玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の予想！平原康多の快進撃は続くのか！？

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)は、香川県の高松市にある高松競輪の開設記念競輪です。今年は開設70周年記念とキリのいい数字になりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、残念ながら無観客での開催が決定しました。

それでも、緊急事態宣言が発出されるなか、開催にこぎつけられただけでも良しとすべきなのかもしれません。

地元の香川支部、そして四国地区の選手たちがずらりとそろい、このタイトルを守らんと立ち上がります。そこに押し寄せるのは、記念競輪を連勝している平原康多選手を始めとした、全国の猛者たちです。

誰もが勝ち上がるチャンスのあるプレーンなバンクにおいて、如月の始まりを彩る激戦が幕を開けます。

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の詳細情報

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)のPR動画です。地元選手の星である香川雄介選手が、記者会見を模して熱いPRを行っています。

ぜひ多くのファンの来場を願いたいところでしたが、後述するように無観客開催が決定してしまいました。動画内のテロップにもあるとおり、うっかり本場に赴いてしまわないようにご注意ください。

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の開催期間

2021年2月4日(木)～2月7日(日)

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の出場選手

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)に出場する選手の一覧です。地元地区である四国はもとより、全国からG3としては豪華な面々がそろいました。数が少ない北日本や関東からも期待の若手が集まったため、戦力比較は混沌としています。

級班	地区	選手名	期別
SS	北日本	守澤 太志	96
SS	関東	平原 康多	87
SS	中国	松浦 悠士	98
S1	北日本	高橋 貴也	115
S1	関東	長島 大介	96
S1	関東	志村 太賀	90
S1	南関東	根田 空史	94
S1	南関東	松谷 秀幸	96
S1	中部	笠松 信幸	84
S1	中部	近藤 龍徳	101
S1	中部	吉村 和之	80
S1	中部	川口 聖二	103
S1	中部	山田 諒	113
S1	近畿	山本 伸一	101
S1	近畿	畑段 嵐士	105
S1	近畿	東口 善朋	85
S1	近畿	松村 友和	88
S1	近畿	沢田 義和	69
S1	近畿	松岡 健介	87
S1	中国	岩津 裕介	87
S1	中国	西岡 拓朗	97
S1	中国	三登 誉哲	100
S1	中国	佐伯 辰哉	109
S1	四国	香川 雄介	76
S1	四国	池田 憲昭	90
S1	四国	原 誠宏	91
S1	四国	高原 仁志	85
S1	四国	北村 信明	93
S1	四国	小川 真太郎	107
S1	四国	太田 竜馬	109
S1	九州	坂本 健太郎	86
S1	九州	小川 勇介	90
S1	九州	北津留 翼	90
S1	九州	林 慶次郎	111
S1	九州	島田 竜二	76
S1	九州	森山 智徳	98
S2	北日本	新山 将史	98
S2	北日本	高木 翔	105
S2	北日本	佐藤 雅春	94
S2	北日本	泉 慶輔	99
S2	北日本	伊藤 勝太	95
S2	北日本	小酒 大勇	103
S2	関東	山下 渡	91
S2	関東	小原 唯志	101
S2	関東	真崎 新太郎	85
S2	関東	小林 潤二	75
S2	関東	桜井 学	84
S2	関東	佐々木 悠葵	115
S2	関東	阿部 大樹	94
S2	関東	笠松 将太	100
S2	関東	上原 龍	95
S2	南関東	水書 義弘	75
S2	南関東	藤田 大輔	91
S2	南関東	佐藤 清之	93
S2	南関東	石井 毅	74
S2	南関東	加藤 圭一	85
S2	南関東	山田 和巧	87
S2	南関東	土屋 裕二	81
S2	南関東	斎藤 友幸	90
S2	南関東	望月 一成	111
S2	中部	山内 卓也	77
S2	中部	吉田 健市	87
S2	中部	大谷 靖茂	93
S2	中部	永井 清史	88
S2	中部	大洞 翔平	100
S2	中部	松崎 貴久	82
S2	中部	伊藤 健詞	68
S2	中部	岩本 和也	76
S2	近畿	田中 俊充	76
S2	近畿	伊原 弘幸	90
S2	近畿	中野 彰人	93
S2	近畿	藤田 勝也	94
S2	近畿	南 潤	111
S2	近畿	金田 健一郎	60
S2	近畿	西本 直大	92
S2	近畿	谷口 友真	109
S2	中国	丹波 靖貴	74
S2	中国	立花 成泰	82
S2	中国	友定 祐己	82
S2	中国	守谷 陽介	87
S2	中国	小玉 拓真	98
S2	中国	山本 直	101
S2	中国	吉永 和生	80
S2	中国	中村 昌弘	81
S2	中国	大屋 健司	87
S2	中国	大川 龍二	91
S2	中国	町田 太我	117
S2	四国	森安 崇之	84
S2	四国	網谷 竜次	91
S2	四国	福島 栄一	93
S2	四国	福島 武士	96
S2	四国	木村 隆弘	91
S2	四国	小川 丈太	111
S2	四国	栗田 貴徳	93
S2	四国	小川 祐司	96
S2	四国	外田 心斗	115
S2	九州	高比良 豪	84
S2	九州	中園 和剛	89
S2	九州	市橋 司優人	103
S2	九州	牧 剛央	80
S2	九州	安東 宏高	90
S2	九州	西川 親幸	57
S2	九州	合志 正臣	81
S2	九州	松岡 孔明	91
S2	九州	瓜生 崇智	109
S2	九州	屋良 朝春	94
S2	九州	屋宜 浩二	97
S2	九州	伊藤 颯馬	115

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の賞金

着順	賞金
1着(優勝)	363.0万円
2着	236.2万円
3着	157.2万円

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の賞金は、記念競輪の賞金体系に準じています。

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)のアクセスおよび無観客開催について

参考記事：高松競輪開設７０周年記念「玉藻杯争覇戦」（ＧⅢ）の無観客開催について

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)は、香川県高松市の高松競輪場で開催されます。しかしながら、2021年1月現在、全国で新型コロナウイルスの感染が拡大し、大都市を中心として緊急事態宣言が発出されています。

香川県および高松市は、もっかのところ緊急事態宣言の発令がなされていませんが、全国的なパンデミックの影響下にあることは間違いありません。

よって、高松競輪場の公式より、「玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)は無観客開催」になる旨が発表されています。上記の記事もご参考ください。

車券発売は全面的に中止し、払戻業務のみ午前10時から午後4時まで前売投票所で実施します。さらなる感染の拡大に歯止めをかけるためにも、開催期間中は当地へ赴くことなく、ステイホームでの応援を心がけましょう。

住所・電話番号・メールアドレス

住所	香川県高松市福岡町1-4-46
電話番号	087-851-5036
メールアドレス	高松競輪メールアドレス

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)のレース展望

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の公式パンフレットに、今開催のレース展望が掲載されています。2020年末の情報をもとにしているため、最新の調子の補正をかける必要はありますが、戦力分析には大いに有用な内容といえるでしょう。

2月4日から開催される開設70周年記念玉藻杯争覇戦。SS班3名を始め全国トップレーサーが参戦し見応えのあるシリーズになりそうだ。主役を務めるのはSS班の一人、中国の松浦悠士。3月G2ウィナーズカップでV、8月G1オールスターの決勝では原田研太朗の動きに乗って脇本雄太らを撃破し2つ目のG1タイトルを奪取した。岩津裕介とのタッグで別線勢を翻弄し当所記念連覇へ向け邁進しよう。また大型ルーキー町田太我が勝ち上がって来ればより優位にレースを進められよう。

関東勢を背負うSS班の一人、平原康多にも期待が集まりそうだ。落車に苦しみながらもグレード戦線で着実に結果を残して来た競輪界屈指の技巧派。19年の当所記念は準Vと惜しくもVを逃しているだけに今度こその思いだろう。百戦錬磨の勝負強さを誇る平原だけに万全の状態に仕上げ縦横無尽の走りでV奪取へと突き進もう。

初のSS班となったのが北日本の守澤太志。追い込み主体のレーススタイルながら目標不在のケースでは先行、捲りの自力勝負も併せ持つ器用なタイプ。自らレースを作れる強みもあるが、3月G2ウィナーズカップ決勝で好連係を披露した高橋晋也と同乗すれば高橋の動きに乗って鋭脚を繰り出そう。

SS班に力で対抗するのは九州の北津留翼。F1戦でVを量産するなど自己のタイミングで仕掛けた時のスピードは強烈。10月F1佐世保でVを飾った坂本健太郎や、11月当所F1決勝でワンツーを決めた小川勇介らを引き連れ別線勢をねじ伏せよう。

近畿の東口善朋もムードは良好だ。10月G1寛仁親王牌で決勝3着と好走。11月、12月のF1和歌山でVと波に乗れているだけに馬力ある山本伸一や自在に攻める松岡健介、畑段嵐士、10月F1大垣で完全Vを飾った南潤を目標に抜け出しを図る。

南関勢は根田空史、松谷秀幸が主軸となる。9月F1和歌山決勝では堂々の逃げ切りでVを飾った根田に、12月G3広島で決勝進出した松谷が援護してV争いに参戦する。

中部税は10月F1富山でVを飾った山田諒や、12月G3松戸で準決に進出した川口聖二ら機動力型を、12月G3佐世保で決勝進出した笠松信幸や12月G3松戸で決勝進出した近藤龍徳らがアシストし上位進出を目論む。

迎え撃つ四国勢も強力な布陣となった。地元記念Vに闘志を燃やすのが香川雄介。現在地元F1戦を連覇中とホームバンクで好走続けている香川。今のデキなら地元記念Vも可能だろう。20年の当所記念準決で落車と悔しい思いをしたのが池田憲昭。10月G3京王閣で決勝進出。12月F1松山で準Vと状態は悪くないだけに今度こその思いだろう。福島武士、原誠宏、網谷竜次、福島栄一、森安崇之らも年に1度の地元記念でハッスルしよう。地元勢にとって頼もしいのが小川真太郎と太田竜馬の存在。パワー溢れる走りで12月G3佐世保でV争いを繰り広げた小川に、19年の当所記念の覇者でもある太田、機動力を活かし四国勢に良い流れを作ってくれよう。

出典：オフィシャルパンフレット – 玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)特設サイト

上記のとおり、やはり3人のS級S班の存在感が大きいものとなっています。松浦悠士、平原康多、守澤太志という輪界でも屈指のタレントを除いて、今節は語れないでしょう。

そのうえで、重厚な選手層をそろえてきた地元の四国勢がどう立ち回るかに注目が集まります。勝ち上がり状況によっては中国勢との瀬戸内ラインも考えられますが、今回はどちらも勝てるだけの陣容のため、単体地区ラインのほうが可能性としては高いでしょう。

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)が行われる高松競輪場の特徴

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)が開催される高松競輪場は、元は周長333mバンクでしたが、400mバンクに改装した経緯があります。そのため、カントが標準的な400バンクよりはきつく、コーナーは山を登る力があるほうが有利になるでしょう。

一方、直線はやや長めのため、力勝負を挑めるほうが強みとなります。これは同時にカマシてからの先行逃げ切りが困難な要素ともなっており、単純な平押しで戦うのは厳しいでしょう。

それでも、400バンク本来のオーソドックスな特性も持ち合わせており、決して極端な決まり手になることはありません。比率でいえば「まくり1着・マーク2着」がやや多い程度で、正攻法で勝負しやすい環境です。

これは周囲が建造物で囲まれているため、風の影響が極端に出にくい構造である点も影響しているでしょう。

本サイトでは、より詳細に高松競輪場を分析した記事も公開しております。あわせて内容を確認していただき、玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の車券攻略にお役立てください。

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の有力選手と注目選手

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)において、間違いなく優勝候補と呼べるであろう有力選手、ならびに開催におけるダークホースたりえる注目選手を紹介します。

とはいえ、有力選手は好調のS級S班の2人で固めるのを避けられませんでした。果たして彼らを打倒する選手が現れるのかどうか。玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)は、そうした構図になるでしょう。

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の有力選手

強いのはわかってたけど、いくらなんでも強すぎだろう。そんなコンディションを維持しているのが、関東の総大将、国士無双の顕現たる平原康多選手です。

年明けの鳳凰賞典レース2021(立川競輪G3)にて、見事な地元地区の記念Vで好発進を果たしました。初日特選はBを踏んでの2着で、これだけでも充分の驚きの成果です。そこから二次予選1着、準決勝2着、決勝1着と文句なしのオール2連対での優勝でした。

ですが、それ以上に圧倒的な力を感じさせたのが、地元記念となった東日本発祥倉茂記念杯2021(立川競輪G3)でしょう。1着1着1着1着、ピンピンピンピンの4日間勝ちっぱなしでの完全V。同記念は驚愕のV8、8回目の制覇となりました。

上記の同開催のレース記事をご覧いただければわかるとおり、優勝に最も近いと予想はできました。あらゆる条件が、平原康多選手には整っていたからです。しかし、実際に堂々と成し遂げてしまうのですから、もはや開いた口がふさがりません。

これで年明けから記念競輪を2連勝です。まだ1月なのに、早くも来季のS級S班が当確になったのではないかとすら感じる快進撃といえるでしょう。

そうなると、玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)さえも飲み込み、記念競輪3連勝という笑うしかない偉業を達成してしまうかもしれません。少なくとも、それが可能なことは事実です。

広島の松浦悠士選手も、もちろん強いです。それは確かめるまでもない事実です。でなければ、2020年の獲得賞金の総額が1億5,000万円超という呆れた次元には達しません。実際、先述の公式のレース展望でも真っ先に名前が挙がっていました。

ただ、今回は平原康多選手の調子が良すぎるため、2番目での紹介となりました。理由はそれだけで、松浦悠士選手もしっかり好調期に入ってきています。

朝日新聞社杯競輪祭2020(小倉競輪G1)での失格、オランダ王国友好杯2020(別府競輪G3)での惜しい2着、そしてKEIRINグランプリ2020(平塚競輪GP)での悔しい競走での8着敗退と、フラストレーションが溜まる競走を続けていました。

しかし、年明けの岸和田キング争覇戦in和歌山2021(岸和田競輪G3)の初日特選9着をきっかけに、何か吹っ切れたのでしょうか。二次予選1着、準決勝2着、決勝1着と見事に年明けの初戦を優勝で飾りました。

そのうえ、2021年1月22日現在、本日から開幕した金亀杯争覇戦2021(松山競輪G3)において、初日特選をいきなり勝利で飾りました。同じS級S班の郡司浩平選手や、今回の玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)でも戦う北津留翼選手や東口善朋選手を従えての勝利です。

これは、仕上がっている。そのように断言できる勝利といえるでしょう。まして玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)は金亀杯争覇戦2021(松山競輪G3)と同じ四国地区の記念競輪であり、中国地区の松浦悠士選手にとっては準地元ともいうべき場所での戦いになります。

なお、本サイトにおいては、金亀杯争覇戦2021(松山競輪G3)のレース記事も公開中です。果たしてどのような結果になるのか、あるいはどのように未来が確定したのか。上記もあわせてご覧ください。

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の注目選手

地元の香川支部の所属であり、地元タイトルを守るための戦いとなるのが、香川雄介選手です。「香川の香川」という実に覚えやすい名前の香川選手は、今開催でも競走得点では第5位につけており、決勝進出が濃厚な存在です。

46歳にして、第一線で充分に戦える実力はさすがというべきでしょう。ただ、今節は非常に骨っぽいメンバーがそろいました。四国地区は地元の香川支部を始めとして全力を振り絞った編成ですが、遠征勢がとにかく好調なため、激戦が予想されます。

逆にいえば、ここでも勝ちをもぎ取り、記念競輪の優勝の誉れを手にできたならば、今後のほかの開催でも活躍が期待できるでしょう。

香川雄介選手は2つ前の開催となった地元高松競輪のF1開催で、見事に優勝を果たしました。その後、高知競輪のF1開催に出走予定でしたが、新型コロナウイルスの陽性が関係者の中に確認されたため、残念ながら開催中止となっています。

コンディションが維持できていれば、あるいはS級S班を打ち倒すことも夢ではありません。好戦に期待したいところです。

広島の町田太我選手は、117期のスーパールーキーです。同じ117期では山口拳矢選手がどうしてもクローズアップされがちですが、町田太我選手もとてつもないポテンシャルを持っているのは間違いありません。

初めての記念競輪への参戦となった、地元記念であるひろしまピースカップ2020(広島競輪G3)においては、見事に決勝進出を果たしました。しかも、それだけに留まらず、決勝でも果敢に踏んでBを奪い取っています。上記レース記事でも、注目選手に挙げていました。

残念ながら実力の壁に打ち当たって9着という結果にはなったものの、その後のF1開催には3度出場し、広島では3日目補充の1着、別府では準決で敗退したものの、予選と特選で1着、小倉では2着1着1着の優勝と抜群のポテンシャルを見せつけました。

すでに記念競輪でも充分戦えることを示し、今再びこの玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)に挑む形です。

公式のレース展望にもあるとおり、町田太我選手が勝ち上がってくるようなら、同県の松浦悠士選手にとっては最高に頼れる味方となるでしょう。ぜひとも2人がラインを組んで戦うところを見てみたい、そういう気持ちにさせてくれる力強さがあります。

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)の予想のコツ

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)は、400バンクでメンバーのそろった記念競輪です。選手層についても、いささか東からの遠征勢が少ないものの、平原康多という金看板がいるだけに、そのまま軽視できるものでもありません。

さらに、高松競輪場は建物や立地の環境から、風などの天候の影響が出にくい環境であることも、先に書いたとおりです。各レースのラインの総合力を見極める、オーソドックスな予想スタイルが要求されるでしょう。

より一歩踏み込むならば、S級S班や競走得点上位のS級1班選手は、たとえ不利な状況であっても軽視すべきではありません。それはまた裏を返せば、ラインの総合力や展開予想さえ整えば、S級S班や得点上位のS級1班の裏を買う、という選択の余地も意味してします。

万車券は常識の埒外から現れるものです。先入観で本線別線を決めつけず、好調の度合いも含めて思案しましょう。また、車券の購入スタイルに応じて、勝負するレースを選ぶのも非常に大切です。

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)のまとめ

玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)はS級S班の選手たちが主軸となる、記念競輪のハイレベルさを如実に表した開催になるでしょう。こうした状況下においては、番組や開催日によって、車券の狙い目を柔軟に変化させていくことによって、車券での勝利が近づきます。

常に本命狙い、常に穴狙いのスタンスも悪くはありませんが、その場合はしっかり自分が求める理想に近い形のレースまで待ちましょう。全レース勝負しようとすると、思わぬやけどを負うのは間違いありません。

すでに告知されているように、玉藻杯争覇戦2021(高松競輪G3)は無観客開催で実施されます。残念ではありますが、新型コロナウイルスの感染が拡大し続けている2021年1月現在、必要な措置なのは言うまでもありません。

先日、和歌山競輪においては、最大規模のクラスター感染が発生しました。全選手、全関係者へのPCR検査が義務付けられ、一度は追い風が吹いた競輪界にも、再び暗雲が立ち込めてきています。再びの開催中断期間は設けたくないのが、誰にとっての本音でもあるでしょう。

競輪を無事に開催し続けられるよう、ファンとしてもステイホームを徹底し、不要不急の外出を控えましょう。さながら競輪における仕掛けどころを見極めるのにも似て、「我慢のときが来ている」のにほかなりません。

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