大型リニューアルから1年。そして、2022年度末最後のグレードレース。玉野競輪場の開設を祝う「瀬戸の王子杯争奪戦2023(玉野競輪G3)」が始まります。
2023年3月のトリを務めるこのシリーズは、同時に2022年度の大トリとなるグレードレースでもあります。
あらゆる喜びと悔しさを乗り越えて、誰が頂点へたどり着くのか?
当記事を隅から隅までご覧ください。車券で勝つための情報に加え、開催を存分に楽しむためのエピソードまでも、ふんだんに取り入れました。春風とともに読むのに最適な内容となっています。
- 瀬戸の王子杯争奪戦の最近の結果を確認!2020年には1着同着も!?
- 昨年新しく誕生した玉野競輪場の新名所!『KEIRIN HOTEL 10』(ケイリン・ホテル・テン)について
- 今回の優勝候補のテーマは「復活」!頂点に近い3名の選手について解説
- 玉野バンクの特徴を知るべし!車券の回収率と的中率に効く情報をお届け
目次
瀬戸の王子杯争奪戦2023(玉野競輪G3)の詳細情報
開催年 | 優勝選手 | 所属支部 |
2018年 | 三谷 竜生 | 奈良 |
2019年 | 阿竹 智史 | 徳島 |
2020年(1着同着) | 郡司 浩平 | 神奈川 |
2020年(1着同着) | 新山 響平 | 青森 |
2021年(広島) | 松浦 悠士 | 広島 |
2022年 | 脇本 雄太 | 福井 |
過去5回の瀬戸の王子杯争奪戦の結果は上記のとおり。2020年はなんと1着同着だったため、優勝選手が2名存在します。2023年現在、この時の1着が2人ともS級S班を務めているというのは、実に誇らしい事実ではないでしょうか。
また、2021年は改修工事中だったため、広島競輪場での開催となりました。この時に建設されたのが、次項で開設する「日本で初めてのスタジアム一体型ホテル」です。
瀬戸の王子杯争奪戦2023(玉野競輪G3)でも注目!玉野競輪場の新名所『KEIRIN HOTEL 10』(ケイリン・ホテル・テン)
今から約1年前、2022年3月26日に、玉野競輪場でグランドオープンを迎えた目玉施設があります。それが『KEIRIN HOTEL 10』(ケイリン・ホテル・テン)です。日本で初めての「スタジアム一体型ホテル」であり、5階以上の客室についたテラスから競輪観戦ができるという、レジャー性の高い宿泊施設になっています。
このホテルは、競輪という競技の性質も踏まえた活用が可能です。すなわち、選手宿舎も兼ねているのです。もちろん、選手たちは公正競技の維持の観点から、外部との接触が厳しく制限されているため、一般客と選手たち関係者の動線は完全に分けられ、施設内でばったり……ということは起きません。
また、基本的には選手宿舎としての機能が優先されるため、利用の際にはその点でのデメリットを考慮する必要があるでしょう。それを踏まえてなお、ケイリンホテルテンは今までの競輪場にはなかった、まったく新しい試みとなっています。
銀輪ギャンブラー真里谷のシリーズ展開予想
瀬戸の王子杯争奪戦のテーマとして、「復活」という単語が思い浮かびます。少なくとも、今回の優勝候補と目される3名については、紛れもなくこの希望に満ちた言葉が当てはまるからです。
- 前節「復活」!松浦悠士がウィナーズカップからの連勝を狙う
- 今節「復活」なるか?新田祐大が悔しさを晴らすための戦いに臨む
- 数年越しの「復活」だ!三谷竜生がグランプリウィナーの誇りとともにV2を目指す
現役のS級S班2名と、S級S班経験者1名。全員が近況十分な戦績を残し、これまでの実績は言うまでもなくすばらしいという属性です。優勝候補と呼ぶにふさわしいでしょう。以下、各項目でこの3名について、詳しく解説していきます。
シリーズ展開予想①/前節「復活」!松浦悠士がウィナーズカップからの連勝を狙う
広島の松浦悠士選手は、長い時期を不調とともに過ごしていましたが、前節の「ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)」で絶妙なレースで優勝。誰もが認める復活走を果たしました。
不調とはいえ、まるで走れていなかったわけではありません。しかし、記念競輪戦線で決勝進出を逃す姿は、「いったいどうしてしまったんだ?」と多くの人を不安にさせました。
それでも、松浦選手は最高の結果を残しました。特選予選2着、毘沙門天賞2着、準決勝3着とギリギリの通過からの、文句ないレースでの決勝1着。2,000万円弱のビッグマネーを手にしたことで、久しぶりに賞金ランキングでも存在感のある順位へ戻ってきたのです。
こうなると、特別競輪の勢いもそのままに、玉野競輪場の記念競輪でも活躍してほしくなります。まして、地元である中国地区での記念ですから、猛烈な勝利を願われる立場となるでしょう。
シリーズ展開予想②/今節「復活」なるか?新田祐大が悔しさを晴らすための戦いに臨む
2022年、グランドスラムを達成した新田祐大選手。S級S班復帰も果たし、ナショナルチームで鍛えた強さを存分に発揮してくれました。
しかし、「競輪」で戦い続けた選手たちも、そう簡単には負けていられません。その誇りがぶつかったのが、前節「ウィナーズカップ2023(別府競輪G2)」の決勝だったと言えるでしょう。
最終周回。新田祐大選手は後ろからまくり上がってきた古性優作選手と競り合いになります。令和の競輪界で屈指のヨコの強さを持つ2人の競り合いは、結果的に新田選手の落車転倒、古性選手の失格という結果になってしまいました。
新田選手はその後に再乗してゴール。古性選手が失格判定のため、8着という結果が残っています。
今回の瀬戸の王子杯争奪戦においても、新田選手は優勝候補になるのは間違いありません。その一方で、落車の影響が気になるのも間違いないでしょう。本人は戦後にTwitterで大丈夫な旨を共有していますが、どこまでコンディションが戻るものか。ただ、そんな彼の「復活」もまた、今回の戦いで見られるかもしれない期待があるのも事実です。
シリーズ展開予想③/数年越しの「復活」だ!三谷竜生がグランプリウィナーの誇りとともにV2を目指す
今年の瀬戸の王子杯争奪戦のテーマが「復活」になるならば、奈良の三谷竜生選手には必ず触れなければならないでしょう。
2018年には競輪界の頂点を極めた彼も、その後は極度の不振にあえぎ、収入は最盛期の8分の1以下にまで低下したと言います。それでも、競輪選手にとって最大の資質は「諦めないこと」。三谷選手もまた諦めずに鍛錬を続け、競走に挑み続けました。
そして、4節前の地元記念、「春日賞争覇戦2023(奈良競輪G3)」で復活V。しかも、初日から最終日まですべて1着の完全Vを達成しました。3節前の「読売新聞社杯全日本選抜競輪2023(高知競輪G1)」でも決勝3着に入っており、いよいよトップレベルへの「復活」の道筋が見えてきています。
なお興味深いことに、まさしくピークを迎えていた2018年に制したのが、この瀬戸の王子杯争奪戦でした。5年ぶりの優勝が成し遂げられれば、これ以上ない復調のアピールになってくれるでしょう。
玉野競輪場のバンクの特徴
玉野競輪場は、実は数字だけを見ると標準的なバンクです。まるで大きな波乱など起きそうもないのですが、その実態はまったくの逆という事実を、きっちりと踏まえていかなければなりません。
- 玉野バンクは周長400mで直線短め!なのに自力型が失速することも多い理由は瀬戸内海にあり!
- 玉野バンクはどの戦法でも通用する!しかし波乱を呼ぶバンクでもある!?
上記2点を知っているのといないのとでは、個性の強いメンバーがそろう瀬戸の王子杯争奪戦の車券予想において、大いに翻弄されることになるでしょう。ぜひとも続く2つの項目から、回収率と的中率アップのヒントを獲得してください。
特徴①/玉野バンクは周長400mで直線短め!なのに自力型が失速することも多い理由は瀬戸内海にあり!
玉野バンクは周長400mですが、形が丸く「円」に近いのがひとつの特徴です。この小さな要素が、選手たちにとっては「走りやすいバンク」としての評価を生みました。瀬戸内海が近く、走路が重くなることもあるロケーションながら、力を発揮しやすい環境が整っています。
ただし、それよりも問題となりやすいのは、瀬戸内海から吹き付けてくる風でしょう。冬から春にかけては強い風が吹き込みやすく、とりわけ建造物がない3コーナー付近では海風が選手たちに襲いかかります。
玉野バンクの見なし直線は「47.9m」と佐世保バンクに次いで短いにもかかわらず、自力型が消耗してマーク型が台頭する余地が生まれるため、結果として多彩な展開を生んでいる点は注目に値するでしょう。
特徴②/玉野バンクはどの戦法でも通用する!しかし波乱を呼ぶバンクでもある!?
玉野バンクにおける1着と2着の決まり手は、先に挙げた1番目の特徴の内容を補完するような内容になっています。すなわち、「数字の面では平均的な決着に収まる傾向にある」という点です。
玉野の1着決まり手は「逃げ:22%」「まくり:29%」「差し:49%」。逃げて良し、まくって良し、差して良し。どのようにでも戦えるバンクとして、戦法を問わない総合力を問うてくると言えるでしょう。
さらに、2着決まり手も「逃げ:19%」「まくり:16%」「差し:28%」「マーク:37%」となっており、少しだけまくりが残りやすいのを除いては、ほぼ平均線で推移していることが窺えます。
一方で、波乱の決着が多いという情報も、あわせてお伝えしたいところです。これは当サイトが以前より公開している特集記事に書いてあるとおりですので、ぜひともあわせてご覧ください。
瀬戸の王子杯争奪戦2023(玉野競輪G3)のまとめ
2022年度のグレードレースの締めくくりとなる、瀬戸の王子杯争奪戦。もちろん”2023年”の競輪はここからどんどん熱い戦いが繰り広げられますが、年度末の総決算として、ひとつの区切りになるのは間違いありません。
しかも、出場する有力選手が、直近で嬉しさと悔しさを分け合ったとなれば、否が応でも期待が高まろうものです。春一番よりも強烈な風のような、トップレーサーたちの激闘を見届けましょう。それはまさしく今年のキャッチフレーズどおり、「頂点に立つための戦い」なのですから。
玉野競輪場のアクセス
住所 | 岡山県玉野市築港5-18-1 |
電話番号 | 0863-31-5281 |
玉野競輪場は、岡山県玉野市にあります。玉野市は岡山県の南端にあるため、瀬戸内海の風光明媚な自然が楽しめる自治体で、名前は1940年の合併時に栄えていた地区名を合成してつけられました。
本場は玉野市のなかでも特に郊外にあることから、郊外型競輪場に類すると言えるでしょう。眼前には瀬戸内海を望見できるロケーションから、「シーサイドバンク」の愛称で親しまれています。
電車・無料ジャンボタクシーでのアクセス
玉野競輪場は都市部から離れた郊外に立地しているため、公共交通機関でのアクセス手段は限られています。ただし、推奨ルートはしっかりと整備されているので、ご安心ください。
玉野競輪場の最寄り駅は、JR宇野線(宇野みなと線)の「宇野駅」です。同駅は宇野線の終着駅であることから、迷いにくい設計と言えるでしょう。
さらに、玉野駅から本場までは、無料ジャンボタクシーが運行しています。また、臨時に無料送迎バスが運行される場合もありますが、こちらは不定期です。
自動車でのアクセス
玉野競輪場は、自動車でのアクセスが最も適していると言えるでしょう。無料駐車場は約2,200台を収容可能と大規模であり、郊外に立地している利を存分に活用しています。
玉野競輪場の最寄りインターチェンジは、瀬戸中央自動車道「児島IC」、および山陽自動車道「早島IC」です。ただし、前者からは約30分、後者からは約40分と距離がある点にはご注意ください。事前のルート確認、および時間的な余裕を持った走行が推奨されます。
無料で使える無料で稼げる優良競輪予想サイト3選
結論!優良な競輪予想サイトはあります!
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ここではあらゆる面で優れた予想サイトのみを3つに厳選して紹介していきます!
- 競輪総合サイトオリンピア
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おすすめ①:競輪総合サイトオリンピア
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