第117回選手候補生
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逸材ばかりの第117回選手候補生!今後活躍の期待ができる注目選手を一挙大公開!

UPDATE:2020.08.26
競輪コラム競輪選手

2020年に日本競輪養成所の第117回選手候補生が卒業式を終えました。

いったいどのような選手がいるのだろう?と期待している競輪ファンも少なくないでしょう。

実は、第117回選手候補生は逸材ばかりで早期卒業や史上初のゴールデンキャップを3度獲得する選手など期待を持てる選手が数多く存在しています。

そこで、当記事では第117回選手候補生にスポットを当てて注目選手を紹介していきます。

第117回選手候補生がついに卒業!

第117回選手候補生

2020年からデビューを目指す、日本競輪選手養成所の第117回選手候補生(男子)と第118回選手候補生(女子)の計91名が2020年3月24日に卒業式を終えました。

第117回選手候補生にはゴールデンキャップ獲得者が7名もおり、逸材と呼べる選手が数多く在籍していました。

その中でも、寺崎浩平と菊池岳仁の2名は早期卒業者として2019年12月には卒業し、男子候補生として競輪界初となるゴールデンキャップを3度も獲得した町田太我がいたりと、逸材ばかりの年でした。

早期卒業者の寺崎浩平と菊池岳仁にも期待が寄せられていますが、第117回選手候補生には今後の競輪界を担うスター選手が誕生するのはないかとおおいに期待されています。

競輪候補生で初の快挙を遂げた早期卒業選手について

第117回選手候補生には競輪候補生として初の快挙を遂げた二人がいます。

それは、寺崎浩平選手と菊池岳仁選手の二人です。

日本競輪選手養成所の候補生は基本的に5月に入所して翌年3月に卒業し、7月にデビューするのが一般的ですが、2019年度に規則が改正となり早期卒業が可能となりました。

その変更された規則は「本養成所は教育計画に定める記録会のうち、入所直後期または中間期に実施する記録会において、『ゴールデンキャップ』を獲得した者を早期卒業候補者に選定する」というものです。

ちなみに、「ゴールデンキャップ」とは日本競輪選手養成所で年3回行われる記録会の成績によって「金・白・黒・赤・青」の順で分けられるものです。

そして、この最上位の「ゴールデンキャップ」を獲得した選手は早期卒業候補生に選ばれ、一般的なカリキュラムとは別のカリキュラムを履修し、12月に選手資格検定の受験を行うことができます。

選手資格検定の基準は「卒業認定考査(実科、学科、人物、身体)」「競走訓練の勝率が20%以上」「最終周回バックストレッチを先頭で通過し、3着以内に入着した回数が10%以上」などが設けられており、これらをクリアすることで早期卒業が可能になります。

非常に厳しい試験となりますが、寺崎浩平選手と菊池岳仁選手の両選手はこれらの難関を突破し早期卒業を果たすことができたのです。

それでは、寺崎浩平選手と菊池岳仁選手の両選手がどのような選手なのか紹介していきましょう。

菊地 岳仁選手のプロフィール

第117回選手候補生 菊地 岳仁選手
まずは、菊地 岳仁選手のカンタンなプロフィールを紹介します。

名前:菊地 岳仁(キクチ タケト)
生年月日:2000年6月7日
血液型:A型
登録地:長野県
出身:長野県
出身校:長野県立岡谷南高等学校 卒業
競技歴
・スピードスケート(小~高校)11年
・自転車競技トラック(高校)6カ月

記録
・2017年国民体育大会冬季大会(スケート)1000m 7位
・2018年北信越高等学校自転車競技選手権大会(1kmTT)2位
・2018年北信越高等学校自転車競技選手権大会(3km個人追抜)3位

記録会ベストタイム
※第1.2回記録会好成績抜粋
200mFD・・・10秒56
400mFD・・・21秒88(養成所新記録)
1,000mTT・・・1分4秒05(養成所新記録)
3,000mTT・・・3分39秒43

競走成績
出走回数:24回
1着回数:19回
2着回数:3回
3着回数:0回
着外回数:2回
在籍時成績:3位

菊池岳仁選手は元々スピードスケート出身の選手です。

脚を使うスポーツだったこともあり、自転車競技の経験が浅かったものの、ナショナルBチーム入りするなど、そのセンスを光らしていました。

日本競輪養成所時代には、常に先行して走り他の候補生を力で圧倒するなど、圧倒的な先行逃げ切りのレーススタイルでした。

また、400mFDと1,000mFDで日本競輪養成所の新記録を樹立しており、圧倒的な持続力を持つ選手です。

自身が所属しているナショナルBチームの脇本雄太選手、新田祐大選手、深谷知広選手が日本競輪養成所に在籍していたときよりも良いタイムを残しており、オリンピックの出場も目指しているようです。

デビュー戦では見事に1位で勝利しただけではなく、その後13連勝を遂げその実力を周囲に知らしめていました。

2020年2月10日にはA級2班へ特別昇級を行い、今後もS級へ向けて上り詰めていくことが期待できる選手の一人です。

寺﨑 浩平選手のプロフィール

第117回選手候補生 寺﨑 浩平選手

続いて、寺﨑 浩平選手のプロフィールを見ていきましょう。

名前:寺﨑 浩平(テラサキ コウヘイ)
生年月日:1994年1月4日
血液型:O型
登録地:福井県
出身:福井県
出身校:私立法政大学 卒業
競技歴
・自転車競技トラック(高校~大学~社会人) 9年

記録
・2011年全国高等学校総合体育大会(スクラッチ)1位
・2016年全日本自転車競技選手権大会(マディソン)1位
・2017年国民体育大会(ケイリン)1位

・記録会ベストタイム
※第1.2回記録会好成績抜粋
200mFD・・・10秒33(養成所新記録)
400mFD・・・21秒99
1,000mTT・・・1分7秒37
3,000mTT・・・3分48秒00

・競走成績
出走回数:21回
1着回数:20回
2着回数:0回
3着回数:1回
着外回数:0回
在籍時成績:1位

寺崎浩平選手は元々実家が自転車屋で、そのこともあって自転車競技をはじめました。

2016年10月には国民体育大会の成年男子ケイリンで優勝したものの、レース後にドーピング陽性反応が出てしまい資格停止処分を受けていましたが、2017年・2018年には国体のケイリン種目を連覇、チームスプリントでも優勝するなどと数々の功績を残してきました。

その後、2019年5月に日本競輪養成所の第117期生として入学しました。

数々の優勝歴から分かる通り、自転車競技歴も長く技術力も優れているため、競輪養成所時代には1着を数多く獲得し断トツで1位の成績を残していました。

そして、年3回行われる記録会で優秀な成績を残し「ゴールデンキャップ」を手にしました。

また、この記録会の200mFDでは、競輪養成所の記録を大きく更新する10秒33を叩き出し、早期卒業を認められたのです。

また、寺崎浩平選手はデビューしてから無敗で18連勝を遂げ、競輪界では深谷知広選手以来2人目のS級特別昇級を果たしました。

また、この記録はデビューしてから79日と異例の短さで達成され、デビューから144日でS級昇級した坂井洋選手の記録を大きく更新したのです。

史上初!ゴールデンキャップ3度獲得した町田太我選手

第117回選手候補生の有力選手と聞くと、寺崎浩平選手と菊池岳仁選手が話題が挙がっていますが、ゴールデンキャップを3度獲得した町田太我選手の存在も忘れてはいけません。

ゴールデンキャップを獲得するには、年3回行われる記録会で優秀な成績を納めなければなりませんが、町田太我選手はなんと3回もゴールデンキャップを獲得しているのです。

この記録は競輪界で史上初となるため、脚力・持久力・精神力・センスなどの全てにおいて期待できる選手と言えるでしょう。

町田太我選手のプロフィール

第117回選手候補生 町田太我選手

町田太我選手のカンタンなプロフィールを紹介します。

名前:町田太我(キクチ タケト)
生年月日:2000年7月8日
血液型:O型
登録地:広島県
出身:広島県
出身校:私立山陽高等学校卒業
競技歴
・全国高等学校総合体育大会1kmタイムトライアル:3位
・2007年国民体育大会(愛媛)1kmタイムトライアル:3位
・2018年国民体育大会(福井)1kmタイムトライアル:2位
・全国高等学校選抜自転車競技大会1kmタイムトライアル:4位
・中国地域高等学校対抗自転車競技選手権大会3km個人追い抜き:3位

注目の候補生

第117回選手候補生の卒業生には、寺崎浩平選手、菊池岳仁選手、町田太我選手以外にもゴールデンキャップを獲得し、期待されている候補生が多数在籍していました。

どの選手もこれからの競輪界を担う可能性の高い選手達なので、ぜひどのような選手がいるのかを覚え、今後の期待も込めて応援していきましょう。

長田龍拳選手のプロフィール

第117回選手候補生 長田龍拳選手

名前:長田 龍拳(オサダ リュウケン)
生年月日:2000年12月9日
血液型:A型
登録地:静岡県

長田龍拳選手は高校時代から自転車競技において優勝するなど、自転車競技へのセンスを光らしていました。

年3回行われる記録会では、ほぼ必ず上位に食い込んでおり、同期のライバルたちを抑えて競輪養成所在籍時には成績1位の実績も保っていました。

また、将来はオリンピックに出場する選手としても期待されています。

原 大智選手のプロフィール

第117回選手候補生 原 大智選手

名前:原 大智選手(ハラ ダイチ)
生年月日:1997年3月4日
血液型:B型
登録地:宮城県

原 大智選手はもともとモーグルの第一人者で2018年平昌オリンピックではフリースタイルスキーモーグル銅メダルを獲得した実績を持っています。

そのモーグル第一人者の原 大智選手が心機一転して競輪界へ挑戦しました。

競技の違いからも、かなりの訓練を積んだ事が想像できますが、第3回記録会では1kmTTで自己ベストを更新するなど、かなり期待を持たれている選手です。

山口拳矢選手のプロフィール

第117回選手候補生 山口拳矢選手
 
名前:山口拳矢(ヤマグチ ケンヤ)
生年月日:1996年1月26日
血液型:A型
登録地:岐阜県

山口拳矢選手は、元賞金王の父山口幸二、兄の山口星矢の二人を持つ競輪界のサラブレットと呼べる選手です。

第3回記録会では、優秀な成績を残し見事にゴールデンキャップを獲得し、父の山口幸二に負けないようなセンスを見せつけています。

日本競輪選手養成所時代には、他の同期の選手と比べてもスピード力に優れており、今後の活躍に期待を持たれている選手の一人です。

青柳靖起選手のプロフィール

第117回選手候補生 青柳靖起選手

名前:青柳靖起(アオヤギ コウキ)
生年月日:2000年2月18日
血液型:B型
登録地:佐賀県

青柳靖起選手は高校時代に行っていた野球で身につけた身体能力を武器に競艇界に参入しました。

青柳靖起選手は圧倒的に身体能力が高く、その能力を武器に第3回記録会では見事にゴールデンキャップを獲得しました。

現在は身体能力でカバーしている部分が大きい分、今後さらに技術が向上してくればさらに期待のできる選手です。

まとめ

以上、当記事では日本競輪選手養成所の第117回選手候補生をピックアップして紹介しました。

第117回選手候補生には、ゴールデンキャップを獲得した選手が数多くいるだけではなく、早期卒業を遂げた寺崎浩平選手と菊池岳仁選手や、史上初のゴールデンキャップを3度獲得した町田太我選手など期待できる逸材ばかりです。

特に、寺﨑 浩平選手はS級へ特別昇級を遂げて圧倒的な力を見せつけている選手です。

本年度の競輪では寺﨑 浩平選手が活躍してくれること間違いないので、ぜひ応援していきましょう。