みなさんは競輪で何の券種を中心に買いますか?
競輪には通常の購入方法以外に「ボックス」や「フォーメーション」といった買い方があります。
これらの車券の購入方法をしっかりと学ぶ事により、的中率向上にも繋がるので覚えておいて損はありません。
この記事では競輪における「ボックス買い」にスポットを当てて、ボックス買いについて、ボックス買いのメリット・デメリットなど、詳しくご紹介します。
目次
競輪のボックスの意味は知ってる?
まずは、競輪における「ボックス」という買い方について説明していきましょう。
ボックス買いとは、特定の選手を何名か選択したら、その選手の番号を指定するだけで、全部の通りを自動で購入できる方法です。
簡単に説明すると2車単で3番4番5番6番の選手をすべて買いたいと思った時に、マークで全部の通りをすべて記載するのは大変です。
その時にボックスを利用しいて2車単にチェックを入れて、数字を3、4、5、6と選ぶだけで、全ての組み合わせを購入することができるんです。
そのため、出走表を確認し上位になりそうな選手を数名選んで、どの種類の車券かを決定したら、購入は簡単になります。
しかも、2車単の場合は裏の車番も購入できるので、非常に便利です。
ボックス買いのメリットは?
続いてボックスで車券を購入するときのメリットを説明します。上記で簡単にマークシートを記入できるのも1つのメリットに含まれますが、その他にもメリットが多くあります。
まず最初に言えるのは、的中率の向上です。
ボックス買いをすれば、全ての通りを買うことになるため、1つずつ選んで購入するときに抜けてしまうミスなどを減らし、的中率が向上します。
また、車券を購入するときに悩んでしまったときには、上位入賞しない選手を外していき、消去法で選ぶこともできるでしょう。
最後に重要なのが、的確に選手を選んでボックス買いすれば、大損するリスクを軽減することができます。
このことについて、もっと深くまとめましたので下記をご覧ください。
的中率があがるのはなぜ?
ボックス買いの場合は、選んだ選手が複数人を対象にしている券種のため、1着だけの予想をするよりも的中率が上がります。
競輪は最後まで結果がわからない公営競技ですが、少しのアクシデントで結果が大きく変わることは珍しくはありません。
そのため、保険のために1番人気以外の選手を数名選ぶことによって、万が一に波乱のレースになった場合でも当たる可能性は高まるということです。
上位に入らない選手は削除する
競輪を予想するときに、この選手は上位には絶対入ってこないだろう。と思う選手が数名はいると思います。
競走得点などを確認しても、著しく低い点数だったり、過去レースでも全然良い成績を残していない選手が対象です。
そんな時は、消去法で選手を削除していきましょう。
人気や競走得点など様々な要因から、上位入賞は不可能と判断した選手を排除して、自分がこの選手たちなら少しでも可能性があると信じた選手をピックアップします。
その選手たちが多ければ、ボックスを使用して購入すれば良いのです。
損する部分に保険がかかっている
そして、最後に大損するリスクが少ないことの解説です。
簡単に説明すると、軸の選手が万が一外れてしまった時の保険になるという意味になります。
例えば、一番人気の選手を3連単の1着固定にして予想していた時に、フォーメーションや通常投票だと、万が一1着が違う選手になったとき、完全に負けです。
しかし、ボックスで購入をしていれば、可能性がある他の選手が偶然一着になっても、当たる可能性が十分にあることになります。
もし、その車券が的中していれば、配当も高くつく場合があるので多く賭けた部分を打ち消すことが可能です。
ボックス買いのデメリットとは?
続いてボックス買いするときのデメリットを説明します。
当然、上記で紹介したメリットがあれば、デメリットも含まれるのがギャンブルです。
まず1つ目のデメリットは、点数が多くなりことです。2つ目は点数が多くなる要因からトリガミになるリスクが多くなる点です。
この2点について下記に詳しく解説していきますので、確認しましょう。
購入する点数が増えてしまう
ボックス買いのデメリットの1つは購入する点数が必然的に増えてしまうということです。ボックス買いでは、表も裏もすべての通りを購入するため、買い忘れのミスは減りますが、購入する点数が多くなります。
そのため、候補になる選手を増やせば増やすほど、予算は上がってしまいます。
トリガミになる可能性が高まる
次はトリガミに可能性が高まることです。購入点数が多くなるということは的中したときに購入額より多くの払戻金を手にしなければ、トリガミになってしまいます。
そのため、人気上位の3名などでボックスを組んでしまうと、結果が人気順だった場合購入した金額の方が高い場合も多くありますので注意が必要です。
そのため購入するときは、オッズをしっかり確認して購入しましょう。
ボックス買いでどの券種を選ぶ?全部で7種の券種
続いてボックス買いをするときにどの車券を選択するのか?という部分を説明します。車券を購入するときの種類を的確に選択するのがとても重要なポイントです。
競輪の賭け式は全部で7種類あります。
ボックス買いをするときで一番多いのは、競輪予想が難しいレースでオッズが割れているときによく利用します。
自分が自信のある予想のときは、ボックス買いではなく通常投票で購入しましょう。
競輪の券種全7種とは?
では、まず競輪にはどんな券種が存在しているのは、下記に全7種の簡単な説明をまとめましたので、確認してください。
この車券をしっかり理解しなくては競輪を予想することはできませんので、初心者の方はこの券種をしっかり理解してからボックス買いをしましょう。
【3連単】
3連単は1着2着3着を着順どおりに的中させる車券です。この車券は高額な払戻金が期待できるので、初心者の方は買いたくなる車券ですが、そう簡単には当たりません。
またボックス買いをする時は3名を選んでいるため、点数も多くなります。
【3連複】
3連複は順不同で1着~3着を狙う車券です。3連単よりは的中率は高くなりますが、そもそも3名を的中させないと意味がないので、難しい券種に分類されます。
【2連単】【2連複】
この券種は、3連単と3連複が上位2名の選手に変わっただけです。競輪ではこの2車単を結構多くの方が利用しますが、順番に当てるには選手の特性を知っておくのが良いでしょう。
【2枠単】【2枠複】
この2つの券種は、3連単と3連複のように選手の番号ではなく、枠で購入することを意味しています。しかし、7車立てではこの券種は使用することはできません。
【ワイド】
ワイドは1着~3着までに入る選手の3選手のうち、2名の選手を当てる車券です。1位を必ず当てなくても良いので、比較的簡単な券種です。
しかしその分、払戻金の額も少なくなります。
競輪予想のベテランはボックスをあまり利用しない?
競輪予想のベテランになると、ボックス買いを使用しない方は非常に多く存在します。
しかし、ボックス買いをしない理由がしっかりあるんです。
そこで、競輪ベテラン予想家がなぜボックスを購入しないのか下記のまとめて説明します。
予想をするときに軸がブレない
競輪のベテランになると、少ない点数でズバッと的中させてこそ競輪予想の重要な部分と考えています。
そのため、ボックス買いで自分の軸を外れている無駄な車券を購入するのは、無駄だから買わないのです。
結果的に、回収率や純利は下がってしまう傾向に繋がります。
予想がうまくなってくると、選手を数名固定して少ない点数に多くの金額を賭けて楽しみますので、少しでも無駄を減らす目的でもあります。
トリガミになって勝てない
上記でもデメリット部分で解説したように、トリガミになる可能性を嫌うためです。
ボックス買いはたしかに当たる可能性は上がりますが、無駄車券が大きく加わります。そのため、無駄車券を購入して結果的にトリガミになるくらいなら、少ない点数と軍資金の予算に合わせて購入するのが良いという考え方です。
予想に慣れているベテラン勢は、多くの払戻金を得るために常に勝負をかけていると考えていいでしょう。
まとめ
この記事では、競輪で車券を購入するときに利用できる「ボックス買い」にスポットを当てて説明しました。
ボックス買いは複数パターンの車券を簡単に購入できる買い方なので「競輪初心者でも当てやすい」券種です。
しかし、初心者は「メリット」と「デメリット」をしっかり理解した上で購入しなくてはいけません。