桜花賞・海老澤清杯 2022
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桜花賞・海老澤清杯2022(川崎競輪G3)を完全予想!

UPDATE:2022.09.01
レース記事

桜花賞・海老澤清杯2022(川崎競輪G3)は、2022年4月14日(木)から4月17日(日)までの日程で開催される、川崎競輪場の開設を祝う記念競輪です。

競輪というスポーツの創設と普及に努めた海老澤清氏の名前も冠するこの戦い。今年もすばらしいメンバーが、川崎の地へと集まります。

特に注目なのは、やはり地元の大黒柱である郡司浩平選手でしょう。彼を筆頭に、S級S班が9名中6名も出場予定の豪華メンバー。配当面でも激アツが予想される桜花爛漫のこの戦いを、たっぷりと予想していきましょう。

この記事でわかること

  • 桜花賞・海老澤清杯の近年の傾向を徹底分析!地元の郡司浩平が圧倒的
  • 今年の桜花賞・海老澤清杯はどうなる?S級S班を軸にシリーズ展望予想!
  • 桜花賞・海老澤清杯の車券を制するために川崎バンクの特徴を徹底解説!

桜花賞・海老澤清杯2022(川崎競輪G3)の詳細情報

開催年 優勝選手
2016年 稲川 翔
2017年 郡司 浩平
2018年 小原 太樹
2019年 郡司 浩平
2021年 郡司 浩平

過去5回の桜花賞・海老澤清杯の優勝選手は、ご覧のとおりです。2016年に大阪の稲川翔選手が優勝したのを最後に、2017年から4回の開催は郡司浩平選手が3回、小原太樹選手が1回と、いずれも地元神奈川、そして川崎バンクをホームにしている選手によって優勝が勝ち取られました。

ずばり今回も優勝の大本命がS級S班、郡司浩平選手であることは揺るがないでしょう。彼が地元V4を達成する姿は、多くのファンが待ち望む光景でもあります。

しかし、そうはさせじと遠征勢。同じS級S班のビッグネームを始めとして、川崎競輪場へと豪華メンツが集います。いかな神奈川支部、さらには南関東地区勢とて、やすやすとは連続防衛できないでしょう。

では、2022年の桜花賞・海老澤清杯はどのように推移していくのか。次の項目できっちり明らかにしていきます。

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想

2022年の桜花賞・海老澤清杯は、例年以上の濃厚メンバーになった。そう断言してしまっていいでしょう。この混戦を解きほぐすためには、中心となる選手を見定める必要があります。S級S班6名のなかから、とりわけ3名が開催を牽引する資質を持ったトップレーサーを選びましょう。

  1. 揺るがぬ大本命!郡司浩平が地元バンクで躍動する
  2. 松浦悠士が清水裕友とともに中国ラインで駆け抜ける!
  3. 若き勇者の成長は止まらない!吉田拓矢の戦いは要注目

この3人、より正確には4人になりますか。地区としては南関東、中国、関東の3地区をピックアップする形となりました。また、いずれも自力が使えるS級S班という観点からも、非常に車券貢献の確率が高いメンツです。

では、彼らはどんな形でこの桜花賞・海老澤清杯を戦い抜くのか。実際に決勝まで勝ち上がってくれるのか。確たる成績をもとに、それぞれ予想していきます。

シリーズ展開予想①/揺るがぬ大本命!郡司浩平が地元バンクで躍動する

シリーズ展開予想①/揺るがぬ大本命!郡司浩平が地元バンクで躍動する

郡司浩平選手が、この地元記念に並々ならぬ思いを持っていて、実際に結果でそれを示してきたことは、先の項目でも示したとおりです。幾度となく味わった地元バンクの桜の栄典。それは何度勝ち取ったとしても、変わらぬ特別なものでしょう。

競輪においては、「地元3割増し」という格言もあります。読んでそのまま、地元バンクでは3割増しの実力が出せるという意味です。それは選手への声援が後押ししてくれる精神的な面も大きいですが、日頃から走っていることでバンクの特徴を細かく知っていて、正しい戦略を組み立てやすい点が最も大きいでしょう。

そうした点において、郡司浩平選手は絶対的な実力と地の利を有しています。南関東地区からは多数の有力選手が送り込まれることを鑑みても、最大の優勝候補という評価を与えないわけにはいきません。

シリーズ展開予想②/松浦悠士が清水裕友とともに中国ラインで駆け抜ける!

シリーズ展開予想②/松浦悠士が清水裕友とともに中国ラインで駆け抜ける!

S級S班、中国ラインの堅い結束。広島の松浦悠士選手と山口の清水裕友選手のコンビによるすさまじい強さは、すでに何年もファンが目にしてきたとおりです。この2人がともに出場する開催は要チェックであり、今年の桜花賞・海老澤清杯がまさにそのシチュエーションとなりました。

南関東が郡司浩平選手や深谷知広選手といった強力な自力選手を擁するなら、中国もまたこの2人を中心に戦うことになるでしょう。総合的な選手層の厚さから南関東のほうが有利ながら、この2人がそろって決勝に勝ち上がってくれば、それだけでレースを支配できる存在感を発揮します。

シリーズ展開予想③/若き勇者の成長は止まらない!吉田拓矢の戦いは要注目

シリーズ展開予想③/若き勇者の成長は止まらない!吉田拓矢の戦いは要注目

いささか厳しいかもしれない。しかし、同じくS級S班である。107期のゴールデンルーキーは、ついにG1の高みへ手が届き、S級S班の赤パンを履くことになりました。茨城の吉田拓矢選手は、まさに期待通りの出世を果たしたすばらしい選手といえます。

今回、同地区のS級S班として埼玉の宿口陽一選手が臨場。場合によっては、北日本のS級S班、秋田の守澤太志選手とともに東日本連携を組むことになるかもしれません。もしそうなれば、S級S班3人のぜいたくなラインが誕生します。

いずれにしても、一次予選、二次予選、準決勝でしっかり勝ち上がり、それぞれの思惑が一致するかどうかです。そのうえで、吉田拓矢選手は関東と北日本をあわせて考えたなかで、最も勝ち上がる可能性に満ちているといえるでしょう。

川崎競輪場のバンクの特徴

川崎競輪場のバンクの特徴

当サイトでは、川崎競輪場を総合的に特集した記事を公開しており、たびたび紹介してきました。あらためて目を通していただくことで、川崎バンクの魅力や特性を知り、車券戦略に正確なロジックを組み入れるチャンスが得られるかもしれません。

さらに、昨年もこのレースを特集し、ずばり地元の郡司浩平選手に注目しました。この記事のなかでも川崎競輪場の全体的な特徴に触れ、車券戦略の基礎固めとして有用な知識をシェアしてきました。

桜の季節、4月の開催で固定されている桜花賞・海老澤清杯。バンクの特徴は大きくは変わりませんが、それでも注目したいトピックはあります。より深掘りして、以下の内容を解説しましょう。

  1. 絶好の山おろし!まくりに強いラインを狙おう
  2. 最高速度が大切なバンクで「ちぎれる選手」は狙いづらい
  3. あるぞズブズブ決着!差し差し狙いで好配当ゲットへ

各項目の詳細を把握しておくことで、レース前からその展開が「見える」ようになってくれば、大いに車券の的中率と回収率に貢献してくれるはずです。

特徴①/絶好の山おろし!まくりに強いラインを狙おう

特徴①/絶好の山おろし!まくりに強いラインを狙おう

川崎を象徴するのが、複数回の改修によってもたらされたカント、すなわち傾斜の大きさと、全体的なまくりラインの強さです。周長400mの平均的な整いのバンクながら、川崎ではまくりラインが台頭しやすい点は、ぜひとも押さえておかなければならないでしょう。

もちろん、「まくりが強い」というのは一種のおまじないのようなもので、多くのファンが知っています。ゆえに、あまりにもまくりラインがオッズ面で重視される場合は、押さえで裏をかくことも大事です。つまり、逃げラインがそのまま最高の仕事をしてしまうパターンですね。

競輪のセオリーは「まくりが強いラインの先頭選手」と同じくらいに「逃げが想定されるラインの番手選手」です。少しでもまくりラインの仕掛けが遅くなったり、意外とスピードが出なかったりすれば、逃げの番手の仕事によっては大波乱にまでつながるでしょう。

特徴②/最高速度が大切なバンクで「ちぎれる選手」は狙いづらい

特徴②/最高速度が大切なバンクで「ちぎれる選手」は狙いづらい

とかく快速が出やすい川崎バンク。かつ、全体的にまくりが強いともなれば、選手たちもそれを念頭に置いてレースをつくります。しかしながら、まくりラインで往々にして見られるのが、2番手選手や3番手選手がちぎれてしまうパターンです。

S級ではA級やA級チャレンジほどに番手ちぎれは発生しませんが、それでも先頭選手の瞬発力がすさまじく、かつ「ちぎってしまいやすいタイプ」の選手だった場合、後ろがついていけないパターンは十分に考えられます。

こうなると、逃げラインが番手にハマって逆転したり、そのラインもバテて思わぬ単騎選手が3番手以降の選手が台頭したりと、波乱の要素が湧き出てきます。まくりラインの番手選手が先頭に比べて実力的に厳しそうなら、難易度が高いレースになるのは間違いありません。

特徴③/あるぞズブズブ決着!差し差し狙いで好配当ゲットへ

特徴③/あるぞズブズブ決着!差し差し狙いで好配当ゲットへ

川崎バンクで怖いところとして、「ズブズブ決着」が散見されるところです。まくりラインが逃げラインを乗り越えた、あるいは逃げラインがまくりラインを振り払ったとして、そこからが意外と長いのが川崎の怖いところ。

結果として、1着2着が差し差し決着、ときには3着まで差しがきて、とんでもないズブズブ決着になることもあります。基本的に自力型が総崩れになるパターンは、配当が跳ねるのが競輪の常道。とはいえ、9車立てだと7車立てよりは比較的そうした「差し差しパターンかよ!」な事態が起きやすい点には、留意が必要でしょう。

桜花賞・海老澤清杯2022(川崎競輪G3)のまとめ

桜花賞・海老澤清杯2022(川崎競輪G3)のまとめ

桜花舞う中で始まる、4月川崎の名物レース。それが桜花賞・海老澤清杯です。競輪の祖のひとりである海老澤清氏を顕彰する開催でもあるこの戦い。2022年はとりわけ激しい展開がもたらされるでしょう。

良い競輪には、良い車券的中で、良い思い出を。勝った記憶は、そのシリーズをより最高のものにしてくれます。春爛漫の勝利の風へ、いざ。

川崎競輪場のアクセス

川崎競輪場のアクセス

住所 神奈川県川崎市川崎区富士見2-1-6
電話番号 044-233-5501

南関東有数の都市、川崎市にあるのが川崎競輪場です。最近ではなんといってもS級S班の大選手、郡司浩平選手の地元バンクとしてその名望を大いに高めました。

近隣の富士見公園に近接し、法律上は「富士見公園内」に位置している形になります。どちらかというと都市部の中にある立地のため、公共交通機関でのアクセスが推奨されるでしょう。

「まん延防止等重点措置」こそ期間が終了したものの、新型コロナウイルスの陽性患者数のリバウンドも懸念されています。現地観戦を試みる際にはマスク着用やソーシャルディスタンスの確保などに気をつけ、万全の状態で臨むとともに、現地では係員の方々の指示に従いましょう。

電車・無料送迎バスでのアクセス

電車・無料送迎バスでのアクセス

先に挙げたとおり、川崎競輪場へは公共交通機関でのアクセスが推奨され、また、そのための手段が十分に整っています。

メインのアクセスルートとしては、最寄り駅であるJR東海道本線ほかの「川崎駅」まで移動し、そこから無料送迎バスを使うのがベストといえるでしょう。

川崎駅から本場まで徒歩で行けないこともありませんが、約20分弱ほどの距離があり、あまりおすすめではありません。

無料送迎バスは、JR川崎駅東口の21番乗り場が発着場となっています。もしわからない場合、駅員や警備員の方に東口付近で尋ねましょう。「セブンイレブン川崎駅東口店」が近くにあり、ひとつの目印になります。

自動車でのアクセス

自動車でのアクセス

川崎競輪場には無料駐車場が用意されてはいますが、約230台の収容というかなり小規模なものであり、有料駐車場の利用が検討される場面が多くなるでしょう。

最寄りインターチェンジは、首都高速湾岸線の「殿町IC」または「東扇島IC」、および首都高速横羽線の「大師IC」または「浅田IC」です。首都高速を利用しない場合でも、国道15号線(第一京浜)を利用してのアクセスが有用です。

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