g1 競輪
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競輪ファンも注目するビックレースこそG1!本当に強い選手が走るG1の魅力

UPDATE:2020.08.26
競輪コラム競輪マメ知識

競輪のレースは格付けされており、上位にはビッグレースと呼ばれているGP・G1・G2がありますが、どんな内容になっているのでしょうか?

レースの概要や特徴を把握しておくことで、競輪をより楽しむことができますので、ここではビッグレースに焦点を当てて見ていきましょう。

競輪レースの種類とは?

g1 競輪 種類

競輪のレースは3日以上の日程で開催されるのが通常であり、勝ち上がり方式のトーナメント制です。

もし初日に負けても、2日目以降も特別選抜、選抜など各レースに参加し順位を争います。

全てのレースは6つのグレードに格付けされています。

GP(グランプリ)を頂点として、上から順にGⅠ、GⅡ、GⅢ、FⅠ、FⅡとあり、グレードの高いレースほど優勝賞金も高く、選手としてのステータスが高まります。

競輪選手は特に、12月30日に開催されるGP(KEIRINグランプリ)への出場を目指して各レースで競い合います。

ビッグレースGP・GⅠ・GⅡとは?

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各レースには出場資格を持つ選手のランク(級班)が決められており、グレードの高いレースに出場するためには上位の級班に入ることが重要です。

したがって、選手はより多くの賞金と名誉を手にするために、出場資格の獲得や階級の昇格を目指します。

特に、S級選手だけが参加できるGⅡ以上のレースをビッグレースと呼び、高額賞金と名誉の獲得を目指した選手によって、白熱したレース展開が期待できるのが魅力です。

なお、ビッグレースに選抜される際に重要な指標となる選手の級班は、S級(S班・1班・2班)、A級(1班・2班・3班)に分けられており、1年を前期と後期に分けて、半期ごとの成績でランクの入れ替えが行われます。

GP(KEIRINグランプリ)は、グレード制の頂点に位置しており、毎年12月30日に開催される最高峰のレースです。このレースに選出される9名の選手はグランプリレーサーと呼ばれ、特に優秀な選手とされています。

GⅠ(ジーワン)は、GPの次に大きなレースであり年に6回開催されます。S級選手だけが出場するためレベルの高いスピードと技のぶつかり合いが魅力で、参加選手は高額な賞金の獲得と、GPの出場権を目指します。

GⅡ(ジーツー)は、上位の成績を収めることでGⅠへの優先出場権を得ることができます。

競輪の主なビックレースと概要(GP・GⅠ・GⅡ)

競輪には、GP(KEIRINグランプリ)が存在します。

GP(KEIRINグランプリ)は、S級上位の選手9名が参加できます。

出走できるのは、GⅠの優勝者と、年間の獲得賞金額が上位の合計9名が参加できます。

ちなみに、この9名が次年度のS級S班として選出されます。

GPは賞金額が大きいだけではなく、最高峰のレースに出場することが名誉なことなのです。

GⅠ (G1、ジーワン)とは?

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GⅠに優勝するとGP優先出場権を得ることができるため、選手間の熱いレースが期待できます。

ただし、このレースに参加するためには、S級選手であることなどの決められた出場資格をクリアする必要があります。

また開催スケジュールは以下のようになっており、日本選手権競輪とオールスター競輪が、それぞれ6日間と5日間の開催、その他のレースが4日間の開催となっています。

■日本選手権競輪(5月開催、6日制)
■高松宮記念杯競輪(6月開催、4日制)
■オールスター競輪(8月開催、5日制)
■寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(10月開催、4日制)
■朝日新聞社杯 競輪祭(11月開催、4日制)
■読売新聞社杯 全日本選抜競輪(2月開催、4日制)  

このG1レースに関しては下記に詳しく紹介します。

読売新聞社杯全日本選抜競輪

g1 競輪 読売新聞社杯全日本選抜競輪
読売新聞社杯全日本選抜競輪(よみうりしんぶんしゃはいぜんにほんせんばつけいりん)は毎年2月上旬から中旬頃に開かれる競輪のGI競走であり、略称としては全日本選抜競輪・全日本選抜があります。

本大会は特別競輪(現在のGI)相当のビッグレースがそれまで存在しなかった夏季に主として避暑地の地方都市を舞台に開催することを目指して発足し、1985年の第1回より「全日本選抜競輪」という名称で開催されました。

当初は6日制だったが、1996年の第12回から4日制に短縮されています。

2001年度から実施された競輪の番組制度改革に伴い、2001年の第17回から以下のように変更されました。

①開催時期がそれまでの7月下旬 – 8月上旬の間から11月に変更されました。

②年末開催になったことにより、KEIRINグランプリ出場の事実上の最終選考会的な要素(優勝者は自動的に同レースに出走できる)が含まれるようになりました。

③読売新聞社から社杯が授与されるようになり、それに伴い開催名称が現在の名称に変更されました。

④本大会の出場選定方法も見直され、ふるさとダービー (4月、6月、8月の3回にわたって地方都市の競輪場で開催)の各決勝戦に勝ち上がった9選手(計27選手)がシードされ、そのうち上位入賞3選手(計9選手)が特別選抜予選(2次予選に自動的に勝ち上がり)へ出場できるようになりました。

⑤2005年の第21回から開催時期が12月に変更され、さらに2005年度よりふるさとダービーが全日本選抜競輪のトライアル競走ではなくなったため、ふるさとダービーの各決勝戦上位入賞3選手が特別選抜予選にシードされるシステムはわずか4年で廃止されました。

⑥2009年の第25回から本大会の開催時期が8月に移行し、以前のような夏季開催が復活しました。

これにより、本大会はKEIRINグランプリへの最終選考会的な要素が含まれなくなっています。

なお、2012年度から、特別競輪(GII以上)のレース体系の再見直しによる日程のバランス調整のため、開催時期を年度末の2月に再変更し、2008年以来の冬季開催となります。

日本選手権競輪

g1 競輪 日本選手権競輪
日本選手権競輪(にほんせんしゅけんけいりん・にっぽんせんしゅけんけいりん)は毎年4月下旬から5月上旬頃の6日間に渡って開かれる競輪のGI競走です。

正賞は内閣総理大臣賞、衆議院議長賞、経済産業大臣賞、主催者市長賞、主催者市議会議長賞、全国競輪施行者協議会会長賞、JKA会長賞、自転車競技会全国協議会会長賞、日本競輪選手会理事長賞、全国競輪場施設協会会長賞、日本自転車競技会会長賞となります。

競輪のグレード制導入によりKEIRINグランプリは企画物として別格・最上位(GP)とされたため本競走はそれに次ぐGIレースの一つとされました。

しかし、GPの格はグランプリのみであり、同列とされたGI競走の中でも、その歴史・正賞として授与される内閣総理大臣賞及びその他の各賞・名誉及び賞金額において競輪競技で最高の格式を誇るレース(事実上春の競輪実力日本一決定戦)です。

競馬で最高の競走であるダービーになぞらえ、『競輪ダービー』の通称で古くから呼ばれ、親しまれています。

GIレースの殆どが4 – 5日間開催に短縮された中で、この日本選手権競輪(以下ダービー)だけは唯一6日間で開催され続けています(但し競輪祭が2018年より6日間開催を復活させた)。

開催時期は、2008年までは3月の中旬から下旬にかけて開催されていたが、2009年より2012年までは2 – 3週間繰り上げられ3月上旬の開催でしたが、2013年からは全日本選抜競輪が2月の開催となったこともあり、再び3月中旬から下旬の日程に戻っています。

その後、売り上げ増を見込んでゴールデンウィーク期間中にGIレースを開催する方針を立てたことから、この日本選手権競輪を2016年度以降は5月開催とすることが決定したため、2016年に関しては例外的に3月上旬から中旬と4月末から5月上旬とで計2回開催が行われました。

高松宮記念杯競輪

g1 競輪 高松宮記念杯競輪
高松宮記念杯競輪(たかまつのみやきねんはいけいりん)は、競輪のGI競走です。

2010年までは滋賀県大津市の大津びわこ競輪場で開催された。大津びわこ競輪場の廃止に伴い2011年より持ち回りとなっています。

ファン・選手・関係者の間では親しみを込めて「宮杯(みやはい)」という略称で呼ばれています。

また、例年5月末〜6月初めという梅雨の時期に開催されることから「雨の宮杯」と呼ばれることもあります。

1992年第43回大会限りで引退した中野浩一(同大会決勝戦2着)がグランドスラムに王手をかけながら唯一タイトルを獲得出来なかった特別競輪(GI)としても知られます。

また、2004年第55回大会に優勝した松本整や、2006年第57回大会の内林久徳が大会直後や大会中に引退発表したレースでもあります。

開催時期については、従来は5月下旬〜6月上旬の間に開催されることが多いです。

ただし、2009年第60回大会では新設GI競走のSSシリーズ風光るが5月に開催される関係から6月18日〜6月21日の開催となったが、2010年は例年通りの日程となる6月3日からの開催となっています。

オールスター競輪

g1 競輪 オールスター競輪
オールスター競輪(オールスターけいりん)は、毎年8月(2016年以降)に開催される競輪のGI競走です。

この大会はプロ野球のオールスター戦を参考とする形で行われており、事前にS級選手が200名ほどリストアップされ、その中から出場させたい選手をファンが10名ほど選び、競輪場備え付けの投票用紙、あるいははがきやインターネットなどを使って投票を行い、その得票数によって出場選手を決定する仕組みとなっています。

2013年の第56回大会からは、ガールズケイリンコレクションが併せて行われています。

出場資格は、オールスター競輪ファン投票と併せて行われるガールズケイリンのファン投票『ガールズケイリン総選挙』による得票最上位14名。2016年までは7名でした。

2016年の第59回大会からは、他のGI競走との兼ね合いから8月開催へと変更されました。

ガールズケイリンコレクションもこれに合わせて、前年までの9月開催から8月開催へと変更されています。

寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント

g1 競輪 寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント
寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(ともひとしんのうはい・せかいせんしゅけんきねんトーナメント)は、競輪のGI競走です。

通称「親王牌」と呼ばれています。

大会のタイトルになっている寬仁親王牌は、寬仁親王が1990年(平成2年)に日本で開催された世界選手権自転車競技大会の名誉総裁だったことに由来しており、寬仁親王は1992年(平成4年)から優勝者に贈呈されるトロフィーを下賜しています。

贈られるのがトロフィーなのにタイトルが「牌」(プレート)である理由は不明です。

前橋競輪場で初めて開催されたことから、前橋競輪場で開催されることが多いが、2001年(平成13年)・2005年(平成17年)・2009年(平成21年)は青森競輪場で、2011年(平成23年)から2015年(平成27年)は弥彦競輪場でそれぞれ開催されるなど、必ずしも固定開催とはなっていません。

初日特選は日本競輪選手会理事長杯、2日目優秀競走はローズカップです。

朝日新聞社杯競輪祭

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朝日新聞社杯競輪祭(あさひしんぶんしゃはいけいりんさい)は、小倉競輪場(現在は北九州メディアドームにある)で競輪が創設されたことを記念して行われるGI競走です。

競輪ファン・及びメディア(冠スポンサーである朝日新聞系列を除く)では「競輪祭」「小倉競輪祭」と通称されています。

本大会は、当年のKEIRINグランプリ出場権を賭けた、最後のGI競走です。

また、GIII以上のグレードレースでは各競輪場の開設記念を除いて唯一、本大会のみ開催地が毎年固定されて行われています。

小倉競輪場ではほぼ通年でナイター競走(愛称:スペースナイトレース)が実施されているが、場外発売においてはナイター競走の発売体制が全国的には不十分であることから、競輪祭については他のGI同様に昼間開催で行われてきました。

ただ、2018年度の第60回大会よりGI初のナイター競走とし、併せて6日間制と予選におけるポイント制の復活、ガールズケイリンの同時開催も行っています。

まとめ

g1 競輪
今回は、競輪のG1について紹介させて頂きました。

競輪のレースはグレード制になっており、GPを頂点とした格付けされています。

特にGⅡ以上のビッグレース(GP、GⅠ、GⅡ)は車券を購入する方や競輪ファンにとって注目のレースですので、開催日程や特徴を知っておくことをおすすめします。

ぜひ本記事を参考にして、競輪をより一層楽しんでくださいね。