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【勝者集結】「ウィナーズカップ2024(取手競輪G2)」は1着数が正義!松浦悠士&清水裕友の戦績良好だが波乱含み

UPDATE:2024.03.19
レース記事

「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」は、神奈川の郡司浩平選手が優勝。S級1班となってすぐに来年のS級S班への復帰、ならびに年末の「KEIRINグランプリ2024(静岡競輪GP)」出場を決定づける、劇的な幕切れとなりました。

しかし、その郡司選手は、今回の「ウィナーズカップ2024(取手競輪G2)」に参戦していません。なぜなら、出場資格において、他の選手を上回ることができなかったからです。

名前のとおりに「勝利者」こそが優遇される、G2競走「ウィナーズカップ」。G1を優勝する郡司選手が出られないその選考要件の詳細を始めとして、今回2024年のウィナーズカップで注目の選手を紹介するとともに、開催地である取手競輪場のバンク特徴までをも網羅しました。

当記事を含めた当サイト『ゲキチャリ』の提供する車券予想での戦い方、さらにはおすすめの「優良サイト」情報も参考にしていただき、「車券的中の勝利者」を目指す内容として、末永くご活用ください。

この記事でわかること

  • 1着回数が重要!ウィナーズカップの歴史や出場資格を解説
  • S級S班全員集合!一方で下剋上を狙う「勝ちまくり」なメンバーも怖い
  • 取手競輪場はどのような戦法も受け入れます!取手バンクの特徴を数字から分析

「ウィナーズカップ2024(取手競輪G2)」の詳細情報

開催年(開催地) 優勝選手 所属支部
2019年(大垣) 脇本 雄太 福井
2020年(福井) 松浦 悠士 広島
2021年(松阪) 清水 裕友 山口
2022年(宇都宮) 清水 裕友 山口
2023年(別府) 松浦 悠士 広島

「ウィナーズカップ」は2017年(平成29年)に新設されたばかりの、非常に新しいG2競走です。「競艇の”ボートレース”改革」に負けないよう、競輪もまた伝統あるG1競走に加えて、特別競輪たるG2競走を新設することを模索しました。その結果、ウィナーズカップは高松競輪場で第一歩を踏み出したのです。

以来、開催時期は毎年3月中旬から下旬までに固定され、概ね春分の日を活用したスケジュールが設定されています。ただし、今年は春分の日が3月20日の水曜日にあたることから、初日は3月21日(木)に設定され、多くのファンが参加しやすい週末に最終日が来る設定となりました。

そして、このウィナーズカップでは、「松浦悠士」&「清水裕友」の中国地区コンビがとにかく強いのが一目でおわかりいただけるでしょう。清水裕友選手は2023年にS級S班の座から陥落したものの、2024年には早くもそれを奪還しました。松浦悠士選手は多くの試練を乗り越え、年末の「KEIRINグランプリ2023(立川競輪GP)」での優勝という宿願を達成しています。

勝利の女神の前髪どころか、女神そのものを抱きとめる戦い。未来へつながるG2競走、それが「ウィナーズカップ」なのです。

<勝利至上>G2競走「ウィナーズカップ」の出場条件/”1着数”が最優先

  1. S級S班選手9名
  2. 1着回数上位選手30名
  3. 前年ヤンググランプリ出走選手
  4. 選考対象期間内に2ヶ月以上JCFトラック種目強化指定(A)に所属した選手
  5. F1開催(S級)決勝1着・2着・3着回数上位選手

G2競走「ウィナーズカップ」の出場条件は、まさしく「勝利」こそが最大の価値としてみなされます。したがって、今年の競輪界の”顔”とも言えるS級S班9名が優先される他には、S級1班であろうとS級2班であろうと、1着数が多い選手が優先的に出走できる仕組みとなっています。

このため、グレードレースに出走して多くの賞金や競走得点を積みながらも、1着を逃していることからウィナーズカップに出場できない……そんなケースが生まれる場合はあります。

今年、2024開催の場合は、S級1班となった守澤太志選手(秋田)、平原康多選手(埼玉)、ならびに「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」を制して来季のS班復帰を決めた郡司浩平選手(神奈川)までもが選外となりました。

彼らは各地区にとって大きな戦力ですので、北日本、関東、南関東の選手にとっては強力なラインの仲間を欠くことになるかもしれません。

しかし、裏を返せば、1着を積み重ねてきた充実期の選手、あるいは劇的な成長を遂げている若手選手らがここで大出世を掴むチャンスにも成り得ます。ウィナーズカップでは、そうした楽しみにも注目したいところですね。

<前回決勝回顧>「ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)」/松浦悠士が当時の不調を払拭する優勝!

車番 氏名 所属
1 脇本 雄太 福井
2 松浦 悠士 広島
3 新山 響平 青森
4 山田 庸平 佐賀
5 古性 優作 大阪
6 福田 和也 神奈川
7 守澤 太志 秋田
8 嘉永 泰斗 熊本
9 新田 祐大 福島

そんな「勝ち味を知る選手が集まったウィナーズカップ」において、2023年の別府開催では「久しぶりの特別競輪優勝の美酒」という結末を手にしたのが、広島の松浦悠士選手でした。

その松浦悠士選手が昨年末の「KEIRINグランプリ2023(立川競輪GP)」を制したのは、記憶に新しいところです。

しかも、松浦選手は「サマーナイトフェスティバル2022(玉野競輪G2)」以来の特別競輪制覇を表彰式で喜んでいましたが、その後に函館開催の同レースを制し、「サマーナイトフェスティバル(G2競走)3連覇」の偉業を達成しています。

「ウィナーズカップ2024(取手競輪G2)」各地区戦力分析と展開予想&注目選手ピックアップ

地区 S級S班 S級1班 S級2班
北日本 2名 13名 3名
関東 1名 15名 3名
南関東 1名 12名 1名
中部 1名 8名 2名
近畿 2名 10名 0名
中国 2名 6名 1名
四国 0名 5名 2名
九州 0名 16名 2名

今回のウィナーズカップにおける、各地区の出場選手の級班内訳です。S級S班が全員出場、かつ各地区のトップ選手もほとんどが参戦ということで、G1競走と変わらない「特別競輪」の風格を証明してくれています。

残念な点としては、福島の新田祐大選手が全日本選抜競輪にて「先頭員早期追い抜き」の罰則に触れてしまったため、今年の夏ごろまでは出場停止処分がくだされる見込みである点でしょうか。もちろん、このウィナーズカップも「その他欠場」として不出場となっています。

そう考えると、北日本勢にとっては間違いなく痛手でしょう。同地区からは新山響平選手と佐藤慎太郎選手が出場しているとはいえ、やはりグランドスラムを達成した名選手の不在は、どのレースに配されたにしても大きな鍵になったでしょうから。

  • 古性優作(大阪)
  • 松浦悠士(広島)
  • 清水裕友(山口)

となれば、今回も主役は充実一途の古性優作選手、さらにコンディション次第では再び最強伝説への復帰もある脇本雄太選手を擁する近畿勢。加えて、このウィナーズカップで強い存在感を見せる中国勢となるでしょう。

中国地区とよく連係する四国勢にもチャンスが巡ってくるかもしれませんが、松浦悠士選手と清水裕友選手がともに勝ち上がった場合、当然に再結成した豪華S級S班コンビの連係が基本になるでしょう。実際に、この2人で過去4年のウィナーズカップの優勝を勝ち取り続けているのですから。

  • 松井宏佑(神奈川)
  • 北井佑季(神奈川)

ただ、これらS級S班のきらめきに対抗できるであろうS級1班の選手について、2名をピックアップしました。いずれも南関東地区、神奈川支部の所属。松井宏佑選手と北井佑季選手です。

豪華メンバーです。5名もの注目選手を持ってくることになりましたが、それぞれの強さについて触れずにはいられません。同時に、現実的な調子を知ることは、「買う」にせよ「消し」にせよ、車券予想の有力な要素として効いてくるはずです。

S級S班注目選手①/古性優作(大阪)

S級S班注目選手①/古性優作(大阪)

古性優作選手を優勝候補として紹介しすぎて、もはやどこから入っても「そうだね。前にも聞いたよ」となってしまうかもしれません。かつて、S級S班へあと少しで届かない、G1優勝も何かが足りないと言われた時期もあったのが、「懐かしい」を超えて「嘘みたい」にすら思えてきます。

4節前の「いわき金杯争奪戦2024(いわき平競輪G3)」こそ準決勝4着と悔しい結果に終わったものの、そこから「読売新聞社杯全日本選抜競輪2024(岐阜競輪G1)」「春日賞争覇戦2024(奈良競輪G3)」と連続で決勝に進出。

そうして、前節の「金亀杯争覇戦2024(松山競輪G3)」では初日特選5着からの3連勝で優勝まで突き進みました。年初の「和歌山グランプリ2024(和歌山競輪G3)」に続き、今年2つ目の記念タイトルを勝ち取った形です。

なお言えば、全日本選抜競輪の決勝も不利な展開から僅差の4着。数字以上に誇れる結果と言えるでしょう。今年の勝率は55.0%と、G1競走を3つも制した昨年(2023年)を上回るペースでの高率を計上しています。

ラインを組むであろう近畿勢もタレント豊富であり、今回も当然に優勝候補となるでしょう。ゆえにこそ、「ここ3節の初日は8着4着5着と、すべて車券に絡んでいない」のをどう見るか。車券的には4日間ずっと悩まされそうですが、外すには怖すぎる存在ですね。

S級S班注目選手②/松浦悠士(広島)

S級S班注目選手②/松浦悠士(広島)

とてつもない不調に苦しんだ時期もありました。しかし、広島の誇る英雄は、5度目の挑戦にして、ついに「KEIRINグランプリ」という最高の舞台で頂点に立ちました。松浦悠士選手は広島が誇る「広島東洋カープのチームカラーの赤」、3番車の燃える赤色とともに至上の勝利を手にしたのです。

そして、今年は年明けからも調子を落とさずに進行。「桜花賞・海老澤清杯2024(川崎競輪G3)」の決勝3着を皮切りに、全日本選抜競輪でこそ二次予選で敗退したものの、「玉藻杯争覇戦2024(高松競輪G3)」では浅井康太選手から4分の1車輪差の2着準優勝。

そこから転戦した「瀬戸の王子杯争奪戦2024(玉野競輪G3)」では、地元の岩津裕介選手を引き連れての優勝と相成りました。

「グランドスラム(G1競走完全制覇)」と「共同通信社杯」。これら今もって制覇していないレースでの栄冠を目標として語った松浦選手。ならば、すでに「勝手知ったる」と言えるウィナーズカップでは、グランプリウィナーの1番車優先な点も含めて、各選手の挑戦を迎え撃つ立場になるでしょう。加えて、次の項目の清水裕友選手との連係による、中国地区の総合力の面からも大注目です。

S級S班注目選手③/清水裕友(山口)

S級S班注目選手③/清水裕友(山口)

清水裕友選手もまた、一時期は「こらアカンか」と頭を抱えるレベルの不調に陥っていました。しかし、それでも「周防国府杯争奪戦in玉野2023(玉野競輪G3)」を制し、”地元記念6連覇”の大偉業を達成。しかも、レース名どおりに防府競輪場が工事のために玉野競輪場での代替開催だったにもかかわらず、見事に勝ちきったのです。

当サイトでも長く「周防国府杯争奪戦」については特集してきましたが、2020年開催の記事では「清水裕友3連覇へ!」などと書いていたのが霞むレベルの活躍です。

そうは言っても、同一競輪場でのG3連覇記録は3連覇が最高だったわけですから、いくら若くして記念競輪を制覇したといっても、「2度あることは6度ある」などと言い切れたものではありません。しかしながら、伝説となる選手にとって、”常識”はあまりに無意味でした。

かくして、一度はS級S班から陥落しながらも、再び「最強の9人」に名を連ねることとなったのです。2024年も年明けから「東日本発祥倉茂記念杯2024(大宮競輪G3)」で優勝したかと思えば、「桜花賞・海老澤清杯2024(川崎競輪G3)」で決勝2着の準優勝。

勢いは止まず、「たちあおい賞争奪戦2024(静岡競輪G3)」で優勝して、全日本選抜競輪では郡司浩平選手を猛追して2分の1車輪差の2着準優勝です。「すげえ」と頭を垂れる他ありません。

これほどの活躍なので、まさかの準決勝4着敗退となった「瀬戸の王子杯争奪戦2024(玉野競輪G3)」の当該レースでは、3連単が127,000円の払い戻しになりました。2着にS級S班の眞杉匠選手、3着になおも関東の主柱である平原康多選手が入っているものの、1着が人気薄の佐藤龍二選手(神奈川)だったことと相まっての巨額配当です。

ただ、このレースは岡田征陽選手が事故後入線、石塚孝幸選手が事故棄権と通常の展開ではなかった点も考慮したいところです。実際、清水選手は最終日の特別優秀競走でBを取って1着。力の違いを見せつけました。ならば、今回も充実した力でもって、優勝候補として推薦できる戦いをしてくれるでしょう。

S級1班注目選手①/松井宏佑(神奈川)

S級1班注目選手①/松井宏佑(神奈川)

本当に惜しかった!

松井宏佑選手の2023年は、「すごい」と「惜しい」に尽きますが、やはり賞金勝負での第10位によって「S級S班」と「KEIRINグランプリ出場」を逃したことは……「惜しい」のほうが勝ってしまうのではないでしょうか。

それでも、「ヤンググランプリ2020(平塚競輪G2)」を制して以来、その期待に違わぬ活躍を続けてきました。南関東勢を力強く牽引し、「朝日新聞社杯競輪祭2023(小倉競輪G1)」では決勝2着の準優勝まで肉薄しています。もっとも、優勝した眞杉匠選手との2分の1車輪差が、結果的に明暗を分けてしまいました。

ただ、1992年9月24日生まれの31歳は、まさしく伸び盛りの時期を迎えています。たちあおい賞争奪戦、全日本選抜競輪と準決勝で敗退してしまったものの、前節の「能登支援サンケイスポーツ杯(立川競輪F1)」は非の打ち所なしの完全V。ウィナーズカップへ向けて、勝利を重ねてきました。

2023年は83走して34回の1着。勝率は41.0%に達し、4つの開催で優勝しています。ウィナーズカップに出るのにふさわしい成績を残し、獲得賞金ランキングも第10位とS級S班と同等の実力を見せてくれたわけですから、あとは再びの特別競輪制覇へ向けての戦いです。

今節、同じ神奈川支部の郡司浩平選手が出場圏内に入れませんでした。ならば、「格」としては松井選手がS級S班の深谷知広選手(静岡)に次いで、南関東の代表格です。昨年の別府開催では「二次予選と選抜競走で連続9着」と悔いが残る結果だっただけに、ぜひともリベンジの4日間にしてもらいましょう。

S級1班注目選手②/北井佑季(神奈川)

S級1班注目選手②/北井佑季(神奈川)

「北井佑季はここまですごいのか」

そう思わせられるレースが、特にここ何節も続いているのが、神奈川の北井佑季選手です。

もともとJリーガーだった北井選手。横浜F・マリノスのジュニアユースから、当時はJFL所属だったFC町田ゼルビアへ。そこから松本山雅FC、カターレ富山、SC相模原と渡り歩き、2019年3月に引退しました。

しかし、「アスリート・北井佑季」はここからさらなる覚醒へと突き進みます。身長169cmとは思えぬ脚力から繰り出されるスピードは、記録会のあらゆる種目で最高基準を突破し、ゴールデンキャップを獲得。一方、競走訓練成績は1着1回のみの第55位と、強みと弱みが明らかな形でのデビューとなりました。

2023年より前に当サイトで北井選手の名前に触れたのは、「泗水杯争奪戦2022(四日市競輪G3)」の特集記事になるでしょう。それも「ゴールドカップレース2022(京王閣競輪G3)」の決勝メンバーで唯一の南関東勢だった、という程度の話です。ほかはすべて関東勢。まさしく孤立無援の戦いであり、実際に優勝を勝ち取ったのは埼玉の宿口陽一選手でした。

ですが、昨年の「ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)」ではS級2班ながら出場権を獲得したのみならず、その優れた成績ゆえに特別選抜予選へ抜擢されました。ただ、この時は高い壁に跳ね返され、特選予選9着、二次予選8着と敗退してしまいます。それでも、最終日の特選競走1着が、後々の出世を予感させる一撃だったのかもしれません。

誰の目にも届く強い輝きを放ったと言えるのは、昨年の「ヤンググランプリ2023(立川競輪G2)」でしょう。世界を相手に活躍する24歳の太田海也選手が優勝したこのレースで、上がり最速で2着までやってきたのが、33歳の北井佑季選手でした。

そして、今年のF1開催3つはすべて優勝。3節前の全日本選抜競輪では古性優作選手の猛追を受けながらも決勝3着。金亀杯争覇戦ではBを取って2着粘り込み。ですが、こちらでは古性選手の激烈な差しに屈しました。

サッカー選手だったころの北井佑季

ただ、古性選手より年上、1990年1月27日生まれの34歳とはいえ、まだまだ成長と進化の可能性を秘めています。今年のウィナーズカップについて、「2024年を通しての”勝利と活躍”を期待したい」という観点で見るならば、まずこの北井佑季選手を挙げたくなるほどに。

ウィナーズカップには、勇気と野心にあふれた若手が幾人も選出されています。そして、北井佑季選手は「オールドルーキー」ではあるでしょうが、その力は若々しさで充実していると断言できるでしょう。

かつての競輪のCMで話題となった、「第二の人生ってなんだよ。おれは一度も終わってないよ」のセリフどおりの活躍を、「競輪選手・北井佑季」は披露してくれているのですから。

取手競輪場のバンクの特徴/グレードレースでも傾向は同じ

決まり手 1着率 2着率
逃げ 12.6% 15.9%
まくり 34.3% 23.4%
差し 52.2% 29.4%
マーク 31.0%

取手競輪場は「周長400m」「みなし直線54.8m」に始まり、クセがなくて走りやすいバンクの代表格に数えられています。したがって、どの選手も力を発揮しやすく、決まり手も全国平均に近い数字になっているのが特徴です。

この特徴、なんとF1開催やF2開催を含めた全レースのみならず、自力型が強いグレードレースに限定した場合でも、概ね踏襲されています。まず、上記の一覧がそうで、「取手競輪場で開催されたG3競走の決まり手統計(過去10年)」です。記念競輪である「水戸黄門賞」を代表とするトップ層の競走の結果、とも言い換えることができるでしょう。

もちろん、ある程度は競輪の王道とも言える”まくり”の率が良くなるのですが、差しの1着率も52.2%と高めを維持しており、バンク自体のバランスの良さが際立ちます。

決まり手 1着率 2着率
逃げ 13.0% 14.1%
まくり 35.9% 23.9%
差し 50.0% 28.3%
マーク 34.8%

加えて、同じ特別競走であるG1開催のデータがこちら。サンプル数こそ減るものの、概ねG3と同様の数字に収まっていますので、「取手バンクでは競輪らしい競輪が展開される」「それはグレードレースでも大きく変わることがない」と結論付けていいでしょう。

選手個人の力量はもちろんのこと、ラインの総合力とレース全体の展開読みまで、車券予想の王道をきっちり仕上げること。これらの重要性が高まります。自分の力で読み解いていくのも楽しい面こそあれ、そこに誤認や誤解が入れば、すべてが台無しになるリスクもあるのが怖いところ。それを避けるためにも、当サイトがおすすめする「優良サイト」を利用するのもまた、選択肢のひとつとして有用でしょう。

「ウィナーズカップ2024(取手競輪G2)」まとめ

「ウィナーズカップ2024(取手競輪G2)」まとめ

勝利を知る者たちが集まる「ウィナーズカップ」。誰もが高い勝率を誇るからこそ、車券予想は困難を極めます。いかなる戦法も通用する取手競輪場のバンクゆえに、その予想は基本をしっかり固めたものでなければ、たやすく跳ね返されてしまうでしょう。

競輪選手のレース運びと同様に、車券予想もまた冷静さが重要です。重ねて言えば、「勝負どころの見極め」は、車券の回収率と的中率に多大な影響を及ぼすでしょう。

その押し引きを見極めるには、「どの選手をどういった状況で狙うべきか」「このバンクの特徴はどういう選手に利するか」といった分析が欠かせません。

当記事のみならず、当サイトが蓄積してきたデータを存分にご活用ください。そのうえで、「優良おすすめサイト」が収集するナマの情報が、自分だけでは考えられなかったような結果をもたらしてくれるかもしれません。それは、ウィナーズカップが常に「次代のヒーロー」を生んできたのにも似て、鮮烈な体験となるでしょう。

取手競輪場のアクセス

取手競輪場のアクセス

茨城県取手市にある取手競輪場は、初めは競馬場としてその歴史を歩み始めました。しかしながら、戦後復興の要として競輪事業が大ブームになったため、取手もまた競輪場へと改装された経緯があります。競輪場として開設したのが1950年2月25日であり、毎年の記念競輪もこの日を起点とした周年競走として実施されています。

他場でも見られるように、取手競輪場もネーミングライツを民間企業と契約しており、2024年3月現在は「楽天ケイドリームスバンク取手」が通称です。もとより重勝式投票である「Kドリームス」の券種販売を行っていたため、その縁も大きいと言えるでしょう。

住所 茨城県取手市白山6丁目2-8
電話番号 0297-74-1111
最寄り駅 JR常磐線「取手駅」
※徒歩 約10分
※無料送迎バス有り
最寄りIC 常磐自動車道「谷和原IC」
※国道294号線 約10km
無料駐車場 有(1,300台)
公式サイト 取手競輪場