競輪は、ラインや競走得点、過去のデータなどさまざまな要素を加味して予想を考え出します。
しかし、それらの情報を駆使したとしても必ず的中するというわけではありません。
そのため、あらゆるデータを活用しながら、車券の買い方も工夫をする必要があります。
そこで今回解説するのが、競輪必勝法の一つと言われる「モンテカルロ法」を用いた競輪予想です。
「モンテカルロ法」はカジノなどてよく使われるシステムベットの方法ですが、競輪でも応用することができます。
この記事では、競輪必勝法「モンテカルロ法」とは何か、メリットやデメリット、実際に「モンテカルロ法」を使った検証結果をご紹介します。
競輪必勝法をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
この記事で分かること
- 競輪必勝法「モンテカルロ法」の使い方が分かる
- 競輪必勝法「モンテカルロ法」のメリットが分かる
- 競輪必勝法「モンテカルロ法」のデメリットが分かる
- 競輪必勝法「モンテカルロ法」を使った実際の検証結果が分かる
目次
競輪必勝法「モンテカルロ法」とは?
競輪必勝法「モンテカルロ法」は、もともとカジノで使用されていたシステムベットの一種です。
数列を用いて、勝負の勝ち負けによって賭け金を変動させ、最終的に利益の獲得を目的にしています。
一般的な競輪予想は、競走得点や脚質、過去のデータなどをファクターとして加えながら買い目を導きだしますが、競輪必勝法「モンテカルロ法」は数列をもとに一定以上のオッズに賭けるだけなので機械的な勝負の方法です。
ただし、競輪必勝法「モンテカルロ法」は大きな配当を得るものではなく、的中と不的中を繰り返し、長期的に利益を得る必勝法となるため、「コツコツ堅実に利益を得たい!」という方にピッタリな必勝法ですね。
競輪必勝法「モンテカルロ法」の使い方や利用例について学んで、競輪予想に役立ててみましょう。
競輪必勝法「モンテカルロ法」の使い方
競輪必勝法「モンテカルロ法」は、まず賭け金となる数列を設定します。
最初の数列は以下の通りです。
上記の数列の最初の数字と最後の数字を足した数字が賭け金の基準となり、ユニットと呼びます。
例えば、1ユニット100円に設定した場合、「モンテカルロ法」をスタートさせた初期段階の賭け金は、【4(ユニット数)✕100円(1ユニットあたりの賭け金)=400円】です。
そして、不的中の場合は数列の最後の数字+1の数を加え、的中だった場合は数列の最初と最後の数字2つを消していきます。
的中と不的中を繰り返し、最終的に数列の数字が1個以下になった時点で競輪必勝法「モンテカルロ法」が終了となり利確です。
「モンテカルロ法」は、最終的に利確したときの配当を考えると3倍以上のオッズを狙って行くと良いでしょう。
競輪必勝法「モンテカルロ法」の利用例
競輪必勝法「モンテカルロ法」の利用例を見ていきましょう。
3倍のオッズに賭け続けて5戦目で競輪必勝法「モンテカルロ法」が完了する場合、以下のような流れになります。
レース数 | 数列 | ユニット数 | 賭け金(ユニット数×100円) | 結果 |
1戦目 | 1.2.3 | 4ユニット | 400円 | 不的中 |
2戦目 | 1.2.3,4 | 5ユニット | 500円 | 不的中 |
3戦目 | 1.2.3.4.5 | 6ユニット | 600円 | 不的中 |
4戦目 | 1.2.3.4.5.6 | 7ユニット | 700円 | 的中 |
5戦目 | 3.4 | 7ユニット | 700円 | 的中 |
上記表の場合、3レース目まで不的中となりユニット数が6まで増加。4戦目は7ユニットで700円を賭けて的中し、5戦目も7ユニットで的中させて競輪必勝法「モンテカルロ法」が完了です。
合計2,900円賭けて、最終的に4,200円の払い戻しとなり、1,300円のプラスになります。
このように的中と不的中を繰り返し、賭け金を調整することによって、最終的な利益獲得を目的にするのが競輪必勝法「モンテカルロ法」です。
競輪必勝法「モンテカルロ法」のメリット
競輪必勝法「モンテカルロ法」を利用する前に、メリットを把握しておきましょう。
- リスクが少なく利確が簡単
- 競輪に関する知識がなくても利用できる
各メリットの詳細は、以下の通りです。
リスクが少なく利確が簡単
競輪必勝法「モンテカルロ法」は、リスクを抑えて利益を求めることができます。
不的中が続いたとしても、徐々に賭け金がアップするだけなので、いきなり大勝負ということにはならず、惨敗になるリスクを抑えることができるでしょう。
さらに、数式が1つ以下になれば競輪必勝法「モンテカルロ法」が完了するため、利確するタイミングが明確です。
「このレースなら当たりそう」「今なら大勝ちして勝てそう」など、根拠のない誘惑もないため、数式通りに賭け金を調整すれば、最終的に利益を獲得できます。
競輪に関する知識がなくても利用できる
競輪必勝法「モンテカルロ法」を利用する際は、競輪に関する知識がいりません。
競輪予想はラインや競走得点、過去のデータを用いるのが一般的ですが、実際にそれらのファクターを駆使するには知識や経験が必要になります。
しかし、競輪必勝法「モンテカルロ法」は数列の通りの賭け金を3倍以上のオッズに賭けるだけなので、競輪に関する知識がない方でも利用可能です。
競輪必勝法「モンテカルロ法」のデメリット
競輪必勝法「モンテカルロ法」はメリットだけではなく、デメリットも存在します。
- 数列を追うためメモが必要で面倒
- オッズが変動するため買い目の選択が難しい
- 一攫千金を狙うことが難しい
デメリットになる部分もしっかりと把握してから、実際に競輪必勝法「モンテカルロ法」を利用するようにしましょう。
数列を追うためメモが必要で面倒
競輪必勝法「モンテカルロ法」は、数列から賭け金を計算するため、メモが必要です。
的中したら数列を増やし、不的中になったら数列を削除していくのが競輪必勝法「モンテカルロ法」の基本。
頭の中で計算するのもよいですが、一度の計算ミスで最終的な利益が獲得できなくなってしまう可能性があるため、計算ミスをしないためにもメモは必要になります。
オッズが変動するため買い目の選択が難しい
競輪必勝法「モンテカルロ法」は、競輪のようにオッズが変動するギャンブルで利用する際は、買い目の選択がとても難しいです。
「モンテカルロ法」は、もともとオッズが固定されているカジノのゲームで使用するシステムベットの一種なので、オッズが変動する競輪で使用するのは簡単ではありません。
オッズ3倍以上といっても、毎レース3倍ちょうどのオッズがあるわけではなく、3.4倍など3倍前後のオッズを選択することになるでしょう。
しかし、オッズが前後することが原因で的中率も変動してしまう可能性があるため、安定性に掛けてしまう部分もあります。
一攫千金を狙うことが難しい
競輪必勝法「モンテカルロ法」は、的中と不的中を繰り返して賭け金を徐々に変動させ、リスクを抑えられますが、賭け金が大きく上がることがないため、一攫千金を狙うことはできません。
大きく勝ちたいのであれば、1ユニットに対しての賭け金を「1ユニット=1,000円」といったように大きくする必要がありますが、1ユニットあたりの賭け金を上げるだけリスクを背負うことになります。、
競輪必勝法「モンテカルロ法」は実際に稼げるのか!?2月23日に検証
競輪必勝法「モンテカルロ法」は、実際に競輪で稼ぐことができるのかが一番気になるところです。
そこで、2023年2月23日の高知競輪場で開催されたレースで、競輪必勝法「モンテカルロ法」を使用して検証していきます。
今回の競輪必勝法「モンテカルロ法」のルールは以下の通りです。
- 1ユニット100円に設定
- 3倍以上の2車単の買い目を選択
果たして、12Rを検証した結果はどうなるのか、以下の結果になりました。
レース | 数列 | 賭け金 | 買い目 | 結果 | 払い戻し |
1R | 1.2.3 | 400円 | 2車単:9-1 | 的中 | 1,480円 |
2R | 1.2.3 | 400円 | 2車単:3-9 | 不的中 | 0円 |
3R | 1.2.3.4 | 500円 | 2車単:7-1 | 的中 | 2,250円 |
4R | 1.2.3 | 400円 | 2車単:5-2 | 不的中 | 0円 |
5R | 1.2.3.4 | 500円 | 2車単:2-5 | 不的中 | 0円 |
6R | 1.2.3.4.5 | 600円 | 2車単:9-5 | 的中 | 2,760円 |
7R | 1.2.3 | 400円 | 2車単:7-2 | 的中 | 1,360円 |
8R | 1.2.3 | 400円 | 2車単:1-9 | 不的中 | 0円 |
9R | 1.2.3.4 | 500円 | 2車単:1-5 | 不的中 | 0円 |
10R | 1.2.3.4.5 | 600円 | 2車単:7-3 | 不的中 | 0円 |
11R | 1.2.3.4.5.6 | 700円 | 2車単:9-3 | 不的中 | 0円 |
12R | 1.2.3.4.5.6.7 | 800円 | 2車単:4-1 | 不的中 | 0円 |
結果は、12レース中4レースが的中。合計賭け金が6,200円で、7,850円の払い戻しとなり、1,650円のプラスです。
回収率は最終的に126%となり、大きな勝利にはなりませんでしたが、プラス終始に落ち着きましたね。
毎レース2車単の人気の買い目に数列通りの賭け金で車券を購入しただけでプラスになったため、競輪に関する知識がなくても利用できることが証明されました。
しかし、8レース以降は不的中が続き、このままさらに不的中が続いてしまうとマイナスという結果になっていたでしょう。
そのため、競輪必勝法「モンテカルロ法」は、「○○円稼いだらやめる」「○○円負けたら損切りをする」といったルールを決めるのがよいかもしれません。
競輪必勝法「モンテカルロ法」で勝率をアップさせよう!
競輪必勝法「モンテカルロ法」は、的中と不的中を繰り返して賭け金を前後させながら最終的に利益の獲得を目指す方法です。
「1.2.3」の数列をベースにして、不的中になったら最後の数字+1を加え、的中だったら数列の最初と最後の2つを削除します。最終的に数列の数字が1個以下になった時点で、利益が確定して競輪必勝法「モンテカルロ法」が完了となります。
今回の2023年2月23日高知競輪場の12レースを使って実際に競輪必勝法「モンテカルロ法」を試しましたが、回収率は126%となり、見事にプラスとなる結果でした。
しかし、リスクが少ない方法とはいえ、不的中が連続しすぎた場合は賭け金が膨らみ、賭け金が増えてリスクも増えてきてしまうでしょう。
そのため、今回の検証のような人気の買い目を選び続けるのではなく、競走得点やライン、過去のデータなどを考慮しながら競輪必勝法「モンテカルロ法」を併用するのが一番効率のよい方法です。
それか、競艇などのそもそも枠数の少ないギャンブルで有効かもしれません。競艇予想サイトを使うよりも効果がありそうです。
「長期的に利益獲得を目指したい!」という方は、ぜひ競輪必勝法「モンテカルロ法」を試してみてください!