競輪界の春の風物詩、ウィナーズカップの季節がやってきました。今年の開催地は別府競輪場。大分県のみならず、日本でも有数の温泉地である別府温泉を代表するアミューズメント施設です。
このウィナーズカップ、グレードこそG2競走ですが、競輪におけるG2競走がG1競走とほぼ同じ価値を有していることは、改めて申し上げておかなければならないでしょう。
それを証拠に、今回のウィナーズカップにはS級S班が全員参戦。さらに、その独特な選考基準により、今まさに「勝利」に近い選手たちがずらりと顔をそろえています。当記事ではそんなウィナーズカップの選考要件から、今シリーズの展開予想に至るまで、わかりやすく解説していきます。
- これまでのウィナーズカップの結果を確認!さらにはその意外な傾向まで見えてくる!
- S級S班勢ぞろい!なかでも優勝候補としてふさわしい古性優作ら3人をピックアップ
- ビッグレース開催は珍しい別府バンク!その特徴をあらためて把握する
- ガールズケイリンコレクション2023別府ステージが開催!女子選手のトップオブトップがぶつかりあう!
目次
ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)の詳細情報
開催年(開催地) | 優勝選手 | 所属支部 |
2017年(高松) | 郡司 浩平 | 神奈川 |
2018年(松山) | 武田 豊樹 | 茨城 |
2019年(大垣) | 脇本 雄太 | 福井 |
2020年(福井) | 松浦 悠士 | 広島 |
2021年(松阪) | 清水 裕友 | 山口 |
2022年(宇都宮) | 清水 裕友 | 山口 |
2016年3月まで、この時期には「日本選手権競輪」が開催されてきました。しかし、2017年から同競走が5月のゴールデンウィークへと移転したため、代わりに誕生したのがこの「ウィナーズカップ」です。
競輪界に新たな歴史を築くことを目的とした本競走は、実際に多くの若手選手が優勝を手にしてきた事実からも、その狙いを達成できていると言えるでしょう。それはシリーズに出場するための選出要件が、上手く機能している証でもあります。
では、実際にどういった結果を残すことで、ウィナーズカップにあっせんされることになるのか。各条件を列挙してみましょう。
- 選考対象期間は前年の7月1日~12月31日で、選出人数は正選手108名・補欠選手8名
- 「車券に最も貢献している1着回数の多い選手」が基本の選出条件となる
- S級S班在籍者
- 1着回数ベスト30に入る選手
- 前年のヤンググランプリ出走選手
- F1開催の決勝における1着・2着・3着回数の上位選手
このとおり、「ファンが購入した車券に貢献してきた選手」が選ばれる点で、非常にユニークなものがあります。よって、一流の選手であっても、G1競走などで敗戦を重ねている場合には、選出されるには至りません。
実際、今年も多くの名選手が選出基準を下回りました。前年の覇者である清水裕友選手を始め、S級S班の座を明け渡すことになった吉田拓矢選手や宿口陽一選手も選考から漏れたのです。
代わりに、次代を担うであろう若手選手が、F1競走での活躍やヤンググランプリ出走によって、この誉れある戦いに呼び出されています。「今まさに登竜門へ挑まんとしている」才能を発掘できていることは、競輪界にとってすばらしい効果をもたらしていると言えそうです。
ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)は若手有利!?車券予想で重要なシリーズ傾向
競輪のG2競走は、G1競走と同等の豪華メンバー、総賞金額、さらには「若手が活躍する傾向」を保持していることで知られています。これは「共同通信社杯」もそうであり、この「ウィナーズカップ」においても変わるところがありません。
しかも、今回開催されるのが別府競輪場というのも、ここまで開設してきたシリーズ傾向を補強する可能性が高いと言えます。何しろ、別府バンクはグレードが高いレースであるほど、若さと積極性にあふれた選手、また、強い自力を持つ選手が活躍するという事例に満ちているからです。
特に、「読売新聞社杯全日本選抜競輪2019(別府競輪G1)」の決勝においては、熊本の中川誠一郎選手の単騎駆けが炸裂。ライバルたちを突き放し、そのまま見事に逃げ切り優勝を飾ったという出来事がありました。
ここと決めたら勢いよく仕掛けられる度胸。その決断力と確かな実力を持った選手にこそ、2023年のウィナーズカップの優勝という栄誉は与えられることになるでしょう。
銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
S級S班9名が大集合するウィナーズカップ。当然、そのシリーズ展開を予想するにあたって、「赤パンの9人」から外れるわけにはいきません。さらに、先の項目で示したとおり、若くて勢いのある選手に注視したいところです。
- 古性優作は絶好調!ウィナーズカップも勝利で飾りにやってくる
- 郡司浩平が復調気配!遠き別府の地で南関東の強さを知らしめるか
- 新山響平が29歳の若さでアタック!ただコンディションに不安あり
したがって、このような並びになるのが、最も自然かつ合理的と言えるでしょう。2023年のウィナーズカップにおいて台風の目となるであろう「三英傑」について、項目別に解説していきます。
シリーズ展開予想①/古性優作は絶好調!ウィナーズカップも勝利で飾りにやってくる
古性優作選手は相変わらず、強い!
2節前の「読売新聞社杯全日本選抜競輪2023(高知競輪G1)」での劇的な優勝を経て迎えた、前節の「水都大垣杯2023(大垣競輪G3)」。初日特選2着、二次予選1着、準決勝1着、決勝2着。優勝こそ逃したものの、オール2連対という抜群の強さを見せてくれました。
また、二次予選ではSとB、準決勝ではBを取る積極性も光ります。これらの要素は、ウィナーズカップと後段で解説する別府バンクの特性から、非常に有利なものとなりえるからです。
古性選手の2023年の成績は10-7-0-1。3着以下になったのは、3節前の「春日賞争覇戦2023(奈良競輪G3)」の二次予選で失格になった1回だけという、驚くべき強さを見せています。
脇本雄太選手がまだまだ腰痛からの復活途上であることも鑑みると、ますます古性優作選手が近畿の総大将としての期待を背負うでしょう。そして、それに応えられるだけのパフォーマンスが、彼には間違いなくあるのです。
シリーズ展開予想②/郡司浩平が復調気配!遠き別府の地で南関東の強さを知らしめるか
前節の「金亀杯争覇戦2023(松山競輪G3)」では、郡司浩平選手については心配する声が多数聞かれました。2節前の「読売新聞社杯全日本選抜競輪2023(高知競輪G1)」において、まさかの決勝進出を逃していたからです。
もちろん、G1という至高の舞台にあっては、そういうことも起き得るでしょう。しかし、なんといっても現役競輪選手の中でも屈指の勝負強さを誇る郡司浩平選手です。当サイトの特集記事においてもその点を憂慮し、控えめな評価にとどめるに至りました。
ですが、やはり郡司選手はただものではありませんでした。終わってみれば、初日特選2着に始まり、二次予選はSとBをとっての1着、準決勝もBをとって2着。決勝こそ5着だったものの、「自力でも強い万能型」の面目躍如を果たしてくれたのです。
となれば、今回のウィナーズカップにおいても、間違いない優勝候補として紹介せざるを得ません。南関東地区の主軸であり、いかなる展開でも戦えるレース勘の持ち主として、悠然と別府バンクを駆け抜けます。
シリーズ展開予想③/新山響平が29歳の若さでアタック!ただコンディションに不安あり
同期のライバルに敗れた2021年を経て、「朝日新聞社杯競輪祭2022(小倉競輪G1)」で念願の初G1タイトル、そして初のS級S班昇格、および「KEIRINグランプリ2022(平塚競輪GP)」参加を達成したのが、青森の新山響平選手です。
ただ、S級S班という重圧を背負っての2023年シーズンは、限りなく不本意と言える成績が続いているのが現状でしょう。年明けから5節走って、決勝にまで進出できたのは「東日本発祥倉茂記念杯2023(大宮競輪G3)」のみ。前節の「水都大垣杯2023(大垣競輪G3)」にいたっては二次予選で9着と大敗し、3日目以降は途中欠場という選択を取ることになりました。
1993年11月2日生まれの29歳。まだまだ伸び盛りの若手である点に、疑いの余地はありません。それでも、トップクラスの実力を見込まれているからには、結果を残さなければならないのも事実です。
今回のウィナーズカップ、ひいては別府という舞台において、「若手の自力型」としては申し分ない好要素を満たしている選手でもあります。全身全霊でもって、今節を戦い抜くことが求められるでしょう。
別府競輪場のバンクの特徴
別府競輪場は、全国43の競輪場のなかでは観光サイドに位置する競輪場であり、誤解を恐れずに言ってしまえば、大レースがあまり開催されない立ち位置でした。
しかし、近年は別府市全体の観光客誘致の取り組みに加え、その一環としてビッグレースの招致にも力を入れており、今回のウィナーズカップもそうした試みが花を咲かせた一例であると言えるでしょう。
- 別府バンクは別府湾に至近!見なし直線も長めの400mバンク
- 別府バンクは「差し」も怖いが「まくり」も強い!?最近の決まり手から見えてくる現実
端的な結論としては、「別府競輪場のバンクは、『差し』が強いという世評がある」という点に行き着きます。下記で公開している当サイトの特集記事でも、その部分に強くフィーチャーしました。
ただ、ここ最近になって、少し違う傾向が出ていることも、当記事ではお伝えしていきましょう。それこそが、上記の2つのポイントになるわけです。
特徴①/別府バンクは別府湾に至近!見なし直線も長めの400mバンク
別府競輪場のバンクは、周長400mで見なし直線が「59.9m」です。ほかの400mバンクに比べると、直線がやや長めと言えるでしょう。しかし、これでも改修工事を行った影響で短くなっており、レムニスケート型のコーナー曲線を採用しているものの、全体的に極端な結果を生むような特徴にはなっていません。
現在の別府バンクにとっては、むしろ不動の要素としての「近くに別府湾がある」というロケーションのほうが大きいでしょう。
海や川が近くにあるバンクは、必然的に走路に水分が浸透しやすく、したがって「重いバンク」になりやすい傾向にあります。これは先頭を走る選手にとっては、スタミナの消耗を加速させる効果となって表れます。
加えて、別府湾から四季を問わずに吹き付ける風も、予想において考慮したい要素です。「別府競輪場は基本的には総合力を試されるバンクだが、気象条件は考慮に入れたい」「その時は、59.9mという長めの見なし直線の影響が強化される可能性がある」という部分に、ぜひともご留意ください。
特徴②/別府バンクは「差し」も怖いが「まくり」も強い!?最近の決まり手から見えてくる現実
風がよく吹く。バンクが重くなりやすい。このような材料だけにクローズアップすると、自力型にとっては非常に厳しいコンディションに見えます。事実、基本的に別府競輪場は「差しが有利」という定説があり、大きなクセはないバンクながらも、マーク型の選手から売れるパターンが多く見られました。
しかし、最近の別府競輪場の決まり手を見ると、現代競輪ではほのかな傾向の変化が見られます。1着決まり手の「逃げ:25%」「まくり:30%」「差し:45%」という数字を見れば、誰もが「おやっ」と思うことでしょう。
ご覧のとおり、「別府競輪場では『逃げ』も『まくり』も普通に強い」「特に、『まくり』の活躍が顕著である」というのが一目瞭然だからです。
こうした傾向は、2着決まり手でも変わりません。「逃げ:21%」「まくり:13%」「差し:21%」「マーク:45%」という数字は、むしろ「別府競輪場は限りなく優等生的なバンク特徴である」という事実を示しているからです。
以前の項目でも示したとおり、ウィナーズカップでは若手選手の活躍が目立つ傾向にあります。自力型が多い若手選手にとって、こうした別府バンクの特性は、大きな味方になってくれるでしょう。車券予想をするファンにとっても、ぜひとも押さえておきたい要素と言えそうです。
ウィナーズカップと同時開催!ガールズケイリンコレクション2023別府ステージも必見です!
最上級の戦いが期待されるウィナーズカップですが、最終日(3/21)の第9Rには、さらに特別な一発勝負が用意されています。これこそ、ガールズケイリンのトップ選手のみを集めて行われる「ガールスケイリンコレクション2023」の「別府ステージ」です。
選手氏名 | 所属支部 | 卒業期 |
佐藤 水菜 | 神奈川 | 114 |
児玉 碧衣 | 福岡 | 108 |
太田 りゆ | 埼玉 | 112 |
柳原 真緒 | 福井 | 114 |
小林 優香 | 福岡 | 106 |
鈴木 美教 | 静岡 | 112 |
尾方 真生 | 福岡 | 118 |
このレースに出場するのは、上記の7選手。いずれ劣らぬ名選手ばかりと断言できます。昨年の「ガールズグランプリ2022」を制した柳原真緒選手を始め、ナショナルチームで華々しい活躍を収めた佐藤水菜選手や太田りゆ選手。
さらには、最近ようやく落車によるコンディション不良から立ち直ってきた児玉碧衣選手もいますし、さらには現在破竹の18連勝中と波に乗る小林優香選手も「最強」の座を懸けて戦うことになるでしょう。シリーズの決勝と同格に、見逃せない大決戦です。
ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)のまとめ
春風が吹く令和5年の日本列島。2022年度の総決算とも言える戦いは、別府競輪にて行われます。
S級S班は全員参戦。期待の若手も大集結。さらには、ガールズ選手の最強格がプライドをかけた一発勝負も行う。週末から春分の日まで、飛び石連休を利して行われる今回のシリーズは、新たな歴史を紡ぎあげることになるかもしれません。
別府競輪場のアクセス
住所 | 大分県別府市亀川東町1-36 |
電話番号 | 0977-67-5578 |
日本における有数の、それどころかトップクラスといっていい知名度を誇るのが、大分県別府市にある別府温泉です。別府競輪場は、そんな別府温泉と同地域に立地し、温泉巡りイベントである「別府八湯温泉道」にも参加しています。
こうしたイベントにも参加できることからもわかるとおり、別府温泉の敷地内には「競輪温泉」という自前の温泉施設があるのが特徴。さほど規模は大きくない、いかにも「地元の湯」といった風情ですが、”別府ならでは”の施設と言えるでしょう。
電車・無料送迎バスでのアクセス
別府競輪場の最寄り駅は、当地のターミナル駅であるJR「別府駅」です。本来はこの別府駅、あるいはJR「亀川駅」から路線バスに乗って本場へアクセスするのが、公共交通機関を用いた連絡手段となります。
この場合、もっともわかりやすいのは、大分交通の「関の江行き」「亀川駅行き」「関の江団地行き」「辻間団地行き」のいずれかに乗車し、最寄りバス停である「照波園(しょうはえん)(別府競輪場前)バス停」で下車する方法でしょう。
しかし、今回はG2競走という大イベントです。主催者側も多くの来訪者があることを想定し、無料のシャトルバスを運行することが発表されました。
このシャトルバスについても、別府駅と亀川駅、それぞれから発着しています。便数としては別府駅のほうが多い点には気をつけていただくとともに、事前の時刻表確認が大切になってくるでしょう。
参考ページ:無料シャトルバス運行表 – ウィナーズカップ2023特設サイト
自動車でのアクセス
別府競輪場の最寄りインターチェンジは、東九州自動車道の「別府IC」です。本場の近隣には、約1,300台を収容可能な無料駐車場が存在するため、車でのアクセスも良い選択肢と言えるでしょう。
別府ICから本場までの距離は、約15分です。ICを降りたらすぐに右折し、九州横断道路を道なりに進んでください。それから「九州横断道路入口」交差点を左折し、さらに直進することで目的地に到着できます。
無料で使える無料で稼げる優良競輪予想サイト3選
結論!優良な競輪予想サイトはあります!
「せっかくやるならちゃんと当たって自分にご褒美をあげたい」
このように悩んでる人って多いですよね。。。
ここではあらゆる面で優れた予想サイトのみを3つに厳選して紹介していきます!
- 競輪総合サイトオリンピア
- 競輪カミヒトエ
- 競輪の王道
おすすめ①:競輪総合サイトオリンピア
競輪総合サイトオリンピアは「知識・時間・資金」が全て不要!
有料プランも低価格で参加できるので高配当を競輪初心者の人でも得られるチャンスが多いサイトとなっています。
これには競輪神風の膨大な情報力にあります!情報が揃ってるから勝てる予想を提供できるということです!
競輪総合サイトオリンピアのおすすめポイント
- 競輪の知識が無い人でもすぐに稼げる!
- 12種類の豊富なプラン!しかも低価格!
- プランは昼開催・夜開催で選べる!
サイト名 | 競輪総合サイトオリンピア |
---|---|
平均的中率 | 85% |
無料情報レベル | ★★★★★★ |
有料情報レベル | ★★★★★★ |
おすすめ②:競輪カミヒトエ
競輪カミヒトエはコンタクト自体難しい「元関係者」や「記者」とのコネクションを持っている競輪予想サイトです。
競輪カミヒトエは他サイトと比較して血縁関係者まで取材と徹底した情報取集に強みがあります。 競輪カミヒトエは3連単10点予想を提供していますので、検証結果をまとめました。
競輪カミヒトエのおすすめポイント
- サポートの対応が神!
- 初期投資0円で1万円分のポイントが貰える
- 毎週6レース分の無料情報が貰える
サイト名 | 競輪カミヒトエ |
---|---|
平均的中率 | 80% |
無料情報レベル | ★★★★★★ |
有料情報レベル | ★★★★★☆ |
おすすめ③:競輪の王道
競輪の王道はその名前の通り競輪予想サイトです。
365日無料で買い目がもらえるだけでなく、前提として競輪というギャンブルは他の公営ギャンブルに比べて競馬よりも当たる確率は高く競艇よりも配当が大きいという特徴があります。
そんな競輪で一発稼ごうと思うなら競輪の王道がおすすめです。
競輪の王道の3つのおすすめポイント
- 365日無料で予想がもらえる!
- 100万円を超える予想も珍しくない!
- 競輪に詳しいかどうかは一切関係ない!!
サイト名 | 競輪の王道 |
---|---|
平均的中率 | 82% |
無料情報レベル | ★★★★★☆ |
有料情報レベル | ★★★★★☆ |