施設整備等協賛競輪in青森2022(青森競輪G3)が、日本列島にゴールデンウィークとともにやってきます。
青森競輪場の設備をさらに良くすることを願うこの開催。売上が良ければ、イメージキャラクターにして看板娘である、葵萌輪ちゃんたちがますますかわいくなるかもしれません。
当記事では、そもそも「施設整備等協賛競輪って何なの?」という部分も解説するとともに、施設整備等協賛競輪in青森2022(青森競輪G3)の車券予想を勝利に導く有用な情報を提供してまいります。
大型連休を楽しむには最高のグレードレースです。黄金の的中を勝ち取り、心から笑えるお休みを手に入れましょう。
- 「施設整備等協賛競輪」がそもそも何なのかがわかる
- 青森競輪場の施設を最高に!買う価値のある有力選手紹介!
- 青森バンクってどんなバンク?「縄文バンク」の特徴教えます
- たどり着くのは意外と大変!だけど楽しい青森競輪場のアクセス方法
目次
施設整備等協賛競輪in青森2022(青森競輪G3)の詳細情報
今回の開催名称は、「施設整備等協賛競輪in青森2022(青森競輪G3)」です。こちらは毎年のように行われる競走ではありません。読んで字のごとく、施設を整備するための協賛競輪として、一流選手が集まるグレードレースとして行われます。
今年を含むここ数年間の施設整備等協賛競輪の目的は、令和3年度の事業計画にて確認することができます。すなわち、「多場併売のシステム整備促進に取り組む施行者をサポートするため」というものです。
インターネットが発達するとともに、競輪人気も復活の上り坂に入りました。このことから、本場の車券のみならず、他場の車券販売の需要も増え続けています。
しかし、車券販売システムは本場の車券販売を前提としていることから、システムの改修が不可欠です。この費用をまかなうために、2021年から2026年にかけて、施設整備等協賛競輪が催されることが決定し、同じく「年間4節程度実施する」と定められました。
今回の競走もその一環であり、青森競輪らしく「縄文小牧野杯」という独自名称が付記されています。青森競輪の「縄文バンク」は、至近に「三内丸山遺跡」が存在するためにつけられた愛称ですが、この南にあるのが「小牧野遺跡」です。
はるか昔の遺跡の名を冠した今回の施設整備等協賛競輪は、雄大なる1万年の歴史が見つめるなかでの競走になるでしょう。
銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
今回のシリーズ展開を予想するにあたって、キーワードとなるのは「若い力」と「地元の意地」でしょう。競輪選手はホームバンクで最もポテンシャルを発揮するものですが、それにしても全国レベルで期待したい若手選手が参戦してきていることが、この競走を「未来へつながる一戦」へと押し上げています。
- スーパールーキー吉田有希の激走が楽しみだ!
- 山岸佳太が虎視眈々!茨城支部が青森を席巻するか?
- 鹿内翔がホームの利を活かす!地元戦で一撃あるぞ
すなわち、こうした3つのポイントに注目することで、今回の車券貢献を期待できるのみならず、今後の競輪人生をずっと応援したくなる選手に出会えるかもしれません。
それぞれの選手について、項目別に解説していきましょう。S級S班、赤パンの参戦が現時点で見込まれていないからには、若手の劇的な台頭が見られるかもしれませんよ?
シリーズ展開予想①/スーパールーキー吉田有希の激走が楽しみだ!
茨城から現れた超新星。これぞスーパールーキーという存在こそ、119期の超新星である吉田有希選手です。身長168.5cmながら、体重が86.4kgというむっちり系のレーサーであり、それでいて破壊力のあるレースぶりは、多くのファンを魅了しています。
「茨城」で「吉田」ということで、ピンときた方も多いはず。そう、この吉田有希選手、兄に107期のスーパールーキーにしてS級S班となった吉田拓矢選手、同じく吉田昌司選手を持つ、吉田兄弟の末っ子なのです。
G1ウィナーとなった吉田拓矢選手からは、冗談めかして「やせろ」と言われる吉田有希選手ですが、彼が身にまとうそれがぜい肉であるなどと思うファンは、1人たりともいないでしょう。
猛烈な訓練の末に身につけた筋肉の鎧から繰り出される競走能力は、デビューから半年を待たずにA級2班へ特別昇班、さらに1ヶ月後にはS級2班へと特別昇級を果たさせました。
2021年3月1日にデビューし、13ヶ月でG3競走の舞台へ。これぞ「最強の末っ子」の怖さ。茨城の超新星である吉田有希選手が、青森バンクの主役になる可能性は十分にあります。
シリーズ展開予想②/山岸佳太が虎視眈々!茨城支部が青森を席巻するか?
先の項目で名前を挙げた吉田拓矢選手の属する競輪学校107期からは、「黄金世代」と呼ばれることもあるほどに、多くのスター選手が生み出されました。彼らのほとんどはまだ若く、これからさらに成長を見せることが期待されています。
そして、吉田兄弟の後塵を拝しながらも、すばらしい成績を残し続けてきたのが、同じく茨城支部に所属する山岸佳太選手です。吉田拓矢、新山響平、鈴木竜士といったビッグネームに追いつけ追い越せとばかりに勝利を積み重ね、茨城の輝かしいルーキーたちのなかでは最も早く記念競輪優勝さえも掴み取りました。
しかし、G1優勝とS級S班獲得という点では、再び吉田拓矢選手に先を越された悔しさ。さらに、2022年の年初の「東日本発祥倉茂記念杯2022(大宮競輪G3)」では、優勝候補の一角として名前が挙げられながらも、準決勝にて落車。左鎖骨の骨折という重傷を負いました。
ですが、彼はタフガイのように帰ってきました。「手術しなくても大丈夫だった」と、なんと治りにくい鎖骨骨折にもかかわらず、わずか40日でのスピード復帰。以後、F1戦でコンスタントに3連続で決勝に進出し、あとは4月中旬の「桜花賞・海老澤清杯2022(川崎競輪G3)」で戦い、この「施設整備等協賛競輪in青森2022(青森競輪G3)」へとやってきます。
良いコンディションと言い切ることはできませんが、同じ茨城県勢として吉田有希選手もいるこの開催。力を合わせつつも、決して負けたくないところでしょう。
シリーズ展開予想③/鹿内翔がホームの利を活かす!地元戦で一撃あるぞ
関東地区の強豪がやってくるなか、迎え撃つ青森支部で注目なのが、鹿内翔選手です。1985年11月24日生まれの36歳は、まだ記念競輪の優勝歴こそないものの、S級1班で確かな存在感を放つ選手です。2021年後期にはS級2班に降格しましたが、2022年前期にS級1班への再昇格を果たしました。
新生千葉競輪のPIST6にも参戦する鹿内翔選手。30代半ばになってなお成長を続けており、今回の青森での施設整備等協賛競輪開催はグレードレース制覇のチャンスです。
3節前の「MOTOJAPAN杯デイリー杯(川崎競輪F1)」を欠場して不安の影が差しましたが、2節前の「瀬戸の王子杯争奪戦2022(玉野競輪G3)」には問題なく参戦。ただ、こちらも途中帰郷しています。
しかし、春の訪れとともに、ようやく調子が上がってきた様子。4月の1つ目の開催である「日刊スポーツ杯(宇都宮競輪F1)」では予選こそ4着で敗退したものの、選抜競走で勝利。久しぶりの1着確保で、地元戦へのボルテージが高まってきています。
この後は「ジャパンカップ・中スポ昇龍杯(豊橋競輪F1)」に出場後、地元での施設整備等協賛競輪を迎えます。相対的に注目度は高くありませんが、ホームバンクでの力強い走りで好配当に貢献する可能性を鑑み、ぜひとも期待したい選手です。
青森競輪場のバンクの特徴
青森競輪場のバンクは、どういった特性を持っているのでしょうか。このポイントを知っているかどうかで、少なくとも「車券構築の入り口」は輝いて見えるようになるでしょう。
当サイトでは、青森競輪場に関して特集した記事を以前から公開してきました。こちらをご覧いただき、予想の参考としていただくことで、十分なロードマップを手に入れることになります。
そのうえで、当記事ではさらに情報を補強しましょう。情報の深いところまで知ることは、「まぐれ当たりではない、実力での的中」を増やします。すなわち、再現性のある的中です。
- 陸奥湾からの風が吹く縄文バンク
- 見なし直線58.9m!差し選手に注目しよう
- カントがきついため「山おろし」が得意な選手も面白い
上記3点は、青森バンクを解説するのに欠かせないポイントです。各項目ごとに見ていきましょう。
特徴①/陸奥湾からの風が吹く縄文バンク
青森競輪場の愛称は「縄文バンク(JOMON BANK)」です。これは、先の項目でも述べたとおり、本場付近に三内丸山遺跡が立地していることにちなむものです。
そうした青森競輪場は、オーソドックスな周長400mで、突出したクセを持っていないところが特徴です。自然環境的には陸奥湾からの風が吹きやすいものの、いわき平などと違って、その風が猛烈に選手を苦しめるような事例は少なくなっています。
特徴②/見なし直線58.9m!差し選手に注目しよう
逃げ差し争いでも、ほとんどは総合力によって勝敗が決まりますが、あえてどちらが有利か決めるとしたら、差しのほうに有利と言われています。したがって、逃げラインとまくりラインにおいては、まくりのほうに良い目が出やすいといえるでしょう。
これは見なし直線が58.9mあり、周長400mバンクのなかでは長いほうに位置づけられるためです。もちろん、この直線でも逃げ切りがないわけではありませんが、やはり選手の心理として、「踏み込めば届く」という安心感があるのは確かです。
結果として、好配当は「思わぬ逃げラインの粘り込み」、または「人気薄の差し選手や3番手以降の選手の差し込み」から生まれることが多くなっています。特に、バンクの特性からも、後者が盲点になりやすい点には留意したいところです。
特徴③/カントがきついため「山おろし」が得意な選手も面白い
青森バンクは、ほかの周長400mバンクの平均と比べて、ややカント(傾斜)がきつくなっています。この要素もまた、逃げよりまくりのほうが決まりやすい一因となっていて、特に傾きを利用した「山おろし」が得意な選手には注意が必要でしょう。
山おろしを含めたまくりが決まるとしても、どのコーナーで山おろしをするかは、展開予想の鍵です。後半であれば勢い任せでライン独占もあるでしょうが、前半であれば、先頭がバテて思わぬ差し選手の台頭が見られるかもしれないからです。
各ラインの思惑が複雑に絡み合うグレードレースです。「想定外」が起きるかもしれない要素を見つけたならば、お守り代わりにでも押さえ車券を買っておくと、思わぬ幸運が舞い降りるかもしれません。
施設整備等協賛競輪in青森2022(青森競輪G3)のまとめ
グレードレースのなかでも、特殊な位置づけとなる施設整備等協賛競輪。その青森開催は、野望に満ちた若手選手や、成り上がりを望むベテラン選手による、火花散るバトルとなるでしょう。
とりわけ、きらめく若手選手には、この開催だけでなく以後の戦いでも要注目です。長い目で見て追いかけることによって、車券の回収率は「高止まり」の形で安定していきます。目先の利益を追いかけすぎないというのは、ギャンブルでも投資でも不変の基本であることを、この競走がひとつの答えとして教えてくれるはずです。
青森競輪場のアクセス
住所 | 青森県青森市新城平岡1-1 |
電話番号 | 017-787-2020 |
青森競輪場は代表的な郊外型競輪場であり、ゆえにこそ近隣住民との騒音関係での調整が容易だったものの、ゲストとしてアクセスするにはしっかり計画を立てていく必要があります。
その立地は、Wikipediaの記事にも「現在の場所は市街地から著しく離れており、マイカー利用でないと非常に厳しい立地である」と書かれるほどです。グレードレースの開催時には公共交通機関も増便されるとはいえ、あまり過信できるものでもありません。
また、引き続き新型コロナウイルスの世界的流行が続いていることからも、対策を万全にして来場することが求められるでしょう。本場では係員の方々の指示に従うことも大切です。
電車・無料送迎バスでのアクセス
青森駅と本場を結ぶ青森市内便、五所川原駅と本場を結ぶ五所川原便、大館駅と本場を結ぶ大館便の3つの無料送迎バスのルートがありますが、いずれも往復1便ずつの運行と、利用のためには事前確認がとても大切になっています。
また、このことからもわかるとおり、最寄り駅といえる最寄り駅は存在せず、強いて言えば「青森駅」「新青森駅」「津軽新城駅」が近い程度で、無料送迎バスを逃せばタクシーでの移動が基本となるでしょう。その移動距離も長いため、相応の料金を支払う必要がある点に注意が必要です。
自動車でのアクセス
重ねて記載しているとおり、この自動車でのアクセスが、青森競輪場への最もメジャーな移動手段となります。最寄りインターチェンジは東北自動車道の「青森IC」で、そこから約15分の距離です。
無料駐車場は本場に隣接しており、約3,700台もの数を収容できる大きなものになっています。一般入場料(50円)や特観席(E席500円・S席1,000円)が非常に安いことを考えても、たどり着ければコスパにすぐれたアミューズメント施設なのは間違いありません。ただし、車を運転する方は、当然に飲酒しないように気をつけましょう。
ほかにも、青森空港からは約25分、JR新青森駅からは約15分ほどの距離です。遠征してこられる方は、レンタカーの利用も検討したい立地になっています。