いよいよ春の訪れが著しい日本列島。小田原競輪場において、記念競輪である北条早雲杯争奪戦の幕が上がります。今年も注目選手が多数参戦。見逃せない戦いになるでしょう。
とりわけフォーカスを当てたいのは、地元神奈川の郡司浩平選手。この競走をすでに3回制しており、間違いなく今年も本命となるのは間違いありません。
そんな有力選手の情報だけでなく、車券予想で必須の小田原バンクの特徴や、実際に観戦に訪れるためのアクセス情報、また本場での場外発売情報などを幅広く網羅しました。始まる前から終わった後まで、何度でも楽しめて、しかも車券力アップに役立つ内容となっています。
- 北条早雲杯争奪戦は地元の南関東が圧倒的!近年の結果をおさらい
- 郡司浩平が優勝候補として最有力!北条早雲杯争奪戦の有力選手を展望しましょう
- 小田原バンクはクセがスゴい!?知らないとヤバいバンク特徴を確認!
- 小田原競輪場のアクセス情報を確認!場外発売情報もあわせて見ていきます
目次
北条早雲杯争奪戦2023(小田原競輪G3)の詳細情報
開催年 | 優勝選手 | 所属支部 |
2018年 | 郡司 浩平 | 神奈川 |
2019年 | 郡司 浩平 | 神奈川 |
2020年 | 和田 真久留 | 神奈川 |
2021年 | 松井 宏佑 | 神奈川 |
2022年 | 深谷 知広 | 静岡 |
過去5回の北条早雲杯争奪戦の結果は、言うまでもないくらいに明確な特徴があります。それは「5年連続で地元の南関東勢が優勝している」というものです。
それどころか、2013年から2017年までの5回にさかのぼっても、関東3回の南関東2回。近隣の選手が圧倒的に強い状況が続いています。
以降の項目でも優勝候補として取り上げる、神奈川の郡司浩平選手。彼が2016年の初制覇を手始めに、2018年と2019年の連覇を含めてV3を達成している事実は特筆に値します。また、昨年優勝した深谷知広選手も出場を予定しています。あわせてチェックしておきたいポイントであるとともに、以降の項目で近況の調子などを詳しく解説しますので、ぜひご期待ください。
小田原競輪場は廃止寸前!?存廃問題のゆくえと今後の展望
「立地は最高だけど、売上は最低クラス」
そんな揶揄さえあった、小田原競輪場。バブル崩壊から競輪界に訪れた厳冬は、多くの競輪場を廃止および閉鎖という結末へともたらしました。
そして、売上の低迷にあえぐ小田原競輪場もまたその対象であったことは、当然の流れと言えるでしょう。小田原市内という立地はすばらしいものの、街中にあるために思い切った改修がしづらく、ナイター設備も整えられない状況。娯楽が多様化する現代にあって、経営難に陥るのは避けられませんでした。
閉鎖もやむなし。そんな声も高まったのが、2018年のことです。小田原競輪場は、2017年には約8,000万円にもおよぶ赤字を計上しました。公営競技は黒字を出し続けてこその存在。赤字まで出すとなると、「市税を投入してまで継続する意味はあるのか?」という話になりかねません。
ましてや、小田原は先ほども書いたとおり、条例などの絡みもあって、容易に経営が改善する見込みもありませんでした。地方都市は常に税収減に苦しんでおり、資金の投入が許されるかと言われれば、限りなく厳しい情勢です。
しかし、まったく思いがけないことが起きました。「新型コロナウイルス(COVID-19)」の流行、いわゆるコロナ禍による巣ごもり需要の発生と、競輪人気の急浮上です。競輪界全体でのインターネット販売の波、さらには販促計画が実を結び、小田原競輪場もその波に乗って爆発的に売り上げが向上。2021年度には約5億円もの黒字が見込まれるまでになりました。
2017年度の赤字を考えれば、とてつもない回復です。こうした事実もあり、小田原競輪場は黒字収支の維持を条件に存続が決定。施設改修の許可もおりるとともに、他場を利用してのミッドナイト競輪開催も加速することになりました。
少なくとも、2026年までは安定して競輪事業を継続することになった小田原競輪場。しかしながら、今や最大のライバルともいえるボートレースもミッドナイト開催を始め、いよいよファンの奪い合いは激化していきます。小田原競輪場も決して今の追い風に身を任せるだけでなく、次々に攻めの手を繰り出していくことが求められているのです。
銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
2023年の北条早雲杯争奪戦は、地元地区の南関東勢が中心になるであろうことは間違いありません。遠征勢にチャンスがないわけではありませんが、強力なメンバーがそろっていることを考えても、打ち崩すには相当な実力がなければならないでしょう。
- 圧倒的な大本命!郡司浩平が堂々たる走りを見せる時
- 先行力はなお健在!深谷知広が地元地区で軽快に駆ける
- 勝つために来た!守澤太志が南関東の牙城に挑む
したがって、この3名が間違いない優勝候補になりそうです。このシリーズを盛り上げるとともに、決勝進出の可能性が非常に高い存在とも言いかえられるでしょうか。彼らは4日間を通じて、熱い競走を見せてくれることでしょう。
シリーズ展開予想①/圧倒的な大本命!郡司浩平が堂々たる走りを見せる時
今回の北条早雲杯争奪戦での、間違いない本命格。それが神奈川の郡司浩平選手です。ホームバンクは川崎ですが、神奈川の3場(川崎・平塚・小田原)はいずれも地元バンクと言えるのは間違いありません。
確かに、前節の「ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)」は、思ったとおりのポテンシャルを発揮できなかったかもしれません。初日の特選予選2着までは良かったのですが、2日目のシード戦である毘沙門天賞では8着。さらに、準決勝ではまさかの4着敗退で、決勝に進むこともできず。最終日の特別優秀競走も3着と、郡司選手にしては低調な結果となりました。
別府バンクに馴染みが薄いのはあるかもしれませんが、それは多くの選手が同じ条件です。3節前の「読売新聞社杯全日本選抜競輪2023(高知競輪G1)」に続いて1着なしの準決勝敗退。本人が一番悔しい思いをしていることでしょう。
それでも、4節前には「たちあおい賞争奪戦2023(静岡競輪G3)」を制し、2節前の「金亀杯争覇戦2023(松山競輪G3)」では2回もBを取って決勝進出を果たしているように、決して全体的なコンディション低下が見られるわけではありません。
今回は地元バンクでの戦い。かかる期待は特別競輪以上のものがあるかもしれません。そして、郡司選手には、それに応えるだけの力があります。”戦国競輪”を制するだけの器量、存分に発揮してもらいましょう。
シリーズ展開予想②/先行力はなお健在!深谷知広が地元地区で軽快に駆ける
南関東地区の静岡支部へ移籍し、その走りに輝きがよみがえった深谷知広選手。環境の変化もあり、また競輪というものへの向き合い方を考え直す機会にもなったのでしょう。
近走も良い結果を残しています。5節前の「読売新聞社杯全日本選抜競輪2023(高知競輪G1)」では初日の特選予選で1着。準決勝敗退とはなったものの、トップクラスの実力を示しました。
4節前の「日刊スポーツ杯・S名古屋カップ(名古屋競輪F1)」では優勝を果たし、2節前の「CTC杯(伊東競輪F1)」でも決勝2着の準優勝。1着こそなかったものの、3節前の「ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)」では二次予選、準決勝、特選とすべてBを取る積極性が光りました。
貪欲に勝ちを求める姿勢があるならば、深谷選手はファンを沸かせる存在であり続けられます。前節の「青垣賞争覇戦(奈良競輪F1)」こそ6着4着3着と不甲斐ない結果に終わったのが気になるものの、本番ともいえるこの小田原記念で、良好な成績を残すことが期待されます。
なんといっても、南関東地区でも屈指の自力持ちです。個人の成績はもとより、深谷選手が引っ張るラインの活躍にもあわせて注目していきましょう。
シリーズ展開予想③/勝つために来た!守澤太志が南関東の牙城に挑む
決勝での1着が遠い!
秋田の守澤太志選手は、最近も変わらずに質の高い競走を見せてくれています。その事実については、前節の「ベイサイドナイトドリーム2023(四日市競輪G3)」の特集記事でも触れたとおりです。
ベイサイドナイトドリームにおいても、守澤太志選手は良い競走をしてくれました。初日特選2着ののち、二次予選と準決勝を連勝。優勝候補にふさわしい力を見せ、本命格として決勝に臨みます。
決勝は北日本ラインが4車結束。先頭を同じS級S班である青森の新山響平選手に任せ、守澤選手は2番手。勝利へ向けて盤石の態勢が取られたはずでした。
しかし、埼玉の中田健太選手が守澤選手との競りを選択。「簡単には決めさせない」という気概でもって、守澤選手に挑戦してきます。
そのうえ、熊本の嘉永泰斗選手がレースにおいて奮起。地元三重の浅井康太選手に頼んで後ろについてもらった嘉永選手は、後ろからの仕掛けに突っ張って、前へのこだわりを見せます。この積極策に、場内は大きな歓声に包まれました。
そして、先頭を行く新山響平選手のなかに迷いが生まれ、仕掛けがやや遅れます。結果として、一度は競り負けた中田選手が再び番手戦に復帰。とうとう守澤選手を競り飛ばしてしまったのです。
守澤選手にとってみれば、万事休す。新山響平選手は渾身の力で踏んだものの、後ろがついてこれずに裸逃げの格好。嘉永泰斗選手がこれを冷静に見てとり、番手に収まってから発進。最後は浅井康太選手が交わして1着、嘉永選手が2着、単騎の諸橋愛選手が3着という結果になりました。
北日本にとっては痛恨。何より、守澤選手にとっては不覚だったでしょう。113期の嘉永泰斗選手の頑張りを褒めるべき展開とはいえ、悔しい結末に変わりありません。それでも、地力があるのは誰もが認めるところ。北条早雲杯争奪戦は強力な南関東ラインを相手取っての戦いになりますが、その不利さえも覆せる実力を見せてくれるはずです。
小田原競輪場のバンクの特徴
最初に申し上げねばならないことがあります。小田原競輪場は非常に特殊な、個性の強いバンクを有しているという事実です。
- 小田原バンクのカントがすごすぎる!堅城小田原にふさわしい傾きが待つ
- 小田原バンクは周長333m!見なし直線も短いぞ
- これぞ短走路!小田原バンクの決まり手は「逃げ」!でも、だからこそ「差し」が穴目になる!?
上記の小田原バンクの特徴は、ぜひとも覚えておくべきでしょう。これから各項目について詳しく解説するとともに、実際にどのようなデータがそろっているのかも、あわせて提供していきます。
さらに、当サイトで公開している小田原競輪場を特集した記事もご覧ください。車券予想に役立つのみならず、小田原へ旅打ちする際にも有益な内容となっています。
特徴①/小田原バンクのカントがすごすぎる!堅城小田原にふさわしい傾きが待つ
小田原バンクは、「すりばちバンク」という通称でも知られています。誰もが予感するとおり、小田原の特徴は「すり鉢状と形容されるほど、バンクの傾きであるカントが大きい」というものです。
その表現のとおり、直線から見たコーナーの風景はまさに壁。本来、カントの大きさは加速のしやすさであり、まくりラインが山おろしからの一撃をかけやすいものですが、小田原においては違います。何しろ、傾きが強すぎて、まくるために登るのも大変なのです。
結果として、早めに前を取りきってしまったラインが、そのまま逃げ込みやすくなる。まくりを決めるならば、早急に仕掛ける気持ちでいかないと間に合わない。小田原は他のショートバンクとはまた違った特徴を持っている、この点は車券予想に活かしたいところです。
特徴②/小田原バンクは周長333m!見なし直線も短いぞ
小田原バンクの構成要素として、何よりも目に付きやすいのが「周長333m」でしょう。勝負どころを見誤れば、たちまち敗北が待っている短走路。この事実だけでも、選手にとっては対応が求められるものであり、同時にファンにとっては予想を難しくする要因になります。
周長が短い小田原ですが、「見なし直線も36.1mと非常に短い」という事実は、あわせて覚えておいたほうがいいでしょう。
周長距離は333メートル。見なし直線は36.1メートル。代表的なショートバンクである奈良競輪場が38.0m、松戸競輪場が38.2mですから、「いくらなんでも短すぎ」と思えるのではないでしょうか。
ただ、競輪場の数値が「”見なし”直線距離」で語られるということは、「実際の直線距離そのものではない」点を考慮しなければいけません。次項で1着と2着の決まり手に触れますが、「小田原バンクでは端的に自力型が強いわけではない」のです。
特徴③/これぞ短走路!小田原バンクの決まり手は「逃げ」!でも、だからこそ「差し」が穴目になる!?
小田原バンクの「前々へ行ったものがレースを支配する」という特徴は、1着と2着の決まり手にも明確に表れています。
何しろ、小田原バンクの1着決まり手は「逃げ:26%」「まくり:30%」「差し:44%」と、明らかに逃げが強くなっています。周長400mバンクの標準が20:30:50の比率であることを考えれば、いかに「逃げやすく、差しにくい」かがわかろうものです。
こうした傾向は、2着決まり手でも変わりありません。「逃げ:23%」「まくり:13%」「差し:21%」「マーク:43%」という数字には、どこにも驚く要素がないとさえ言えます。逃げれば残るし、番手の選手が差し切るのも大変。そんな信頼を感じさせます。
ただ、競輪の常識をいったん置いて、数字だけに注目してみましょう。差しの1着確率は44%。そう、逃げやまくりよりも、差し切りによる勝利が最も多いわけです。「自力型が強い短走路、小田原バンクもその例に漏れない」が定石ゆえに、差し選手の台頭が高配当をもたらすパターンが多くなる。こういった心理的な裏をかくことで、”激ウマ配当“を手にする道も見えてくるでしょう。
北条早雲杯争奪戦2023(小田原競輪G3)のまとめ
今まさによみがえった小田原競輪場で行われる、五代に渡る礎をつくりあげた北条早雲の名を冠した記念競輪、北条早雲杯争奪戦。「戦国」の響きは、競輪という熱気に満ちたスポーツに実にしっくり来るものがあります。
世に聞こえた堅城のように、広く全国に勝ち名乗りをあげるのは誰か。ぜひとも車券の勝利をもってホクホク気分になりながら、その結末を見届けていきましょう。
小田原競輪場のアクセス・開催期間中の場外発売
住所 | 神奈川県小田原市城山4丁目10-1 |
電話番号 | 0465-23-1101 |
小田原競輪場は、神奈川県小田原市にあるバンクです。遠い昔、戦国時代には総構えを持つ難攻不落の城として知られた小田原城。そんな小田原の精神を受け継ぐバンクは、小田原市の中心部にある点からも、来訪しやすいロケーションだと言えるでしょう。
今回の北条早雲杯争奪戦は、開催期間が2023年4月13日(木)から4月16日(日)までとなっています。この2日目の4月14日(金)から最終日の4月16日(日)までは、小松島競輪場の「第2回チャリロト杯(小松島競輪F1)」の場外発売も行われるため、現地での楽しみが広がること間違いなしです。
電車・無料送迎バスでのアクセス
小田原競輪場の最寄り駅は、当地のターミナル駅である「小田原駅」です。JR東日本、JR東海、小田急電鉄、箱根登山鉄道、伊豆箱根鉄道と多くの鉄道会社が乗り入れており、当然に多くの路線で到達することが可能です。
小田原駅から本場までは徒歩で約12分。少々遠いなと思っても、ご安心ください。開催期間中に関しては、9時30分から最終レースの発走前まで、無料送迎バスが往復運行しています。このバスの所要時間は約5分ほどで、小田原駅西口の5番のりばから発着する予定となっています。
自動車でのアクセス
小田原競輪場には、約600台を収容可能な無料駐車場が細かく点在しています。
小田原競輪場の最寄りインターチェンジは、西湘バイパス「小田原IC」、小田原厚木道路「荻窪IC」です。前者からは約12分、後者からは約6分と、快適にアクセスしやすい点は大きな魅力です。
無料で使える無料で稼げる優良競輪予想サイト3選
結論!優良な競輪予想サイトはあります!
「せっかくやるならちゃんと当たって自分にご褒美をあげたい」
このように悩んでる人って多いですよね。。。
ここではあらゆる面で優れた予想サイトのみを3つに厳選して紹介していきます!
- 競輪総合サイトオリンピア
- 競輪カミヒトエ
- 競輪の王道
おすすめ①:競輪総合サイトオリンピア
競輪総合サイトオリンピアは「知識・時間・資金」が全て不要!
有料プランも低価格で参加できるので高配当を競輪初心者の人でも得られるチャンスが多いサイトとなっています。
これには競輪神風の膨大な情報力にあります!情報が揃ってるから勝てる予想を提供できるということです!
競輪総合サイトオリンピアのおすすめポイント
- 競輪の知識が無い人でもすぐに稼げる!
- 12種類の豊富なプラン!しかも低価格!
- プランは昼開催・夜開催で選べる!
サイト名 | 競輪総合サイトオリンピア |
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平均的中率 | 85% |
無料情報レベル | ★★★★★★ |
有料情報レベル | ★★★★★★ |
おすすめ②:競輪カミヒトエ
競輪カミヒトエはコンタクト自体難しい「元関係者」や「記者」とのコネクションを持っている競輪予想サイトです。
競輪カミヒトエは他サイトと比較して血縁関係者まで取材と徹底した情報取集に強みがあります。 競輪カミヒトエは3連単10点予想を提供していますので、検証結果をまとめました。
競輪カミヒトエのおすすめポイント
- サポートの対応が神!
- 初期投資0円で1万円分のポイントが貰える
- 毎週6レース分の無料情報が貰える
サイト名 | 競輪カミヒトエ |
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平均的中率 | 80% |
無料情報レベル | ★★★★★★ |
有料情報レベル | ★★★★★☆ |
おすすめ③:競輪の王道
競輪の王道はその名前の通り競輪予想サイトです。
365日無料で買い目がもらえるだけでなく、前提として競輪というギャンブルは他の公営ギャンブルに比べて競馬よりも当たる確率は高く競艇よりも配当が大きいという特徴があります。
そんな競輪で一発稼ごうと思うなら競輪の王道がおすすめです。
競輪の王道の3つのおすすめポイント
- 365日無料で予想がもらえる!
- 100万円を超える予想も珍しくない!
- 競輪に詳しいかどうかは一切関係ない!!
サイト名 | 競輪の王道 |
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平均的中率 | 82% |
無料情報レベル | ★★★★★☆ |
有料情報レベル | ★★★★★☆ |