みなさんは、競輪の八百長問題って聞いたことありますか?
ギャンブルの中で、人間の力が多く関係するのが、競輪です。
そんな競輪で、上位を譲ったりするようなことは起きるのでしょうか。
今回は、八百長にまつわる内容を紹介します。
目次
競輪は八百長しやすいって本当?
競輪って八百長ができちゃうっていう噂が耐えなのは、止む終えないでしょうか。
なぜ、その八百長という噂がでるのかと思うと、やはり自転車を自分で漕ぐからでしょう。
公営ギャンブルの中で、人力が関わってくるギャンブルは競輪だけだと思います。
今回は、そんな競輪の八百長について詳しく調べていきます。
人間の力の要素が強いから
上記でも簡単に触れましたが、競輪は人力に大きく左右する結果があります。
ボートレースはモーターの調子、競馬は言わずもがな馬のコンディションがあるので、選手がどうこうできる要素が元々少ないのです。
対して競輪は、自転車のコンディションはあまり関係してきません。
当然選手の匙加減で加速・減速の調整ができてしまうわけです。
ポイントが少ない選手に勝ちを譲るのは本当
実力のある選手がそのレースで全力を投じずにワザと順位を下げ、ポイントが少ない選手割り振るのは珍しく無い事だそうです。
これは引退した元競輪選手からの情報で確かなんだとか。
これを八百長と呼ぶには判断が難しいそうですが、車券購入するお客さんの立場から見られれば八百長だと思われても仕方が無い事かもしれません。
公式が八百長を推奨している?
競輪のレースの勝敗は選手都合だけでなく運営団体の利権など主にそのレースに投資している権力者のものと言っても過言ではありません。
選手と周囲との関係も含めてレースを読む必要性が出てくるのです。
八百長というほどでは無いですが、実際に賞金のかかっている選手が、上位を譲るなどということは感じにくいですよね。
裏で、運営などがどんなことをしているのかなんて、車券を買側はわかりませんよね。
そのため、レースの展開や周囲の人間関係も考える必要があります。
人情レース(競輪)との違いは?
先頭に躍り出た人が有利なのはどの公営競技との変わりませんが、最大の違いと言えば競輪のレースは一番トップの人が向かい風を一身に浴びる事です。
負担が大きい為前のコースは実力がある選手が走って2着3着に義理のある選手を走らせ守る事があるという噂もあります。
そのため、競輪には、先導車などがあるのだと思います。
そもそも競輪の八百長は難しいのか?
どの競技でも噂される八百長問題ですが、そもそも競輪で八百長というには可能なのでしょうか。
まず、競輪の定義からみていきましょう。
■八百長【意味】
真剣に勝負を争うように見せかけ、実は前もって約束しておいた通りに結末をつけることとなっています。
競輪は人が自分の力で自転車を漕ぎ、1着を争うシンプルながら己の限界に挑戦する、力のスポーツと言う側面と、 【地域・同県・師匠・仲間・先輩後輩・同期】などでラインを組んで走る、戦略性あふれたチームプレイの頭脳戦という2つの顔を持っています。
3競と称される中で競馬・競艇にはない、ラインと呼ばれるチームプレイを行う上で、レース前の取り決めや、戦略の共有はあって当然です。
優勝を狙った心理戦、譲り合いや奪い合い、地域や上下関係のしがらみ忖度があるでしょう。
競馬・競艇では【八百長】と糾弾されるレベルの選手同士の駆け引きが、当然のルールのように公式化した公営ギャンブルが競輪なのです。
知らない人からしたら、かつて世間を賑わせた大相撲の”八百長告白”や、野球賭博で八百長が暴露された事案以上に、衝撃を受ける事実かも知れません。
しかし、競輪レースに【八百長】はあってもデキレースは殆どありません。
具体的な例をあげれば、レース中、時速70キロと台風並みの暴風の風よけになる代わりに、後続の選手をガードしてもらうなど自分の特性にあった役割を果たしつつ、仲間でありライバルであるラインメンバーも含めて、どこで抜くのかの勝負どころを見極めて動くなどが重要になってきます。
チームプレイである以上、ラインの輪が乱れて、約束(事前に取り決めた戦略)通りの結末を運べなければ、自分の戦略すらも崩れてしまうから、【八百長】に近い協力プレイが成り立つだけで、デキレースのようなインチキとは全く違うというのだけは勘違いしないでください。
レースによって【八百長レベル】に大なり小なりありますが、個人の力を見るだけではなく、各人の力関係を読み取ることが重要です。
どのレースでどこまで結託してどんなチームプレイで走り仕掛けていくのかという話です。
個の力と力のぶつかり合いの裏、高速の世界で繰り広げられる神速の心理戦も、競輪レースの醍醐味であり大きな見所の一つです。
つまり【八百長】こそ競輪の楽しさを倍増させるスパイスと言っても過言ではないのです。
選手は簡単に操作できちゃうのか?
実際にどこまでチームや個人でレース展開を引っ張れるのか?という内容を調べていると、選手と知り合いの方の噂がありました。
その質問と、回答を紹介します。
「ぶっちゃけさ、レースは操作できるの?」という質問をしてみました。
「うん。余裕でできる。」
「でもそれってさ、S君だから簡単なだけじゃないの?」
「いや。全選手ができるよ。全然難しいことじゃない。」
という答えが返ってきました。
S級を初めとするスタープレイヤーや、一部のレース巧者がレース展開を牛耳るならわかりますが、誰でも簡単と聞いたあの日の衝撃は今でも忘れられません。
つまるところ、競輪にはデキレースはないが【八百長】はあると言いましたが、八百長を通り越してデキレースも簡単に出来てしまうほど繊細な勝負が競輪なのです。
戦略一つで有力選手が容易く潰される事があるのが競輪レースであり、選手自身が語るように【八百長】は日常茶飯事なのが公営ギャンブル競輪なのです。
人が自分の脚力と筋力の限界に挑戦して戦うアツいスポーツと、今回のラインの結びつきは?どこまで結託して協力しあうのか?
人間相関図から的中相関図を導き出すのも、競輪の醍醐味であり、予想を楽しむうえでも、肝になる部分です。
他にも競輪は知れば知るほど奥が深く、【地域・同県・師匠・仲間・先輩後輩・同期】などでラインを組んで競走を行うので、ゆっくりしたスタート、ブロック、あえて脚を残す走りなど、競輪初心者には分からない、他ギャンブルでは見られない競輪界の常識がたくさんあります。
本命選手が上位に絡む事は当たり前ですが、本命選手が上位に全く絡めないのも競輪では当たり前です。 レースを観ていると分かりますが、この本命選手がわざと遅く走っているようなシーンに何度も遭遇します。
「代謝制度」が一つの要因
成績が悪ければ、20代でも引退に追い込まれるのが競輪選手です。
競輪は生活が掛かっている選手の思惑や点数取引だけでなく、互助会的な派閥があります。
先ほども挙げた【地域・同県・師匠・仲間・先輩後輩・同期】が、各派閥となってラインを組んで走るのですから、程度によっては八百長を通り越して、デキレースに近いと言われても仕方ないと私は思います。
特に上位勢は都合の悪いことを書こうとした記者には平気で異議を唱えます。
情報が入りづらくなる記者は上位勢の言うことを聞くしかありませんから、ここで印やオッズが操作されていくわけです。
解説やコメンテーターを元競輪選手がしている場合も危険です。
何せ、選手時代に築き上げた成績もご多分に漏れず現役選手と同じように競走してきていますから、脳内がこの程度はルールの範疇だと考え、八百長だと思ってすらいません。
なので、どれだけ詐欺予想と言えるフェイク予想を見抜き、どれだけリアルな生の声を入手できているかが大事です。
情報操作されたレース結果の情報を入手、予見できた人だけが、大金を掴むことができるんです。
偶然で車券が当たることはありますが、高確率で何度も車券を的中させることは絶対にできません!
大久保花梨選手の八百長疑惑
女子競輪「ガールズケイリン」の大久保花梨が、久留米競輪の中で、車内に無許可の携帯電話を置いた違反行為で契約を解除されました。
これには一部から八百長疑惑が持ち上がり、人気に水を差す事態となっていました。
「大久保は3月11日のレースで、本命だったところ急な失速で3着になったことがファンの間で批判されたばかりなんです。そんなタイミングで八百長防止のための携帯電話を持ち込んでいたとなれば、疑いの目が出てきてしまいます」
これはガールズケイリンにとって非常に痛い話です。
女子競輪は2012年に48年ぶりに復活、カタカナの名称を付け、右肩下がりに落ち込む競輪の人気回復の起爆剤として期待されているからです。
競輪売上は年々下がって近年は6千億円程度に激減しています。
そんな中で男性の目を惹きつけるのがガールズケイリンで、特設カフェで来場者をもてなす不定期のイベントを開催するなど「会えるアイドル化」も狙っていました。
その不人気の一因は「八百長が日常茶飯事」などといわれる風評もあります。
過去、本命が負ける波乱が起きただけで根拠なく「強い選手がわざと負けた」というウワサが立ってきています。
「あくまで今回の解除処分は開催中の出場契約だけで、競輪を統括するJKAの処分はこれから。短期間の活動停止なら身内による甘い裁定で、部外者から見れば大相撲のときみたいに八百長疑惑が残る思いますよ。せめて外部の監査で携帯電話の中身もキッチリ調べたり疑いを晴らすことが重要で、その上で厳しい処分がないと、それこそ大相撲みたいに村社会とか言われるでしょうね」
大久保はレース後に、駐車場で通りがかった他の選手から携帯電話があることを見つけられたが、音楽機能を使う目的で通信会社と契約されてはいないものだったというます。
しかし、規定では通信に関係なく携帯電話、タブレット、ワイヤレスオーディオ機器などの類は一切、持ち込めないことになっています。
大久保は高校時代、ジュニアオリンピックで優勝した逸材で昨年デビューしたばかりの20歳です。
キャリアを考えれば八百長の疑いは低いと思いたいが、プロとして痛恨のミスが競輪のイメージを落としかけています。
まとめ
今回は、競輪の八百長について紹介しました。
競輪の八百長という疑問に関しては、ずっと消えない課題だと思います。
しかし、レースの賞金で稼ぐ競輪選手が八百長などをして処罰されたり人気を下げて選手生命を短くするようなことはしないでしょう。
地元のラインや上下関係などがあり、もしかしたら八百長と思ってしまう部分もあるかもしれませんが、そんなことはわかりません。
真剣勝負をみて、ラインなどもしっかり予想をすることが競輪に醍醐味だと言えますね。