競輪を楽しむ上で、一般レースでも十分に楽しいと思う方も多いですが、もっと白熱したレースで多くのファンが投票する競走があります。
それは、特別選抜競走です。競輪では基本的に3日間かけてレースが開催されており、刺繍日に決勝戦が開催されます。
そのため、競輪の3日間のサイクルを知っていないと、どのレースが予選なのか?準決勝なのか?などの判断ができません。
そこで、この記事では特別選抜競走について細かく解説します。
ぜひ、競輪の知識を増やしてみてください。
目次
特別選抜競走の概要とは
競輪のニュースや競輪新聞でも多く目にする「特選」というレースですが、正式には特別選抜競走の略称です。
特別選抜競走が合計で3日間(状況によって異なる)レースで優勝者が決定します。
出走する選手ごとの班や、実力上位者などの成績に関連して2日目のレースに進出できたり、レースの勝たないと次のレースに進めない選手など、条件は様々あります。
もっと簡単に説明すると、競輪は「勝ち上がり方式」が採用されてレースが開催しており、1日目(初日)2日目、3日目、それぞれレース成績が翌日のレースに反映されるんです。
そのため、選手は全員、最終日に開催される決勝戦を目指して、初日から頑張って成績を残そうとします。
レースの勝ち上がり方式とは
競輪のレースでややこしいと感じる、勝ち上がり方式について深く解説します。
勝ち上がり方式とは、上記でも簡単に説明したように前日の成績が翌日のレースに出走できるのか影響する方式です。
この点をしっかり理解すると非常に面白くなりますので、下記に3日間の詳細を解説します。
勝ち上がり方式「初日編」
では、実際にFⅡのレースを参考に出して説明します。
初日では、「初日特別選抜戦」と「特別予選」の2つのレースが開催されます。初日特別選抜戦の場合はA級の選手が9名選抜されてレースを行い、順位に関係なく全員が二日目に進出します。
特別予選では、総勢36名の選手が選手され、その中にいる初日特別選抜戦に出走しなかったA級1班の選手と2班の選手が混合でレースを行い、成績が上位だったものだけが二日目の準決勝に進出します。
勝ち上がり方式「二日目編」
二日目で開催されるレースは、「準決勝」と「特別一般戦」の2つです。
準決勝では、初日で勝ち上がった選手が全員集まり、総勢27名でレースが開催されますが、この各レースで3着以内に入賞できなかった選手しか3日目の決勝には進出できません。
また、準決勝に進むことができなかった選手もこの日に特別一般戦というレースに出場して3日目の>特別選抜競走を目指して競走します。
そのため、初日で準決勝に進出できなかった選手はそこで終わりではありません。
勝ち上がり方式「最終日」
3日目は決勝戦が行われる日です。レースは「決勝戦」「特別選抜戦」「特別一般戦」の3つにカテゴリーに分かれます。
決勝戦は文字通り、初日から好成績を残して決勝まで進出した選手9名で優勝者を決めます。
特別選抜戦では、準決勝で負けて決勝に進出できなかった総勢18名が競走を行い、特別一般戦では、ここまでほとんどのレースで好成績を残せなかった選手たちで競走をします。
ここで重要なのが、大会優勝者は当然、全てのレースで好成績を残した決勝戦を制覇した選手です。他の特選なども3日目に開催されているので、間違いないようにしましょう。
勝ち上がってきた選手はどうやって予想する?
ここまで3日間のレースの流れを見てきて、予想はどうやってしたら良いの?と疑問になる方もいるでしょう。
競輪ファンの中でも、初日特別選抜戦、準決勝、決勝しか車券を購入しない人もいれば、一般戦などのレースに投票する方もいます。
しかし、決勝に関してみれば残った強い選手のみで戦うレースなので、予想も難しくなるでしょう。
そこで、下記に予想について解説していきます。
初日のレースは荒れやすい?
競輪の場合、初日のレースでは荒れやすいという噂が多くあります。その中でも荒れやすいの特別予選の競走です。
理由は簡単で、A級1班と2班ではどの選手が調子が良いのか、最初からわからない要因が関係しているでしょう。
そのため、ファンの中では荒れやすいレースと認識しているのだと思います。しかし、それはどのレースにも言えてします話なので、一概に断言はできません。
そんな時は、選手を絞って過去レースの成績などを踏まえて検討してみてください。そうすれば、何かヒントがあるかも知れません。
競輪の平均配当はどのくらいなの?
予想の方法を上記で説明しましたので、次は平均配当額を紹介したいと思います。しかし、あくまで、平均値なので必ずしも毎回のレースで発生する配当ではありません。
その点を踏まえて下記の金額を確認してみてください。
まずは9車立てで競走した場合の平均値です。
・2車単 5400円
・2車複 2700円
・3連単 37800円
・3連複 6300円
次は、7車立てで競走した場合です。
2車単…3150円
2車複…1575円
3連単…15750円
3連複…2625円
この金額が平均値だと頭に入れて予想をすると、選ぶ券種でも困らないと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
過去のレースの特選レースで高配当
では最後に、過去の特別選抜競走などのレースで高額な配当がでた記録を調べましたので紹介します。
計測した期間は2001年1月1日~2018年5月25日になります。
過去のレースでは、高配当も多く発生していますが、全て決勝戦とは限りません。
この結果を見ると、3日間のどのレースが荒れるとは断定できない理由が明らかです。
穴狙いで高配当を狙う場合には、三日間のレースでもすべてのレースで予想を行って荒れる推測を事前に考える必要があると思います。
ぜひ参考にしてみてください。
高額配当ランキング(S級 9車立て限定)
■2車単
・2015年06月06日 青森F1 424700円 準決勝
・2016年02月10日 和歌山F1 422470円 特別一般戦
・2015年07月16日 福井F1 323290円 特別選抜戦
■3連単
・2003年09月07日 富山F1 4495120円 特別一般戦
・2010年09月29日 防府F1 2726320円 特別一般戦
・2012年03月23日 豊橋F1 2494950円 特別一般戦
高額配当ランキング(ガールズケイリン 7車立て限定)
■2車単
・2015年12月16日 四日市F2 258770円 特別予選
・2015年08月14日 京王閣F1 205780円 特別予選
・2015年07月12日 高知F2 180030円 特別予選
■3連単
・2015年07月12日 高知F2 1426550円 特別予選
・2015年08月14日 京王閣F1 1353970円 特別予選
・2015年12月05日 和歌山F2 836410円 決勝
まとめ
この記事では、特別選抜競走について競輪の三日間のレースの流れを解説させていただきました。
競輪のレースでは勝ち上がり方式が採用されており、選手の獲得した成績によって二日目、三日間のレースが変わってきます。
そのため三日間の中で、優勝をする1名の選手は本当に凄いことがわかります。
他の公営競技のレースと違って、1レース完結型ではないので、予想をするには三日間の選手の調子やライバルになる選手を考える必要があるでしょう。
その点も踏まえて、楽しく競輪予想してみてください。