2023年5月7日に開催された「日本選手権競輪」で見事に優勝を飾った山口拳矢選手。2022年1月からS級1班になってから頭角を見せつけ、その実力をいかんなく発揮しています。
そんな山口拳矢選手は、父や祖父、叔父、兄が競輪選手として活躍していたこともあり、まさに競輪のサラブレットと呼ぶべき選手です。
この記事では、山口拳矢選手のプロフィールや成績、今後の出走予定について迫っていきます。
今後も山口拳矢選手の活躍を期待している人、山口拳矢選手のプロフィールが気になる方はぜひ最後までご覧ください。
目次
山口拳矢選手はどんな選手?山口拳矢選手のプロフィール
名前 | 山口拳矢(やまぐち けんや) |
---|---|
生年月日 | 1996年1月26日 |
出身地 | 岐阜県 |
身長 | 166.7cm |
体重 | 70.2kg |
登録番号 | 015451 |
期別 | 117期 |
級班 | S級1班(2023年8月時点) |
ホームバンク | 大垣競輪場 |
脚質 | 逃げ |
山口拳矢選手はS級1班として、日本の競輪界をリードしながら活躍する競輪選手。
166.7cmと小柄な体型ながらも力強い走りを見せつけ、2020年7月のデビューからわずか2年でS級1班まで上り詰めました!
そんな山口拳矢選手は数多くの特別競輪へ出走、2023年の日本選手権競輪でG1初制覇を果たし、年末に開催予定のKEIRINグランプリ2023への出場権を獲得しました。
そして、山口拳矢選手がデビューした117期は逸材揃い。山口拳矢選手以外にも寺崎浩平選手、町田太我選手なども同様に好成績を残しており、他のルーキーたちに負けない実力を残しているのが山口拳矢選手です。
山口拳矢選手の家庭はまさに競輪一家
山口拳矢選手は競輪選手の一家に生まれた、まさに競輪選手のサラブレッドのような存在。
山口拳矢選手の兄は、今もなお現役で活躍するS級2班の山口聖矢選手です。兄の山口聖矢選手は2023年7月にS級2班となったばかりなので、実力としては山口拳矢選手が上というわけですね。
また、兄以外にも祖父や父、叔父も競輪選手として活躍していました。特に父にあたる62期の山口幸二さんは、KEIRINグランプリを2度も制覇し、一世を風靡した選手でした。山口幸二さんは現在も解説者として競輪に携わっており、今もなお有名な方ですね。
- 祖父:山口啓さん(7期)
- 父:山口幸二さん(62期)
- 叔父:山口富生選手(68期)
- 兄:山口聖矢選手(115期)
競輪は己の肉体を鍛え上げて挑む競技ですが、やはりこれだけの実力を残せるのは競馬のように血筋も関係してくるのかもしれませんね。
山口拳矢選手のインスタグラムやツイッターは?
山口拳矢選手はインスタグラムやツイッターのようなSNSは利用していないようです。
インスタグラムには、「#山口拳矢」というアカウントが存在していますが、本人のアカウントではなく山口拳矢選手のファンによるアカウントです。
最近は多くの競輪選手がファンサービスを兼ねてインスタグラムやツイッターの運営を行っていますが、山口拳矢選手はSNS等を利用していないため、プライベートなどの普段の様子を知ることはできません。
SNSの利用が苦手なのかは分かりませんが、SNSに使う時間も練習を行うなど競輪にかけることで、今の強さにつながっているのかもしれませんね。
山口拳矢選手は結婚してるの?彼女や恋人の存在は?
競輪選手としての活躍は有名な山口拳矢選手ですが、SNS等を利用していないことでプライベートについては謎に包まれています。
そんな山口拳矢選手は、競輪選手としてトップクラスの実力を持ち、女性ファンの多いルックスの持ち主のため、彼女や恋人がいてもおかしくはありません。
しかし、山口拳矢選手の恋事情について調べましたが、恋人や彼女がいるとの話は出てきませんでした。
トップレベルの競輪選手として活躍するには並外れた努力が必要なため、恋人を作る時間がない可能性も考えられますね。
現状確実に言えるのは、山口拳矢選手はまだ結婚していないということだけです。
山口拳矢選手の愛車はロールスロイス
山口拳矢選手の愛車はロールスロイス。25歳の時に中古車屋の店頭で販売していたロールスロイスを購入しました。
値段は約700万円。
悩んで購入したのではなく、店頭で販売していた車両に惚れて即購入してしまったそうです。
かなり高額な車にも見えますが、山口拳矢選手が今年優勝した日本選手権競輪の優勝正気な8,600万円なので、衝動買いができるほどの稼ぎがあることが分かりますね。
「競輪祭2021」で落車による怪我で失格になった過去も…
山口拳矢選手は、2021年11月18日に開催された「競輪祭2021」で失格になってしまった過去があります。
ことが起きたのは2021年11月18日に小倉競輪で開催された3日目。走行中に守澤太志選手と接触した形となり落車して失格となりました。
左肩肩鎖関節脱臼で全治1ヶ月と診断され、4日目以降は出場することができず、G1初優勝のチャンスを逃すだけでなく、2021年のKEIRINグランプリへの出場も遠ざかってしまいました。
落車後はすぐに手術を行いましたが、しばらく痛みが続き、「今はアマチュアに付いていけるぐらいの脚」と語り、本領を発揮できない様子でした。
その後も不調続きの山口拳矢選手でしたが、徐々に実力を取り戻し、2023年5月2日に開催された日本選手権競輪で見事にG1初優勝&KEIRINグランプリへの出場の切符を手にしました。
山口拳矢選手の成績
S級1班として日本の競輪界でトップクラスの実力を持つ山口拳矢選手。競輪界のサラブレッドともいえる家族構成の山口拳矢選手は、競輪一家の名に恥じない結果を残しています。
こちらでは、山口拳矢選手の日本競輪学校在学中の成績、現在までの通算成績、主な特別競輪出走履歴についてまとめています。
山口拳矢選手がどれほどの成績を残してきた選手なのかチェックしておきましょう。
日本競輪学校在学中の成績
山口拳矢選手の日本競輪学校在学中の成績は以下の通りです。
1着回数 | 32回 |
---|---|
2着回数 | 12回 |
3着回数 | 5回 |
競輪学校順位 | 2位 |
卒業記念レースの成績 | 4位 |
200mタイム | 0分10秒87 |
400mタイム | 0分22秒06 |
1,000mタイム | 1分06秒18 |
最高速度 | 65.2km/h |
競輪学校在学中の順位はなんと2位!逸材揃いといわれる117期のなかでも上位に位置しておりデビュー前からその頭角を現していました。
現在までの通算成績
2023年8月現在までの山口拳矢選手の通算成績は以下の通りです。
出走数 | 優勝 | 1着 | 2着 | 3着 | 着外 | 棄権 | 失格 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 | |
F2 | 24 | 7 | 20 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 | 83.3% | 87.5% | 91.6% |
F1 | 108 | 16 | 63 | 19 | 5 | 18 | 3 | 1 | 58.3% | 75.9% | 80.5% |
G3 | 54 | 2 | 23 | 5 | 8 | 18 | 0 | 0 | 42.5% | 51.8% | 66.6% |
G2 | 26 | 1 | 9 | 2 | 3 | 11 | 0 | 1 | 34.6% | 42.3% | 53.8% |
G1 | 36 | 1 | 8 | 5 | 3 | 17 | 1 | 2 | 22.2% | 36.1% | 44.4% |
合計 | 248 | 27 | 123 | 32 | 20 | 66 | 4 | 4 | 49.5% | 62.5% | 70.5% |
通算成績では勝率が49.5%と、出走するレースの約半数を勝利していることが分かります。さらに3連対率については70%を超える数値を残していることからも、常にレースで上位に入る可能性の高い選手といえるでしょう。
主な特別競輪出走履歴
山口拳矢選手の主な特別競輪出走履歴は以下の通りです。
開催日 | レース名 | 開催競輪場 | 成績 |
---|---|---|---|
2023年7月15日 | サマーナイトフェスティバル | 函館 | 1.2.4 |
2023年6月13日 | 高松宮記念杯競輪 | 岸和田 | 5.失 |
2023年5月2日 | 日本選手権競輪 | 平塚 | 1.3.2.1 |
2023年3月18日 | ウィナーズカップ | 別府 | 4.1.6.7 |
2022年12月28日 | ヤンググランプリ | 平塚 | 3 |
2022年11月22日 | 競輪祭(競輪王) | 小倉 | 4.4.5.2.3 |
2022年10月20日 | 寛仁親王牌競輪 | 前橋 | 8.1.4.2 |
2022年9月16日 | 共同通信社杯 | 名古屋 | 7.1.4.1 |
2022年8月9日 | オールスター競輪 | 西武園 | 5.失 |
2022年5月3日 | 日本選手権競輪 | 平 | 4.1.6.7 |
2022年3月18日 | ウィナーズカップ | 宇都宮 | 4.1.6.7 |
2021年12月29日 | ヤンググランプリ | 宇都宮 | 7.失 |
2021年11月18日 | 競輪祭(競輪王) | 小倉 | 6.落 |
2021年10月21日 | 寛仁親王牌競輪 | 弥彦 | 1.9.1.2 |
2021年9月17日 | 共同通信社杯 | 岐阜 | 4.1.1.1 |
2021年8月10日 | オールスター競輪 | 平 | 1.5.2.4.1 |
2021年7月16日 | サマーナイトフェスティバル | 函館 | 1.3.2 |
2021年6月17日 | 高松宮記念杯競輪 | 岸和田 | 4.3.5.7 |
2021年3月25日 | ウィナーズカップ | 松坂 | 3.1.5.4 |
山口拳矢選手は2020年にデビューしてまだまだ若手といえる選手。しかし、わずか3年で19もの特別競輪への出走を果たし、多くのレースでその実力を発揮しています。
2023年5月2日に開催された日本選手権競輪では、見事にG1初優勝を果たし、KEIRINグランプリ2023への出場権を獲得しました。初となるKEIRINグランプリへの参加はどのような結果を残すのか期待できますね。
山口拳矢選手の出走予定
2023年8月現在、山口拳矢選手が出走する予定のレースは以下の通りです。
- 2023/8/16 西武園競輪場:第66回オールスター(G1)
- 2023/8/28 前橋競輪場:F1シリーズ(F1)
- 2023/9/15 青森競輪場:第39回共同通信社杯
- 2023/9/23 松坂競輪場:開設73周年記念蒲生氏郷杯王座競輪
その他に、日本選手権競輪を優勝したことによりKEIRINグランプリ2023への出場権を獲得しているので、問題が起きなければ年末に開催されるKEIRINグランプリ2023へも出走するでしょう。
G1初優勝を遂げた山口拳矢選手の今後の活躍にも期待!
祖父、父、叔父、兄など多くの競輪選手に囲まれた環境で育った山口拳矢選手は、家族のどの選手にも負けない実力を持った選手です。
逸材揃いの117期からデビューした山口拳矢選手は、同期のなかでも頭角を現し、2023年5月に開催された日本選手権競輪で見事に優勝を果たし、KEIRINグランプリ2023への出場権を獲得しています。
一度は落車による失格があったものの、徐々に復活を果たし、今では日本の競輪界をリードするS級1班として活躍しています。
G1初優勝を果たした山口拳矢選手が今後もG1優勝数を増やしていくのか、特に年末に開催されるKEIRINグランプリの結果には期待しておきましょう。