競馬界では知らない人がいないと言っていいほど有名なジョッキー武豊。実は天才ジョッキーとして活躍しているものの、プライベートでは大の競輪好きで多くのテレビにも出演しています。
なぜ競馬界のスターでもある武豊が競輪好きなのか、当記事では競輪と武豊の関係について迫っていきます。
目次
武豊が競輪が好きな理由は?
そもそも競馬で活躍している武豊さんは、なぜ競馬ではなく競輪をプライベートで楽しんでいるのでしょうか?
その理由はジョッキーならではのルールが関係していました。
武豊さんはJRAの騎手なので、公営競技の公平性を保つためにも、もちろん馬券を購入することができません。そのため、公営競技を楽しむのであれば「競艇」「競輪」「オートレース」選択しかなかったのです。
武豊さんは、競輪以外にも競艇も好んで楽しんでいるようで、JRAの元騎手の佐藤哲三さんと一緒によく琵琶湖競艇場に訪れていたそうです。
また公営競技が好きな方にありがちですが、後輩を無理やり公営競技連れて行く方もいますが、武豊さんは後輩を自分の趣味に付き合わせないポリシーを持っていました。
さらに、お笑い芸人の「とんねるず」とも仲がよく、テレビ番組の企画で地方競馬の予想で勝負するという番組もありました。
これらのエピソードを聞いても、JRAの騎手でありながらも「競輪」「競艇」などのギャンブル好きということがうかがえます。
武豊さんの予想は当たっているの?
競輪好きの一面を見せる武豊さんですが、実際に購入した予想は当たっているのか気になるところですよね。
実際に購入した車券を公開していることがないので、真相は分かりませんが、上記でも紹介した「とんねるず」と共演する番組では的中している場面をほとんど見たことがありません。
普段、JRAのレースで数々の勝利を見せている武豊さんでさえ、馬券の的中が難しいので、車券の的中率もあまり高くないのかもしれません。
競輪の番組に度々出演
競輪好きが功を奏して、武豊さんは大きなレースが開催されるときには毎回呼ばれて出演しています。年末に開催される競輪界の頂点を極める「KEIRINグランプリ」のテレビ中継にも、最近は毎年武豊さんがゲストとして出演しています。
地方競馬の馬券に関しては、なかなか的中させるのが難しいようですが、「KEIRINグランプリ」の予想に関してはかなり的中率が高いです。
そのため、年末には武豊さんの予想にのっかるのもおもしろいかもしれませんね。
ですが、車券に使う金額は一般人では考えられないような金額なので、金額まで真似しないほうがよいでしょう。
武豊はどんな競馬騎手なの?
当記事をご覧になっている方は、競馬のことをあまり知らず「武豊さん」どのような人物kも分からないという方もいるかもしれません。
そこで、武豊さんについて簡単にご紹介します。
武豊さんは、現在50歳を超えながらもJRAジョッキーの中でももっとも活躍している騎手です。普段から競馬で遊んでいない方でも名前だけ知っているという方がいるほどです。
そんな武豊さんは2020年現在で、デビューから34年経過するベテラン騎手です。また地方・海外などを含めて歴代最多の勝利数を残すほど最近の競馬界を代表する騎手となっています。
また、現在でも次々と新たな記録を出し続けているのです。
武豊さんの競輪好きがわかるインタビューを紹介
競馬で活躍する武豊さんがどれほど競輪を愛しているのかが分かって頂けたでしょうか?
武豊さんと競輪の関係をさらに詳しく調査していくと、武豊さんに対して競輪に関する質問をぶつけたインタビューを発見しました。
こちらでは、どのような質問があってどのようなコメントを残しているのか紹介していきます。
伊集院静さんの影響を受けて競輪にハマった
武豊さんが競輪にハマった理由が、インタビューで質問されていました。
「競輪にはなぜハマった?」という質問に対して、武豊さんは今から20年ほど前に作家の伊集院静さんにびわこ競輪場に連れて行ってもらったのがキッカケと語っています。
このとき初めて競輪に挑戦した武豊さんは、競輪の基礎を伊集院静から教わり、その後も1年に2・3回一緒に競輪場に訪れていたようです。
そして競輪場に訪れる回数が増え、仲が良くなった記者に以前担当していた村上佳弘選手を紹介してもらったところ、想像以上に意気投合して、今まで以上に競輪を楽しむ機会が増えたそうです。
ここまでの競輪好きになったのは、もともと「ギャンブル好き」という性格があるかもしれませんが、伊集院静さんとの出会いが競輪との出会いと関係しているようですね。
2012年のKEIRINグランプリで感動
KEIRINグランプリのテレビ番組へ、ゲストとして出演もする武豊さんですが、2012年に開催されたKEIRINグランプリのレース展開が印象に残り、今でも忘れられないと語っています。
2018年のKEIRINグランプリといえば村上義弘選手が見事に優勝しましたが、この年の開催は雨が降る中で開催されていたので、いつにもまして激しいレース展開でした。
また村上義弘選手は怪我などのトラブルがあった後に、見事に復帰して勝利したので、同じ公営競技に関わる職業として共感したのかもしれませんね。
公営競技のプロとして村上義弘選手と共感を感じている
仲のよくなった記者から紹介してもらった、村上義弘選手は友人としても仲良くしているようで、村上義弘選手に対しての質問もありました。
「村上義弘選手は競輪界でレースを行うトップアスリートですが、公営競技のプロとして共感や刺激を受けることはありますか?」という質問に対して、「公営競技のプロとして共感できる場面が多いです。」と語っていました。
やはり、同じ公営競技のプロとして日々取り組むトレーニングなど似ている部分が多いからかもしれませんね。
競輪選手の友達は多い
武豊さんは村上義弘選手と仲の良いのが有名ですが、インタビューによって博幸兄弟や近畿地区の選手で仲の良い選手が多いことが判明しました。
プライベートで大垣競輪場に遊びに行ったときには、馬主でもある田裕仁さんや山口幸二さんと食事に行ったそうです。
馬主でもあるため、競輪だけではなく競馬に関する話題も盛り上がりそうなので楽しそうですよね。
武豊さんのおすすめする競輪の楽しみ方
競輪好きの武豊さんですが、インタビューでは競輪の楽しみ方についても語っていました。
武豊さんは、「予想にラインや展開を考えるために頭を使うのが楽しい」と語っています。しかし、「競馬と同じで1番人気を買ってもなかなか勝てない」と競馬と同様の悩みについても言っていました。
さらに、自分が競馬の騎手であるからこそ競馬ファンの気持ちが理解できるため、馬券が当たったときの競馬ファンの期待に答えられるように競馬のレースでも頑張っているようです。
競馬と競輪の重賞では共通する部分はあるのか?
武豊さんは、自身が行う競馬と競輪で共通する部分はあるのか?という部分に対して、「KEIRINグランプリは1年間の集大成なので、競馬でいうとダービーに近い」と語っています。
競馬、競輪に限らずとも一発で決まる勝負のため、共通する部分があるのかもしれませんね。
武豊が競輪と競馬ファンにメッセージ
ここまでのインタビューを見るだけでも、いかに武豊さんが競輪好きかということが分かりますが、最後に競輪・競馬ファンに対してメッセージを残していました。
武豊さんは、有馬記念・東京大賞典で仕事を締めくくりになるため、仕事が終えた時期にKEIRINグランプリをゆっくりと楽しめるそうです。
そこで、武豊さんは年末の公営競技ファンの動きに関して、競艇の賞金王決定戦→有馬記念→東京大賞典→KEIRINグランプリのローテーションで公営競技をすべて楽しんでもらいたいと語っています。
なかなかすべての競技を楽しむことは難しいかもしれませんが、武豊さんの語るように、年末には大きなレースが開催されるので、いろいろなものを楽しむのもよいでしょう。
まとめ
今回は、天才ジョッキーで有名な武豊が競輪がすごく好きで、実際に的中させているというくらいの競輪ファンという事を紹介しました。
自身も勝負の世界で戦う武豊さんですが、他のギャンブルにも興味があるという事は知りませんでした。
今回は、武豊の競輪に対してのインタビューを中心に、どんな気持ちで競輪を楽しんでいるのかが伝わったと思います。
競輪関係のイベントには結構呼ばれていますので、ぜひ、彼の予想や解説なども気にしてみてください。