KEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)が激闘の末に幕を閉じ、2020年は終わりを迎えました。しかし、それは新たなる戦いのドラマが始まったことを告げる合図でもあります。戦いの場は南関東の神奈川県平塚市から、関東の東京都立川市へと移ります。
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の華々しさは、まさしく松の内の戦いとしてふさわしい風格を抱いているといえるでしょう。その舞台が多くのグランプリの名勝負を見つめてきた立川のバンクというのも、実に趣深いものがあります。
令和3年に変わっての初めての記念競輪は、いったい誰が制するのか。一年のゆくえを占う大事な一戦は、ぜひとも見届けたい開催です。
目次
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の詳細情報
立川競輪公式が、15秒のCM動画をアップロードしていました。2021年も、この打鐘の響きにうっとりとさせられそうです。
まさに競輪らしい競輪が繰り広げられる立川競輪場における記念競輪は、多くのS級S班経験選手が制してきました。その中でも、今開催で特に注目なのは埼玉の平原康多選手と山口の清水裕友選手でしょう。
2人はKEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)でも火花を散らし、ともにグランプリ王者の夢を果たせず、悔しい思いをしたまま立川へ乗り込んできます。その点は同じくS級S班の郡司浩平選手もなのですが、平原康多選手と清水裕友選手にとって、鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)は特別です。
なぜなら、平原康多選手は2014年と2018年の覇者であり、清水裕友選手は2019年と2020年の覇者になるからです。つまり、清水裕友選手は今回の開催に3連覇が掛かります。地元地区たる関東の総大将こと平原康多選手としては、奪還を期す戦いになるでしょう。
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の開催期間
2021年1月4日(月)~1月7日(木)
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の出場選手
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)に出場する選手を一覧で紹介します。KEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)の直後の開催ではありますが、先にも述べたとおりにS級S班が3名参戦してきました。
さらに、各地区がかなりバランスの良いあっせんになっているのが特徴的です。地場に近い関東と北日本のS級1班選手がやや多いかという程度で、東西の勢力差はそこまで大きくないでしょう。
主催者である立川競輪が、あっせん候補を絞る際にとても慎重になった様が窺えます。2021年の始まりにして、今年の傾向を読むのにふさわしいメンバーがそろいました。
級班 | 地区 | 選手名 | 期別 |
SS | 関東 | 平原 康多 | 87 |
SS | 南関東 | 郡司 浩平 | 99 |
SS | 中国 | 清水 裕友 | 105 |
S1 | 北日本 | 鹿内 翔 | 95 |
S1 | 北日本 | 坂本 周作 | 105 |
S1 | 北日本 | 菅田 壱道 | 91 |
S1 | 北日本 | 桜井 正孝 | 100 |
S1 | 北日本 | 内藤 宣彦 | 67 |
S1 | 北日本 | 成田 和也 | 88 |
S1 | 関東 | 古川 尚耶 | 92 |
S1 | 関東 | 坂井 洋 | 115 |
S1 | 関東 | 河村 雅章 | 92 |
S1 | 関東 | 柴田 洋輔 | 92 |
S1 | 関東 | 鈴木 竜士 | 107 |
S1 | 関東 | 河合 佑弥 | 113 |
S1 | 南関東 | 伊勢崎 彰大 | 81 |
S1 | 南関東 | 近藤 保 | 95 |
S1 | 南関東 | 福田 知也 | 88 |
S1 | 南関東 | 内藤 秀久 | 89 |
S1 | 南関東 | 嶋津 拓弥 | 103 |
S1 | 中部 | 岡本 総 | 105 |
S1 | 中部 | 山口 富生 | 68 |
S1 | 中部 | 神田 龍 | 105 |
S1 | 近畿 | 村上 義弘 | 73 |
S1 | 近畿 | 畑段 嵐士 | 105 |
S1 | 近畿 | 西岡 正一 | 84 |
S1 | 近畿 | 椎木尾 拓哉 | 93 |
S1 | 近畿 | 稲毛 健太 | 97 |
S1 | 中国 | 岩津 裕介 | 87 |
S1 | 中国 | 桑原 大志 | 80 |
S1 | 四国 | 阿竹 智史 | 90 |
S1 | 四国 | 北村 信明 | 93 |
S1 | 四国 | 小川 真太郎 | 107 |
S1 | 九州 | 坂本 健太郎 | 86 |
S1 | 九州 | 小川 勇介 | 90 |
S1 | 九州 | 荒井 崇博 | 82 |
S2 | 北日本 | 大森 慶一 | 88 |
S2 | 北日本 | 中村 敏之輔 | 91 |
S2 | 北日本 | 工藤 政志 | 84 |
S2 | 北日本 | 小原 丈一郎 | 115 |
S2 | 北日本 | 佐藤 雅彦 | 87 |
S2 | 北日本 | 荻原 尚人 | 89 |
S2 | 北日本 | 根本 哲吏 | 97 |
S2 | 北日本 | 渡辺 正光 | 95 |
S2 | 関東 | 山下 渡 | 91 |
S2 | 関東 | 須藤 直道 | 68 |
S2 | 関東 | 石川 雅望 | 91 |
S2 | 関東 | 武藤 篤弘 | 95 |
S2 | 関東 | 山崎 充央 | 79 |
S2 | 関東 | 岡本 大嗣 | 88 |
S2 | 関東 | 高橋 築 | 109 |
S2 | 関東 | 寺沼 将彦 | 111 |
S2 | 関東 | 原田 泰志 | 91 |
S2 | 関東 | 鈴木 庸之 | 92 |
S2 | 関東 | 大矢 崇弘 | 107 |
S2 | 南関東 | 武井 大介 | 86 |
S2 | 南関東 | 蒔田 英彦 | 93 |
S2 | 南関東 | 花田 将司 | 99 |
S2 | 南関東 | 太刀川 一成 | 100 |
S2 | 南関東 | 渡辺 秀明 | 68 |
S2 | 南関東 | 長田 祐弥 | 87 |
S2 | 南関東 | 近藤 俊明 | 87 |
S2 | 南関東 | 深沢 伸介 | 76 |
S2 | 南関東 | 梅原 大治 | 81 |
S2 | 南関東 | 飯田 憲司 | 96 |
S2 | 中部 | 山内 卓也 | 77 |
S2 | 中部 | 大谷 靖茂 | 93 |
S2 | 中部 | 水谷 将司 | 105 |
S2 | 中部 | 山田 裕哉 | 98 |
S2 | 中部 | 倉野 隆太郎 | 91 |
S2 | 中部 | 伊藤 稔真 | 111 |
S2 | 中部 | 宮越 孝治 | 82 |
S2 | 中部 | 吉川 起也 | 92 |
S2 | 中部 | 岩本 和也 | 76 |
S2 | 近畿 | 伊原 克彦 | 91 |
S2 | 近畿 | 藤井 昭吾 | 99 |
S2 | 近畿 | 藤木 裕 | 89 |
S2 | 近畿 | 南 潤 | 111 |
S2 | 近畿 | 金田 健一郎 | 60 |
S2 | 近畿 | 西本 直大 | 92 |
S2 | 近畿 | 谷口 友真 | 109 |
S2 | 近畿 | 中村 一将 | 86 |
S2 | 近畿 | 筒井 裕哉 | 89 |
S2 | 近畿 | 角 令央奈 | 98 |
S2 | 近畿 | 池野 健太 | 109 |
S2 | 中国 | 立花 成泰 | 82 |
S2 | 中国 | 守谷 陽介 | 87 |
S2 | 中国 | 山本 直 | 101 |
S2 | 中国 | 中村 昌弘 | 81 |
S2 | 中国 | 大屋 健司 | 87 |
S2 | 中国 | 木村 幸希 | 109 |
S2 | 中国 | 山下 一輝 | 96 |
S2 | 四国 | 吉岡 篤志 | 82 |
S2 | 四国 | 吉川 嘉斗 | 105 |
S2 | 四国 | 山中 貴雄 | 90 |
S2 | 四国 | 田尾 駿介 | 111 |
S2 | 四国 | 栗田 貴徳 | 93 |
S2 | 四国 | 吉武 信太朗 | 107 |
S2 | 九州 | 桑原 亮 | 91 |
S2 | 九州 | 柳詰 正宏 | 97 |
S2 | 九州 | 市橋 司優人 | 103 |
S2 | 九州 | 嶋田 誠也 | 109 |
S2 | 九州 | 小林 弘和 | 91 |
S2 | 九州 | 古川 貴之 | 93 |
S2 | 九州 | 井手 健 | 79 |
S2 | 九州 | 平尾 一晃 | 111 |
S2 | 九州 | 小岩 大介 | 90 |
S2 | 九州 | 中村 雅仁 | 90 |
S2 | 九州 | 金ヶ江 勇気 | 111 |
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の賞金
着順 | 賞金額 |
1着(優勝) | 363.0万円 |
2着 | 236.2万円 |
3着 | 157.2万円 |
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の賞金は、記念競輪の賞金体系に準じています。
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)のアクセスおよび入場制限情報
立川競輪場は、東京都立川市にあるバンクです。町中にあるため、公共交通機関でも自動車でもアクセスが容易な立地といえるでしょう。
ただし、新型コロナウイルスへの対策として、入場可能な人数が5,000人までに制限されています。この人数を超えた場合、入場規制が実施される旨が発表されている点にご注意ください。
また、マスク着用の義務、検温の実施による高体温者の入場拒否、風邪症状のある利用者の入場拒否などの対策もあるため、無理せずインターネットを利用した投票の活用を、立川競輪は呼びかけています。
2020年12月現在、新型コロナウイルスの第3波が到来し、東京都を中心に陽性者数が増加傾向にあります。無理に現地での観戦をせず、自宅で楽しむのも選択肢のひとつとして考えておきましょう。
参考記事:立川競輪場における年末年始の入場規制について – たちかわ競輪
住所・電話番号・問い合わせフォームURL
住所 | 東京都立川市曙町3丁目32番5号 |
電話番号 | 042-524-1121 |
問い合わせフォームURL | たちかわ競輪お問い合わせ |
電車&無料バスでのアクセス
JR立川駅から徒歩15分であるほか、多摩都市モノレール立川北駅および西武鉄道玉川上水駅の2駅からは無料バスも運行しています。立川北駅は1時間に約5本、玉川上水駅は1時間に約3本ですが、それぞれ感染対策による席数規制が考えられる点にご留意ください。
自動車でのアクセス
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)が行われる立川競輪の住所は、「東京都立川市曙町3丁目32番5号」です。自家用車での来場を予定している方は、あらかじめルートを確認しておきましょう。
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)のレース展望
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)のレース展望として、立川競輪公式の特設サイトにあるものを引用します。こちらの文章は、赤競を発行する日刊プロスポーツ新聞社が担当しています。
21年のグレードレース開幕戦。S班3名をはじめ、豪華メンバーが新春開催を盛り上げる。主役の座に最も近いのは郡司浩平だろう。11月競輪祭でGⅠ初制覇。年間を通して高いパフォーマンスを発揮した。2年連続のS班として迎える21年はさらなる高みを目指す。昨年の当地記念は準決勝で落車失格しているだけに、同じ舞台できっちりリベンジを果たしてスタートダッシュを決めよう。神奈川同士の内藤秀久は20年のビッグレースで2度の優出。追い込みとしてランクを上げた。連係実績豊富な郡司を援護してマッチレースに持ち込む。
関東勢はS班の平原康多に地元の鈴木竜士、鈴木庸之、坂井洋ら充実の布陣。平原は度重なる落車に苦しみながらも高いレベルで安定していた。競輪祭は準Vと調子は上向き。関東の若手機動型がそろっている今シリーズは番手戦が多くなりそう。3年ぶり3度目の当地記念制覇へ集中力を研ぎ澄ませる。鈴木竜は20年5月に茨城から東京に移籍。10月京王閣記念は準決勝で敗退しているだけに、移籍後2度目となる地元記念は結果がほしい。攻め口は多彩で自力、番手のどちらも強い。鈴木庸は競輪祭でGⅠ初優出。腰椎ヘルニア手術から見事に復活を果たした。坂井はビッグ戦線でも存在感を高めている。今期はS級1班に初昇格。積極駆けでラインを引っ張る。
清水裕友は鳳凰賞典3連覇に挑む。20年は2月全日本選抜で待望のGⅠ初優勝。その後は少しリズムを崩した時期もあったが、ここに来て復調している。冬場の重いバンクは得意にしており、強豪相手にパワー全開だ。しぶとい桑原大志が同県の後輩に食い下がる。
菅田壱道に成田和也、大森慶一の北日本勢も強力。菅田はタイトルに手が届く位置まできている。スピードの切れ、立ち回りの上手さで他地区に抵抗する。成田は10月京王閣で2年ぶりのグレードレース優出。好調時の切れが戻ってきた。大森は目標不発でも突っ込めている。
当地でのグランプリ優勝経験がある村上義弘に椎木尾拓哉の近畿勢や小川真太郎、松岡貴久の動向も見逃せない。
S級S班3名への注目度が断然である旨が窺えます。総合力が大いに重視される立川バンクというロケーションも、総合力の高い選手に注目が集まる手助けになっているでしょう。不思議の負けも不思議の勝ちも起こらないのが競輪であり、立川競輪場の特徴でもあります。
車券組み立てもこのレース展望にあるとおり、S級S班の3人、さらに若手機動型に託すベテラン勢を中心に考えるのが常道になるでしょう。無理な穴狙いは、正月から早々に勝負金を失う結果になりかねません。
では、どのような形で、鳳凰賞典レース2020(立川競輪G3)の車券を攻略していくべきか。競輪場の特徴を改めて解説し、今節の有力選手と注目選手を見たうえで、予想のコツとしてまとめていきましょう。
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)が行われる立川競輪場の特徴
全国に43ある競輪場の中でも、特に「重い」といわれるバンクが立川競輪場です。先行選手が息を入れるタイミングが取りづらく、結果的に風よけを使える追い込み選手に利するパターンが多いといえるでしょう。
2019年の改装工事で、重さはますます強くなりました。事実、KEIRINグランプリ2019(立川競輪GP)では、絶対的な機動力を誇る福井の脇本雄太選手を、番手にハマった福島の佐藤慎太郎選手が捉えています。
追い込み選手に有利な特性は、バンクの形状にも理由を求められます。立川競輪場は周長400mの平均的な長さですが、みなし直線が500バンクを思わせる長さを有しています。このため、競輪では珍しい大外強襲さえも目撃できる環境です。
重走路、住宅街の風、長い直線と、複数の要素が逃げ選手の課題となります。このため、若手選手から二段発進できる選手などは、特に勝ち上がりに適しているでしょう。また、追い込み型で勝ち味に強いタイプも要注目です。
立川競輪場について、より詳しく解説した関連記事を以下に紹介します。ぜひともあわせて読んでいただき、鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の予想の大きな味方としてください。
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の有力選手と注目選手
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)における、優勝を狙える有力選手と、番狂わせまで期待できる注目選手を紹介します。
とはいえ、すでに有名中も有名な3人のS級S班選手に、実力を充分に知られている地元選手1名という組み合わせですので、「言われなくても知ってるよ」となるかもしれません。
ですが、それは裏を返せば、鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)が、伏兵の台頭を容易に許さないほどトップクラスの選手を集めたという事実にほかなりません。このメンバーで上位、すなわち準決勝や決勝まで勝ち残るようであれば、今後1年間は注目し続けるべきでしょう。
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の有力選手
有力選手は、もはや当然というべき流れで、3人のS級S班選手です。彼らはKEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)を戦ってきてすぐですが、決して気を緩めることなく、この立川競輪場に乗り込んできます。
中でも、先の項目でも引用したレース展望のとおり、神奈川の郡司浩平選手は制覇の最有力候補になります。まずもって本人の充実度合いが著しく、好調を保っているのが大きいでしょう。
KEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)では、郡司浩平選手の番手についていた和田健太郎選手が直線で突き抜け、苦労し続けてきた競技生活に大輪の花を咲かせました。
ならば、郡司浩平選手はそのお膳立てをしたのは間違いありません。もしも後方で仕掛けが遅れた新田祐大選手と立場が逆だったならば、郡司選手は伸びず、和田選手も3着4着が関の山だったでしょう。
南関東地区の選手たちも、鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)には多く参戦してきているのが追い風です。郡司選手も当然自力を使える選手ですが、さらに若い選手が前で踏んでくれるなら、このタフなバンクで確実に勝ち上がる鍵を手にできるはずです。
しかし、その郡司選手に待ったをかけたいのが、関東のドンとして今年もS級S班を手にした平原康多選手です。いつ見てもSSの象徴である赤パンを履いていて、久々に競輪を見た人でも「まだお前は赤パンなんか」と驚いたエピソードがあるとか。
同じベクトルでは、もはや完全にレジェンドの域に達してしまった神山雄一郎選手や武田豊樹選手の「お前らまだS級1班で頑張っとるんか」でもいえますが。
とかく関東の選手たちは絆に厚く、助け合いによって勝ち上がる強みがあります。平原康多選手の抜群の体幹力は、タテの勝ち味だけでなく、ヨコのサポート力をも保証してくれています。
関東地区からは多くの若手の機動型が参戦し、開催の名脇役になるのは間違いありません。脇役が引き立てるのは、平原康多という偉大な主演俳優です。
何より、そもそもが地元地区の記念競輪です。2年連続で他地区の選手に栄冠を持っていかれているのは、さすがによろしくない事態でしょう。
今こそ、関東が鳳凰の輝きにふさわしいことを示すときです。
ならば、3年連続でやってやると息を巻くのが、このレースを2連覇中の清水裕友選手です。KEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)では、松浦選手とともに中国ラインを組み、どちらも勝てる可能性を残したライン編成にしましたが、結果的に仇になりました。
フラストレーションが溜まるしかないこの状況は、年明けの開催で爆発的な活躍を見せることで払拭したいと願っている様子です。
ましてや、鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)はディフェンディングチャンピオンとして迎えるわけです。ここにそろったトップクラスの選手たちの中で、連覇どころか3連覇の偉業に挑めるのは、清水裕友選手のほかにはいません。
一時期はかなりの不調に苦しみながらも、見事にKEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)への切符を勝ち取り、そして再び悔しい結果に終わりました。しかし、まだ20代後半の清水裕友選手は、さらなる未来を見つめて進み始めるときです。
逃げが不利なバンク、援護に乏しい中国地区勢、そんな要素は関係ありません。なぜなら、これまでも勝ってきました。今年も優勝を狙える逸材な点に変わりはないでしょう。
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の注目選手
注目選手としては、東京の鈴木竜士選手を紹介します。名前を見て、最近このサイトで見た覚えがあると思った方はいらっしゃるでしょうか。
そのとおりです。実は、先日開催されたひろしまピースカップ2020(広島競輪G3)の有力選手として紹介しました。2017年のヤンググランプリ覇者であり、記念競輪は未制覇である旨をお伝えしていますので、ぜひ上記の記事もご覧ください。
ここでは、鈴木竜士選手について、ひろしまピースカップ2020(広島競輪G3)の記事では触れられなかった情報をお教えしましょう。
現在、東京支部の所属である鈴木竜士選手ですが、実は2020年5月に移籍したばかりです。それ以前は茨城支部の所属でした。同じ関東ではありますが、地縁血縁が大切な競輪の世界において、支部を変えるのは非常に大きな出来事です。
理由は、選手によって様々です。すでに引退した関東のボスこと後閑信一選手などは、2007年に群馬から東京に移籍した経験があり、さらに当時は群馬支部内でかなり「人間関係の悪化」がささやかれていました。何しろ強固な絆で結ばれているはずの同県の選手と競りあったり、当然のようにラインを別にしたりしたほどです。
そして、後閑信一選手は移籍によって環境が変化し、低迷期を脱してG1制覇を達成した好例でもあります。引退するころには「関東地区のボス」であり、また「東京支部のボス」としても愛されるようになっていました。
鈴木竜士選手の場合、不和説よりも東京支部の練習環境の充実説のほうが根強いようです。実際、同様の理由で東京支部に移籍している選手が複数いるため、東京の選手会がかなり力を入れている様子が窺えます。
東京支部は後閑信一選手が引退して以降、「こいつがトップだ」という堂々たる存在が現れていません。ヤンググランプリ2017(平塚競輪G2)の覇者である鈴木竜士選手には、かなりの期待が掛かっているでしょう。
茨城から東京に移ったことで、鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)は地元地区レースから完全な地元レースになりましたが、本人には気負いはないようです。ただ、「鳳凰賞典レースは記念の中でも実力派がそろうレース」という認識はあるようで、そちらのほうで気合を見せていました。
ひろしまピースカップ2020(広島競輪G3)では、岐阜のスーパールーキーである山口拳矢選手の打倒に成功したものの、福井の野原雅也選手に優勝をさらわれ、2着に終わりました。記念初制覇を逃した悔しさは、今度こその栄冠達成で払拭するやもしれません。
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の予想のコツ
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)の予想において最も重要なのは、「展開の紛れに期待しすぎない」ことです。
例えば、風が強いバンクやコーナーのクセが強いバンク、カントがきついバンクなどは、思わぬ展開利によって、競走得点を大きく覆すような結果を生むパターンがあります。
しかし、立川競輪場はラインを引っ張る逃げ選手に厳しく、差し追い込みの選手に微笑みかけるバンクです。すなわち、若い選手ががむしゃらに踏んでいたら逃げ切れてしまった、という穴車券パターンが使いづらい環境にあるわけです。
ましてや、鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)にはすばらしいメンバーがそろいました。S級S班の3人はもとより、今後その赤パンを履くかもしれない若手から、すでにG1優勝を経験しているベテランまで、年初を彩るにふさわしいメンツといえます。
そうした面々が、簡単な紛れを許してくれると思わないほうがいいでしょう。もちろん、人間にはミスもあり、思わぬ形での展開の乱れもあるにはあります。
ですが、切り株で転げるウサギが現れるのを待つのが愚かなように、「何とかして大荒れになってくれないかなあ」と無駄な期待を持って買う車券ほど意味のないものもありません。
自分の中にしっかりと予想哲学を持って、こういう展開ゆえにこのラインが台頭し、またこの別のラインが付け入るスキが生まれるなど、ロジカルに考えていくことこそが勝利への近道になるでしょう。
そうした観点からも、競走得点から見える本来の地力と、近走実績から類推できる現在の調子をバランス良く配分し、有効な車券を組み立てることが、鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)において好配当を勝ち取ることへもつながります。
鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)のまとめ
2011年から2020年、過去10年の制覇選手を見ても、深谷知広、平原康多、村上義弘、原田研太朗、北津留翼、清水裕友と日本を代表する実力派がそろいます。1年を通して戦える総合力あの選手こそが、鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)での勝ち上がりを決めていくでしょう。
そうした観点から予想を組み立てていくと、一次予選から見えてくる景色は大きく変わってきます。レース単体が荒れるかどうかではなく、4日間開催で「どのレベルがふさわしいか」という視野が生まれ、結果的に良い配当を奪取できる可能性も生まれるでしょう。
2021年の新春は、全国的な寒波に見舞われる予報が出ています。ただでさえ外が寒いのに、財布の中までヒンヤリさせることはありません。
ぜひとも的中に的中を重ね、懐を暖かくしていきましょう。そうすれば、2021年の船出には最高です。たとえ2020年が上手くいかなかった年であっても、鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)が象徴する鳳凰のように、不死鳥級の復活を見せられるでしょう。
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