皆さんは、競輪の漫画をみた事はありますか?
競輪漫画はギャンブルが好きな方にオススメですね。
競輪をこれから始めようという方も、競輪の予想に役立つ情報が凄い勉強できます。
今回は、有名な競輪漫画を紹介していきますので、ぜひ確認してみてください。
目次
競輪に対する漫画はどんなもの?
競輪や競馬、さまざまなギャンブルに漫画は存在しています。
漫画には、様々な背景で競輪選手として活躍しているストーリーが基本だと思います。
その漫画を見る事で、競輪に知識がついたり、興味を持つ方も少なくはないでしょう。
今回は、競輪に関する漫画について紹介します。
競輪をテーマにした漫画の特徴
競輪を舞台に描かれている漫画には、おもに主人公が競輪を始めるきっかけから始まり、競輪を通してライバルと切磋琢磨する姿や一人の人間として成長していく姿が盛り込まれています。
また、作中で主人公が超人的な力を持っている、必殺技のようなものを使って勝負に勝つ展開の漫画もあり、スポーツ漫画に通じる特徴があります。
しかし競輪と言う世界のため、スポーツ漫画のような爽やかさや青春よりも、主人公を中心とした人間関係や、社会的背景にフォーカスを宛てて描写していることが特徴です。
競輪がテーマの漫画のおもしろさ
競輪漫画のおもしろさは、普段あまり知ることのない競輪の世界に触れられることにあります。
実在の競輪選手をモデルにしたキャラクターが描かれている漫画もあります。
また、競輪場内部のリアルな描写、レースにおける選手の駆け引きなどもあり、競輪漫画を読むことで競輪の知識を自然と身に付けることができることも、面白さのひとつです。
実際に競輪を観戦する際に、漫画と比較するといった楽しみ方もできます。
それでは、競輪の漫画を紹介します。
競輪漫画「Odds」魅力・過酷さを紹介
物語は、ロードレース競技で高校選手権2位を勝ち取り、選手になることを夢みた辻堂麟太郎を主人公に進行していきます。
しかし、交通事故をきっかけに自身の家族を失います。
父は植物状態という形で九死に一生を得ますが、医療費が足りないという残酷な現実が麟太郎を待ち受けています。
このままでは父までも失うという現実を突き付けられる中、麟太郎は夢を一度忘れ、競輪の選手として莫大な資金を稼ぐことを決意します。
しかし、競輪に転向することで麟太郎への試練は苛烈を極めます。「Odds」は、競輪の魅力を1から知ることができるだけでなく、プロになるための過程のシビアさが色濃く描かれた作品です。
また、「Odds」には正統続編「Odds GP」と「Odds VS」も存在するので、麟太郎の成長ぶりを3編に渡って楽しむことができます。
「Odds+1」語られなかった真実が明らかになる感動のスピンオフ版
ロードレースの夢を諦め、競輪選手としての道を歩む主人公・辻堂麟太郎の仲間に焦点を合わせたスピンオフ作品。
本作では、野多目功樹、村田英吉教官、心斎橋健太、麟太郎の妹・菜緒が主役として描かれます。
人と人との繋がりの大切さを、競輪漫画という媒体で知ることができる一冊です。
原作では、菜緒は既に交通事故でいなくなっているため、生きていた頃の菜緒と麟太郎との絆の深さや思い出を知ることができるこちらも合わせて読みたいですね。
「ギャンブルレーサー」車券作戦の参考にもできる競輪ファンのバイブル!
続いて紹介するのは、田中誠さんによる競輪漫画「ギャンブルレーサー」です。
モーニングにて、18年もの間連載されていた長寿漫画です。
本作では、競輪選手である主人公・関優勝(せきまさかつ)がギャンブル生活をしていく作品として描かれています。
主人公は競輪選手でありながら、ギャンブル好きという設定のためか、当初はレースの場面があまり描かれていませんでした。
しかし、途中から漫画のコンセプトが修正され、競輪の世界をリアルに描く作品に転換していきます。
序盤のギャンブル要素が強い内容から、車券作戦の参考にもできるほど競輪ファンを唸らせる作品といえるでしょう。
他作品にも負けないくらい競輪の魅力を強く伝えている作品になっているので、競輪初心者の方にもオススメです。
「競輪王ゼロ」再び頂点を目指すべく、奮起する主人公の生き様にシビれる漫画
次は、週刊漫画ゴラクにて連載された、山本康人さんによる競輪漫画「競輪王ゼロ」です。
主人公・鞍馬鈴時は過去に頂点を勝ち取ったことのある凄腕の競輪選手です。
そんな鈴時の婚約者が突然の死を遂げることになります。
突然の別れに現実を受け入れられず、ダメ人間になっていく鈴時の心を支えたのは義理の娘・ことりでした。
ことりが歩み寄ったことをきっかけに再び競輪の頂点を目指すことを決意する鈴時です。
本作では、競輪の初心者でも理解しやすいよう解説を交えながら、アツいレースを展開していきます。
また、義理の娘・ことりはIQ200の持ち主で、その頭脳を活用した鈴時の頭脳的レースも必見です。
「アオバ自転車店ケイリンチャレンジ編」スピンオフ作品
次は、スピンオフ作品とは思えない競輪漫画の紹介です。
「並木橋通りアオバ自転車店」の番外編作品として登場したのが「アオバ自転車店ケイリンチャレンジ編」です。
本作は、原作でもアオバ自転車店の常連客として作品を盛り上げているキャラクター・小林モリオが主人公となり物語が進行します。
番外編ではあるものの、他のアオバ自転車店シリーズと繋がっているという点が特徴。競輪に対する熱意が強い作品で競輪初心者も上級者も楽しめる原作顔負けの一作に仕上がっています。
原作では、モリオはロードバイクに乗っているので、勝手の違う競輪でどのような成長をしていくかも見どころです
競輪だけじゃない!自転車競技の人気漫画
ここまでは、競輪の漫画を紹介してきましたが、現在流行りの自転車系の漫画が多数存在します。
そこで紹介したい漫画がありますので、下記にまとめてみました。
自転車が好きに方は絶対にハマる漫画なので、ぜひ参考にしてみてください。
「弱虫ペダル」少年漫画の王道!
小柄な体にメガネのオタク少年・小野田坂道が仲間と出会い、ライバルたちとの熾烈な戦いを経て、クライマー(坂を上ることを得意とする選手)として成長する姿を描く、The・王道スポ根漫画です。
アニメ化・舞台化・映画化と、幅広くメディア展開され、2015年には第39回講談社漫画賞の少年部門を受賞しました。
運動が苦手な坂道ですが、毎週、千葉の自宅から秋葉原までの往復90キロをママチャリで通う中で、本人も気づかないうちに自転車乗りの素地を培っていました。
同級生のオールラウンダーレーサー・今泉、「浪速のスピードマン」鳴子らとの一年生対抗ウエルカムレースを経て、本格的に自転車競技人生をスタートさせる坂道です。
シビアなトレーニング、インターハイのレギュラー入りを目指しての部内での争い、そして強豪校との戦いと、坂道が活躍する舞台は段階を追って大きくなっていきます。
坂道や今泉たちが時に悩み、時にぶつかり、そして助け合い、個性的な対戦相手を相手に奮闘する姿が熱い! 滴る汗や息づかいをすぐそばに感じるようなレースの描写には、読みながら思わず拳に力が入ってしまいます。
チームの勝利のために、時には個人の利を捨てるという、自転車レースならではの連携も見どころです。
また、細部にもネタが満載です。
坂道がウエルカムレースでド素人ながら山岳賞を獲った時に、コーチから着せられたジャージが、ツール・ド・フランスの山岳賞受賞者に贈られる、白地に赤の水玉模様の“マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ”であったり、自転車競技好きなら、「これこれ!」と嬉しくなってしまうエピソードもあります。
もちろん、自転車競技に全く詳しくない人でも大丈夫! 坂道の同級生で、自転車フリークである寒咲幹が狂言回しとなり、競技のルールや自転車について、初心者でも分かるように解説してくれます。
巻末には渡辺航先生の自転車コラムやイベントレポートもあり、楽しく知識を得ることができますよ。
連載開始当時は新入生だった坂道たちですが、現在はたくましく成長し、部の中核となって死闘を繰り広げています。
今後の展開からも、まだまだ目が離せません。
「のりりん」リアルに役立つ自転車漫画!
次は、自転車マニアな鬼頭莫宏先生の作品の「のりりん」です。
自転車競技で青春する訳でもなく、萌えな女の子が出てくる訳でもないリアル系自転車漫画です。
趣味で自転車をやってる人にとっては一番共感できる作品。
交通ルールからトレーニング法まで、本当に役立つ薀蓄が随所に出てくるのも魅力です。
作中に出てくる自転車はかなりマニアックで作者のセンスが光ります。
自動車好きで彼女なしの28歳・丸子一典(ノリ)は、ドライブが趣味。ところが、ある事件をきっかけに免許取り消しになってしまい、自転車に乗る(ポタリングする)ハメになってしまいます。
最初は自転車に乗りたがらなかったノリですが、徐々に自転車の魅力にはまっていくことになっていくストーリーです。
自転車嫌いが自転車を好きになる過程が丹念に描かれた本作です。
「ぼくらの」、「なるたる」など、ダークな作風を得意とする鬼頭莫宏先生が描く、爽やかな自転車漫画という点でも注目の作品です。
ロードバイクの魅力とは何か、購入から組み立て、ロングライドからレースへと、どのように自転車を進めていったらいいかが、順を追って描かれているので、これから自転車を始めたい人、もしくは始めたばかりの人にも参考になる作品です。
多くの自転車漫画で見られる「主人公が熱血キャラ」とは真逆の設定であり、スポ根要素が薄い点は、この作品の特色であり魅力にもなっています。
「シャカリキ」自転車漫画の古典!
次は、元祖ロードレース漫画です。
未だに色褪せない熱い心理描写と展開が魅力。
実写映画化もされました。
買ったばかりの自転車と共に、坂の多い関西のとある街に引っ越してきた野々村輝(テル)です。
自転車に乗る人がほとんどいない町で、生来の負けず嫌いから坂に挑み続け、中学生になる頃にはほぼ坂を登りきる事ができるようになります。
そして、中学3年でライバルとなる由多比呂彦(ユタ)に出会い、高校入学後に自転車部に入部します。
ユタや他の部員たちと切磋琢磨し、レーサーとして成長していきます。
本作の作者は、バレエ漫画「昴」をはじめ、天才キャラを描かせたら右に出るものはいない曽田正人先生です。
本作の主人公・テルもまた天才であり、ライバルたちはその圧倒的な力の前に自分の非力さを実感させられます。
しかし、天才とは言っても、何もせずに勝ち続けられるわけではありません。
テルもまた、血のにじむような努力を重ね、勝利に執着し、レースに臨んでいるのです。
後半、テルは大きな怪我をしてしまいますが、努力あってこそのテルの復活劇は感動必至です。
そして、自分の力不足に打ちのめされたライバルたちもまた、自分の限界に挑み奮起していきます。
主人公のテルはクライマー、ライバルのユタはスプリンター、登りと下り、いみじくもユタが言う「水と油のよう」な2人です。
シリアスなシーンでも鼻水とよだれをたらしながら、限界まで突っ走るテルの姿は、ダサく、そして格好良いんです。
1992~1995年に連載された作品ですが、今読んでも感動すること間違いなしの名作です。
まとめ
今回は、競輪の漫画について紹介しました。
競輪漫画の良い点は、展開やレースの事がすごく勉強になるところです。
競輪の漫画から本物の競輪にハマって、予想のプロになるような方も存在しますね。
基本的な情報から競輪の裏側まで知る事ができますので、ぜひ読んでみてください。