現在感染拡大している新型コロナウイルスの影響で、競輪が無観客で開催されていることを知っていますか?
コロナウイルスの影響で、販売窓口も休止しており、場外発売所も休業しています。
購入できるのは、電話およびインターネットのみです。
新型コロナウイルスの影響は各地で大きな影響が及ぼしており、この記事を読んでいる間も感染は進んでいます。
情報は毎日、変化しますので最新の情報を調べてみましょう。
また購入した車券の払戻しも期間が延長されていましたので、現在(2020年5月21日時点)の状況も踏まえて競輪無観客に関する情報を説明します。
目次
新型コロナウイルスの感染拡大の防止策で競輪は無観客
新型コロナウイルスの感染拡大の防止策で、日本では各イベントやスポーツが中止もしくは延期の処置がとられています。
そこで、競輪も政府の自粛要請の方針を表明したことに関連して開催に制限が取られました。
公益財団法人JKAは新型コロナウイルスの感染拡大の防ぐために、2月27日(木)から3月11日(水)までの14日間、すべてのレースを無観客で開催しています。
また、この無観客レースに関しては3月11日までを予定していましたが、3月12日以降の現在2020年5月21日も延長してミッドナイト競輪を除くレースが無観客開催となっています。
また車券の販売及び、払戻についても公式ホームページに詳細が記載されていましたので、抜粋して説明します。
1. 本場の開催及び車券発売・払戻について
3月12日以降の競輪開催は当面の間、無観客開催を実施します。感染拡大防止の趣旨を踏まえて、発売規模を縮小し、本場での車券発売・払戻は実施しません。(ミッドナイト競輪は従来通り実施します。)2. 本場以外の車券発売について
(1)場間場外売場における発売・払戻については、3月12日以降も当面の間、実施しません。
(2)専用場外売場における発売・払戻については、3月12日以降も当面の間、実施しません。
(3)インターネット投票、電話投票については通常通り発売・払戻を実施します。
このように、競輪の開催場所では無観客になっており、ミッドナイト競輪を除く本場での車券購入や払戻しは一切できませんので、注意してください。
基本的に現在の状況は、コロナウイルスの感染拡大によって都度変わるので詳しくは各競輪場の公式ホームページを確認してください。
無観客レースはいつまで継続するのか?
2020年5月21日の現在の状況では、全ての競輪場において無観客レースが延長されています。
以前に公益財団法人JKAの発表では、2月27日(木)から3月11日(水)までと発表していましたが、東京都の急激な感染者の増加や、全国の感染者数の増加の影響で延期が決定していますでも正直どうなるかは予想不能の状態です。
2020年5月21日時点の公益財団法人JKAの公式発表を引用します。
3月12日以降の競輪開催は当面の間、無観客開催で実施。感染拡大防止の趣旨を踏まえて、発売規模を縮小し、本場での車券発売・払戻しは実施しない(ミッドナイト競輪は従来通りの実施)。
引用元:More Cadence
URL:https://morecadence.jp/keirin/56549
コロナウイルスの状況は日々感染者数の人数に対して、状況は大きく変わります。
競輪の無観客レースの開催が延長するどころか、開催が中止になる可能性も考えられますので再開は不透明でしょう。
4月8日からの開催中止についてKEIRIN.JPが具体的なレースを公表していますので引用します。
●開催中止
・青森 (FII) 5月22日(金)~5月24日(日)
・小松島(FI) 5月22日(金)~5月24日(日)
・函館(FII) 5月24日(日)~5月26日(火)
・京王閣(FII) 5月25日(月)~5月27日(水)
・向日町(FI) 5月25日(月)~5月27日(水)
・松戸(FI) 5月26日(火)~5月28日(木)
・富山(FI) 5月26日(火)~5月28日(木)
引用元:KEIRIN.JP
URL:http://keirin.jp/pc/topicsdetail?nnum=5693
一方で5月21日以降開催を予定しているナイトレースをご紹介します。
豊橋F1ナイター(20~22日)
大垣F2ミッドナイト(21~23日)
小倉F2ミッドナイト(21~23日)
宇都宮G3ワンダーランドカップ(21~24日
川崎F2ナイター(22~24日)
別府F1ナイター(23~25日)
弥彦F2(25~27日)
川崎F2ミッドナイト(27~29日)
大垣F2ミッドナイト(27~29日)
大宮F1(28~30日)
広島F1(28~30日)
いわき平F1ナイター(29~31日)
小倉F2ナイター(29~31日)
豊橋F2全プロ記念(30、31日)
宇都宮F2ミッドナイト(30日~6月1日)
小田原F2(30日~6月1日)
玉野F2ミッドナイト(30日~6月1日)
コロナウイルスの終息が今は見通せないので、今後の状況で良い方向に向くように期待したいですね。
7月〜9月、競輪を7車立9レース制で実施
2020年5月19日KAは7月〜9月の(一部開催を除く)競輪開催を7車立9レース制で行うことを発表しました。(7車立9レース制の対象はFⅠ・FⅡ・GⅢ)
7月〜9月の感染症拡大防止対策
2020年7月から9月までのGⅢ・FⅠ・FⅡ開催について、S級、A級、L級ともに1レース7車立てとし、概定番組単独または複数の概定番組の組み合わせによる、1日9レースの4日制または3日制開催で実施。
グレード | 開催 | 概定番組 | 参加選手数 |
GⅢ | 4日制 | S級7車立9レース | S級63人 |
FⅠ | 3日制 | S級7車立5レース 及びA級1・2班7車立4レース |
S級35人 及びA級1・2班28人 |
3日制 | S級7車立7レース 及びL級7車立2レース |
S級49人 及びL級14人 |
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FⅡ | 3日制 | A級1・2班7車立5レース 及びA級3班7車立4レース |
A級1・2班35人 及びA級3班28人 |
3日制 | A級1・2班7車立7レース 及びL級7車立2レース |
A級1・2班49人 及びL級14人 |
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3日制 | A級3班7車立7レース 及びL級7車立2レース |
A級3班49人 及びL級14人 |
引用元:KEIRIN.JP
URL:http://keirin.jp/pc/topicsdetail?nnum=5849
競輪の無観客に伴い経済的にピンチに!
現在は無観客レースが開催されていますが、2019年の売上トップの平塚競輪は本場での車券売上が約14億7000万ありましたが、2月27日から車券は電話もしくはインターネットでの購入しかできないため、本場での売上が一切なくなりました。
その結果、開催中の売上は2億6000万以上も減少し、通常の売上予測より13.4%も下がってしまいました。
この原因として、競輪のファンは年配の方が多く、インターネットのやり方がわからない方がいることが原因のようです。
また、感染リスクを恐れて競輪場に行かないファンが多く、売上が減少しました。
記念レースでも、記念品販売や競輪場グルメなども開催できないため、運営者は非常に困っているようです。
また、選手たちも開催に対して無観客だと一切の歓声などもない為、レースも困惑すると話しています。
JKAが新型コロナ拡大防止策に総額1億円の支援を実施
公益財団法人JKAが「新型コロナウイルス感染症の拡大防止策に対する支援」として総額1億円の補助を行うことを発表しました。2020年5月11日(月)から補助対象事業の募集が開始されます。
対象事業も公式に公開されていましたので引用します。
対象となる事業は
1.補助の対象者
下記、法人格を有する法人
(財団法人、社団法人、社会福祉法人、NPO法人、特別の法律により設立された法人等)2.募集期間
2020年5月11日(月)から2020年度内で随時募集
※申請後、審査は適宜実施します。
※但し、申請金額が、下記総額(予定額)に達した場合は、募集を中止することがあります。3.補助の対象となる事業
『2020年度補助方針』における「緊急的な対応を必要とする事業」で定められた事業で、かつ下記に該当する事業とする。①新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止で命を支える支援・援護活動及び啓発事業
②新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止の支援・救援・救助のための物資の整備事業
③新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止の救援物資の購入、管理、輸送、供与又は貸与に関する事業(例)
・新型コロナウイルス感染症から健康や命を守る医療活動
・新型コロナウイルス感染症の影響により困窮した状況下におかれる児童、高齢者、障害者等を支援する活動
・新型コロナウイルス感染症に起因する心身のケアを行う活動
・新型コロナウイルス感染症防止策を目的とした機器の導入 等4.補助金額
総額:1億円(予定)
※補助率については、申請額が100万円以内の場合は1/1(自己負担額なし)。
100万円を超える場合には、査定により、規定に基づく金額(補助率:1/2~9/10)となる場合があります。
いずれの場合も、申請時は補助率1/1で申請をしてください。5.補助事業の実施期間
2021年3月31日(水)までを原則とします。
引用元:競輪とオートレースの補助事業
G1レースなどの重賞はどうなるのか?
現在も無観客レースが継続されていますが、競輪ファンにとって重要な
非常に怪しくなってきました。
開催予定は、2020年5月5日~10日までの6日間で、非常に大きなビックレースです。
コロナウイルスの終息の見通しがたたない現状では、重賞も無観客で行われる可能性が非常に高いですが、もしそうなると、競輪場の財政に与える打撃はかなり大きなものになるでしょう。
また、無観客で開催されているレースにも変化が起きはじめています。
歓声もまったくない会場で競走する選手たちの心理はどんなものなのか説明します。
新型コロナウイルスの影響で無観客の競走は変わる?
競輪は無観客レースで行っても直接的に関係する影響は少ないでしょう。
しかし、選手の心理状態はどうでしょうか?
普段は、ライバルや予想外の展開にファンが声を出し、会場が盛り上がる中で競走をしている選手は、無観客になると声援は無く、会場の空気はまったく異なります。
自分を抜こうとしている後続選手が上がってきても、会場は静けさを保っているため、闘争心が上がらない事象が起きます。
そうなると、競輪選手の気持ちが変わってしまい、人気順の予想はできなくなってしまいます。
さすがにプロの競輪選手なので、極端に力量が変わってしまうことはないと思いますが、多少なりとも着順に影響されることもあるでしょう。
インターネットで予想をする方が、いつもと違う展開が起きる可能性も大いに考えられますので、十分に意識してください。
競輪選手の家族にも感染が確認され中止
無観客で開催されていた競輪ですが、新型コロナウイルスの脅威は競輪業界にも広まってしまいました。
2020年4月2日に玉野競輪で開催予定の山陽新聞杯が中止になりました。
理由は、山陽新聞杯に出場予定だった選手の家族が新型コロナウイルスの陽性反応だったからです。
また、その選手は同じ所属の選手たちと会食していたようです。
そのため、玉野市側の市長が開催の中止を発表しました。
濃厚感染者の名前や詳細などは、公開されていませんが、市長の迅速な判断で感染拡大を阻止した決定であり、新型コロナウイルスの関係で公営ギャンブルでの開催中止はこれが初めてになります。
感染した家族から競輪選手全体へ広がり可能性も十分に考えられますし、競輪関係者の中でクラスター感染の危険性も上がりますので、懸命な判断ではないでしょうか。
もし、万が一そのまま決行して感染が拡大してしまうと、今後はもっと強い制限に変わり、全国の競輪場で閉鎖もしくは中止になってしまいます。
6月選手あっせんについて5月8日にJKAは選手の移動を最小限に抑制するため、6月選手あっせんについては可能な限り「地区内あっせん」(隣接するエリア含む)を実施すると発表しています。
今後も、日本のギャンブルでは感染拡大により中止と発表される可能性は多いにありますので、早くコロナウイルスが沈静化することを祈るしかないですね。
車券の販売および払戻しについて(2020年5月21日情報)
上記でも簡単に説明しまいしたが、現在2020年5月21日では本場(競輪場)での車券の発売や払戻しができません。
これは、全国の43競輪場で全て共通しています。
無観客でレースは開催されていますので、車券はインターネット経由で購入が可能ですし、払戻金も銀行口座と連動して受け取ることができます。
そこで以前に本場が営業していた時の払戻しに関しては、延長されていましたので、説明します。
車券の払戻期限も延長していた
すでに期間が終わってしまっていますが、過去の車券払戻しを期間延長して対応していましたので紹介します。
競輪公式サイトによると、過去の車券のついては下記のように延長されていました。
国からの緊急事態宣言が延長されたことから、車券の払戻についてはもうしばらくお待ちください。
払戻中止期間(2月29日以降)に払戻有効期限を迎える車券の取扱いについては、払戻有効期間を延長いたします。
お手持ちの車券につきましては、大切に保管しお捨てにならないようお願い申し上げます。今後につきましては、決定次第お知らせを致します。
お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます
引用元:KEIRIN.JP
URL:URL:http://keirin.jp/pc/topicsdetail?nnum=5797
車券の払戻しには期限があるため、今回のこの事象のようにうっかりして的中していた車券を失効してしまうこともあります。
その点を考えても、インターネット経由で車券を購入することをおすすめします。
新型コロナウイルスの影響でSPEEDチャンネルが無料放送
競輪のスカパーチャンネルで有名のSPEEDチャンネルが会員登録に関係なく、全ての方に向けて、無料放送を実施していました。
無観客放送に関連した対応として、放送されていましたので、非常に良いサービスになっています。
また、この他の有料中継なども今後、対応してくると思いますので、各ネット放送を注目しながら確認してみてください。
この他のネット放送は下記があります。
【KEIRIN.JP】
【ニコニコ生放送】
【YouTubeライブ】
競輪の各種イベントも中止を発表
新型コロナウイルスの感染拡大防止策の影響で、静岡競輪場で開催予定の第74回日本選手権競輪ファンパーティー中止になりました。
コロナの影響で、競輪関連で予定されていたイベントは全て中止になってしまう可能性がありますので、予定に関しては最新の情報を調べてみましょう。
また、公営ギャンブルの競輪ではありせんが、京都府京田辺市や精華町などで開かれる日本最高峰の国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」も開催の中止が発表されました。
予定では5月17日から開催で、毎年5万人以上の自転車ファンが集まる人気イベントでしたが、3月24日に運営再度から正式に中止が発表されました。
京都の街を駆け抜けて競技するロードレースでは、経済効果も高く、観光業にも大きな影響があったため、関係者や地元の方からは落胆の声がでました。
ゴール地点の精華町も、毎年観客向けのイベント会場となり、飲食店などもお祭りのように盛り上がっていまいしたが、今年は残念ながら開催はできません。
関係者は、今年は我慢でしょうがない。来年は今年の分まで盛り上けたいと語っていました。
東京オリンピックも延期になってしまったので、非常に残念だと思いますが競輪のイベントを含め、今年のイベント開催は期待できませんね。
まとめ
今回は、2020年2月から感染を拡大し続けている新型コロナウイルスの影響で公営ギャンブルの競輪が無観客になってしまった内容を詳しく説明させて頂きました。
無観客レースも正直、いつまで続くかわかりません。
毎日感染者が増え、一日だけで状況は変わってきます。
このままコロナウイルスが感染拡大してしまうと、無観客どころか開催中止も検討されるでしょう。
現在はインターネットでの車券購入ができますので、まずは、このまま無観客での開催が継続されることを祈るしかありませんね。
東京都では連日に100人を超える感染者が発表されており、緊急事態宣言も時間の問題で発表されるでしょう。
その時には、再度競輪場の公式ホームページで確認をしてみてください。