大阪・関西万博協賛競輪2023(久留米競輪G3)はファンの喜ぶ強個性メンバー！村上博幸や南修二ら大阪支部が優勢か？

大阪・関西万博協賛競輪の開催も、今回で第5回を迎えます。今回の開催地は久留米競輪場。すでに初夏の気配さえ漂い始めた西国の地での戦いは、さらなる熱さを提供するものになるでしょう。

今回のシリーズはまた、混戦の気配が展望の時点で満ちています。ぜひとも、当記事にて車券予想を攻略するための情報を入手してください。アクセス情報も取りそろえているため、旅打ちのおともにもオススメできる内容になっています。

大阪・関西万博協賛競輪2023(久留米競輪G3)の詳細情報

開催年(開催地)	優勝選手	所属支部
第1回(福井)	柴崎 淳	三重
第2回(向日町)	長島 大介	栃木
第3回(岸和田)	山本 伸一	奈良
第4回(別府)	眞杉 匠	栃木
BNR(四日市)	浅井 康太	三重

大阪・関西万博は、2025年の開催を予定しています。よって、大阪・関西万博協賛競輪は、この一大国際イベントを盛り上げるために行われる、時限性の競走です。

2021年に第1回が始まり、以来ナイター開催のベイサイドナイトドリームを含め、5回の開催が実施されてきました。上記の優勝選手の一覧を見てもわかるとおり、開催地はすべて違うにもかかわらず、三重支部と栃木支部の選手が2回ずつ優勝しているという、ふしぎな偏りを見せています。

ただ、今回ばかりはまた別地区の選手が気を吐くことになりそうです。近畿から2名、地元九州から1名、それぞれ有力選手としてピックアップし、次項にて解説していきましょう。

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

通算で第6回となる大阪・関西万博協賛競輪。この戦いには「競輪ファンを熱狂させてくれるメンバー」がずらりとそろっています。しかも、彼らは間違いない優勝候補として、強い期待を抱かせてくれているのです。

1. 偉業達成の男！村上博幸がさらなる栄光を目指す
2. 大阪支部の人気者！南修二がタイトル奪取に吼える
3. 充実一途とはこのことか！吉本卓仁が地元3割増しで突き抜ける

とりわけ、この3人については近走でも調子も良好で、シリーズを通じて楽しませてくれるのみならず、決勝までの勝ち上がりを大いに期待することができるでしょう。すなわち、車券においての貢献度が高い、あらゆる券種での軸にしたい存在とも言いかえることができます。

シリーズ展開予想①／偉業達成の男！村上博幸がさらなる栄光を目指す

誰もが知るG1ウィナーにして、先日引退した村上義弘選手の弟。それが京都の村上博幸選手です。今なお特別競輪の常連であり、本シリーズにおいても優勝候補に挙げずにはいられない力を有しています。

近走もF1開催なら決勝進出が当然の強さ。また、4節前には「読売新聞社杯全日本選抜競輪2023(高知競輪G1)」、2節前には「ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)」と、コンスタントに特別競輪へも出走しています。

そんな村上博幸選手は、2022年1月に落車し、左鎖骨骨折を始めとする重傷を負いました。それでも、彼はあきらめません。長いリハビリを経て、半年後には早くも戦列に復帰してきたのです。そこから再び特別競輪に出走できるまで戻ってきたのですから、強固な精神力を讃えざるを得ません。

しかも、前節の「桜霞杯 中日スポーツ賞(四日市競輪F1)」にて、通算獲得賞金10億円突破を果たしました。メモリアルとなった開催で、残念ながら決勝5着で優勝を逃した村上博幸選手。ならば、今節こそは優勝によって華を添えたいところでしょう。

シリーズ展開予想②／大阪支部の人気者！南修二がタイトル奪取に吼える

幅広い年齢層に”通”なファンを持つのが、大阪の南修二選手です。バチバチにやり合う競走スタイルは、まさしく熱い競輪そのもの。「レースを面白くしてくれる存在」として、他の追随を許しません。

挑戦的な競走スタイルもあって、リスクを背負うこともしばしば。直近だけでも、4節前の「読売新聞社杯全日本選抜競輪2023(高知競輪G1)」の特選予選で落車棄権。また、3節前の「金亀杯争覇戦2023(松山競輪G3)」の準決勝でも落車棄権を経験しています。

さすがに2節続けての落車は苦しかったか、2節前の「桜霞杯 中日スポーツ賞(四日市競輪F1)」では準決勝で敗退。ただ、初日の予選競走はきっちり勝ち上がっているだけに、絶望的なコンディションというわけではなさそうです。

G1競走でもおなじみのレーサーということもあり、ここは格上の風格を放つ南選手。近畿勢はかなり強力なメンツが集まったので、決勝での上位独占さえ狙っているでしょう。

この大阪・関西万博協賛競輪では、第3回開催で3連勝での決勝進出を決めるなど、相性の良いシリーズです。もっとも、この時は悔しくも優勝を逃してしまったので、今回は「忘れ物を取りに行く」戦いになるでしょう。

シリーズ展開予想③／充実一途とはこのことか！吉本卓仁が地元3割増しで突き抜ける

ホームバンクの利。それは競輪において、思った以上に劇的な効果を発揮するものです。今回、その追い風を受ける存在として、福岡の吉本卓仁選手の名前を挙げなければならないでしょう。

福岡には小倉と久留米、2つの競輪場がありますが、吉本選手は久留米をホームバンクとしています。今回のシリーズにおいて、最も「久留米バンクの攻め方」を熟知している選手と言えるでしょう。

なお喜ばしいことに、吉本選手の近走は大変充実しています。ここ7節は連続で決勝進出を達成。4節前の「報知新聞杯争奪戦 お市の方賞(福井競輪F1)」では、見事に優勝を飾りました。また、7節のうち3節ではシード戦である初日特選でも勝利しており、充実度合いが窺えます。

前回のグレードレース参戦は、2022年11月に行われた「施設整備等協賛競輪in富山(富山競輪G3)」でした。このときは一次予選1着と好発進を決めたものの、二次予選5着で惜しくも予選突破ならず。しかし、3日目の特選競走と最終日の特別優秀競走を勝利で飾り、節間3勝を記録。二次予選さえ通過できていれば……と思わせる仕上がりでした。

現在はその時よりもさらに高いレベルでの成績を残しており、間違いなく優勝候補の一角に数えられるでしょう。勝つべき時は今です。

久留米競輪場のバンクの特徴

久留米競輪場は、全国43場のなかでは総合的に整った特徴を有しています。突出した要素が少ない分だけ、選手個人の能力、およびラインの連係の上手さという、競輪本来の面白さが発揮されるバンクであると言えるでしょう。

1. 緑豊かな久留米バンク！周長400mで直線も手頃な総合力重視タイプだ
2. 最近の久留米は「逃げ」選手の激走にご注意！Bを取る者に勝利は微笑む

この2点を押さえつつ、当サイトで公開している久留米競輪場の特集記事をご覧ください。レース攻略のための要素を取り込むことで、すばらしいレースにすばらしい車券予想を添えていきましょう。

特徴①／緑豊かな久留米バンク！周長400mで直線も手頃な総合力重視タイプだ

久留米競輪場のある福岡県久留米市は県内で第3の都市であり、30万人の人口を抱える規模の大きな街です。しかしながら、競輪場自体は正源氏公園や隈山緑地などに囲まれた、閑静な住宅街に立地しています。

そうした楚々とした佇まいもあってか、バンク特徴も大きく突出した個性はありません。「周長400m」「見なし直線50.7m」で、幅員も広いために競走がしやすい環境が構築されています。

このような走りやすい数字になっていることから、「久留米バンクは選手個人の実力が発揮しやすい」と表現してもいいでしょう。

ただし、決まり手の面では、一風変わった傾向があるのも事実です。詳細は次の項目をご覧ください。

特徴②／最近の久留米は「逃げ」選手の激走にご注意！Bを取る者に勝利は微笑む

久留米バンクは、標準的な度合いが強い構造をしています。これは先の項目でも述べたとおりですが、レース結果という面では標準的ではありません。とりわけ、1着決まり手においては、標準からはかけ離れた数字となっています。

久留米バンクの1着決まり手の内訳を見てみましょう。それぞれ、「逃げ：25%」「まくり：31%」「差し：44%」です。周長400mバンクで多いのは、20:30:50という比率です。この前提に立ってみると、「久留米バンクでは『逃げ』が1着になりやすく、『差し』が1着まで突き抜けにくい」事実がわかります。

もちろん、これは相対的な評価であり、絶対的な数字として見てみれば、差し選手のほうが1着を取る確率は高くなっています。しかしながら、印象よりも逃げ選手有利の傾向があることは、ぜひとも認識しておくべきでしょう。

ただ、2着決まり手を見てみると、そこまで極端ではありません。「逃げ：18%」「まくり：14%」「差し：25%」「マーク：43%」という並びだからです。1着での逃げ優勢に比べると、2着ではそこまで顕著ではない、周長400mバンクの平均的な数字が計上されています。この点も踏まえることで、回収率に寄与する車券構築が効果的に行えるでしょう。

大阪・関西万博協賛競輪2023(久留米競輪G3)のまとめ

今回で第5回を迎える、大阪・関西万博協賛競輪。ナイター開催だったベイサイドナイトドリームも含めれば、第6回目の開催となります。これまでのシリーズがそうであったように、新たな境地を切り開くための野心に満ちた戦いが繰り広げられるでしょう。

2021年に始まったこのシリーズも折り返し地点。名選手の里である久留米で行われる第5回開催は、想像以上の楽しみが待っている気配です。

久留米競輪場のアクセス

住所	福岡県久留米市野中町2
電話番号	0942-43-3996

福岡県で3番目に大きい都市である久留米市にあるのが、久留米競輪場です。熊本県にある熊本競輪場が2016年の熊本地震に被災して改修工事を実施しているため、2023年4月現在で稼働しているくくりでは全国で最も南にある競輪場になります。

この競輪場を象徴するのは、なんといっても「中野浩一選手がホームとしていたバンク」である点でしょう。したがって、記念競輪の名称も「中野カップレース」になっているほどで、紛れもない久留米の誇りであることが窺えます。

なお、2023年も6月24日から6月27日までの期間で、中野カップレースは開催を予定しています。2ヶ月のあいだに2つものグレードレースが配されており、久留米にとっては熱い開催が続くことになりますね。

電車・無料送迎バスでのアクセス

久留米競輪場へは、公共交通機関によるアクセスが便利です。ただし、地理的な最寄り駅であるJR久大本線の「南久留米駅」は、徒歩15分ほどの距離があるので注意が必要です。

このため、同地域のターミナル駅であるJR「久留米駅」、または西鉄大牟田線の「西鉄久留米駅」を経由する無料送迎バスを利用することが、最も推奨される手段になります。無料送迎バスはJR久留米駅東口にある4番乗り場、ならびに西鉄久留米駅東口に特設の競輪バス乗り場から発着しています。

JR久留米駅始発の便と西鉄久留米駅始発の便があり、後者はJR久留米駅を経由しないため、本数としては西鉄久留米駅のほうが多い点にご留意ください。

自動車でのアクセス

久留米競輪場は、自動車でのアクセスに最適の環境です。無料駐車場は約3,000台が利用できる規模のものがあり、遠近を問わずに気軽に利用できるでしょう。

久留米競輪場の最寄りインターチェンジは、九州自動車道の「久留米IC」です。降りてから本場までの距離は約8分ほどで、このアクセスのしやすさもまた魅力です。

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