれも競走得点の面からも強力であり、瓜生崇智選手、嘉永泰斗選手、伊藤旭選手と熊本支部の元気な若手たちがそろいました。「台風の目」になりえる材料はそろっています。

  1. 佐藤慎太郎(福島)
  2. 古性優作(大阪)
  3. 山田庸平(佐賀)

結果として、上記3名を「優勝まで狙える注目選手」としてピックアップしました。北日本は新山響平選手の”競走スタイル”からも”いわき平の適性”からも、何より「ぜひホームで最高の走りを」という多くの願いのある佐藤慎太郎選手をチョイス。

近畿は脇本雄太選手も当然に争覇圏内なのですが、なんでも喘息の気配が出てきているそうで、最近の成績がどうにも奮いません。それなら、今年も初めからごっつい強さを見せている古性優作選手へ。

そして、九州は山田庸平選手。昨年2023年末に3つ目の記念Vを達成した「山田兄弟の弟」が”イケる”事実についても、きっちり見ていきましょう。

シリーズ注目選手①/佐藤慎太郎(福島)

シリーズ注目選手①/佐藤慎太郎(福島)

実際のところ、47歳でS級S班を張れるほど稼げる力があるというのは、とてつもないことです。どんな名選手であっても衰えは来るもので、近年でも絶対的存在だった武田豊樹選手とてS級S班では居続けられず、それは同じ関東の大黒柱である平原康多選手もまた同じでした。

ところが、佐藤慎太郎選手はまだまだ元気。5節前の「ゴールドカップレース2023(京王閣競輪G3)」でも決勝2着の準優勝。開催での優勝そのものがちょっと遠くなっていますが、ハマれば突き抜けるのは安定した勝率が物語っています。

遡れば、開催での優勝となると、当サイトでも特集記事を公開した「湘南ダービー2022(平塚競輪G3)」が最後となっています。決勝では古性優作選手を従えての”差し差し決着”で、3着には平原康多選手。また、この後に注目の1人として紹介する山田庸平選手もまた、同じレースで6着に来ていました。

気力体力が資本のアスリートですが、競輪は他の公営競技に比べて特に肉体の若々しさがものを言う競技です。技巧や老獪さがあったとて、トップ層で在り続けるのは相当に困難なのは、数多の歴史が証明しています。

しかし、佐藤慎太郎選手はそれを成し遂げている。ならば、さらなる伝説へ向けて、”ホームバンクの73周年記念”を戦うことになるでしょう。同じ北日本地区の有力どころとして、新山響平選手や新田祐大選手といった強烈なメンバーがいるならば、十分に「優勝」の2文字は見えてきます。

シリーズ注目選手②/古性優作(大阪)

シリーズ注目選手②/古性優作(大阪)

絶対的な優勝候補という意味では、やはり大阪の古性優作選手になるでしょう。脇本雄太選手が万全であれば、いよいよこの2人でのV争いが主眼にさえなったかもしれません。なんといっても、どちらも「KEIRINグランプリウィナー」です。

ただ、脇本雄太選手が完調ではないのは先に述べたとおり。それでも、古性優作選手は自在に戦える強みがあり、こちらも46歳にしてなおS級1班で十分な活躍を見せる稲垣裕之選手(京都)などが臨戦しています。

近畿地区全体で見るとラインの援護が少なくなりそうなのが、不安といえば不安でしょうか。それでも、個人の力で吹き飛ばせるポテンシャルが、古性選手にはあります。

前節の「和歌山グランプリ2024(和歌山競輪G3)」の優勝は、準決勝2着以外はすべて1着の準完全Vでした。初日特選もばっちり勝ってるわけですから、本当に強いとしか言いようがありません。

こうなると、今回の「いわき金杯争奪戦2024(いわき平競輪G3)」さえ飲み込み、一気に2月のG1まで突き進むでしょう。ええ、昨年の「読売新聞社杯全日本選抜競輪2023(高知競輪G1)」でもって、見事に優勝を果たしているわけですから。

今年の全日本選抜は、岐阜競輪場で開催。そこへ至る直前の戦いとして、抜群のコンディションで挑む今節の「いわき金杯争奪戦」となります。

シリーズ注目選手③/山田庸平(佐賀)

シリーズ注目選手③/山田庸平(佐賀)

最初に買い材料、注目に値する材料を申し上げましょう。”7連勝中”です。S級で滅多に見ない”2節連続完全V”です。「ひろしまピースカップin玉野2023(玉野競輪G3)」「スポーツニッポン杯(立川競輪F1)」と記念競輪を含んでいるうえに、アウェイで活躍しまくっています。

そんな山田庸平選手は、競走得点も急上昇。S級S班の山口拳矢選手を抜いて、今節の競走得点ベスト5に名を連ねています。

3節前の「日刊スポーツ新聞社杯(大宮競輪F1)」も2着3着2着と大崩れのない準優勝ですから、4節前の「朝日新聞社杯競輪祭2023(小倉競輪G1)」で思うようなレースができなかったことで発奮したのかもしれません。

まさか、玉野開催の広島記念で、山田庸平選手がオール1着の完全Vを達成するとは思いませんでした。おかげで、当サイト特集記事の注目選手欄ではまるで触れていません。反省しきりです。ここまですごい選手だったとは、と。

今節は九州地区の「前を任せられるし、記念争覇圏内ですらある」面々が、ともにやってきています。S級S班は確かに強いが、赤パンがそのまま走るわけではない。それを証明するような「驚き」を、山田庸平選手ら九州勢が提供してくれるかもしれません。

それは、実に「いわき金杯争奪戦」的である。先の項目を踏まえれば、そう表現できるかもしれません。さらに言えば、次の「いわき平バンクにおけるG3開催の傾向」をお読みいただくことで、より強い気持ちとなって心のうちから湧き上がってくるでしょう。

いわき平競輪場のバンクの特徴

決まり手 1着率 2着率
逃げ 11.2% 13.6%
まくり 36.0% 17.4%
差し 52.3% 36.0%
マーク 33.7%

「過去10年のG3競走」に限った、いわき平競輪場の決まり手統計です。2009年のリニューアルグランドオープン以降は「周長400m」なのに「みなし直線62.7m」という、「ここで逃げ切るのは大変だぞ」な予感を持たせるバンク形状になっています。

ところが、周長自体は400mなので、そこは展開と上手いペース配分によっては何とかなることもあるので、人間の心理が絡む面白さと言えるでしょう。ただ、さすがに記念競輪ともなると、逃げ選手は1着よりも粘り2着のほうが多いことが、上記の数字に表れています。「強力な”まくり”一撃を持つ選手の台頭が著しい」のは、グレードレースらしい傾向ですね。

他方、「長い直線を活かした”差し”」もやはり勝利を引き寄せる力となりますし、番手発進のまくり選手というパターンも当然に含んだ数字のため、「ただでさえ風の影響が大きいバンクなんだから、ラインの先頭選手は厳しいよ」という”いわき平の基本”を踏まえた予想が重要になるでしょう。

無料で使える無料で稼げる優良競輪予想サイト3選

結論!優良な競輪予想サイトはあります!

「せっかくやるならちゃんと当たって自分にご褒美をあげたい」

このように悩んでる人って多いですよね。。。

ここではあらゆる面で優れた予想サイトのみを3つに厳選して紹介していきます!

  • 競輪総合サイトオリンピア
  • 競輪カミヒトエ
  • 競輪の王道

おすすめ①:競輪総合サイトオリンピア

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これには競輪神風の膨大な情報力にあります!情報が揃ってるから勝てる予想を提供できるということです!

競輪総合サイトオリンピアのおすすめポイント

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おすすめ②:競輪カミヒトエ

競輪カミヒトエ

競輪カミヒトエはコンタクト自体難しい「元関係者」や「記者」とのコネクションを持っている競輪予想サイトです。

競輪カミヒトエは他サイトと比較して血縁関係者まで取材と徹底した情報取集に強みがあります。 競輪カミヒトエは3連単10点予想を提供していますので、検証結果をまとめました。

競輪カミヒトエのおすすめポイント

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おすすめ③:競輪の王道

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競輪の王道はその名前の通り競輪予想サイトです。

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競輪の王道の3つのおすすめポイント

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「いわき金杯争奪戦2024(いわき平競輪G3)」まとめ

「いわき金杯争奪戦2024(いわき平競輪G3)」まとめ

数々の名勝負が生まれた地にして、大波乱が生まれたバンク。「平競輪場」の時代から「いわき平競輪場」の2024年現在に至るまで、競輪の魅力を存分に伝え続けてきました。土台となる構造物の上にバンクが存在する、日本唯一の「空中バンク」であるいわき平で、また新たな歴史が紡がれます。

過去数回の3連単の平均配当は、もはや8万車券にまで及びます。もちろん、前回2021年開催の”32万車券”がバリバリに効いているとはいえ、それだけ予想を超えたダイナミックな展開が待っている「いわき金杯争奪戦」。

そこにS級S班5名を含む強力メンバーがそろったならば、4日間でどんな各地区の勢力推移があるだろうと、考えるだけでもワクワクしてしまいます。

ぜひともすべてが終わったあとで、そしてまたシリーズを思い起こすたびに、この記事および当サイトをご覧ください。それらを味わうことで、「そんな難解なシリーズさえも的確に攻略する優良おすすめサイトのすごさ」が”心”に響いてくるでしょう。

いわき平競輪場のアクセス

いわき平競輪場のアクセス

1951年2月5日に開設した際の名称が「平競輪場」だったことは、この記事のなかでも触れたとおりです。ただ、1991年の「いわき平競輪場」への改名よりも前から、オールスター競輪を始めとしたビッグレースがたびたび開催されてきました。

今年2024年4月30日から5月5日にかけても、いわゆる”競輪ダービー”こと「日本選手権競輪2024(いわき平競輪G1)」が開催される予定です。2022年にも開催しましたが、2年ぶりに再びG1がこの地へ。ちょうど年度がわりなので、記念競輪である「いわき金杯争奪戦」は開催されるという仕組みですね。

住所 福島県いわき市平谷川瀬西作1-1
電話番号 0246-23-3751
最寄り駅 JR常磐線・磐越東線「いわき駅」
※無料送迎バス 約10分
[注意]今回の記念競輪限定の運行
最寄りIC 常磐自動車道「いわき中央IC」
※約10分
無料駐車場 有(800台)
公式サイト いわき平競輪場