競輪川柳はご存知ですか?
競輪川柳とは、競輪に関する事柄を川柳にしたものです。
過去に14回開催されている「競輪川柳」を見ていくと、非常に面白い作品があったり、共感ししてまう川柳が沢山ありました。
そこで、この記事では、そんな受賞作品たちを紹介していきます。
目次
競輪川柳とは?
競輪川柳とは、名前の通り競輪に関する事柄を川柳にしたものです。
過去に(財)日本自転車競技会が「競輪川柳」を14回開催し、競輪ファンから募集していました。
中には、笑ってしまうものや、上手く言ってるなというものがあり、見ているだけでとても楽しめるものがありました。
日々、競輪予想で「当たる」「当たらない」とピリピリしている方は、車券の予想や購入から一度離れてご覧になってみてください。
競輪川柳受賞作品を紹介!
過去一四回行われた競輪川柳を第一回~第九回まで紹介していきます。
面白いな!と思うものや、妙に共感してしまうものなど、様々ありますのでご覧ください
第一回競輪川柳受賞作品
第一回目に募集された競輪川柳のテーマは「競輪に関わる夏の思い出」でした。
「大勝ちした」「大負けした」などと、競輪に様々な思い出も抱えている方がいそうですよね。
それでは、第一回目の競輪川柳を紹介します。
■最優秀賞
「初めての バンクの熱気 暑い夏」
■優秀賞
「ナイターは 車券代より ビール代」
「夏風邪も 大穴ゲットが 特効薬」
■入賞
「ビールのみ 選手追いかけ 目が回り」
「車券外れ 今日も眠れぬ 熱帯夜」
「ナイターへ 仕事帰りに 憂さ晴らし」
■佳作
「夏の汗 滴り車券 握りしめ」
「蝉の声 負けてる時は 嫌になる」
「会うたびに あのレース話す 我が輪友」
「夢に見る 全部的中 負け知らず 」
「叫んだら 差し歯まで飛ぶ ゴール前」
■特別賞
「金網も 鉄板並みの 暑さかな」
第二回競輪川柳受賞作品
第二回目に募集された競輪川柳のテーマは「新年・新春」でした。
新年から出向く競輪には皆さん「お年玉」のようなものを期待して車券を購入していそうですよね。
それでは、第二回競輪川柳を紹介します。
■最優秀賞
「除夜の鐘 待ち遠しいのは ジャンの鐘」
■優秀賞
「入り口の 門松が俺の 敢闘門」
「成人式 終わった後は 競輪へ」
■入賞
「新年も マークカードと モツ煮込み」
「気付いたら 新年いつも 競輪場」
「初日の出 海から銀輪 顔を出し」
■佳作
「お年玉 車券に変わり 大目玉」
「明けまして オヤジとともに 負けました」
「鐘の音 除夜の鐘から 打鐘へと」
「新年の 気持ち新たに いざ競輪」
「大穴で 財布パンパン お年玉」
「初日の出 輝く初日に 輪が光る」
「初詣 走る選手に 手を合わす」
「新年の 抱負は車券 大当たり」
「初当たり 狙って 504通り」
「初競輪 2車複全買い 初当たり」
「初レース あの太腿に 賭けてみる」
「競輪ファン 年始のジャンが 除夜の鐘」
「初詣 当たり車券が お賽銭」
「明けました 私の財布も 空けました」
「初バンク 財布の中も 札パンク」
■特別賞
「お年玉 預かりバンクへ 行くと言い」
第三回競輪川柳受賞作品
第三回目に募集された競輪川柳のテーマは「競輪」でした。
競輪川柳なので、全てが「競輪」に関するテーマになるので、どのような内容があるのか気になりますね。
それでは、第三回競輪川柳を紹介します。
■最優秀賞
「電投で 打ち間違えたと 悔やむ父」
■優秀賞
「審議中 天国地獄 手を合わす」
「チャリロトで 長者番付 俺の夢」
■入賞
「外れ車券 何回見ても 外れ車券」
「ハズレ車券 うんちく話 花が咲く」
「ああ無情 写真判定 紙一重」
■佳作
「携帯の 着信音も ファンファーレ」
「なんかいも うらぎられても やめられぬ」
「ジャンの鐘 デッカク生きろと 鳴っている」
「カレンダー 開催日に まるつけて」
「バンクとは 金が埋まっている バンク(銀行)」
■特別賞
「花よりも 九色(くいろ)で走る だんごレース」
第四回競輪川柳受賞作品
第四回目に募集された競輪川柳のテーマは「グランプリ」でした。
競輪の「グランプリ」と言えば競輪ファンの皆さんが一番注目するレースでしょう。
いったい、どのような川柳があるのか見ていきましょう。
■最優秀賞
「年末は 宝くじより グランプリ」
■優秀賞
「大掃除 発走前と 手をやすめ」
「グランプリ これを見なきゃあ 年明けぬ」
■入賞
「平塚で 笑って締めたい 打ち納め」
「九人の オーラ輝く グランプリ」
「熱くなれ! あんなにヤツラは 燃えている!」
■佳作
「グランプリ 出揃う前から 楽しめる」
「怪物も 涙を流す あの舞台」
「ボーナスを 倍にするんだ 夢車券」
「グランプリ しだいで決まる お年玉」
「最強の 戦士と車券 最終章」
■特別賞
「大掃除 発走前と 手をやすめ」
第五回競輪川柳受賞作品
第五回目に募集された競輪川柳のテーマは「あつい」でした。
「あつい」と聞くと「夏」をイメージするかもしれませんが、「熱い展開」について書かれている川柳もありますね。
それでは、第五回競輪川柳を紹介します。
■最優秀賞
「ペダル漕ぐ 君に焦がれて 熱視線」
■優秀賞
「妻〈選手〉 夫は〈レース〉に 胸熱く」
「政権も 車券もあつい 夏の陣」
■入賞
花火より ナイター競輪 暑い夏
輪友の 熱い予想の 裏を買う
熱冷めぬ 写真判定 待つあいだ
■佳作
ほとばしる バンク駆け抜く 熱い汗
468に 熱き思いを
暑い夏 風鈴よりも ジャンの鐘
初めての 競輪彼女も あつくなり
夏雲が 熱い車輪を 追いかける
自転車は エコなはずだぞ 熱すぎる!
猛暑でも 二輪の風が 汗を切る
レースより 反省会に 熱くなる
号砲へ 九人の熱い 武者震い
熱くなる 家事の合間の 一勝負
熱闘は 甲子園より バンクだぜ
ありがとう 熱いレースの 思い出を
混戦に 涙と汗が まざり合い
勝った日は 家についても 熱帯夜
同郷の あつい絆で 勝ちを呼ぶ
■特別賞
猛暑でも 二輪の風が 汗を切る
第六回競輪川柳受賞作品
第六回目に募集された競輪川柳のテーマは「カン(寒、勘、感、観、燗、歓、完、敢、汗、甘、換、肝など)」でした。
「カン」を使った川柳となると難しそうですね。
最優秀賞に選ばれた「勘が冴え 歓喜!!換金 感極む」は非常にうまい川柳と感じてしまいました。
それでは、受賞作品を紹介していきます。
■最優秀賞
勘が冴え 歓喜!!換金 感極む
■優秀賞
直感で 買った車券が 福を呼び
五輪にも 負けぬ二輪の 大歓声
■入賞
なんだった 家出る時の あの予感
ラインより 新聞よりも 妻の勘
9人の サムライくれた 大感動
空気さえ 読めない勘で 読む展開
■佳作
この車券 神が降輪 第六感
まくり決め 完璧なレースに 感無量
肝心な レースに頼る 第六感
勘を研ぎ 車券の仕分け する前夜
太い脚 選手並みだと 勘違い
データより セオリーよりも 妻の勘
落車でも あげたい彼に 敢闘賞
競輪も 恋も仕掛けが 肝心ね
勘冴えて ケイリンくじで 春うらら
カン・カン・カン レースの音に 観・感・歓
■特別賞
歓声を 上げた夜飲む ぬるき燗
第七回競輪川柳受賞作品
第七回目に募集された競輪川柳のテーマは「競輪に関する秋の思い出」でした。
秋と言えば「運動会!」という事もあり、最優秀賞に選ばれた「運動会より競輪」というような川柳には笑わせてもらいました。
■最優秀賞
運動会 まくれ!まくれ!と 父の声
■優秀賞
息を呑み 接戦魅入る 赤とんぼ
秋来ても バンクに飽きは 永久(とわ)に来ず
■入賞
競輪場 葉っぱも気分も こうようし
女房より 長い付き合い 二輪走(草)
同じ趣味 バンクの秋に 妻と行く
濡れ落ち葉 レースに勝って 舞い上がる
■佳作
紅葉の手 パパ頑張ってと 送られる
スタンドで 弁当ひろげる いわし雲
マツタケを 買って帰った 勝ち戦さ
湯めぐりと 旅打ち兼ねて 夫婦旅(めおとたび)
秋うらら 夢はバンクを かけめぐる
脳トレに 競輪がいい 友誘う
第八回競輪川柳受賞作品
第八回目に募集された競輪川柳のテーマは「ミッドナイト競輪(ナイター競輪)に関して」でした。
それでは、第八回の競輪川柳受賞作品を見ていきましょう。
■最優秀賞
ミッドナイト 当たって嬉し グッドナイト
■優秀賞
夜空にも バンクの上も 7つ星
子を寝かせ 妻とビールと ミッドナイト
風呂あがり 寝る間もおしむ 一勝負
ナイターで ビール片手に 妻デビュー
■入賞
初ナイター オレより本気 オレの妻
一晩中 競輪の話で 朝が来る
空に月 勝負の行方 ツキまかせ
■佳作
歓声が 夜空へ散らばり 星になる
残業の メール送って 途中下車
ミッドナイト バンクに光る 流星群
穴当てて 目覚めさわやか ミッドナイト
途中下車 駅のベンチで 大声援
■特別賞
夜空にも バンクの上も 7つ星
第九回競輪川柳受賞作品
第九回目に募集された競輪川柳のテーマは「女(女子、ガールズ、レディ)」でした。
このテーマでは、中々面白い川柳が集まっている印象がありますね。
特に最優秀賞の「太ももなら 選手に負けぬ うちの妻」は面白くて個人的には一番のお気に入りです。
競輪選手よりも太いふとももとなると、かなりの太さの奥さんでは?と想像していまいますね。
それでは、第九回の競輪川柳受賞作品を紹介します。
■最優秀賞
太ももなら 選手に負けぬ うちの妻
■優秀賞
うちの女子 昔は番手 今先行
ガールズを 目指す娘の 三輪車
駐輪場 ママチャリ増えた 競輪場
■入賞
競い合う 速さ・可憐さ 女子競輪
響きあう、女の想いと、打鐘の音。
見てもよし 勝てばなおよし 女競輪
夢をのせ バンクにひらく 花七輪
■佳作
駆けている 好きなあの娘に 賭けてみる
風まとい 駆けてバンクの 花となり
競輪に 夢追い続ける シンデレラ
競輪の わざより美貌で 票を買い
出走の 前にも一度 紅を引き
ペダル漕ぐ 美脚にファンは 酔いしれる
「まくれー」と パパより大きな ママの声
レディス戦 人気を分ける プロポーション
■特別賞
女子競輪 はずれ車券は そっと捨て
競輪川柳を見るには?
過去14回行われていた競輪川柳ですが、現在新しく募集をしていないので古いものばかりになっています。
「もっと他の競輪川柳を見たい!」という方は、Twitterなどで「競輪川柳」と検索すると少しでてきたりもするのでご覧になってください。
また、「まるせん」という川柳投稿サイトでも競輪に関する川柳を見る事ができるので、気になった方はご覧ください。
まとめ
この記事では競輪川柳を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
面白い川柳や共感を得る様な川柳があったのではないでしょうか?
個人的に気に入ったのは「太ももなら 選手に負けぬ うちの妻 」という川柳でした。
思わず「プッ」と笑ってしまう様な川柳だったのでお気に入りです。
「最優秀賞」として受賞している作品でしたが、この川柳が奥さんにバレたら大変な事になってしまいそうですよね。
競輪川柳は見ているだけでも非常に面白いものなので、車券予想に疲れた時などに息抜きにご覧になってみてはいかがでしょうか?