競輪選手と聞くと何をイメージしますか?
やはり、競輪選手と聞くと「太い太もも」のイメージが強いですよね。
その「太い太もも」はどうやって作らてきたのか、どの様なトレーニングをしているのかという点にスポットを当てて紹介していきます。
目次
競輪選手の太ももはなんで太いの?
競輪観戦していると、「なぜ競輪選手はあそこまで太い太ももを持っているのか」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか?
競輪選手の太ももがらあんなにも太いのは、脚力を最大限に高めてレースで発揮したいという考えもあるのでしょうが、競輪選手として活躍していると自然と太ももが太くなってきてるのです。
まず、競輪選手はレースで勝つためにトレーニングは絶対に欠かせません。
筋肉量を増加させるために、最大筋力以上もの負荷をかけたトレーニングを限界まで3セットを行なっています。そして、そのトレーニングを週に2回~3回ほど行い、休みながら体を鍛えているのです。
競輪選手は基本的にレースでは40%程度の筋力を使ってレースに挑んでいますが、決して手を抜いているわけではありません。
常に100%の力を出し続けてしまうと、ここぞという時に瞬発力を出せなくなってしまうため、40%程度の力で走っています。
しかし、レースが終わったあとの競輪選手はレース中に筋肉を最大限に使い、体中の筋肉は激しく疲労しているのです。
こうした毎日のレースがあるからこそ、その負荷に耐えられるように日々太ももが鍛えられ、自然と競輪選手の太ももは太くなっているのです。
女性のウエストよりも太ももが太い選手がいた!
競輪選手の太ももの太さにおどろく方もいますが、実は70cm以上もの太さを持つ選手もいます。70cmというと、下手すると女性のウエストよりも太いので驚きです。
ちなみに、競輪界で一番太い太ももを持っているのが1969年生まれの小嶋敬二選手。その太ももの周囲は70cm以上もあります。
70cmを超える太ももを持つ選手は多くありませんが、60cm程度の太さの競輪選手はざらにいます。
これらの鍛え抜かれた太ももから発揮される力で、競輪選手たちはバンクでレースをおこなっています。
競輪選手の太ももの太さは練習の成果!
競輪は、競艇や競馬と異なり、鍛え抜かれた脚力だけで勝負する競技です。競輪初心者には「体力があって、運動神経の良い選手が強いのでは?」と思われがちですが、実はそんなに単純なものではありません。
競輪は脚力だけの勝負ではなく、選手同士の駆け引きがあり、自転車の扱いが勝敗を大きく分けてきます。
そのため、新人の競輪選手でいくら運動神経が良かったとしても戦略を知り尽くしたベテランの選手にはなかなか勝てる事ができません。自転車の技術が少なすぎると、選手同士の駆け引きまで持ち込む事ができずにそのまま負けてしまうことも良くあります。
また競輪の専用自転車は、足をベルトで固定されています。固定されることに慣れていない選手であれば、固定されたままバンク内をトップスピードで走るのは難しいかもしれません。
競輪選手たちは、その恐怖を克服するためにも長い時間をかけて練習します。それは、若手の新人選手であっても、ベテラン選手であっても変わらないでしょう。
基本的に競輪選手は練習で1日200kmくらいの走り込みをします。そのくらいハードな練習を続けることができなければ、上の階級に昇格することはおろか、トップ選手になることはできないのです。
そして、一般人には考えられないような練習量をこなす事で、競輪選手の太ももは太くなっています。
競輪選手の太ももは太いだけでは役に立たない!
太い太ももを持つ競輪選手ほど、「練習の成果」があり、「強い選手」として思われがちですが、単純に太いだけでは役に立ちません。
太さだけを求めるのであれば、適当なトレーニングでも構いません。しかし、レースで圧倒的なスピードを出すために大切なのは筋肉のついている位置です。
競輪選手の太ももを見たときに前側と後ろ側のどちらのほうが筋肉がついているのか確認してみましょう。
太ももの前側についている大腿四頭筋、太ももの後ろ側の筋肉の大腿二頭筋にはそれぞれ役割があります。
そして、競輪のレースで一番役に立つ金ニンクは後ろ側についている「大腿二頭筋」なので、大腿二頭筋が多くついている選手ほどスピードを出せる選手ということになります。
筋肉量に差はありますが、基本的に競輪選手の太ももに注目すると後ろ側の「大腿二頭筋」が発達しているのがよく分かります。
太ももに柔軟性がないと腰痛になりやすい
競輪選手は日頃のレースや練習を続けているだけでも、自然と太ももが太くなってきます。そのため、太ももが太くなるのは競輪選手として当たり前なので、ほかの選手よりも速く走るために柔軟性が重要になってきます。
また太ももに柔軟性がないと、腰痛の原因になってしまうとある研究で明らかにもされています。
特に腰痛を訴える競輪選手は前側の筋肉が硬い傾向が多く、太ももの前側の「大腿四頭筋」の柔軟性が少ないと姿勢が前かがみになってしまい、腰痛を引き起こすのです。
もしレース中に腰痛を引き起こしてしまえば、レース結果にも大きく影響を与えるため単純に太ももを太くするだけではなく、競輪選手として活躍するためには柔軟性も必要となってくるでしょう。
そこで、最近の競輪では単純なトレーニングだけではなく、柔軟性を高めるためにストレッチや医療機器を使うのが重要だと考えられているのです。
競輪選手はどんなトレーニングをしているの?
競輪選手はレースで良い成績を残すためにも日々のトレーニングは欠かせません。日々の練習を怠ることなく続けている選手こそ、実力を持っているといえるでしょう。
そして、太い太ももはその努力の証とも言えます。
基本的にトレーニングを毎日行なわなければ、太いふとももを維持することができないので毎日の練習は必ずおこなければなりません。
では、太い太ももを維持するために競輪選手はどのようなトレーニングに取り組んでいるのでしょうか?
競輪選手のトレーニングは大きくわけて「個人」と「グループ」の2つのトレーニング方法があります。
個人でのトレーニングは、一人でバンクを走行したり、師匠の指示を受けて筋力アップを目的とすることが多く、一番の目的は基礎体力や持久力を付けるのが一番の目的です。
またグループトレーニングでは先輩や後輩とチームを組みながら実際のレースでも戦えるような戦略を練習します。
このようにそれぞれの練習場所で異なるメニューをこなし、競輪選手として実力を発揮できるように効率よくトレーニングを行なっています。
競輪選手になるには?
足の筋力や体力に自信があって、競輪選手になりたいと思う方もいるでしょう。もし、競輪選手になりたいのであれば日本競輪学校を目指しましょう。
まず競輪選手になるためには「競輪選手資格検定」という国家資格に合格しなければなりません。
受験自体は誰でも受ける事が可能ですが、競輪の専門の学校に通わないで受けると合格率は極端に下がってしまいます。
そのため、「日本競輪学校」に入学するのが良いでしょう。
競輪学校へ入学するのは簡単ではありませんが、技能試験や適性試験に合格する必要があります。
技能試験の1次試験では1000mと200mのタイムトライアルを行い、その後2次試験として面談を行います。
適性試験では、競輪選手としての適性を見るために垂直跳びといった基礎能力を判断する試験です。また、走行試験装置を使ったスピード測定なども含まれます。また適性試験でも技能試験と同様に合格後は面談がおこなわれます。
1次試験は、走行試験装置を使ってスピードや回転数を計測し、さらに技能試験と同様に、身体検査と作文や面接による人物考査が行われます。
ドイツの競輪選手の太ももすごい!
ドイツの競輪選手の太ももがヤバすぎるとTwitterで話題になっていました。
実際に写真を見てみると、驚くような太さでした。
Twitterには「ステ○イドを使ってる??」「人間じゃない!!」など書かれており、誰が見ても驚くような太さでした。
まとめ
競輪選手の太さの秘密をお話しましたが、いかがでしたでしょうか。
競輪選手の強さの証でもある「太ももの太さ」は並大抵の努力では得られないものです。
そこまでの太さに到達するのも大変ですが、維持するのも非常に大変なトレーニングを行わなければなりません。
競輪選手の太ももの太さにも注目して、どのくらいのトレーニングを積んできたのかなど考えてみるのも面白いかもしれませんね。